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令和7年度第1回高槻市文化振興審議会会議録

ページID:164129 更新日:2025年11月10日更新 印刷ページ表示

1 会議の名称

令和7年度第1回高槻市文化振興審議会

2 会議の開催状況

日時

令和7年8月28日(木曜日) 午前10時

場所

高槻市役所本館3階 第2委員会室 

出席委員

10名

高槻市文化振興審議会委員名簿 (PDF:88KB)

3 議題

案件(1) 会長、副会長の選出について
案件(2) 第2期高槻市文化振興ビジョン前期実施計画進捗状況について
案件(3) 第2期高槻市文化振興ビジョン後期実施計画について
案件(4) その他 

4 主な審議内容 

 

 

事務局

1 開会

 

・令和7年度第一回高槻市文化振興審議会を開会。

・正副会長が決まるまで、事務局で進行。

・開会に先立ち、市民生活環境部長の挨拶。

市民生活環境部長

・挨拶

事務局

・委員紹介。

・職員紹介。

・10名出席。出席者が過半数に達しているため、審議会の成立を宣言

事務局

2 案件(1) 会長、副会長の選出について

・会長に山下委員、副会長に森實委員を選任

会長

・傍聴人の確認。

事務局

・2名。

会長

・審議会の公開に関する要綱及び文化振興審議会傍聴要領により許可をする。

(傍聴者入場)

 

2 案件(2) 

第2期高槻市文化振興ビジョン前期実施計画にかかる進捗状況報告について

事務局

資料2の説明

委員

・情報戦略強化の取組について

・広報媒体としてホームページ、情報誌、SNSとあるが、SNSとは何を指しているのか。

事務局

・指定管理者である高槻市文化スポーツ振興事業団が運用しているFacebook及びX(旧Twitter)を指しております。

委員

・現在SNSは様々あり、それら全てを導入することは難しいが、できるだけ多くの市民の方々に劇場イベントの情報が届くように取り組んでもらいたい。

委員

・文化芸術普及育成の取組について

・今年度からの新規事業として、市内中学校の生徒を高槻城公園芸術文化劇場南館(以下、「南館」)のトリシマホールに招待し、プロオーケストラの演奏を聴かせていただく芸術鑑賞会という取組を行っていただいている。

・文化事業に親しむ機会の少ない生徒も多い状況で、そのような機会を提供するということは素晴らしいものであると思う。

委員

・4点お聞かせ願います。

・1点目、資料2の前期実施計画にかかる令和7年度進捗状況報告書のうち、成果指標として「参加者・来場者満足度」を掲げている事業(事業No.4-6ほか)について実績値の一部に参加者が記載されていない項目がある。参加者数が全てではないが、事業の規模感を把握するために参加者数の記載は必要であると思う。

・2点目、同じく資料2の事業No.8「学校へのアウトリーチ事業の推進」について、令和3-4年度は実績を記載いただいているものの、令和5-6年度は「実績なし」となっている。これについては、先ほどの芸術鑑賞会の取組と関連のあるものと思いますが、実績なしとなった理由をお聞かせください。

・3点目、同じく資料2の事業No.24「学校文化祭の開催」について、小学校41校・中学校18校の全校実施という内容で記載いただいております。しかしながら、学校現場の実態として、授業時間確保との兼ね合いから「文化祭」というものは実施していない。ただ文化的行事を行っており、このように全校実施と記載いただいており、実態からは違和感があると思いますが、考えをお聞かせください。

・4点目、同じく資料2の事業No.36「平和展(音楽祭)の開催」及び事業No.40「女性文学講座の開催」について、指標は定められていたものの「中止」ということになっております。この理由と前期実施計画に含めた経緯についてお伺いできますでしょうか。

事務局

・1点目について、委員よりご指摘いただきました事業につきまして、参加者数も把握できる事業は実態把握のため参加者数の記載を検討してまいります。

・2点目について、これまで学校に出向いて音楽等の鑑賞や演劇体験を実施してきましたが、新しいまたは効果的な内容を検討するため、新事業案を事業団が提示することとあわせて、学校側の意見や希望をヒアリングしました。令和7年度からは芸術鑑賞会を試行的に実施しております。なお、今後は小学生の皆様にも効果的なアウトリーチの方法を検討させていただき、順次実施へ向けて取り組んで参りたいと考えております。

・3点目について、委員よりご指摘いただきました通り、一部の学校から文化祭という形では開催していないと伺っております。この背景を踏まえまして、後ほどご説明差し上げます後期実施計画においては当該事業の掲載は見送っております。ただ各学校からは、各校において文化的行事を通じて生徒の文化的活動の発表機会は減っていないと伺っておりますことを申し添えます。

・4点目について、平和展の音楽祭に関しましては、当初は平和展の開催に関心を寄せていただくための取組として導入を行ったものでございました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症への対策という点から中止となったことを契機に事業の見直しを行ったところです。

 また、女性文学講座に関しましては、女性向けの教養講座ということから取組を開始いたしましたが、近年の女性の社会進出といった背景からニーズが変わりつつあり、これらの新しいニーズにも対応できる就職応援やエンパワーメントといった講座に置き換わっているという状況でございます。

委員

・芸術鑑賞会について

・市内中学校の生徒を劇場に招待するという取組、大変良いものであると思いますが、具体的にはどのような内容の芸術鑑賞となっているのでしょうか。

事務局

・大阪フィルハーモニー交響楽団のオーケストラ鑑賞を行っております。

委員

・南館への交通アクセスについて

・前回でも申し上げた点ではありますが、南館へは交通の便が悪いという点があると思います。現在は定期便・臨時便は走っておりません。高齢の方もおられます。

会長

・駅からの交通アクセス等については、車やバスといった公共交通機関があれば最も良いかと思いますが、アクセスルートとして来館者の皆様が歩いてくる道が楽しいということであれば考え方も変わってくるのかなと思います。その点については、都市整備やまちづくりという視点からも考えていただければ良いのではないかと思います。

会長

・本市文化活動を取り巻く状況の変化について

・前期実施計画を策定して5年が経過し、この間新型コロナウイルス感染症の拡大がありましたが、市全体での文化活動を取り巻く状況についてはどのように変化をしてきたのでしょうか。

事務局

・この5年間で新型コロナウイルス感染症の拡大のほか、本市では南館の新規開館もございました。

・利用者という点から申し上げますと、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、大きく減少しておりましたが、現在はかなり戻ってきたところでございます。

・市民文化活動という点からは、新型コロナウイルス感染症拡大による活動縮小や高齢化という理由からメンバーが集まることができず活動を継続できないというお話をお伺いすることもございました。

会長

 

・これまで高槻市は市民文化活動が非常に盛んでしたが、全体的な年齢が上がってきているという点から、活動の継続が難しくなっており、世代交代という問題も迫ってきているところだと思います。

・引き続き、本審議会でもこれからの文化活動の在り方をご一緒に考えていければと思います。

委員

・将棋文化振興の取組について

・高槻市では「将棋のまち高槻」ということで、将棋文化を盛り立てていくべく取組を進められております。

・関西将棋会館が本市に移転してきましたが、子どもたちをはじめとして市民の皆様が、そこへ行くとすぐに将棋を始められるといったことがあると良いと思います。

・関西将棋会館への入館は有料でしょうか。

委員

・有料となっております。

委員

・有料ということですが、子どもたちの中には「将棋をやりたいけど分からない」と思う子たちもいると思います。

・そのような子たちに無料券を配布するといった取組等をしていると、もしかしたら、高槻市から有名な棋士が生まれるかもしれませんので、考えていただければと思います。

会長

・将棋も高槻市の文化の顔になっていくことになると思いますので、引き続きよろしくお願いします。

 

2 案件(3)

第2期高槻市文化振興ビジョン後期実施計画について

事務局

資料3の説明

委員

・後期実施計画策定にかかる見直し事業について

・前期実施計画から見直しを実施された事業として、「平和展(音楽祭)の開催」がありますが、これはどういった事業でしょうか。実施内容を教えていただけますでしょうか。

事務局

・平和展では平和に関する講演やアニメ映画の上映等を実施しております。

委員

・広島や長崎で被爆された方々のお話を伺ったり、写真展の実施等を行っている事例もあります。

・今後も本市にあった最適な取組を考えていただければと思います。

委員

・前期実施計画の総括について

・後期実施計画策定に際して、前期実施計画の総括として個別施策の達成状況をお示しいただいていますが、「交流連携」という項目について達成状況が80%程度と他項目と比較すると若干低い値となっています。

・達成状況をさらに押し上げていくとする際には、周知の仕方の検討というところが重要となると思います。市としてどのようなことに取り組んでいくべきか、考えをお聞かせください。

事務局

・本市といたしましても、周知の仕方が重要になってくると考えております。

・これまでも周知・広報活動により改善が図られてきたところではありますが、今後も市民の皆様にできる限り情報をお伝えできるよう引き続き周知の方法を検討してまいります。

委員

・情報発信について

・情報の周知方法という点に関連して、他市町村などでは地域の情報局、例えばFMラジオなどは高槻市ではないですか。

事務局

・存じ上げません。

委員

・それは残念ですね。

・広報の取組は非常に大事だと思いますので、考えていただければと思います。

会長

・以前の旧市民会館を建て替える際に「インタールード」というイベントを行いましたが、その際に来場者アンケートを実施しておりますと、市広報誌での周知効果が高いというように結果が出ました。

・このように、どの広報媒体で効果が出るのか、お考えいただければと存じます。

委員

・後期実施計画策定にかかる見直し事業について

・前期実施計画から見直しを実施された事業として、「小・中学校文化部への支援」がありますが、これについては支援対象が文化系のクラブ活動のみでなくなったためということです。現在、中学校の部活は地域移行を進めていくといった取組があると思いますが、そのなかでも文化活動を支援していくといった背景から、事業としての存在意義はあると考えております。その点について市の考えをお聞かせください。

・3点意見を述べます。

・1点目、市内の文化的ミュージアム・施設について調べておりますと、たくさんの施設名が挙がってきます。しろあと歴史館や今城塚古代歴史館のほか、JT生命誌研究館もあります。これら施設でネットワークを組んで、ミュージアム巡りをするような広報発信もできないのかと考えているところです。

・2点目、資料3「後期実施計画 事業一覧」のうち事業No.53「城下町再生プロジェクトの推進」について、南館を中心として城跡地区において歴史景観を残しながら、芸術文化を含めてにぎわいを取り戻す非常に有意義な取組だと思います。これ以外にも市内には各地域それぞれに根差した伝承文化というものがありますので、これらも含めて高槻市の文化芸能として発展させていくための取組を後期実施計画の中でも取り組んでもらいたい。

・3点目、市民活動団体からの要望としてよく聞かれるのが、使用する資材を公民館やコミュニティセンター等で保管しておくための場所がないという点です。市として文化活動を支援していくという観点からも、その環境整備に努めていただきたい。

事務局

・ご質問について、「小・中学校文化部への支援」という点に関しましては、文科系クラブ活動のみに焦点を当てた形で実施計画へ掲載することは見送っておりますが、取組自体は継続して行っております。部活動の地域展開につきましては、令和7年度より運動系クラブから試行的に実施しておりますが、今後文化系クラブも議論の対象となることと思われますので、それらの動向を注視してまいります。

・ご意見の1点目について、施設間の協働活動は現時点では行われておりませんが、様々な部署にまたがる案件でもありますので、情報共有させていただければと存じます。

・2点目について、城跡地区で現在進めております城下町再生プロジェクトと同様の取組を他地域でも拡げていくという検討は現時点で行われておりません。

・3点目について、各施設の実情に応じた施設運営が求められることは認識しておりますので、ご意見としてお受けさせていただきます。

委員

・各施設での資材置き場というお話は市内文化団体にとっても大切なお話だと思います。楽器等を毎回運搬することはとても大変で、それらストックヤードを置かせていただけると助かります。

委員

・今お話しいただいているご意見はとても大切なものであると思います。市民活動が少し減っているとのお話もありましたが、市民活動をサポートしていくという点からも是非ご検討いただければと思います。

・後期実施計画に掲載されている各事業にかかる目標値について

・目標値の設定に際しては、人口減少や少子高齢化といった社会情勢も鑑みながら検討されるべきと思いますが、どのような考えをお持ちかお聞かせください。

事務局

・目標値の設定においては各所管部署等で現状を踏まえつつ行っております。

委員

・各事業実施においては、高齢者向けや障がい者向け等、ターゲット層を絞り込みながら行っていただいていると思いますが、今後はそれぞれの属性の皆様が交流できるような事業もあれば良いと思います。

委員

・後期実施計画策定にかかる取組について

・今後は南館を活かしたソフト面での充実を図っていく必要があるとのことですが、具体的な内容をお聞かせください。

事務局

・令和5年3月に開館いたしました南館のトリシマホールや太陽ファルマテックホールの音響効果を活かした施設運営に加え、今後開園する高槻城公園北エリアも含めまして、新たな事業展開を行っていきたいという意図でございます。

委員

・高槻城公園北エリアや大手地区の整備にあたっては、シンボルとなる火の見櫓が設けられるとのことです。

・火の見櫓の高さや、その中に入れるかを教えていただければと思います。

事務局

・高さは9~10m程度、安全性等への配慮から上がれるものではございません。

委員

・将棋文化の振興について

・将棋振興に関する事業については、様々実施されていることかと存じますが、これらの反響はどのようなものか教えていただけますでしょうか。

事務局

・後期実施計画においても記載しております、将棋振興に関する各事業についてでございますが、事業No.14「将棋大会の開催」に関しましては、この大会がアマチュアの競合が集う全国レベルの大会ということで定員を上回る応募が寄せられるなど大変好評となっております。その他にも、普及啓発や大規模イベントの開催という事業を通じて、伝統文化にふれるきっかけづくりや本市の知名度向上に資する活動が積み重ねられてきていると実感しております。

委員

・駅前に将棋のポストがあったり、市バスに棋士たちがラッピングされている将棋ライナーを運行するなど取り組んでいただいているところでございますが、引き続き将棋振興にご尽力いただければと思います。

委員

・後期実施計画の周知について

・本日お示しいただいております後期実施計画の内容については、どのように市民の皆様に周知されるのでしょうか。

事務局

・後期実施計画の周知につきましては、本審議会の開催記録にあわせて公表されるほか、市ホームページ内の文化振興ビジョンのページに合わせて掲載いたします。

会長

・後期実施計画につきましては、本日の審議会で各委員よりいただきましたご意見を踏まえ修正いただくことといたしまして、本審議会としては承認とさせていただこうと思います。

・他にご意見ないようでしたら、これにて閉会とさせていただきます。

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