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10月17日から23日は「薬と健康の週間」
毎年、10月17日から23日までの1週間は「薬と健康の週間」です。この機会に薬との関わり方を見直してみませんか。
高槻市では、大阪府や大阪府薬剤師会などと連携し、「薬と健康の週間」を中心に様々な啓発活動を実施しています。
「薬と健康の週間」事業について
府民のつどい
「薬と健康の週間」に合わせ、高槻市では、大阪府、大阪市、堺市、東大阪市、豊中市、枚方市、八尾市、寝屋川市、吹田市、大阪府薬剤師会と協同で、薬の効果や正しい使い方をみなさまに知っていただくイベント、「府民のつどい」を開催します。
この機会に、薬について、楽しみながら一緒に考えてみませんか?
日時 | 令和6年10月20日(日曜日)14時15分から16時30分まで |
場所 |
なんばウォーク(クジラパーク) |
内容 |
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参加費用 | 無料 |
啓発ポスター
薬に関する啓発ポスターを作成し、府内の薬局などで掲示しています。
令和6年度は、原画は府内の小学生及び中学生を対象に、川柳は大阪府に在住もしくは勤務している方を対象に募集しました。
原画(応募数 小学生の部22作品 中学生の部35作品)、川柳(応募数219作品)の多くの作品の中から、大阪府知事賞及び大阪府薬剤師会会長賞を受賞された作品をもとに、啓発ポスターを作成しました。
薬、健康について
医薬品の適正使用
薬は病気やケガを治すのに役立ちますが、どんな薬でも副作用の危険性があり、正しく使わなければ思わぬ健康被害につながります。薬を安全に使用するために、医師や薬剤師などの専門家に症状やアレルギー、過去の副作用などの情報を正確に伝えましょう。
また、かかりつけ薬剤師・薬局やお薬手帳を持つことも有効です。専門家から適切なアドバイスを受け、正しい使用方法を理解してから薬を使用してください。
かかりつけ薬剤師・薬局
どの医療機関を受診しても、薬の受取先はこの薬局!薬の相談はこの薬剤師
薬局では、調剤した薬の履歴を患者ごとに管理しています。薬の受取先を1つの薬局に決め、かかりつけ薬剤師が薬の情報等を一元的・継続的に把握することで、複数の医療機関から処方された薬について、重複投与(同じ作用の薬が出ていないか)や相互作用(薬同士の働きで作用が強まったり、弱まったりしないか)の確認ができます。また、薬の効果や副作用などについて継続的に把握することで、患者毎により適したアドバイスを受けることができ、いざと言う時や困ったときに電話等でも相談ができます。
健康サポート薬局も活用しましょう。健康サポート薬局とは、かかりつけの薬剤師がいること、薬の相談対応がいつでもできること、健康増進のための取組を積極的に行っていることなどの要件をみたしている、皆様の健康をサポートする薬局のことです。
処方箋が無くても薬などの相談を気軽にできる場所として、薬局を積極的に活用して、健康の維持、増進を図りましょう。
お薬手帳
いざと言う時も安心! あなたのお薬の記録帳
お薬手帳には今飲んでいる薬や今まで飲んでいた薬の情報が記載されています。この情報から重複投与や相互作用の確認ができますので、病院にかかる場合や薬局に行くとき、毎回必ず持って行き、医師や歯科医師、薬剤師に見せましょう。医療機関にかからずに購入できる要指導医薬品や一般用医薬品(市販薬やOTCなどと呼ばれる)を飲んでいる場合はその内容を自分自身で記載しておくようにしましょう。
また、薬局や病院ごとにお薬手帳を使い分けると、意味がありませんので、必ず1人1冊だけを持つようにしてください。
お薬手帳を忘れることがある、持ち歩くのは面倒という方には、スマートフォン用のアプリがあります。
一般用医薬品(市販薬、OTC)
市販薬やOTCなどとも呼ばれる一般用医薬品は、軽い病気やけがをしたときなどに、処方箋がなくても薬局や薬店で買えるお薬です。医師に診てもらわなくても購入できる薬とはいっても、重篤な健康被害を起こすものもあります。
また、これらの市販薬はインターネットでも購入することができます。インターネットで購入する場合でも連絡手段が電話やメールになるだけで、症状を伝えたり、薬の注意事項を説明してもらうことは店舗で購入する場合と同様です。
一般用医薬品を正しく理解して購入することが、安全な使用につながるため、専門家からアドバイスを受けて、あなたに合ったお薬を購入しましょう。
市販薬を安全に使用するためのポイント
- 使用する市販薬の添付文書(説明書)をよく読み、効能効果、用法用量、対象年齢をしっかり確認しましょう。
- 用法用量を守り、症状が改善しないときは一旦服用を中止して医師、薬剤師等にご相談ください。
- 自己判断で使用する量や回数を増やすことは絶対にやめてください。
- 使用した市販薬についても、お薬手帳に記入しておきましょう。
- ご家族が間違った使用をしていないか、確認しましょう。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)
後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、元となる新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を同じ量含み、効き目や安全性が同等であるとして、厚生労働省が承認した薬です。
国の定めた厳しい品質基準で審査されており、これらをクリアしたものだけが、製品化を許可されています。
ジェネリック医薬品には、高血圧や糖尿病のほか、さまざまな病気や症状に対するお薬が揃い、カプセル・錠剤・点眼剤など形態も多彩です。さらに、新しい技術で味や飲みやすさ(苦味のマスク、口の中で溶ける錠剤など)、使用感が改良されたものもあります。
ジェネリック医薬品については、医師、薬局・薬剤師にご相談ください。
- 後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について(厚生労働省)<外部リンク>
- 後発医薬品(ジェネリック医薬品)について(大阪府)<外部リンク>
子どもや高齢者による医薬品の誤飲事故に注意!
子どもや高齢者による医薬品の誤飲事故が多く報告されています。医薬品を誤飲すると、場合によっては入院を要するような重篤な健康被害を生じるおそれがあります。また、子どもが成長するにつれて、起こりやすい事故の特徴が変化します。お子様や高齢者のいるご家庭で医薬品を保管する際の注意点や、誤飲事故が発生した際の対処についても確認しておきましょう。詳しくはそれぞれ次のページをご確認ください。
薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」
危険ドラッグや麻薬、覚醒剤、大麻などの乱用は本人だけの問題ではなく、幻覚や妄想から周囲に暴力をふるったり、重大な事件や事故により身近にいる大切な人や社会に不安や損失・迷惑をかけてしまうことになります。合法や脱法と称して販売されているものもありますが、危険なことには変わりありません。薬物乱用はダメ。ゼッタイ。