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景観登録建造物(城下町エリア)

ページID:140060 更新日:2025年12月10日更新 印刷ページ表示

<注意>

個人所有の建造物の見学・鑑賞にあたっては、敷地に入ることはできません。また、閑静な住宅地ですので、所有者等の迷惑とならないよう、御配慮をお願いいたします。

武家屋敷

01_A住宅

【主な特徴的仕様】桟瓦、風切丸、漆喰、腰板、板張塀、腕木門、木製格子

A住宅1
騒々しい幹線道路から一歩南の街区、城下町特有の丁字路から下ると低層の建物が並び空が開ける。その並びに上部白漆喰、腰堅板張りの塀が40mほど続き、中央部には腕木門と長屋が設えてある。ここは、往時の高槻城出丸の辺り、武家屋敷が並んでいた。その光景を彷彿とさせるのがこの建物である。
A住宅2
中央部の長屋付きの腕木門

町家・その他

02_横山家住宅(横山医院)

【主な特徴的仕様】桟瓦、漆喰、腰板、出格子、虫籠窓、駒寄、板張塀、風切丸、卯建、木製建具

横山家住宅1
旧高槻城下町に位置し、主屋は唯一現存する近世郷宿の遺構である。主屋1階には暗色の出格子が立てられ、2階は大壁造で白く塗込められている。東には明治期に建てられた隠居棟が続く。隠居棟の中央には腕木門が設けられ、柔らかい色合いの塀が敷地を囲い、街並みに変化を与えつつ、調和のとれた景観を構成している。
横山家住宅2
端部に設けられている卯立。元来、隣家からの火事が燃え移るのを防ぐための防火壁として造られたもの。
曲線的な持送りが特徴的である。

03_福寿舎

【主な特徴的仕様】桟瓦、漆喰、真壁造、卯建、板壁、木製建具、木製格子

福寿舎1
元酢醸造所としてものづくりを支えてきた100年以上の町家が、再びものづくりの人々を支える目的を持って蘇ったリノベーション施設である。高槻の中心部の町並みに、歴史の重みを持って凛と佇む姿は、地域景観の質をその存在だけで高めている。昔の工法、技を引き継ぎ細部の工夫で活かされている。看板、照明、タープなどそれぞれに込めた思いが伝わり、さらに魅力を高めている。
福寿舎2
2階の窓には黒い細格子、端部は板壁(黒色)に仕上げられている

04_B住宅

【主な特徴的仕様】桟瓦、漆喰(灰色)、腰板、木製格子

B住宅1
B住宅2
昭和初期の町家。改修されているものの、町家の風情が残る。
階高のある厨子や各所に使用された弁柄色、額縁型の白漆喰が特徴的で、かつての虫籠窓の名残りとみられる。

05_C住宅

【主な特徴的仕様】桟瓦、風切丸、漆喰(灰色)、腰板、木製格子、虫籠窓、駒寄

C住宅1
C住宅2
階高のある厨子に虫籠窓を持ち、町家形式の変遷過程がみられる。
城下町では珍しく通りに面した蔵が隣接しており、漆喰で作られた「鉢巻」と呼ばれる軒下の張り出しが見られる。
水に弱い土壁を水害から守るためなのか、蔵の地盤は嵩上げされている。

06_D住宅

【主な特徴的仕様】桟瓦、風切丸、漆喰、腰板、板張塀、板壁

D住宅1
D住宅2
立派な門かぶりの松が特徴的
大坂口に面しており、昭和3年に新築されているが、大和張りの塀や桟瓦、起りのある屋根など伝統的な造りを採用されていることで往時の風情を感じられる。

07_E住宅

【主な特徴的仕様】桟瓦、漆喰、下見板、築地塀、板壁

E住宅1
E住宅2
大坂口に近く、人の往来が盛んであった城の南側の通りで、かつては醤油を扱う町家であった。平成16年に新築される際、往時の趣が感じられるような外観を採用されている。

08_天由商店

【主な特徴的仕様】桟瓦、破風、漆喰、腰板、木製格子

天由商店1
天由商店2
大正時代の町家
昔から米屋をされており、店舗として改修されているが、起りのある屋根や軒の漆喰塗の垂木などに町家の風情が感じられる。

寺社

09_光松寺

【主な特徴的仕様】本瓦、漆喰、築地塀、鬼瓦

光松寺1
光松寺2
西山浄土宗に属し、阿弥陀如来が本尊の寺院
古くは高槻城内にあり、江戸時代初期に行われた城改修拡張に伴って現在の場所に移転されている。
山門ほか反った屋根の随所に蓮の花を設えた造形の鬼瓦やむね飾りがみられる。

10_本行寺

【主な特徴的仕様】本瓦、漆喰、築地塀、鬼瓦

本行寺1
本行寺2
日蓮宗・常智山本行寺と号し、題目宝塔、釈迦多宝二仏が本尊の寺院。
「法華経守護神の塔」には、最上稲荷、銭洗い弁財天を祀っている。

11_淨因寺

【主な特徴的仕様】桟瓦、漆喰、下見板、板張塀

浄因寺1
浄因寺2
浄土真宗大谷派の寺院
山門沿いに長い板張塀が続き、むね飾りには菊と桃があしらわれている。
緑木の背後には本堂の大屋根が見え隠れしている。

12_是三寺

【主な特徴的仕様】本瓦、漆喰、木製建具、鬼瓦

是三寺1
是三寺2
浄土真宗大谷派に属し、阿弥陀如来が本尊の寺院
反りのある本瓦葺きの本堂の軒には神仏習合の名残りの狛犬のむね飾りが据えられている。

13_野見神社

【主な特徴的仕様】桟瓦、漆喰、鬼瓦

野見神社1
野見神社2
9世紀に創建され、もとは高槻城内にあった。古くは「牛頭天王(ごずてんのう)の社」とも呼ばれ、歴代城主の信仰も厚かった神社。
境内には摂社として建てられた永井神社もあり、この神社の瓦には藩主であった永井家の家紋「永井鉄線」があしらわれている。

市施設

14_旧笹井家住宅

【主な特徴的仕様】本瓦、漆喰、真壁、腰板、木製格子、虫籠窓

旧笹井家住宅1
旧笹井家住宅2
江戸時代中頃、城下の高槻町(旧紺屋町)にあったが、現在は高槻城公園内に移転復元し、市立歴史民俗資料館として活用している
漆喰や本瓦葺の妻面意匠が特徴的で、元々商家であった名残として、いくつかの瓦には「小槌」が描かれている。