広告と異なる商品が届くネット通販に注意

代引き配達を利用したインターネット通販トラブルのご相談がたくさん寄せられています。

国民生活センター：広告と異なる商品が届くネット通販に注意 （PDF：241KB）

事例

【事例1】

SNSの広告で見たサーキュレーター。国内有名メーカーが大学と共同開発をしたもので1台で部屋が涼しくなるというので注文しました。代引き配達で商品を受け取りましたが、おもちゃのような商品で風も弱く、涼しくなりません。メーカーに問い合わせたら「サーキュレーターは製造していない。同様の問い合わせがたくさんあり迷惑している」といいます。返品しようと通販サイトに電話をかけたがつながりません。返金してほしい。（70代）

 

【事例2】

有名スポーツメーカーのパンツ。3本セットで9,800円とセールになっていたので注文。支払い方法は代引きのみでした。
しかし、届いた商品は、メーカー品ではなく生地もペラペラ。通販サイトに苦情のメールをしたら「商品はそのままでいい。1,000円返す」と返信がありました。こちらから「商品はいらないし、全額返金してほしい」と何度もメールをしていますが返信がありません。会社の所在地や電話番号の記載はなかったのでわかりません。（50代）

アドバイス

代引き配達を利用したインターネット通販で、「届いた商品が広告と異なり粗悪品だった」 「返金を求めたいが販売サイトと連絡が取れない」とのトラブルのご相談が数多く寄せられています。
代引き配達は、商品が届いたことを確認した上で支払うことができるという利点があります。しかし、届いた商品が偽物や粗悪品だった場合、返金などの解決が困難になるケースがあります。
ご相談の多くがSNSや動画サイトなどで表示される広告がきっかけです。
インターネット上には悪質な広告もたくさんあることふまえて、注文は慎重に行いましょう。

• 注文前に、販売サイトの住所や連絡先等が記載されているか、また記載された住所に所在しているかを確認しましょう。
• 相場よりも極端に安いなど、お得感が強調されている場合は要注意です。
• メーカーやブランドの公式サイトでその商品が実際に販売されているか、偽物に関する注意喚起が掲載されていないかを確認しましょう。少しでも怪しいと思ったら注文はやめましょう。
• 代引き配達の場合、後で注文した商品と違うと分かっても宅配事業者から返金や補償を求めることは困難です。代引き配達だからといって安心せず、仕組みや特徴を理解したうえで利用しましょう。

【参考】国民生活センター：代引き配達を利用したインターネット通販のトラブルにご注意－代引き配達だからといって安心せず、販売サイトの表示等をよく確認しましょう－＜外部リンク＞

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