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「〇〇ペイで返金する」とだまして送金させる詐欺にご注意!
インターネット通販で、返金手続きをコード決済アプリでしていたはずが、気が付いたら送金していて、お金をだまし取られたという相談が、1か月ほどの間に3件も寄せられています。
事例
事例1
インターネット通販で、入金後に商品発送となっていたので銀行振込で代金1万円を支払った。その後、業者から「欠品になったので、代金を返金する。」と連絡があった。返金はコード決済の〇〇ペイですることになり、言われるままにアプリを操作し手続をした。その後、〇〇ペイのアプリをよく確認すると、1万円を送金したことになっていた。
〇〇ペイのアプリは、あまり使っていなくて、操作は不慣れだった。
事例2
花火大会のチケットをインターネット通販で2枚1万円で購入した。銀行振込確認後に発送となっていたが、当日になっても届かず、業者から返金するとメールが来た。
銀行振込での返金はできないと言われ、コード決済の〇〇ペイで返金してもらうことになった。返金のために必要だと言われ、〇〇ペイのアプリと自分の銀行口座をひもづける手続きをした。さらに、業者から「正しく手続きできたか確認のために送金が必要だ。送金されたお金は返金する。」といわれ、信用して何度か手続きした。
手続きに時間がかかるので返金は3日後になるといわれたが返金されなかった。全部で、50万円送金したことになっている。チケット代と、送金したお金を返してほしい。
「銀行振込で返金できない。〇〇ペイで返金する」は詐欺の可能性が高い
残念ながら、詐欺目的の通販サイトでだまされてしまったようです。商品代金をだまし取るだけでなく、返金手続きを装って送金させ、二重にお金をだましとる悪質な手口です。
この手口の特徴は、インターネット通販で、入金後に商品発送となっているため、代金を銀行振込すると、「欠品になった」などといい返金を申し出てきます。しかし、なぜか、銀行振込での返金手続きはできないといい、コード決済の〇〇ペイで手続きをさせられます。
被害にあった方は、コード決済アプリは利用しているものの、「送金」は利用したことはないという方が多く、操作が不慣れな点に付け込まれています。
偽サイトに注文したと気づいたら、すぐに対処しましょう
偽サイトと気づいたらすぐに次の対処をしましょう。早く対処すれば支払いをとめることができたり、支払ってしまった場合もわずかですが返金される可能性があります。
銀行振込の場合
- 「振り込め詐欺救済法」による救済制度がありますので、振込先の金融機関に連絡しましょう。
- 金融機関によっては、警察に被害届を出すことを前提としているところもありますので、指示に従ってください。
金融庁「振り込め詐欺等の被害にあわれた方へ」<外部リンク>
コード決済の送金
- 残念ながら、救済方法はまだありません。
- コード決済の事業者に詐欺にあった旨伝え、相談してみてください。
その他
- 今後の被害を防ぐために、警察への情報提供をお願いします。全国統一のオンライン窓口になります。
サイバー事案に関する通報・相談・情報提供のオンライン受付窓口(警察庁)<外部リンク>
- おかしいな?と思ったら消費生活センター(072-682-0999)にご相談ください。
高槻市外の方は、消費者ホットライン「188」へお電話ください。お住まいの地域の消費生活センターをご紹介します。