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みなさんは「料理は脳を活性化する」ということを聞いたことがありますか。
料理をすると、脳の前頭葉が活発に動くことがわかっています(※)。
前頭葉は、記憶力や集中力、計画や判断などに関わる部分です。ここで、脳内のネットワーク情報をまとめてどう処理するか決めています。この働きが低下すると物忘れが増えるようになるので、日頃から適切な刺激を与えたいものです。
献立を考え、材料を選び、切り、調理し、盛り付ける、という動作は計画性・判断力・集中力が求められます。これが「料理は脳を活性化する」理由です。
(※)山下満智子 他:調理による脳の活性化(第一報)日本食生活学会誌 2006;17-2:125-129
さらに、脳の活性化には「いつもと違うことをする」のが効果的。
そこで、身近な材料で簡単に作れる「もてたんレシピ」はいかがでしょうか。
「もてたん」とは「もっと 手軽に たんぱく質」の頭文字。
たんぱく質が足りないと、筋肉や骨の減少、認知機能の低下など、心配なことが起こりやすくなります。
たんぱく質を含む代表的な食材である、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品を、積極的に食べていきたいものです。
レシピはホームページで紹介しています。毎日の食事作りにお役立てください。(リンク先:もてたん10分動画)
これまで紹介したレシピの中から、特におすすめ品をまとめた本を発行しました。
長寿介護課窓口で配布または市ホームページからダウンロード可能です。(リンク先:もてたんレシピBOOK)
おすすめポイント1 身近な材料で作れて、アレンジも幅広い
おすすめポイント2 イラスト入りの手順が、見ていて楽しく、料理初心者も安心
頭も体も使う「料理」は、認知症予防にもおすすめ。ぜひ「もてたんレシピ」に挑戦して、おいしく栄養をとりましょう。
記事作成:長寿介護課(072-674-7881)