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禁煙しませんか(5月31日は世界禁煙デー)
5月31日は世界保健機関(WHO)が定める世界禁煙デーです。
世界禁煙デーは、世界保健機関(WHO)が、たばこを吸わない習慣が社会に広まるようにと定めたものです。
また、この世界禁煙デーからの一週間、5月31日から6月6日を厚生労働省が禁煙週間と定め、日本全体で禁煙や、たばこと健康について一人ひとりの関心と理解を深めていただくための取り組みを行います。
禁煙週間にあわせて、禁煙および受動喫煙防止の普及啓発を積極的に行います。
禁煙に遅すぎることはありません
長年たばこを吸っていても、何歳であっても、禁煙に遅すぎるということはありません。
禁煙開始後20分から身体的な禁煙の効果は現れます。例えば血圧や脈拍が正常に戻ったり、手足の血のめぐりがよくなったりします。また継続して禁煙していくことで、呼吸が楽になったり味覚が戻ってきたりします。

出典:(厚生労働省)健康づくりサポートネット「禁煙の効果」<外部リンク>
たばこってどうしてやめられない?
たばこはストレス解消のためにやめられないという声があります。しかし、たばこを吸わない時間が続くとイライラし、たばこを吸って落ち着いた感覚になるのは、「ニコチン依存」が関係しています。
たばこを吸うと、たばこの煙に含まれるニコチンが肺から身体に取り込まれ、脳から快楽を生む物質が一時的に放出されます。しかし、この作用は時間が経つとなくなり、体内のニコチンが減ると再びたばこが吸いたくなります。
このサイクルを繰り返し、依存が強化されるとたばこを気持ちだけでやめることが難しくなります。
上手に禁煙するために 3つのポイント
禁煙は自力でも可能ですが、医療機関での禁煙治療や禁煙補助薬を利用すると、ニコチン切れの症状を抑えることができるため比較的楽に、しかも自力に比べて3倍から4倍禁煙に成功しやすくなることがわかっています。
以下の要件をすべて満たし、医師がニコチン依存症の管理が必要であると認めた方は、12週間に5回の禁煙治療に健康保険が適用されます。
- ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で5点以上、ニコチン依存症と診断された方
- 35歳以上の場合、ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方
加熱式たばこを喫煙する場合の喫煙本数の算定は種々の形状があることから、以下のように行います。
・たばこ葉を含むスティックを直接加熱するタイプは、スティック1本を紙巻たばこ1本として換算
・たばこ葉の入ったカプセルやポッドに気体を通過させるタイプは、1箱を紙巻たばこ20本として換算
(例)21歳から30歳まで紙巻たばこ喫煙1日15本、31歳から35歳まで紙巻たばこ喫煙1日5本に加え加熱式たばこカプセルタイプ(1箱5カプセル入り)1日2カプセルの場合、ブリンクマン指数の算定は(15本×10年)+(5本×5年)+{20本×(2÷5箱)×5年}=215となる。 - 直ちに禁煙することを希望されている方
- 禁煙治療について説明を受け、治療を受けることを文書により同意された方
※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことがある場合は、前回の治療の初回診療日から1年以上経過している必要があります。
※禁煙補助薬は、妊娠中・授乳中の方は、原則使用できません。
(厚生労働省)健康づくりサポートネット「禁煙支援」<外部リンク>
1 禁煙治療に健康保険が使える医療機関
医療機関によっては、紹介状がない場合、初診料及び再診料に特別の料金がかかることがあります。また、状況が変化している場合や予約制の場合などもありますので、事前に各医療機関にご確認のうえ受診してください。
高槻市内の禁煙治療に保険が使える医療機関一覧 (PDF:121KB)
大阪府内で禁煙サポート(保険適応に限らない)を実施している医療機関につきましては、下記のリンクをご覧ください。
(大阪府)府内の禁煙サポート実施医療機関<外部リンク>
2 禁煙補助剤ってどんなもの?
- 飲み薬(バレニクリン)
ニコチンを含まないタイプの禁煙補助剤。ニコチン切れの症状や喫煙による満足感を抑えます。医療機関で処方されます。
※2021年6月から、製造上の問題が生じたことから、出荷が停止されていましたが、2025年10月30日から出荷が再開されました。
※服用中は、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作が制限されます。 - 貼り薬(ニコチンパッチ)
身体に貼り皮膚からニコチンを吸収するタイプの禁煙補助剤。パッチのサイズを段階的に減らしていきます。医療機関で処方されるか、薬局・薬店で購入できます。 - ニコチンガム
口の粘膜からニコチンを吸収するタイプの禁煙補助剤。使用量を徐々に減らす。薬局・薬店で購入できます。
薬局・薬店でご自身で一般用医薬品のニコチンパッチやニコチンガムを購入し、禁煙するという選択肢もありますが、ニコチンパッチの場合、医療用医薬品のニコチンパッチと比べて用量が少なく、喫煙本数が多い人ではニコチンの補充が不十分となる可能性があります。
詳しくは医療機関、薬局・薬店に相談し、禁煙補助薬の添付文書をよく読んで使用するようにしてください。
(厚生労働省)健康づくりサポートネット「禁煙のおくすりってどんなもの?」<外部リンク>
3 その他(自分に合った方法で禁煙にチャレンジ)
自力で禁煙に成功する人もいます。下記の方法は一例です。
禁煙中にもしたばこを吸ってしまっても、あきらめずにその体験を生かして再チャレンジすることで、禁煙成功はさらに近づきます。
- 禁煙開始日を決める
- 周囲の人に禁煙を宣言する
- 吸いたい気持ちの対処法(冷水を飲む、歯磨きをする等)を考えておく
- たばこを吸う代わりに貯金する など
※徐々に喫煙本数を減らす、紙巻たばこから加熱式たばこに変えるといった対処法は、禁煙には逆効果であることが分かっています。
がん検診を受けていますか?
喫煙は、喫煙している本人だけではなく、喫煙している本人以外の周りの人も、肺がんをはじめとするさまざまながんの原因となることが分かっています。
現在日本人の2人に1人が一生のうち一度はがんにかかると言われています。しかし、治療技術の進歩で、早期発見・治療すれば完治できるがんも増えているため、検診を定期的に受けることが大切です。
なお、明らかな症状がある場合は、身体の状態に応じた検査や治療が必要になりますので、検診ではなく、必ず医療機関を受診しましょう。
みんなで守ろう たばこのルール
喫煙者が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、有害物質が含まれています。本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。
妊婦本人が喫煙しなくても、受動喫煙によって、赤ちゃんの発育などに悪影響が生じることが知られています。
妊娠中の受動喫煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因であることが確実視されているほか、低出生体重・胎児発育遅延との関連も指摘されています。
望まない受動喫煙を防止するため、屋内はもちろん、屋外であっても特に公園や通学、通勤路など、特に子どもや妊婦の利用が想定される公共的な空間では周囲への配慮が必要です。
受動喫煙について
オフィス、事業所等の施設管理者の方へ
健康増進法及び大阪府の受動喫煙防止対策について

