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子どもによる医薬品の誤飲事故に注意

ページID:002627 更新日:2023年12月1日更新 印刷ページ表示

子どもによる医薬品の誤飲事故に注意の画像

今般、消費者庁消費者安全調査委員会より、子どもによる医薬品の誤飲事故に係る事故等原因調査の経過報告が取りまとめられ、調査委員会から消費者庁長官に対し、意見が提出されました。経過報告では、子どもによる医薬品の誤飲事故が増加傾向にある一方で、誤飲事故を知らない保護者が多いことが指摘されています。
医薬品を誤飲すると、場合によっては入院を要するような重篤な健康被害を生じるおそれがあります。お子さまのいる御家庭で医薬品を保管する際の注意点や、誤飲事故が発生した際の対処についてお知らせします。

医薬品を保管する際に注意すべきこと

医薬品を保管する際に注意すべきことの画像

子どもの手の届かない、見えない所に保管しましょう

1メートル以上の高さの場所や扉のある場所などに置いていても、子どもが踏み台などの足場を使ったり足場を持ってくるなどして取り出してしまうケースがあります。鍵のかかる場所に置く、取り出しにくい容器に入れるなど、複数の対策を講じましょう。

服用後はそのまま放置せず、元の安全な場所に片付けましょう

普段は子どもの手や目の届かない場所に保管していても、服用後に保管場所に戻し忘れたものを子どもが誤飲する事故がみられます。服用後は速やかに元の安全な場所に片付けましょう。また、子どもの興味をひかないよう、医薬品を出し入れする行為や医薬品を飲む行為を子どもに見せないようにしましょう。

特にリスクの高い医薬品については、細心の注意を払いましょう

大人用の医薬品を誤飲する事故が目立ちます。特に、向精神薬(催眠鎮静剤、抗不安剤、精神系作用剤など)、血糖降下剤、気管支拡張剤、降圧剤は入院を要するような重篤な健康被害を生じるおそれがありますので、厳重に管理しましょう。

年齢や発達段階によって事故の特徴が変化します

子どもが成長するにつれて、起こりやすい事故の特徴が変化します。下表を参考に、お子さまの年齢や発達段階に応じた管理を心掛けましょう。

月齢・年齢と事故の特徴
月齢・年齢 行動の特徴 事故の特徴

6か月から1歳半頃まで

身近にあるものを手に取り何でも口に運ぶ

・口に入れることが想定されていない医薬(塗り薬など)でも誤飲する

・通常の取り出し方でない方法で誤飲(PTP 包装ごと口に入れる、袋をかんで破る、など)

1歳半頃から2歳まで

周囲への興味・関心が高まり人の模倣をする

・足場を使って高い場所にある医薬品を取り出し誤飲

・包装容器を通常の取り出し方で開けて誤飲

2歳頃から 興味を持って好んで手に取る

・お菓子と間違えて誤飲(ドロップ、ゼリー等の医薬品)

・子どもが飲みやすいよう甘く味付けされたシロップ剤等を多量に誤飲

・足場になるものを自ら持ってくるなどして高い場所にある医薬品を取り出し誤飲

誤飲事故が発生した際の対処

万が一、お子さまが医薬品を誤飲した場合は、お子さまの状態や薬の名称、飲んだ量を確認した上で、直ちに専門の相談機関に連絡し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

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