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くすりの正しい使い方

ページID:002633 更新日:2023年9月6日更新 印刷ページ表示

くすりの正しい使い方の画像

くすりには、病気を治したり、からだの正常な働きを助けたりする役割があります。
しかし、くすりの使い方を間違えると、体に悪い影響をもたらしたり、ときには危険な状態になったりすることもあります。

くすりは正しく使ってこそ、良い効果が得られます。
くすりについての正しい知識を身につけ、正しく使いましょう!

くすりは決められた使い方を守りましょう

くすりは、患者さん一人ひとりの、年齢や症状などにあわせて飲み方や飲む量が異なります。

病院や薬局で出されたくすりは、医師や薬剤師の指示どおりに飲みましょう。

自分の判断でくすりを飲むのを中止してしまったり、ほかの人にあげてしまったりするのは危険な場合があるのでやめましょう。

市販薬を買って使う場合は、説明書(添付文書)を必ず読みましょう。

説明書には、効能効果や用法用量だけなく、使用上の注意や副作用、保管上の注意なども書いてありますので、よく読む習慣をつけましょう。

市販薬を安全に使うためのポイント

  • 市販薬の説明書(添付文書)をよく読み、効能効果、用法用量、対象年齢をしっかり確認しましょう。
  • 用法用量を守り、症状が改善しないときは一旦服用を中止して、医師、薬剤師等にご相談ください。
  • 自己判断で使用する量や回数を増やすことは絶対にやめてください。
  • 使用した市販薬についても、お薬手帳に記入しておきましょう。
  • ご家族が間違った使用をしていないか、確認しましょう。

市販薬の過量摂取(オーバードーズ)について

くすりを飲むときは…

くすりを飲むときは…の画像

くすりは最大の効果をあらわし、副作用が少なくてすむように、飲む方法や時間が決められています。

飲む時間を守りましょう。

くすりの服用時間

  • 食前:食事をとる30分くらい前
  • 食後:食事をとってから30分くらい後
  • 食間:食事をとってから2時間くらい後(食事中ではありません!)
  • 就寝前:寝る前(布団に入って眠りにつく約30分前から60分前)

水やぬるま湯で飲みましょう。

くすりはコップ一杯くらいの水やぬるま湯で飲みましょう。胃や食道の粘膜への刺激を少なくし、くすりの吸収が良くなります。
牛乳、お茶、コーヒー、ジュースなどで飲むと薬が効きにくくなったり、作用が強くなりすぎたりすることがあります。

アルコールといっしょに飲んではいけません。

お酒などのアルコールは、くすりの吸収を早め、作用を強くするなど大変危険な場合があります。くすりを飲む前後約1時間は、アルコールを飲まないようにしましょう。

くすりの保管

くすりの保管の画像

高温、多湿、直射日光を避けて保管しましょう。

くすりは、光、熱、湿気などによって品質が低下することがあります。直接日の当たらない涼しいところに保管しましょう。
また、冷蔵庫で保管するくすりなどもありますので、説明書に書いてある保管方法を守りましょう。

子どもの手の届かないところに保管しましょう。

くすりを乳児や幼児が誤って飲んでしまうと大変危険です。くすりの誤飲を防止するために、子どもの手の届かないところに保管しましょう。
万一、間違えて飲んでしまったときは、そのくすりの外箱か説明書など成分の分かるものを持って、すぐに医師にかかりましょう。

子どもによる医薬品の誤飲事故に注意!

別の容器に入れかえない。

くすりを別の容器に入れかえると、くすりの種類が分からなくなったり、誤って飲んだりするので危険です。

くすりの外箱や説明書、薬袋などは、使い終わるまで取っておきましょう。

薬袋や説明書には使い方や問い合わせ先など大切な情報が書かれています。くすりと一緒に保管し、最後まで捨てないようにしましょう。

使い残しの古いくすりは捨てましょう。

くすりが古くなると、効き目が弱くなるだけでなく、成分が変質することもあります。有効期限が過ぎたり、使い方が分からなくなったりしたくすりは、安全のため捨てましょう。

くすりの相談は専門家に

くすりの相談は専門家にの画像

くすりについて、不安なことや分らないことがあれば、医師や薬剤師に相談しましょう。

医師、薬剤師から次のことを十分に聞きましょう。

  • くすりの名前と効果。
  • いつ、どのように、どのくらい飲んだらいいか。
  • 食べ物や日常生活で注意することはないか。
  • 気を付けなければならない副作用はないか。

次のことは、医師、薬剤師に必ず告げましょう。

  • 他の病院や診療所にかかっている。
  • 市販薬や健康食品を飲んでいる。
  • くすりや食べ物により、過去に発疹などのアレルギーが出たことがある。
  • 妊娠している、または妊娠の可能性がある。

次のときは、医師、薬剤師に相談しましょう。

  • 副作用と思われる症状が出た。
  • くすりが飲みにくい。または、指示どおり飲めない。
  • 飲み忘れたときの対処の方法。

くすり相談窓口(PMDA)

PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)では、くすりの効能効果、飲みあわせ、飲み方・使い方、くすりに関する心配ごとなどの相談に、専任の相談員が答えています。

ただし、診断や治療などの医療に関する質問等においては回答できない場合があります。

電話番号 03-3506-9425
月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く) 午前9時から午後5時

くすり相談窓口(PMDA)<外部リンク>