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たばこと健康に関する情報

ページID:002602 更新日:2024年3月4日更新 印刷ページ表示

たばこは肺がんだけでなく多くの疾患の危険因子となります。
また、たばこは吸っている本人だけでなく、周囲の人の健康にも大きな影響をあたえます。
吸う人も吸わない人もたばこによる健康影響を知りましょう。

たばこの有害物質

たばこの煙には、5,300種類以上の化学物質が含まれ、そのうち有害物質は約200種類です。

たばこの煙に含まれる有害物質のうち、代表的なものがニコチン・一酸化炭素・タールで、アンモニアやホルムアルデヒドなどの粘膜刺激性ガスなども含まれています。

  • ニコチン…強い依存性がある
  • 一酸化炭素…酸素よりも血液中のヘモグロビンと結合しやすく、血液の酸素運搬機能を妨げ、組織の酸素不足を引き起こす
  • タール…一酸化炭素やガス状成分をのぞいた粒子状の成分の総体。タールに含まれる発がん性物質の代表的なものにはベンゾ[a]ピレン・芳香族アミン類・たばこ特異的ニトロソアミン類などがあり、他にもがんを引き起こす可能性のある物質が約70種類含まれています

たばこの健康影響

たばこを吸う本人への影響として、次のような病気等との関連が分かっています。
喫煙者本人の健康影響(e-ヘルスネット)<外部リンク>より

たばこを吸っている本人はこんな病気になりやすくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、喫煙開始年齢が早いほど、健康への影響が大きく、ニコチン依存も強くなります。そのため、民法の改正により成人年齢が18歳に引き下げられましたが、20歳未満の者の喫煙は引き続き法律で禁止されています。

喫煙と健康 たばこの健康影響とたばこ対策の要点をとりまとめたリーフレット ダウンロードページ(国立がん研究センター)<外部リンク>

COPD(慢性閉塞性肺疾患)をご存知ですか?

息切れや慢性的な咳や痰に心当たりのある方はいませんか。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、長期の喫煙習慣が主な原因とされ、年齢に伴う通常の変化以上に肺の機能低下が進む「肺の生活習慣病」とも言われる病気です。進行すると呼吸不全や心不全にもつながる命にかかわる病気です。

しかし、COPDはゆっくりと悪化するため、年齢のせいと見過ごされ気づいていない人が多く、実際に治療を受けている人はごく一部です。

息切れや慢性的な咳や痰など、気になる症状がある人は早めに受診しましょう。また禁煙することで発症を予防し、進行を止めることもできます。

COPD啓発プロジェクトポスター

新型たばこに注意

新型たばこには、主にたばこの葉を使う加熱式たばこと、使わない電子たばこがあります。

加熱式たばこ

加熱式たばこは、たばこ葉を電気で温めて、発生した蒸気化したニコチン等を吸引するたばこです。

従来の紙巻きたばこと違い、火を使わない代わりにたばこの葉を温める専用機器とセットで使用します。加熱式たばこも「たばこ事業法」の対象となる「製造たばこ」であり、発がん性物質をはじめ、有害成分が含まれていることが確認されています。

加熱式たばこは販売されて間もないこともあり、長期使用に伴う健康影響は明らかになっていません。
ただし、従来の紙巻きたばこと比べて、有害物質の量が少ないとしても、健康へのリスクが同じように軽減されるとは言い切れず、注意が必要です。

(厚生労働省)e-ヘルスネット「加熱式たばこの健康影響」<外部リンク>

電子たばこ

電子たばこは、たばこ葉は使用せず、カートリッジ内の液体(リキッド)を加熱し、発生した蒸気を吸引するものです。たばこ葉を使用していないため「たばこ類似製品」とされます。

ニコチンを含む電子たばこは、基本的に薬機法に基づく承認(有効性や安全性などの確認)が必要ですが、これまで国内で承認された製品はありません。

また、ニコチンの有無にかかわらず、電子たばこによっては、健康に影響を及ぼす可能性のある、ホルムアルデヒドなどの発がん性を含むものもあることが分かっていますので、ご注意ください。

(厚生労働省)e-ヘルスネット「電子たばこ」<外部リンク>

禁煙にチャレンジしませんか

禁煙ハートマーク​禁煙できないのは意思が弱いからだと思っていませんか。

たばこの煙に含まれるニコチンには麻薬に劣らない依存性があります。
からだの依存(ニコチン依存)とこころの依存(習慣)、この両方を克服しなければならないことが禁煙が難しいといわれる理由です。

やめられない喫煙はニコチン依存症という病気であり、意思の力だけで治すことが難しいのは当然と言えます。

一度や二度の禁煙の失敗にくじけないで何度でもチャレンジしましょう。
禁煙した人の多くは複数回チャレンジして成功しています。

禁煙治療は保険適用による治療ができます(一定条件あり)。禁煙補助薬も様々あり、自分に合う方法が選べます。自力で禁煙に成功する人もいますが、禁煙補助薬を使うことでスムーズに禁煙することができます。

まずはお近くの禁煙外来のある医療機関にご相談ください。
保健所では医療機関のご紹介や、禁煙に関する相談を行っていますのでご活用ください。

禁煙しませんか

がん検診を受けていますか?

喫煙は、喫煙している本人だけではなく、喫煙している本人以外の周りの人も、肺がんをはじめとするさまざまながんの原因となることが分かっています。

現在日本人の2人に1人が一生のうち一度はがんにかかると言われています。しかし、治療技術の進歩で、早期発見・治療すれば完治できるがんも増えているため、検診を定期的に受けることが大切です。

なお、明らかな症状がある場合は、身体の状態に応じた検査や治療が必要になりますので、検診ではなく、必ず医療機関を受診しましょう。

がん検診を受けましょう

守ろう たばこのルール

喫煙者が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、有害物質が含まれています。
本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。

令和2(2020)年4月1日に健康増進法が改正され、望まない受動喫煙を防止する取り組みがルールになりました。
タバコを吸う人も吸わない人もルールやマナーを守り、望まない受動喫煙をなくしましょう。

受動喫煙について
改正健康増進法及び大阪府の受動喫煙防止対策について

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