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災害時トイレ環境の確保

ページID:065162 更新日:2023年12月21日更新 印刷ページ表示

災害時のトイレについて

通常のトイレが使用できなくなる場合があります

大規模災害が発生し建物や上下水道施設が被災すると、通常の水洗トイレが使用できなくなる場合があります。
避難所となる小中学校等には、組立式の簡易トイレを備蓄していますが、排泄後の使用済み便袋を処理しなければならず、ゴミの保管場所が必要となります。また市では、災害時必要に応じて仮設トイレを設置することとしていますが、設置までに早くても数日はかかります。このため市では、その間も避難所のトイレ環境を確保するため、避難所となる小中学校等にマンホールトイレの整備を進めています。

マンホールトイレの説明画像

トイレを我慢することは健康を損ねることにつながります

トイレが不衛生で不快な場合や、トイレの基数が少ないなどの理由で使い勝手が悪いと、トイレに行く回数を減らすために水分や食事を控えてしまいがちです。結果、脱水症になるほか、慢性疾患が悪化するなどして体調を崩し、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)や脳梗塞、心筋梗塞となり、震災関連死につながるおそれもあります。

災害時のトイレ対策について

市では、災害時の応急的なトイレ対策として、「災害用トイレ対策基本方針」を策定し、対策を推進しています。

ご家庭等でのお願い

ご自宅の洋式便器につけて利用することができる携帯用トイレの備蓄をお願いします。
備蓄の目安は、ご家族の分も含め少なくとも3日分としてください。

携帯用トイレを備えましょうの画像

携帯用トイレ備蓄チラシ 携帯用トイレを備蓄しよう (PDF:498KB)

市の取り組み

避難所へマンホールトイレの設置を進めています

通常の水洗トイレが使用できなくなった場合、早期に設置でき、衛生的なトイレ環境を確保できるマンホールトイレを避難所となる小中学校等に順次整備しています。

マンホールトイレについて
概要

予め、下水道管に直結した管の上部にマンホールを設置しています。このため、平常時は他のマンホールと同様の状態で、上を通行することができます。災害が発生し、断水などにより施設の水洗トイレが利用できない場合、マンホールのふたを開け、テントと便器を設置し、災害用トイレとして使用します。

マンホールトイレ設営時の写真

マンホールトイレの説明画像

整備状況

市では平成29年度より避難所となる小中学校等にマンホールトイレの整備を進めています。
各施設あたり、女性用3基、男性用2基、多目的用1基の計6基です。
令和4年度末までに整備が完了した避難所は以下のとおりです。

・阿武山小学校 ・南平台小学校 ・郡家小学校 ・阿武野小学校 ・清水小学校 ・北清水小学校
・芥川小学校 ・日吉台小学校 ・磐手小学校 ・五領小学校 ・北大冠小学校 ・南大冠小学校
・桃園小学校 ・高槻小学校 ・桜台小学校 ・芝生小学校 ・五百住小学校 ・寿永小学校
・柳川小学校 ・柱本小学校 ・玉川小学校 ・安岡寺小学校 ・津之江小学校 ・松原小学校
・冠小学校 ・三箇牧小学校 ・西大冠小学校 (令和5年3月末現在27校に整備)

設営方法

避難所を開設し、通常の水洗トイレが利用できない場合に、マンホールのふたを開け、テントや便器などを設置します。
1基あたり15分から20分程度かかるため、設置にあたっては避難者の協力が必要となります。市の防災訓練などにおいても、実際に設営する訓練を行う場合もありますので、積極的にご参加ください。

マンホールトイレ設営の流れ
※避難所にいる市の職員が設置要否を判断しますので、設置が必要となった際は避難者の皆様にもご協力をお願いいたします。なお、より詳細な説明書は備品とともに保管しておりますので、説明書を参照しながら組み立てをお願いします。

災害時のトイレ-マンホールトイレのご使用にあたって1-災害時のトイレ-マンホールトイレのご使用にあたって2- 
災害時のトイレ マンホールトイレのご使用にあたって (PDF:1.64MB)

災害状況により仮設トイレ等を配置します

イベント会場や建設現場等で利用されることが多い仮設トイレについては、避難所等に設置します。ただし市が協定を締結している企業等から調達するため、調達に時間を要する場合があります。

CATV広報番組で紹介

令和5年12月10日から19日にCATV番組「情報BOXワイドたかつき」で、災害時のマンホールトイレや家庭でのトイレ対策を紹介しました。

リンク先ページから過去に放送した内容をYouTubeで視聴できます。

マンホールトイレの組立方法も紹介していますので、ぜひご覧ください。

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