サービスを利用する人は介護サービス費用の1割、2割または3割が自己負担となります
ケアプランにもとづいてサービスを利用するとき、サービス提供事業者に利用者負担として支払うのは、費用(保険給付の対象となる費用)の1割、2割または3割です。9割、8割または7割が保険から給付されます。
施設に入所した場合や日帰りで通うサービスなどを利用する場合は、利用者負担の費用の他に食費・居住費などを負担することになります。
保険料に滞納がある場合は、介護サービス費用がいったん全額負担になったり(償還払化)、自己負担が3割または4割になることがあります。
※注意事項
・介護保険負担割合証の適用期間は原則毎年8月1日から7月31日までの1年間で、前年の1月から12月の所得金額等に基づき毎年判定されます。
・世帯員の転出入や死去等により世帯内の第1号被保険者数が変わり、負担割合が変更となる場合には、該当日の翌月(変更があった日が1日の場合は当月)から、利用者負担割合が変更になります
。
・前年所得金額等に変更が判明した場合、年度当初(8月)に遡り利用者負担割合が変更になります。その場合、利用済みの介護保険等サービスの差額は遡って精算が必要となります。
・65歳になり、第1号被保険者となった場合、誕生日の前日が属する月の翌月(変更があった日が1日の場合は当月)から、利用者負担割合が変更になります。
・保険料の未納により給付額減額措置を受ける場合は、負担割合証に記載された割合よりも給付額減額が優先されます。
居宅サービス等利用限度額
在宅で利用するサービスについては、要介護度に応じて利用できるサービスの上限額(1か月あたりの利用限度額)が決められており、利用限度額を超えるサービスを利用した場合、超えた部分は全額利用者の負担となります。
居宅サービス等利用限度額(区分支給限度基準額)
| 要介護度 |
居宅サービス等の月額の支給限度額(単位) |
利用者負担額
(1割負担の場合)
|
| 要支援1 |
50,320円(5,032単位) |
5,032円 |
| 要支援2 |
105,310円(10,531単位) |
10,531円 |
| 要介護1 |
167,650円(16,765単位) |
16,765円 |
| 要介護2 |
197,050円(19,705単位) |
19,705円 |
| 要介護3 |
270,480円(27,048単位) |
27,048円 |
| 要介護4 |
309,380円(30,938単位) |
30,938円 |
| 要介護5 |
362,170円(36,217単位) |
36,217円 |
- 表中の金額は1単位=10円のサービスを受ける場合。受けるサービスの地域区分単価によって、限度額は変わります。
- 表中の「利用者負担額」は利用者負担割合が1割負担の方の場合。利用者負担割合が2割または3割の方は利用限度額に2割または3割を乗じた金額です。
利用者負担の軽減制度等について
<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)