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禁煙しませんか
禁煙に遅すぎることはありません
長年たばこを吸っていても、何歳であっても、禁煙に遅すぎるということはありません。
禁煙開始後20分から身体的な禁煙の効果は現れます。例えば血圧や脈拍が正常に戻ったり、手足の血のめぐりがよくなったりします。また継続して禁煙していくことで、呼吸が楽になったり味覚が戻ってきたりします。
出典:(厚生労働省)e-ヘルスネット「禁煙の効果」<外部リンク>
上手に禁煙するために
禁煙は自力でも可能ですが、医療機関での禁煙治療や禁煙補助薬(※)を利用すると、ニコチン切れの症状を抑えることができるため比較的楽に、しかも自力に比べて3倍から4倍禁煙に成功しやすくなることがわかっています。
以下の要件をすべて満たした方は、12週間に5回の禁煙治療に健康保険が適用されます。
- ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で5点以上、ニコチン依存症と診断された方
(厚生労働省)e-ヘルスネット「TDSニコチン依存度テスト」<外部リンク> - 35歳以上の場合、ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方
加熱式たばこを喫煙する場合の喫煙本数の算定は種々の形状があることから、以下のように行います。
・たばこ葉を含むスティックを直接加熱するタイプは、スティック1本を紙巻たばこ1本として換算
・たばこ葉の入ったカプセルやポッドに気体を通過させるタイプは、1箱を紙巻たばこ20本として換算
(例)21歳から30歳まで紙巻たばこ喫煙1日15本、31歳から35歳まで紙巻たばこ喫煙1日5本に加え加熱式たばこカプセルタイプ(1箱5カプセル入り)1日2カプセルの場合、ブリンクマン指数の算定は(15本×10年)+(5本×5年)+{20本×(2÷5箱)×5年}=215となる。 - 直ちに禁煙することを希望されている方
- 禁煙治療について説明を受け、治療を受けることを文書により同意された方
喫煙している人は自分のためにも周りのためにも禁煙に取り組んでみませんか?
※禁煙補助薬は、妊娠中・授乳中の方は、原則使用できません。
(厚生労働省)e-ヘルスネット「禁煙支援」<外部リンク>
禁煙治療に保険が使える医療機関
- 禁煙補助薬(飲み薬)の供給停止により、新規患者の受付を停止している医療機関や貼り薬(ニコチンパッチ)で治療を行う医療機関もあります。
- 医療機関によっては、紹介状がない場合、初診料及び再診料に特別の料金がかかることがあります。また、状況が変化している場合や予約制の場合などもありますので、事前に各医療機関にご確認のうえ受診してください。
高槻市内の禁煙治療に保険が使える医療機関 (PDF:251KB)
大阪府内で禁煙サポート(保険適応に限らない)を実施している医療機関につきましては、下記のリンクをご覧ください。
(大阪府)府内の禁煙サポート実施医療機関<外部リンク>
みんなで守ろう たばこのルール
喫煙者が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、有害物質が含まれています。本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。
妊婦本人が喫煙しなくても、受動喫煙によって、赤ちゃんの発育などに悪影響が生じることが知られています。
妊娠中の受動喫煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因であることが確実視されているほか、低出生体重・胎児発育遅延との関連も指摘されています。
望まない受動喫煙を防止するため、屋内はもちろん、屋外であっても特に公園や通学、通勤路など、特に子どもや妊婦の利用が想定される公共的な空間では周囲への配慮が必要です。
受動喫煙について
オフィス、事業所等の施設管理者の方へ
健康増進法及び大阪府の受動喫煙防止対策について
がん検診を受けていますか?
喫煙は、喫煙している本人だけではなく、喫煙している本人以外の周りの人も、肺がんをはじめとするさまざまながんの原因となることが分かっています。
現在日本人の2人に1人が一生のうち一度はがんにかかると言われています。しかし、治療技術の進歩で、早期発見・治療すれば完治できるがんも増えているため、検診を定期的に受けることが大切です。
なお、明らかな症状がある場合は、身体の状態に応じた検査や治療が必要になりますので、検診ではなく、必ず医療機関を受診しましょう。