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令和2年度第1回高槻市水道事業審議会

ページID:005093 更新日:2023年9月19日更新 印刷ページ表示
会議の名称 令和2年度第1回高槻市水道事業審議会
会議の開催日時 令和2年6月10日(水曜日) 午後3時00分から午後4時30分
会議の開催場所 水道部北側庁舎2階会議室
事務局 水道部総務企画課
傍聴者数 0人
出席委員 9人
会議の議題 水道事業の経営や計画について
配付資料

資料(1)高槻市水道事業の今後の事業経営について(答申)
資料(2)水道事業基本計画について(審議会案)
資料(3)審議会資料(指摘事項一覧)

審議等の内容

<事務局>

【開催挨拶】

<会長>

【審議会の成立と傍聴者の確認】

<事務局>

本日、傍聴希望者はおりません。

<会長>

では、傍聴者はいないようですので、会議を進めます。

本日の審議会は、これまでの審議の過程において水道事業の「安全」「強靭」「持続」の観点から委員の皆さまに様々なご意見をいただいたことを踏まえ、基本計画の審議会案を作成しておりますので、その内容を中心に審議していきます。

この審議会には、報告書をまとめるという重要な意味がございます。しかしながら、新型コロナウイルスの関係もありますので、会議の時間2時間を予定しておりますができるだけ短縮をしていきたいと思っておりますので、説明の方も簡略にお願いいたします。よろしくお願いいたします。

<会長>

それでは審議事項に入ります。

「(1)基本計画行政素案について」の項目から、審議していただきます。

まず、事務局から基本計画本文に関する説明を行っていただきます。

計画全体を見ようとしますと、非常に量が多くなりますので、過去の審議会で扱った内容を中心にご説明いただきたいと思います。

それではよろしくお願いいたします。

<事務局>

【資料2(4章中心)、最後に資料3の説明】

<会長>

ありがとうございました。基本計画本文案の内容を4章中心にご説明いただきました。

これまで審議会の中で「安全」「強靭」「持続」の三つの観点で審議を行ってきましたが、第4章では、審議の中でいただいた様々なご意見を踏まえ、各観点の目指す姿と、その実現に向けた考え方や取組等が示されています。

資料3の指摘事項の反映状況なども含めてご確認をお願いいたします。

それでは、続きまして第5章の説明を事務局からお願いします。

<事務局>

【資料2(5章)の説明】

<会長>

ありがとうございました。基本計画本文案の第5章をご説明いただきました。事業運営で非常に重要な要素である財政収支について、見通し等が示されています。

前回の審議会からの変更点がございますので、その点も踏まえ、計画期間中にどのような財政状況になるかご確認いただきたいと思います。

それでは、これから審議に入りたいと思います。

まずはこの第4章・第5章に範囲を限り、ご意見やご質問を受け付けたいと思います。全体を通しての審議は後ほど時間を取りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

これまでの審議会と同様に、質問については一度私の方で承って、ご発言を整理したのち、事務局に回答を求めさせていただくこととします。

なお、事務局側は、回答については簡潔に、分かりやすくお願いします。

それでは4章、5章、まず4章の方からご質問なりご意見なりございましたらお願いいたします。

<委員>

まず第4章について、54ページに目指す姿で3つの安全・強靭・持続とあり、目指す姿と方針というところについて、語尾が何々の状態ですという書き方が気になります。「目指す姿と方針」と書かれているところで、目指す方針なのに文末が何々の状態ですという表現がどうなのか、計画書の作り方として疑問があります。

後は全ての項目について、資料前半の現状評価をかなり書かれていて、資料編の方を拝見できていないのでよく分からない部分があるのですが、各安全の1-1や1-2といった項目に関して、前の審議会でも申し上げたとおり、KPIとの関係で現状これらがどういう状態か、それを5年間でどれぐらい引き上げるかという書き方がほとんど無いように感じています。

要は、「進捗管理で来年どういう状態にあるか」ということが評価できるのか、ということに少し疑問に感じております。進捗管理等については、この計画書ではその段階まで書かないという方針であればそう言っていただいて、後ろの資料編にそれらの細かいことを書くということであれば、そのような説明をいただきたいと思います。

計画ですので、ビジョンがあって、そのビジョンに対してどういう目標を掲げ、その目標という指標では、こういうものを設定していて、現状はこうで、それをどれぐらい引き上げ、そのために何をするのだ、ということを示すのが計画だと思います。それが、この文章の内容では少し理解しづらいように思います。

具体的なアクションプランを別に作られるかは分かりませんが、各項目で書かれていることで、何をしたら、どう改善するか、というアクションの部分があまり具体的でない項目も見られますので、その辺りについてどのようにお考えか、お聞かせください。

<会長>

量も多く、複雑になりますので、今の委員の質問を簡単にまとめますが、要点は2点です。

1点目は、文章の書きぶりの問題で、「何々の状態です」というような書き方より、もう少し突っ込んだ書き方の方がいいのではないかという点。

もう1点は、現状で、このような「安全」「持続」「強靭」のフレームは概ね了承できるけれども、計画という概念のもとに具体的数値、KPI等の定量的指標を掲げて5年でもっていくようなことを、やるのかやらないのか、ということや、計画に係るアクションプランについては、どのようなスタンスでやろうとしているか、といった考え方について、事務局には先にお答えをいただいて、後で各委員からご意見を伺いたいと思います。

この計画の考え方を示すという観点から、お答えいただければと思います。

<事務局>

1点目の54ページの記載内容については、「何々できる状態」となっておりますが、この部分につきましては安全・強靭・持続のそれぞれの目指す姿を記載するという考え方で記載をさせていただいたところでございます。

次のKPI指標についてですが、本日お配りしております資料2の一番最後のページの裏表紙の部分が資料編ということになっております。本日は目次しかお示しできておりませんが、この中の資料編1としまして、主要経営指標KPIと目標値ということで記載させていただくことを考えております。具体的な内容につきましては次回の7月の審議会の時に資料編をお示しさせていただきたいと考えております。

あわせて、基本計画に基づいて作成する実施計画の中でそれぞれの取り組みについて記載をしていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

<会長>

この計画では、資料編において、先ほど委員がご指摘された主要経営指標、KPIというような数値を設定しているとのことです。しかし、計画本文の中でそれを明記すべきかどうかという点で、現在は定性的な書き方になっているという点で長年こういう計画に携わっている副会長はいかがでしょうか。

<副会長>

前回も話があったと思いますが、基本計画の中で具体性が欠けているように思います。基本計画ではこれからの取り組みについての方向性を言われるだけで、実施計画の中で実現可能な部分を検討するということでしたが、先ほど委員が言われたように、最初の54ページにしても、「何々の状態です」と書いてありますが、これではただ単に現状を言っているだけです。

目指すべき姿と方針ですから、「こういう方向で取り組む」とか、そういうことをここではっきり言っていかなければなりません。「水道水を飲める状態です」と言ったら、これは計画ではなく、単なる現状ですよね。現状は最初にうたっていますから、ここでは「方針としては更にこういうことに努める」など、そのようなことを書くべきです。

具体的な部分については数値が述べられないのであれば、施策についての考え方を整理して書いて、「各種施策に取り組みます」と書かねばなりませんが、ここでも方針や考え方を整理するということだけしか書いてないですね。この計画の方向だけをここで打ち出しているだけにとどまっているので、次にどうするのだという姿勢を、うまくどこかに出しておかないといけない。本来であれば基本計画なら、「このようなことをします」ということを書いていけばいいのですが、そこまでにまだ至っていないのであれば、方向性を示している部分があって、それを実現化するための方策を別の章に書く、という書き方をしていればいいのですが。そのあたりのことを、前回も各委員さんが言われたように、具体的な部分が非常に乏しいのではないか、ということですよね。今の段階で言えないのであれば、まとめの段階で、そこは言葉で方向性を出していただきたいと思います。

これは全体に言えることで、4章と5章の部分で本当に高槻市の基本計画として実際に考えていることを明確にしていただきたいと思います。

<会長>

ありがとうございました。

実際にはKPIも算定されているということなので、できないわけではないが出すのかどうかということで、先ほどの副会長の意見にもありましたが、もう少し突っ込んだ文章にしなければ計画とは言えないのではないかと思います。

<委員>

副会長にすごく共感しています。思っていたことは、おっしゃっていただいたとおりです。

「何々を目指します」とか、「何々に努めます」というようなことで、何をするのかということですので、計画として、数字上は、アクションプランは別に作るという考え方もありますけれども、基本計画の中で施策の体系を示されていることはよくあることだと思います。3つの安全・強靭・持続に関して、それぞれどういう柱でやるのかということは、別で作るのであればそれで構わないと思いますが、施策として何をするかが分かるようなものを示していただきたいということと、それをどのように評価するのかということを含めて示していただいた方がよいと思います。PDCAを回すときでも、何がどこまで進んだのかチェックする上で重要になってきますので。ここに書くかどうかは別問題ですが。

<会長>

確かに第6章の86ページにPDCAがありますので、このような書きぶりだけでは十分にチェックができない可能性もあるということですね。

今のご意見に関しまして、他の委員いかがでしょうか。

<委員>

第5章の投資財政計画を示していただいている部分で、80ページに収益的収支の見通しと82ページに資本的収支の見通しが書かれていますが、資金期末残高というのは、その内の現金と考えたらよろしいですよね。手持ちの現金の計算方法ですが、例えば令和4年度の34億円の資金残高は令和3年の41億円のお金に令和4年の当年度純利益を足して減価償却費を足して、建設改良費と長期前受金戻入を引いたものになるのでしょうか。

<事務局>

はい、今の委員の仰ったとおりの計算方法です。

<委員>

82ページに収支の見通しと書いてあって、「令和12年にはマイナス10億になりますよ」ということで、その後ろのグラフもそのような絵になっていますが、85ページに、「15億は手持ち資金が必要です」という結論になっています。これでは先ほど委員がおっしゃっていたように、最後マイナスになるという見通しを出されると非常に不安に感じますので、こうならないように、どうしていったらいいかということを、当然、基本計画の中には入れておくべきではないかと思います。

例えば、料金の改定が必要であるならば、令和何年ぐらいからどの程度の収益が上がるようにやっていくべきだ、ということを入れるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

<会長>

具体的には、85ページの図表5-8のような資金残高及び前の図表5-6、図表5-7のような終わり方で、計画の最後には資金がマイナスになってしまいます、という形で終わっていいのか、ということでしょうか。

<委員>

私はいいとは思わないので、どのように考えておられるのか、お聞きしたい。

<会長>

事務局が答える前に、副会長にご意見を伺えればと思います。

<副会長>

この点に関しても、先ほどと一緒で、現状を言われているのですよね。こういうことをすればこんな形になりますよ、と。そうではなく、計画では、こういうことにならないように、例えばこういう方向で検討します、といったことを示す必要があると思います。

財政計画でも、法定年数と異なる更新基準を設定して、215億円を算出し、さらにそれが301億円まで増えます。そうすると赤字になる、ということですよね。

そういう計画では、本当の計画にならないと思います。資金不足に陥らないように、投資計画も215億円よりも少し多いものの、301億円よりも下がった形で計画すると、こうなるから、投資というか事業計画も少し細くなるけど、こうしますよ、といった考えも出てくると思います。

先ほど委員が言われたように、ある時期では当然最終的な部分で問題があるから、それについては料金の改定も視野に入れるとか、そういう方向で示す以外に答えはありません。計画と言いつつ、あくまでも予測してこうなります、と書いてあるだけで、だからそれを更にもう少し検討して、こういう方向で考えていく、といった、何らかの方向とか方針を出さないと基本計画にならないです。それを更に実施計画等に反映していくことが必要だと思います。

<委員>

85ページのところで、なぜ資金残高3か月分が必要なのかということと、どのように15億円という金額が出てきたのかということに、懐疑心を抱いています。

なぜ3か月分いるのでしょうか。水道というのは掛売ではなく、請求してすぐ振り込まれてくるというのが原則。検針というか請求は、2か月に1回か、3か月に1回でしょうが、日銭が入ってくる事業体なので、3か月分も支払い資金を持つ必要があるのかな、ということと、最後に15億円という金額が出てきていますが、なぜ15億円なのかということが質問です。

<会長>

そうしましたら、事務局からお願いいたします。

<事務局>

3か月分につきましては、運転資金について本市の水道部の要綱で3か月分を維持するという定めがあります。

<事務局>

本市で用いている要綱の中に、必要な運転資金とは3か月分の支払いを賄える額と過去に定義しておりまして、それをそのまま今回は書かせていただいております。

最後の85ページに記載しておりますように、水道事業の持続のために必要な資金残高に関しても、施設維持にかかる金額を計上するということが本来必要で、水道法の改正でも資産維持にかかる金額を計上することが求められております。

そちらが今現状できていない状況ですので、こちらで検討を続けていくという書き方にしております

15億円に関しましては、去年、令和元年度決算の現金支払いをベースに3か月分を計上すると、15.4億円という数字が出ましたので、そこから15億円という数字を記載しております。

<委員>

ただ、それでは要綱で定められているから、3か月というだけで、実際の事業の運営には、3か月分はいらないと思います。

<副会長>

本来、経営する中で、水道として持っておかなければいけないお金というのは、様々な支払いを賄えるよう、資金ショートを起こさない金額を持つことが必要、ということがあります。仮に資金ショートを起こすと、銀行取引に支障をきたす恐れがありますので、そうならないよう、資金ショートを起こさない金額は、最低限常に持っておかないといけない、ということです。それがどういう金額なのか、元々要綱で3か月と書いているから、と言われていましたが、それは資金ショートしないように手元資金の金額設定をされているということだと思います。短期や長期という考え方がありますが、短期的に一番大きいのはショートしない金額を確保するということです。

<委員>

財政の見通しのところで、基本計画の、持続可能な水道事業の基本計画なので、本来、委員がおっしゃたように資金不足で終わってしまっていて、それが持続可能な基本計画なのか、という疑問は自然に出てくると思います。

本来でしたら、資金が足りなくなるので、例えば「水道の基本料金を見直す必要がある」や、「水道料金がこれぐらいだったらこうなります」といったシミュレーションのように、提案型の内容にする必要があるのではないかと感じました。

交通部では、事業経営のあり方について、審議会資料に高齢者無料パス、不採算路線の見直しに関するシミュレーションが複数パターン示され、審議会で議論して答申を作成されました。

水道部でも、財政的な面からいくと、このままだと赤字になるから、どこを見直したらいいとか、支出の部分で見直しますとか、人件費を減らしてこれだけ支出が減るからいけますよとか、収入を増やすために基本料金を上げないといけませんとか、提案が必要で、基本計画の中に組み込み、実施計画や経営改善計画を策定される際に、どのような形で反映するのか、その辺りを感じました。

<会長>

ありがとうございました。他にご意見はございますか。

先ほどの副会長なり委員が言われたように、計画とは何かという、本来の姿に立ち返れば、高槻市の将来は真っ暗だという終わり方は、現実にそうであるとしても、計画とはいえないということです。これは高槻市だけでなく、ほかの市町村においても、こんな状態からどう乗り切るか、というところが「持続」のポイントです。委員の言われた、高槻市の他の部局の基本計画のように、どう乗り切るかの次のプランを持って計画策定を進めるべきではないか、という意見もありますが、この点については、事務局いかがですか。

<事務局>

私共も、計画として収支のバランスが取れていない計画というのは、あり得ない、と考えております。

計画の重要なところでは、耐震化でありますとか、大冠浄水場の更新というのを掲げさせていただきました。これらは安全供給のための設備投資ということで上げさせていただいて、我々水道事業体として、この収支ということになっております。

ただ、「このままどんどん赤字になります」では、我々事業体として責任を果たせませんので、安定的な事業運営のために収支計画をどうしていくのかというところは、この5章なのか6章の計画推進にあたってのところなのか、検討は必要ですけれども、実際に漏れていると思いますので、そのあたりの整理をして、しっかりとまたご説明したいと思います。

<会長>

第6章は「計画の推進にあたって」ですので、できたら5章の末尾の(6)(7)ぐらいに、もう一段踏み込んで計画案を示していただければと思います。資料中には示されておりませんが、事務局の方で他市町村の調査を進めておられ、より良い計画策定に向けた検討はなされていますので、これだけで終わってはよくないと思っています。

戻りますが、先ほどのKPIについて。

単に文章の羅列で終わっている内容では、計画とはいえないのではないか、ということに関しまして。一つの方法としては、例えば、参考値としてKPIの数値を各項目において、こういうところを目指す、という方向性を示すことが挙げられます。実際に指標の設定はされているので、計画としては、文章だけの方針を示すよりも、数値を示した方が、具体的な検討が可能になると思います。

また、文章表現についてですが、「何々の状態です」というのではなくて、「このように取り組みます」という風に、次回になっていればと思います。

他にございませんでしょうか。

<委員>

まとめ方について少し申し上げたいと思います。

第4章の「目指す姿と方針」のところでは、目指す姿、方針、考え方の3つに展開をしておられますが、目指す姿の表現として委員の方からも質問ありましたが、「こんな状態になることが目指す姿ですよ」という表現では非常に分かりにくいと思います。

実際どんな状態が目指す姿なのか、というような意味合いの分かっている人が書いたから、このような表現になっているのかと思いました。

次の方針ですが、55ページの図表を見ると、方針のところは、はっきりと項目別に出ています。例えば、「安全」で言えば 1-1、1-2、1-3。それから「安全2」で言えば、2-1と2-2、ということになりますが、これらと考え方とのつながりが、つまり、この図表の考え方の部分と、考え方と文章上の展開がしっくりきていないと思います。

1番目だけは、水道GLPに水安全計画、この辺りは項目をあげられていますが、そのほかは挙げられていないということで、まとめ方がすっきりしていない。文章を読んでいくと分かりますが、図表の体系図の考え方のところをもう少し整理されて同じような扱いにできないかなと、そうしたらよく分かると思います。

考え方としては、「安全」で言えば、2-1、2-2あたりになってくるということではないかと思います。その辺を整理していただいたらありがたいと思います。

あと、いろいろな図表が途中に入ってくるのですが、色を着けると3つの色を青と赤と緑で3つを示しているところに、他に違う色が入ってくると、少し気になります。まとめ方で気になった点を少し申し上げました。

<会長>

この図表4-1は全体のまとめでもありますので、もう少し空白もありますからきっちり書いた方がよいということですよね。

<委員>

引き続きになりますが、71ページをご覧ください。

この図表で大冠系拡大予定エリアと書いてあって、これがどこのことか分かりにくいです。拡大予定エリアを直線で示すのであれば矢印にして示すなど、見やすい形に改善していただきたいと思います。

次に、基本計画の3ページの表の下部は西暦で書かれている一方で、本文では昭和49年など、西暦と和暦が混同されておりますので、こういったところは統一していただきたいと思いました。

また、例えば68ページで持続2-2-(2)で指定給水装置工事事業者を、「以下、指定事業者」と定義していますが指定給水装置工事事業者というのは上の「持続2」の真ん中あたりに出ています。

定義するのであれば、この上で定義する方がいいのではないかと思います。

形式的なことばかりですが、読むときに分かりやすいよう改善していただきたいと思います。できたらポイントを大きくしてもらえるとありがたいです。

<会長>

本文中や図表の中で元号・西暦表記がバラバラになっている部分がありますので、事務局で統一し、複雑にならないようにしていただきたいと思います。

次回の審議会は7月開催予定で、表紙にありますように、「6月10日現在稿」ということで事務局の方では毎日議論をされてバージョンアップを進めておられますので、ご意見を承りたいと思います。

<委員>

64ページの「強靭2」のところの2-1(2)の事業継続計画(BCP)の策定につきまして、私自身も仕事上でBCPの策定を企業に作っていただく指導や援助をしています。これまでは災害、水害等の自然災害が主でしたが、今回の感染症が起きた段階でBCPの考え方を変えていく必要があり、その対応を進めているところです。

水道に関しては、感染症が起きたから水が止まる、ということではないのですが、継続的な事業運営をするためには、従業員の体制のことなど、BCPの中に感染症対策を入れる必要があるかと思います。この新型コロナ対策というのが、今回、全国的・全世界的に出てきておりますので、そのような観点からも感染症について、どこかで触れていただけたらと思います。前回の審議会まではこのような状態ではなかったので気にもしなかったのですが、この3か月4か月の間で社会が少し変わったかと思います。

<会長>

重要なご指摘ありがとうございます。

従来の災害と異なり、新型コロナウイルスの感染症対策はいつ終わるかも分かりませんし、来年また新たなウイルスが出てきた場合は、半永久的に不安が出てくるということになります。誰も答えを持っていない中で、従来の地震等による災害とは質の違った新たな問題に取り組む必要があります。

東京の方では、下水道で感染症がどれくらいあるか調べる等しておりまして、水道も感染症に関して、いろいろ出てくる可能性はあります。BCPというのを広く捉えて、見えない敵に対する感染症の問題というのは、本来は水道というのは感染症と密接な関係がある項目ですので、次回までに検討があればよいと思います。

<事務局>

今のご指摘を踏まえて検討させていただきたいと思います。

<副会長>

恐らく感染症については、現段階で具体的にはなかなか書けないと思います。

新たな感染症が起こっている最中で、今後はこのようなことも念頭においてBCPの計画を考えていく、ということを謳っておくのが計画ですから、ここでは、新たな観点を少し入れる程度で、具体的に何々する等踏み込むことはできないと思います。

<委員>

今の段階では、具体的なものは出せないと思いますが、このようなことを意識しているということを載せた方がいいのではないかと思います。

<副会長>

前回はこのようなことはなかったのですが、今回は世界全体に共通認識としてありますので、そこは一つの事象として計画の中に捉えていきますよ、ということを言葉として入れておくのがよいかと思います。

<委員>

計画について、全体的によくまとめられていると思います。

1点気になったのは、先ほどから意見が出ていますが、第4章に安全や強靭等の項目があって、それぞれの方向性が書かれていると思います。

第5章の方では、それらについて、これぐらいのコストがかかりますよ、とざっくり書かれていますが、その両方の繋がりが見えてこないので、もし可能であれば第4章の「安全」では〇〇に取り組みます、それに対して10年間でコストがこれだけかかります、ということを。次の「強靭」だったらこういう項目でコスト的には、というように、細かいところまではいらないと思いますが、毎年、だいたいこれぐらいをこういう形で使います、という項目とその予算との関係が見えるような形があれば、ありがたいな、というのが1点あります。

それとSDGsという項目で17項目の内、「特定の項目を注意してやりましょう」ということが書かれているので、この中の安全の項目は、SDGsの何にあたるのかと。どこの企業さんでも、こういうことはSDGsのこれにあたりますよ、というマークを貼られていますよね。だから同じように、計画の中に、安全のこれはSDGsの何にあたるとか、強靭のこれは何にあたるとか、一目見たら分かるような感じの計画書の方が見やすいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

<会長>

非常に重要なご指摘で、4章は4章で分かるけど、繋がりを持たずに5章の財政計画が出てきたら、いままでの4章は何だったのか、と感じてしまいます。4章の「まとめ」として第5章があるのだ、ということについて、5章が4章の計画を実現するための財政的なものだという、そこの繋がりを分かりやすくするのにもう一工夫いるのではないかと感じますので、次回までに是非検討いただきたいと思います。

それからSDGs、水道が直接関係するのは第6項目ですが、水道事業は17項目の他の項目にも関係していますので、水道事業の取組がSDGsの17項目にどう関係して、高槻市水道部としてもこのSDGsに関わっている事業体なのだということを示してまとめると、美しい形でまとまるのではないかと思います。

今日ですんなり終わるかとも思っていましたが、なかなか大変なご意見が出ましたので、次回が7月9日で約1か月後ですけど、事務局には修正作業をぜひ頑張っていただきたいと思います。

今日のご意見を一言でまとめますと、計画書らしき文体にするということと、KPIを含め具体的な数値をどこまで出すかを明確にするということと、実施計画を踏まえて、最終的な終わり方をただ赤字になるというだけでなく、こうしますよという風に計画案としてまとめることと、5章の財政計画を出す意味として、実際の4章と5章の繋がりを見えるようにすること。

それと最後の形としてSDGsについて単なる文章を書くのではなく、もう少し水道事業全体がどうSDGsと関わっていくのかを努力して書いていただく、ということになると思います。

終了時間は4時半を目標にしていたのですが、他によろしいでしょうか。

<委員>

最後に申し訳ございません。

第4章の更新などを具体的にお金として書いたところが、必要最小限の215億円ではなくて301億円の積極的な前倒しの実施というところに繋がっていると思います。このように、必要最小限ではなくて前倒しでお金を使って積極的に更新していくというのは計画としては大事なところですので、資金不足なところは計画としては不適切ですが、301億円のところを、必要なお金として変えずに、きちんと見栄えするようにお金に関係する部分を整えてほしいと思います。

<会長>

76ページ、77ページ、についてもう少し分かりやすい形にしていただければと思います。

それでは、残り時間もわずかとなりましたので、次の審議事項に移ります。

事務局からよろしくお願いします。

<事務局>

次の審議事項ですが、その他といたしまして、事務局から次回の審議会の日程についてご報告させていただきます。次回の日程につきましては、事前のご案内のとおり、7月9日(木曜日)午後3時からを予定しておりますので、どうぞよろしくお願いします。

<会長>

次の審議会は7月9日(木曜日)午後3時からの開催予定とのことですので、よろしくお願いします。

なお、今後の流れとしましては、本日いただいたご意見をふまえ、修正した計画を次回の審議会でご覧いただき、8月の答申を迎える、という流れになります。

最後に、今回の議事録の作成ですが、私に一任していただくことで異議はございませんでしょうか。

<委員>

異議なし。

<会長>

では、作成した議事録については、事務局より送付していただきます。

それでは、本日の審議事項はすべて終了しましたので、これにて閉会といたします。

令和2年度第1回高槻市水道事業審議会資料

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