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トラブル多発!あやしい通販サイトにご注意
ブランド品や入手困難な米などが安く買えるなど、通販サイトを見て注文し代金を支払ったのに商品が届かないなどの相談が寄せられています。
インターネット上には、正しい情報だけでなく偽の情報もたくさんあります。よく確認しないと、だまされる危険性があります。
【国民生活センター】怪しい通販サイトにご注意 (PDF:278KB)
事例
- 【事例1】
- ずっと探していた書籍を通販サイトで見つけ購入しました。支払い方法は、前払いの口座振り込みしかなく、個人名義の口座でした。
商品発送メールは来ましたが、商品が届きません。サイトに記載された電話番号に電話すると、まったく関係のない事業者につながりました。だまされたのでしょうか。(60代) - 【事例2】
- SNSの広告で、ブランドのバッグが60%OFFとあったので注文しました。支払い方法は、代引きのみでした。
商品が届いたので、代金を支払い受け取りました。開封すると、ブランドバッグとは似ても似つかない安物のかばんが入っていました。
びっくりして「返品するので、支払ったお金を返してほしい」とすぐに宅配業者に連絡しましたが、「開封しているので、こちらでは対応できない。販売店と交渉してください」と言われました。注文したサイトは見れなくなっており、送り状にある連絡先に電話しても誰も出ません。(30代)
アドバイス
注文前、支払い前にチェック!
その通販サイトは、次の項目に当てはまりませんか?
当てはまった場合、悪質な通販サイトの可能性があります。
- 市場で希少な商品が入手可能
- 米やブランド品が不自然に安い
- サイト内の日本語表記が不自然
- 支払い方法が、「代引きだけ」「前払いの銀行振込だけ」など限定されている。振込先の銀行口座が個人名義
- キャンセル、返品、返金ルールの記載がない
- 事業者の名称、住所、電話番号が明記されていない
- 事業者情報をインターネット検索で調べると、無関係の事業者情報など、嘘の情報が記載されている
- 問い合わせ先のメールアドレスがフリーメール
- 問い合わせ先の電話番号が通じない
残念ながら、悪質な通販サイトに支払ったお金が戻ってくる可能性はほとんどありません。
少しでもおかしいなと思ったら、「注文しない」勇気を持つことが大切です。
「悪質な通販サイト情報」を活用しましょう
越境消費者センター(Cross-border Consumer center Japan:CCJ)では、「悪質な通販サイト情報」を公表しています。利用しようとしているウェブサイトが掲載されていないかご確認ください。
【国民生活センター CCJ】悪質通販サイトのトラブルにあわないために<外部リンク>
困ったときは相談を!
- 被害にあった場合は、すぐにクレジットカード会社や振込先銀行に相談しましょう。
- 併せて最寄りの警察に被害を届け出ましょう(警察相談専用電話「#9110」)。
- 不安なときは、消費生活センター(電話:072-682-0999)へご相談ください。
- 海外事業者とのトラブルについては、国民生活センター CCJ<外部リンク>でも相談を受け付けています。