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「〇〇ペイで返金」は詐欺を疑って!
ネット通販で欠品のため返金をすると言われ、返金手続きをコード決済アプリでしていたはずが、気が付いたら送金になっていて、お金をだまし取られたというトラブルが増えています。
国民生活センター:「○○ペイで返金します」と言われたら詐欺を疑って (PDF:488KB)
事例
- 事例1
- インターネット通販で、支払い方法が前払いのみだったので銀行振込で代金1万円を支払いました。その後、業者から「欠品になったので、代金を返金する。返金はコード決済の〇〇ペイで」と言われました。言われるままにアプリを操作しましたが、後でよく見ると、1万円を送金したことになっていました。(50代)
- 事例2
- 探していた商品をネット通販で見つけ、代金は口座振込で支払いました。2日後、担当者から商品の在庫がないためキャンセル手続きをLINEでするようにとメールで連絡がありました。初めて利用する通販サイトであることや、在庫の管理ができていないことで、この通販サイトに不信感を持っています。このまま手続きを進めても大丈夫でしょうか。(20代)
「〇〇ペイで返金」「返金のためLINEを登録して」は詐欺の可能性が高い
残念ながら、詐欺目的の通販サイトでだまされてしまったようです。商品代金をだまし取るだけでなく、返金手続きを装って送金させ、二重にお金をだましとる悪質な手口です。
手口の流れは次の通りです。
- 偽の通販サイトで商品を注文させます。
- 「欠品のため返金したい」と連絡してきます。
- 返金手続として、LINEで友だち登録するよう指示されます。
- LINE のビデオ通話で電話があり、返金手続だといって次々に操作を指示されます。
- 消費者が気づかないうちに○○ペイのアプリで送金させられてしまいます。
アドバイス
1.注文する前に、通販サイトをチェックしましょう。
以下のようなサイトは、詐欺サイトである恐れがありますので、事前にチェックするようにしましょう。
- サイト内の日本語が正しく表記されていない
- 市場では希少なものがこのサイトでは入手可能となっている
- ブランド、メーカー品で価格が通常より安い
- 支払方法が「銀行振込み」や「電子マネー」に限定されている
- 振込先の銀行口座の名義が個人名である
- キャンセル、返品、返金のルールがどこにも記載されていない
- サイト上に事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない
2.スマホの操作を他人にさせない。画面共有にも十分注意しましょう。
よく知らない相手に安易にスマートフォンの画面共有を許可したり、 よく分からない指示に従って操作したりすることは大変危険です。
3.被害に遭ってしまった場合は、すぐにコード決済サービス事業者に申し出るとともに、警察に相談してください。
消費者庁:通信販売サイトの返金手続を装い、〇〇ペイといったコード決済サービスを利用して、返金ではなく逆に送金させる事業者に関する注意喚起<外部リンク>
おかしいな?と思ったらすぐに相談を
- おや?と思ったら、すぐに消費生活センター(072-682-0999)にご相談ください。
- 高槻市外の方は、消費者ホットライン「188」へお電話ください。お住まいの地域の消費生活センターをご紹介します。
- 警察相談専用電話:「#9110」