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その他の違法な薬物
LSD
最も強力な幻覚剤のひとつであり、極めて微量でも薬理効果を発揮します。
使用すると幻覚症状が現れ、気分が高揚し、不眠状態が続き、体温・心拍数の上昇、頻脈や散瞳等の症状が出てきます。その幻覚症状が原因で精神錯乱や異常興奮になります。
「エル」、「アシッド」などの隠語があります。
(写真提供:厚生労働省地方厚生局麻薬取締部)
コカイン
米国での乱用薬物の中心。陶酔感、多幸感をもたらすが、慢性使用するとコカイン精神病を引き起こします。猜疑心が強まり、閃光を見たり、常同行動を繰り返し最終的には幻覚妄想状態に陥ります。コカインはコカの木の葉から抽出・精製されます。
「コーク」、「スノウ」、「クラック」などの隠語があります。
(写真提供:厚生労働省地方厚生局麻薬取締部)
マジックマッシュルーム
麻薬成分であるサイロシン、サイロシビンを含有するキノコ類の俗称です。
見た目はただのキノコですが、使用すると一時的に悪寒や吐き気を催し、次第に瞳孔が散大し、幻覚・幻聴などが著しくなります。
時間や空間の認識が困難になり、体の震えや目眩などの症状があります。
(写真提供:厚生労働省地方厚生局麻薬取締部)
有機溶剤(シンナーなど)
情緒不安定、無気力となり、幻覚や妄想が現れて、薬物精神病になります。
大量に摂取すると呼吸困難となり、死に至ることもあります。
「アンパン」などの隠語があります。
(写真提供:厚生労働省)
危険ドラッグ
危険ドラッグは、芳香剤やビデオクリーナーなどの形態で、「合法」「法律に違反しない」などと偽って販売されている危険な薬物です。
危険ドラッグを乱用すると、脳や身体に影響を与える可能性が高く、吐き気、頭痛、精神への悪影響や意識障害などが起きるおそれがあります。
覚せい剤や大麻などと同様、自分の意志で乱用をやめることができなくなる危険性が高いものです。
(写真提供:厚生労働省)