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薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」
5月、6月は不正大麻・けし撲滅運動、6月20日から7月19日は「ダメ。ゼッタイ。」普及運動、10月、11月は麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動を行っています。運動期間中は、薬物乱用防止に関する広報を強化しています。
この機会に、大麻などの薬物について、一人ひとりが薬物乱用の危険性を正しく理解し、薬物乱用を許さない社会をつくりましょう。
麻薬、覚醒剤、大麻、シンナー、危険ドラッグなどの薬物乱用は、乱用者個人の健康上の問題にとどまらず、幻覚や妄想から周囲に暴力をふるったり、重大な事件や事故により身近にいる大切な人や社会に不安や損失・迷惑をかけてしまうことになります。
薬物乱用の害について知ることが、薬物乱用を許さない社会づくりの第一歩です。
薬物乱用とは?
薬物乱用とは、社会のルールからはずれた方法や目的で、薬物を使うことです。
覚醒剤などの違法薬物は、たとえ一回だけの使用でも乱用になり、同時に犯罪になります。
また医薬品は、病気や傷の治療に使いますが、こうした目的以外に使えば乱用です。
乱用される薬物
薬物乱用の恐ろしさ
薬物乱用の最も恐ろしい特徴は、薬物の「依存性」と「耐性」です。
- 依存性:「一回だけなら」、「いつでもやめられる」と思っていたが、気が付けば理由をつけて、繰り返し使ってしまう。
- 耐性: 使用を繰り返しているうちに、それまでの量では効き方がうすれていく。
その場の雰囲気で一回だけと思って始めた人も、自分の意志ですぐにやめられると思っている人も、薬物の「依存性」によって、繰り返し使用してしまい、「耐性」によって使用する量や回数がどんどん増えていく、悪循環に陥ります。薬物乱用は自分の意志だけでは止めることができません。
薬物乱用のきっかけ
薬物乱用は、友だちや先輩から誘われて、面白そうだという好奇心や仲間はずれになりたくないからなどのきっかけから始まることがあります。誰でもまわりから誘われるおそれがありますが、薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」です。
薬物乱用がもたらす恐ろしい結果について正しく理解し、ゼッタイに手を出さないという強い意志を持つことが大切です。
また、「暇な時間を埋めたかった」というのも、薬物乱用のきっかけになります。部活動や趣味に打ち込む、目標や生きがいを持つなどして、薬物乱用のリスクを減らしましょう。
薬物を使用しないことで、目標・夢、趣味、大事な人を守ることができます。
困った場合は自分ひとりで悩まず、家族や学校、専門の相談窓口に相談しましょう。
相談窓口では、相談された方のプライバシーは守られ、相談することで通報されることはありません。
薬物相談窓口(大阪府ホームページ)<外部リンク>
保護者のみなさまへ
近年、インターネットやSNSを通じて、様々な情報が降り注いでおり、薬物乱用に関する情報もその中に紛れ込み、知らないうちにお子さんのもとに届いているかもしれません。
特に、大麻について、若年層の検挙者が急増しており、「大麻は害がない」などの大麻に関する誤った情報の拡散により、青少年の大麻乱用の拡大につながっていると推測されます。
薬物は子どもの成長に悪影響(知覚、情緒不安定、集中力の欠如、判断力の低下、無気力など)を及ぼします。また、発達段階にある子どもの脳は、成人に比べて、薬物の影響を受けやすいため、乱用によって脳や神経は正常な発達ができず、障害を引き起こすこともあります。
薬物を乱用するとどうなるのか、なぜ薬物乱用がいけないことなのか、その「危険性」を正しく理解し、お子さんと話し合ってみましょう。
お子さんの人格を尊重し、敬意をもって接する、家族同士いつでも話せる雰囲気を作るなど、子どもが薬物を乱用しない家庭環境づくりにご協力をお願いいたします。
薬物乱用防止啓発に関する情報
- 麻薬覚せい剤乱用防止センター: 薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」<外部リンク>
- 大阪府健康医療部生活衛生室薬務課: 薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」<外部リンク>
- 大阪府警察本部:薬物事犯の現状<外部リンク>
- 日本学校保健会:薬物乱用防止教育ビデオ教材一覧<外部リンク>
- 厚生労働省:あやしい薬物連絡ネット<外部リンク>
薬物乱用防止に関するWeb漫画、動画、SNSなど
- 政府インターネットテレビ「たった一度の過ちが あなたの一生を台無しに ストップ・違法薬物!」<外部リンク>
- 大阪府警察:動画「NO!危険ドラッグ」<外部リンク>
- 公益財団法人警察協会ビデオライブラリー「薬物汚染を許さない ! 未来の日本のために」など<外部リンク>
- はにたん公式Facebookページ<外部リンク>
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