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飲み忘れてしまった薬(残薬)は薬局を活用して見直しましょう!

ページID:002636 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

飲み忘れてしまった薬(残薬)は薬局を活用して見直しましょう!

残薬とは・・・

厚生労働省資料の画像

写真:厚生労働省資料

残薬とは病院等からもらい、飲み忘れ等によりご自宅に残ってしまった薬のことです。ご自宅に残薬がありませんか? ご家族や介護者の方が残薬に気が付くことも多くあります。

残薬による問題

残薬は薬の適正使用や医療費の観点から社会問題の一つとなっており、厚生労働省の資料によると残薬の金額は年間500億円にもなると言われています。薬が適切に服用されていないと十分な治療効果が得られず、お体に良くない状況となってしまったり、治療期間が延長してしまうことがあります。

また、ご自宅に残薬があると、飲み間違いや誤飲の原因となってしまいます。

なぜ残薬が発生するのか

残薬が発生する主な原因や理由は次のとおりです。

  • 飲み忘れや飲む量、回数の間違え
  • 患者の不安や自己判断により薬の数を減らしたり服用を中止する
  • 服用時間が生活習慣にあっていない
  • 薬の管理ができていない
  • 残薬があると言うと失礼だと思うため相談できない

残薬がある場合

ご自宅に残薬があれば、医師や薬局の薬剤師に相談しましょう。薬局を活用して残薬を見直すことにより、処方日数の調整(再利用)や、飲み忘れ対策等が可能となります。残薬と薬の袋や説明用紙、お薬手帳等を持参し、薬局で相談してみましょう。

残薬解消啓発ポスター

平成30年 関西大学との協働によるポスター等デザイン制作(残薬解消啓発ポスター(薬のことは薬局に相談しよう))により作成

薬局での残薬解消に向けた取り組み

  • 残薬数を把握し、医師へ処方日数の調整を提案します。
  • 残薬の発生状況について確認し、医師へ患者の生活習慣に合った用法への変更などを提案します。
  • 服薬が困難な薬について、錠剤から粉薬など飲みやすい薬の形への変更を医師に提案します。
  • 1回に何種類かの薬を服用する場合、1回服用分ごとにまとめて袋に入れます。

注意

※残薬確認や相談には、持参した残薬等だけでなく薬局が持つ過去の記録も使用しますので、普段調剤を受けているかかりつけ薬局でお願いしましょう。また、薬局によっては残薬相談の時間や方法等が決まっている場合もあります。

※薬局で残薬を回収できる場合もありますが、薬局で回収した薬を他の方に使うことはありません。また、薬の種類によっては薬局で回収できないものもあります。

※薬を買い取ったり、返品できるわけではありません。

薬の管理のためにお薬手帳を活用しましょう。残薬がある場合には伝え忘れないようにお薬手帳に記載し、医師や薬剤師に見せるのも一つの方法です。

お薬手帳を持ちましょう!

薬を正しく服用するためには

薬は用法用量を守って正しく服用することが大切です。例えば、薬の飲み忘れや自己判断で薬の服用を中止することによって、かえって症状が悪化してしまい、結果として薬の種類や量が増えてしまうこともあります。薬についての不安や薬の管理で困ったことがある場合には、かかりつけ薬剤師・薬局に相談し、継続した薬の管理を手伝ってもらいましょう。

かかりつけ薬剤師・薬局を持つことでより安全・安心に!

また、薬の保管場所をわかりやすい場所にする、ピルケースやカレンダー、アラームなどを活用する、ご家族や介護者などに声かけや支援をお願いするなど、薬の管理について見直しや工夫をし、薬を適切に服用しましょう。