本文
令和8年第1回高槻市教育委員会定例会会議録
令和8年1月14日(水曜日)午後3時00分、令和8年第1回高槻市教育委員会定例会を教育委員会室に招集した。
出席者
西田 誠 教育長
岡本 華世 委員
浦野 真彦 委員
松村 洋子 委員
田邉 織恵 委員
出席した事務局職員の職、氏名
教育次長 青野 淳
子ども未来部長 乾 貴志
教育次長代理 岡田 二郎
教育次長代理 杉野 暁子
教育政策推進官兼教育政策課長 小寺 基之
就学前児童施策推進官 岸野 裕方
教育総務課長 森本 和幸
保健給食課長 松岡 広樹
教育指導課長 西田 大世
教職員課長 武藤 亮
教育センター所長 山本由紀子
保育幼稚園総務課長 門屋 智博
教育指導課主幹 中村 吉博
教職員課主幹 尾崎 元
教育政策課課長代理 小澤 祐樹
保健給食課課長代理 丸本 訓
教育指導課課長代理 直原 考志
教育センター所長代理 川端 清史
保育幼稚園総務課課長代理 外村 隆士
教育指導課副主幹 中前 勝則
教育指導課副主幹 森田 咲子
教育指導課副主幹 誠光 俊明
教育センター副主幹 仙頭 義隆
教育センター副主幹 北畑 謙一
教育政策課主査 菊川 雅也
教育指導課主査 宮崎 真衣
教育センター指導主事 中島 道成
教育センター指導主事 岸本 京子
教育政策課 芦田 諒太
教育政策課 土井 直人
議事日程
日程第1 報告第 1号 令和7年度中学生チャレンジテスト(3年生)の概要及び結果について
日程第2 議案第 1号 高槻市奨学生選考委員会委員の解嘱及び委嘱について
日程第3 議案第 2号 令和8年度全国学力・学習状況調査の参加について
日程第4 議案第 3号 高槻市立樫田幼稚園の令和8年度及び9年度の運営の基本方針について
日程第5 議案第 4号 高槻市立幼稚園の廃園について
日程第6 意見聴取第1号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条に係る意見聴取について
(午後3時00分開会)
西田誠教育長
ただいまから、令和8年第1回高槻市教育委員会定例会を開会いたします。
なお、本日の会議に傍聴の希望がございましたので、許可をいたしております。
本日の会議の出席者は、5名でございます。なお、本日の会議の署名委員は、浦野委員 松村委員にお願いいたします。
西田誠教育長
ここで、令和7年第13回定例会会議録の承認をお願いいたします。
会議録につきましては、事前に委員の皆様方にご確認いただいております。原案のとおり承認してご異議ございませんか。
(異議なし)
西田誠教育長
ご異議が無いようですので、会議録の承認につきましては、原案どおり承認されました。
西田誠教育長
それでは、議事に入ります。
日程第1、報告第1号、「令和7年度中学校チャレンジテスト(3年生)の概要及び結果について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育次長(青野淳) (提案理由説明)
ただいま上程されました日程第1、報告第1号、「令和7年度中学生チャレンジテスト(3年生)の概要及び結果」の報告につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
中学生チャレンジテストは、中学1・2年生は、平成26年度から、中学3年生は、平成28年度から実施しております。
今年度につきましては、9月2日(火曜日)、国語、社会、数学、理科及び英語の5教科と11項目のアンケートを実施いたしました。
資料1ページ目をご覧ください。
実施の目的ですが、3点ございます。
1点目は、大阪府教育委員会、市町村教育委員会及び学校が、生徒の学力の状況をつかむことで、教育の成果と課題を明らかにし、今後の教育にいかす。
2点目は、生徒が、自分の学習の到達状況を正しく知ることにより、自分の学力に目標を持ち、また、その向上への意欲を高める。
3点目は、大阪府教育委員会が、テスト結果を使って、大阪府公立高等学校入学者選抜の調査書に記載する評定が、公平性の高いものであるかどうかを確認する資料を作成し、市町村教育委員会と学校に提供することでございます。
なお、調査結果につきましては、10月下旬に各校に返却されています。
また、調査結果の公表につきましては、チャレンジテストの参加についてご審議いただいた際に、市全体の結果のみを公表し、学校別結果の公表は行わないこととご可決いただいております。
この決議をふまえ、市ホームページに掲載する予定でございます。
なお、結果等につきましては、教育センター所長より説明させていただきます。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。
教育センター所長(山本由紀子)
令和7年度中学生チャレンジテスト(3年生)の概要及び結果について説明させていただきます。
引き続き、資料をご覧ください。
市内全ての中学校3年生で実施いたしました、チャレンジテストの実施教科については、先ほど教育次長からの説明にありました通りですが、理科の調査につきましては、各学校の年間カリキュラムによって、A、Bの調査問題を各学校が選択いたしました。
今回の本市の調査結果についてですが、配付しております資料1ページ目下段にあります、「教科別・平均点比較(対大阪府)」の表をご覧ください。
全教科において、大阪府の平均点を上回る結果となりました。
続きまして、2ページ目をご覧ください。
2ページ以降の各教科の調査結果につきましては、左上に高槻市及び大阪府の平均点と無解答率を、右上には得点分布グラフを掲載しています。
次に1.分類・区分別集計結果に対象設問数、配点、高槻市と大阪府の平均点を表でお示ししています。
続いて、2.成果が見られた設問、3.課題が見られた設問をお示ししています。
国語についてですが、2.成果が見られた設問[三2]、「デザインマンホールについての【レポートの下書き】を読み、空欄に入る言葉として適しているものを選択する」問題において正答率が高く、書く内容が明確になるように、文章の構成や役割を考えることができています。
3.課題が見られた設問[四6(2)]、「中学校の代表が参加したオンライン会議の【報告の一部】中の、空欄に入る内容を書く」問題において、正答率が低く無解答率が高くなっており、目的や意図に応じて伝えたいことを、根拠を明確にして話すことに課題が見られました。
授業改善のポイントとしましては、話の構成を工夫する際には、話の全体を俯瞰して、聞き手を意識した論理の展開を工夫するように指導することを挙げています。
続いて3ページの社会です。
2.成果が見られた設問[1(2)]、「2万5千分の1の地図上の長さに対応する実際の距離を選ぶ」問題は、令和6年度3年生チャレンジテストにおける類似の問題と比較し、正答率が大きく上昇しており、地図における縮尺を正しく理解することができています。
3.課題が見られた設問[4(4)ⓔ]、「貨客混載の事業に関する資料をもとに【会話文】中の空欄に入ることばを書く」問題において、正答率が低く無解答率が高くなっており、複数の資料から読み取れる情報をもとに考察し、説明することに課題が見られました。
授業改善のポイントとしましては、複数の情報を関連付けたり、比較検討したりしながら、根拠に基づいて合理的・論理的に結論を出すために、説明・議論する力を養うことが大切であることを挙げています。
次に4ページ、数学をご覧ください。
2.成果が見られた設問[6(1)(2)]、「2つの三角形が合同であることを証明する」問題で、正答率が大阪府を大きく上回っており、三角形の合同条件をもとに、すじ道を立てて考え、表現することができています。
課題が見られた設問[2(2)((2))]、「バスケットボールでの試合で獲得した点数に着目して、空欄に当てはまる式を求める」問題において、正答率が低くなっており、着目した数量の関係から二元一次方程式をつくることに課題が見られました。
授業改善のポイントとしましては、複雑な問題を整理し、論理的に解決することができる「思考の道具」として、方程式を活用する利便性や楽しさを感じることができるように取り組むことを挙げています。
次に5ページに理科A 、6ページに理科Bの結果を示しております。
まず、理科A、2.成果が見られた設問は、[1(2)(3)]、「ヒトが刺激を受けとってから反応するまでにかかる、1人あたりの時間を計算により求める」問題で、正答率が大阪府を大きく上回っており、ヒトが意識して起こす反応における、刺激を受けとってから反応するまでの時間について考えることができています。
3.課題が見られた設問[3(2)]、「マグマが冷え固まってできた火成岩をすべて選ぶ」問題については、知識を選択する問題の中で最も正答率が低く、火成岩について理解することに課題が見られました。
授業改善のポイントとしましては、ICTを活用して、シミュレーション映像などで岩石のでき方を調べたり、岩石の名前の由来を調べたりするなど、単に暗記するのではなく、他の知識と関連付けて理解できるように取り組むことを挙げています。
次に6ページの理科Bです。
2.成果が見られた設問は、理科Aと同様です。
3.課題が見られた設問[5B(2)(1)((2))]、「親の体細胞の染色体から、つくられる卵(らん)の染色体と精子の染色体を表したものとして適しているものをそれぞれ選ぶ」問題は、知識を選択する問題の中で最も正答率が低く、減数分裂によって親の染色体が半数ずつ生殖細胞に分配されることを理解することに課題が見られました。
授業改善のポイントとしましては、遺伝子のモデルが何を表しているのか確認しながら、遺伝の仕組みを説明できるようにするなど、知識を活用する場面を設定したり、理解したことを確認したりできる場の設定が大切であることを挙げています。
次に7ページ、英語をご覧ください。
また、8ページには課題が見られた【リスニング問題】をお示ししています。
まず、2.成果が見られた設問[8(2)]、「【手紙】を読み、前後の内容から考えて意味の通る文になるよう[ ]内の語を適切に並べかえて英文を完成させる」問題で、大阪府の正答率を大きく上回っており、日常的な話題についての手紙を読み、話の概要を捉えることができています。
3.課題が見られた設問[3(3)]、「VRテニス体験についてのポスターを読んだあと、会話を聞き、適切な答えを選ぶ」問題で正答率が低く、日常的な話題についてのポスターを「読む」ことと、それについての会話を「聞く」ことの両方から、話の概要と要点を把握することに課題が見られました。
授業改善のポイントとしましては、実際のコミュニケーションの場面も意識しながら、読んだことについて話し合ったり、聞いたことについて書いたりするなど、複数の技能を活用しながら身に付けることができるように取り組むことを挙げています。
最後に、9ページ生徒に対するアンケートの結果をご覧ください。
グラフは同一学年の3年間の変容を表しています。
多くの設問項目で、学年が上がるとともに肯定的回答に増加傾向が見られ、自分で学習の仕方を工夫しながら、粘り強く学ぶ姿勢が身に付いていることがうかがえます。
一方で、社会的な出来事に関するニュースを見たり、本を読んだりしている割合は減少傾向にあります。
生徒が豊かな読書習慣を身に付けることができるよう学校図書館を活用した取組や、社会の課題や日常生活と、教科の学習内容を結び付けて指導するなど、生徒の学ぶ意欲を育むための取組を推進してまいります。
教育センターとしましては、本テストの結果を踏まえ、教職員研修や各学校の授業研究への支援の充実を図り、すべての子どもたちに確かな学力を育む授業づくりを推進してまいります。
西田誠教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
岡本華世委員
中学校の探究的な学習発表会を拝見させていただきましたが、「よりよい社会づくり」について、自分で考えた課題について考えるために、社会科での学習内容との関連は深いと思いました。
子どもたちが、「よりよい社会づくり」について考えることにつながる授業づくりの工夫はありますか。
教育センター所長(山本由紀子)
社会科の学習においては、地域や社会の課題を追究したり解決したりする活動を通して、広い視野に立ち、主体的に学習する姿が求められます。中学校の探究的な学習発表会では、それぞれの発表者が「よりよい社会づくり」に向けて、地域や社会の課題に対して、自ら「問い」を立てて課題を設定し、主体的に学び、課題を解決するといったプロセスで学びを深めました。社会科の学習においても、出来事を単に暗記するだけではなく、歴史の背景や地理の特徴などに「問い」を立て、知識と思考が往還した学びとなるような授業づくりを推進してまいります。
松村洋子委員
質問紙調査では、「本を読む時間」が、学年が上がるにつれて下がっています。部活動や習い事などで忙しくなる理由なども考えられますが、そのような中でも読書につなげるという点で、国語の授業づくりとして、何か考えられますか。
教育センター所長(山本由紀子)
学力向上や豊かな感性を育む上で、授業においても、読書に興味を持てるような工夫は必要です。例えば、国語の教材に関連する同じ著者の作品や同じテーマを扱ったものを、単元の導入や終末で紹介したり、学校図書館を活用した「ブックトーク」や「ビブリオバトル」を授業で行ったりすることなどが考えられます。
教育指導課長(西田大世)
直接的な授業づくりに関するものでありませんが、教育指導課として、生徒の読書活動の充実につながるよう、令和6年度より校区学校司書を中学校区に配置し、学校図書館を有効活用できるよう取組を進めているところです。
今回の調査結果からは生徒の読書時間の減少が見られますが、「わからないことや知りたいことがあったとき、図書館資料やインターネットなどで調べている」という設問に対し、肯定的な回答が増えています。
校区学校司書を配置したことにより、授業での図書館資料の利用も増えていることも一因になっていると考えており、引き続き、教育センターとも連携しながら、子どもたちの読書活動の充実につながる取組を進めていきたいと考えています。
浦野真彦委員
社会の成果が見られた設問[1(2)]が令和6年度3年生チャレンジテストの類似問題と比較して、正答率が大きく上昇ということですが、これは授業改善の成果なのか、どのように分析されていますか。
教育センター所長(山本由紀子)
設問につきましては、昨年度も同じ2万5千分の1の地形図から、実際の距離を求める問題でした。昨年の課題も踏まえまして、知識の定着に向けて授業改善が図られたものと分析しております。教科書には、1ページにわたり「地形図の読み取り方」として縮尺から実際の距離を求める説明が丁寧にまとめられています。引き続き、教科書を活用しながら確実に知識の理解が図れるよう授業改善に取り組む必要があると考えています。
田邉織恵委員
英語のテストにおいて、高槻市は大阪府と比べ低得点者層の人数が少ないようですが、何か特別な取組をされているのでしょうか。
教育センター所長(山本由紀子)
小中連携の取組を丁寧に行っており、中学校入学時の英語学習のつまずきを抑えられていることが成果だと考えています。小学校では英語専科加配教員がほとんどの学校に配置されており、加配教員中心に系統的な英語学習の充実につながっています。また、年間3回実施している外国語担当者会では、小学校高学年の学習と中学校1年生の学習が滑らかに接続されるように情報交換を行い、学習到達度目標を年間通して作成しながら連携を深めていることも低得点者層が少ない要因の1つとして考えられます。
岡本華世委員
昨年もお伺いしましたが、無解答率の昨年度との比較、生徒に関するアンケートの結果から分析できることがありましたら教えてください。
教育センター所長(山本由紀子)
令和6年度と令和7年度の各教科の無解答率の変化についてですが、国語4.2%から5.9%に増加、社会4.5%から5.8%に増加、数学13.1%から11.2%に減少、理科A6.0%から9.2%に増加、理科B3.5%から9.8%に増加、英語5.8%から5.9%に増加しておりました。
大阪府と同様の増減ではありますが、高槻市の生徒の3人に1人が無解答となった問題は、全教科で昨年の8問から12問に増えていました。問題の難易度によることも考えられますが、12問中11問が「思考・判断・表現」の観点からの出題であり、7問が記述問題となっていました。
また、無解答率と関連のありそうなアンケート項目としまして、質問項目(8)にあります「難しいことがあっても、あきらめない」についてですが、この質問項目は令和5年度より設定されたもので、この3年間の推移をみると、いずれも大阪府を上回っており、3年連続で増加傾向にありました。
今後も引き続き、子どもたちが、教師の指導を通して、深く考えたり、粘り強く取り組む経験を積みながら、「わかった」「できた」と実感できる授業づくりを行う必要があると考えています。
松村洋子委員
今の無回答率の件について追加でお伺いします。問題文の文量が多く、ある程度回答が浮かんでいても時間切れとなってしまう生徒がいたのではと感じております。例えば解答用紙の後半が白紙であるなど、明らかに時間切れによる無解答と判断できるケースはあるのでしょうか。
教育センター所長(山本由紀子)
各生徒の回答状況について確認することはできますが、わからないことによる無解答か、時間切れによる無解答かは判断できません。
各教科の回答状況において、「後半の問題で無解答が続く」あるいは「最後の設問で3問以上無解答が連続する」生徒を抽出し人数を比較いたしますと、国語と社会において多い傾向が確認できました。国語と社会は問題1問あたりの文章量が多く、また、社会は問題数も一番多いため、時間内にすべての問題を解くことができたかった、もしくは、最後まで粘り強く取り組むことができなかった生徒がいた可能性もあると考えております。
浦野真彦委員
質問紙5について、資料にある令和5年度以降の数値に加え、令和4年度についても遡って調べたところ、令和4年度以降、肯定的な回答が上昇し続けています。上昇の理由についてはどのように分析していますか。
教育センター所長(山本由紀子)
質問紙5「家で、自分の苦手なところ、必要なところを考えて勉強している」の肯定的回答が上昇している理由についてですが、令和7年度中学校3年生の全国学力学習状況調査の学校質問紙について分析いたしました。「学校では、家庭での学習方法等を具体例を挙げながら教えましたか」、「家庭学習について生徒が自分で学ぶ内容や学び方を決めるなど、工夫して取り組めるような活動を行いましたか」という家庭学習に関する設問において全中学校において肯定的な回答をしていました。また、日々の授業において、「主体的に学習に取り組む態度」の育成をめざし、生徒自身が学習状況を客観視できるよう振り返る活動が定着していることも考えられます。
授業で学んだ内容を家庭学習で定着させ、家庭での学びを次の授業に活かすサイクルを教師が意図的に設計・支援することで生徒が「自ら学ぶ力」を高めることにつながっているのではないか考えております。
田邉織恵委員
質問紙9「テレビや新聞、インターネットで社会的な出来事に関するニュースを見ている」の設問の肯定的な回答が令和5年と比べ、減少傾向にあります。社会的な出来事に関して、関心を高めるにはどのような手立てが考えられますか。
教育センター所長(山本由紀子)
社会的な出来事への生徒の関心を高めるには、学校の学びが社会とつながっていることを生徒が自覚できる機会を増やす必要があると考えます。各教科等の学習が、現実の社会とどのように関係しているのか、教職員が生徒に伝えたり、生徒に感じさせたりする場面を増やしていくことが重要です。
例えば、総合的な学習の時間に、正解のない社会的なテーマを取り扱い、「なぜそれが起きているのか」、「課題解決に向けて、どうすべきか」など、社会的な出来事を「自分事」として捉え、探究的に学んでいく時間をつくることが考えられます。
松村洋子委員
英語はリスニング問題がありますが、高槻市だけでなく、他市町村でも特にトラブル等は生じていないのでしょうか。もしトラブルが生じた場合はどのように対処されているのかも含めて教えてください
教育指導課長(西田大世)
本市において、今年度の実施に際して特にトラブルはございませんでした。府内では、これまでに、音量が小さく生徒が聞こえなかった、機材の不具合により音声が流れなかったといったトラブルが発生しています。
なお、トラブルが発生した際は、学校長から教育指導課に連絡を入れるよう周知するとともに、必要に応じて大阪府とも協議し、生徒が不利益をこうむることのないように対応します。
西田誠教育長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、私から質問させていただきます。
教育委員会としては、「多様な背景をもつ子どもたちに等しく確かな学力を育む」ことを念頭に、全ての教育施策を実施しているところですが、今回のチャレンジテストでは、学校間による学力格差、あるいは、学校の中での学力格差はどのようになっていますか。
また、それに対して、教育センターとして、どのような取組が必要であると考えていますか。
教育センター所長(山本由紀子)
学校間や各学校内の学力の状況についてのお尋ねについてですが、過去10年間の推移を見ますと、年度ごとに変動はありますが、学校間の差は、拡大、固定化する傾向が見られます。また、学校内の学力の差についても、いずれの学校においても、得点の差が大きく見られ、すべての生徒に確かな学力を育むことができるよう、家庭学習との連携を図りながら、引き続き授業改善に取り組む必要があると考えています。
学力の向上については、日々の授業に関わる教員の授業力を高めることが重要です。教育センターとしましては、指導主事が学校訪問し、各学校の課題や研究テーマを共有し課題解決につながる校内研修等を実施しています。また、学力調査等の分析結果から見えた課題を踏まえ授業改善のポイントを提示することが必要だと考えています。
第一中学校区を学習指導拠点校区として「授業づくり」をテーマに研究委嘱をしているところですが、学習指導拠点校区の研究成果を市内全体に発信することで、各学校の教員の授業力向上や組織的な研究体制の強化につながると考えています。今後につきましても、各学校の授業研究の担当者からなる共同研究推進担当者会と学習指導拠点校区の取組を連動させながら、すべての子どもたちに確かな学力を育む授業づくりを推進してまいります。
西田誠教育長
学校間の差は拡大、固定化する傾向であり、いずれの学校においても得点の差は大きく見られ、学力の向上については日々の授業に関わる教員の授業力を高めることが重要であるということでした。学習指導拠点校区を中心とした市全体の授業づくりの推進について、引き続き、お願いしたいと思います。
一方、各学校によって、あるいは、個々の児童生徒によって、家庭背景や学力の状況は異なります。全国学力・学習状況調査やチャレンジテストを有効に活用し、小中の連携を意識しながら、各学校がそれぞれの学校の課題に正対した授業研究が進むよう、教育センターは指導助言をしていただきたいと思います。
また、教育委員会としては、学力向上、不登校、教員の働く環境整備など、様々な施策を実施しているところではありますが、それが結果として、学力格差を是正し、すべての子どもたちに確かな学力を身に付けることにつながる施策となるよう、取り組んでいかなくてはいけないと強く思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
西田誠教育長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。
続きまして、日程第2、議案第1号、「高槻市奨学生選考委員会委員の解嘱及び委嘱について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育次長(青野淳) (提案理由説明)
ただいま上程されました日程第2、議案第1号、「高槻市奨学生選考委員会委員の解嘱及び委嘱について」の提案理由をご説明申し上げます。
奨学生選考委員会は、高槻市奨学金貸付基金条例第10 条において、「奨学生の選定について教育委員会の諮問に応じるため、高槻市奨学生選考委員会を設置する」と規定しております。
また、選考委員については、高槻市奨学生選考委員会規則第2条第2項の規定により「教育委員会が委嘱する」とし、その任期については、同規則第3条第1項及び第2項の規定により「2年と定め、委員が欠けた場合は前任者の残任期間とする」としております。
この度、民生委員児童委員協議会役員の一斉改選があり、奨学生選考委員会委員については、「土井 六三(どい ろくぞう)」氏から「脇田 スエミ(わきた すえみ)」氏へ変更する通知がございました。
これに伴いまして、「土井 六三」氏を、令和8年1月14日付けで解嘱し、後任としまして「脇田 スエミ」氏を新たに委嘱しようとするものです。
なお、今回委嘱する委員の委嘱期間は、同規則第3条第2項により、前任者の残任期間となる令和8年1月15日から令和9年6月30日までとするものです。
以上、誠に簡単な説明でございますが、ご審議のうえ、ご可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
西田誠教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
西田誠教育長
それでは、無いようですので、採決に入ります。
議案第1号、「高槻市奨学生選考委員会委員の解嘱及び委嘱について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
西田誠教育長
ご異議が無いようですので、議案第1号は、原案どおり可決されました。
続きまして、日程第3、議案第2号、「令和8年度全国学力・学習状況調査の参加について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
教育次長(青野淳) (提案理由説明)
ただいま上程されました日程第3、議案第2号、「令和8年度全国学力・学習状況調査の参加について」の提案理由をご説明申し上げます。
「令和8年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領」と記されております資料を配布しておりますので、ご覧ください。
平成19年度より小学校第6学年、中学校第3学年を対象に実施してまいりました全国学力・学習状況調査でございますが、来年度は令和8年4月23日を基準に実施されます。
調査事項についてですが、別紙1の13ページをご覧ください。
まず、教科に関しましては、国語、算数・数学に加え、中学校では英語が行われます。なお、英語につきましては、3年に1度程度の実施となっており、前回調査は令和5年度でございました。
実施にあたっては国語、算数・数学についてはこれまで通り冊子を用いた筆記での実施、中学校英語については原則全ての生徒を対象に一人一台端末を用いたオンラインでの実施となります。英語の調査日程については、「聞くこと」、「読むこと」、「書くこと」の調査は、令和8年4月20日から23日までの間で、「話すこと」の調査については、4月28日から5月29日までの間に、各学校の希望を踏まえ、文部科学省が指定した日に実施されます。なお、文部科学省が「話すこと」調査の「当日実施校」に指定した一部の学校については、4月24日または27日の実施となり、その結果が全国値の集計の対象となります。
次に、生活習慣や学習環境等に関する児童生徒質問紙調査についてですが、原則全ての児童生徒を対象に、一人一台端末を用いたオンライン方式で実施されます。回答期間は、小学校は令和8年4月24日から5月8日までの間に、中学校は、英語「聞くこと」、「読むこと」、「書くこと」の調査実施日と同一日に実施することとされています。
全国学力・学習状況調査の実施に当たっては、調査の趣旨を理解し、適切に実施することで、児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等、教育に関する継続的な検証改善サイクルの確立に役立てることができると考えております。
本市教育委員会事務局としましては、来年度につきましても同調査へ参加し、市内全小中学校において実施する方向で考えているところでございます。
なお、これまでの方針通り、学校別結果については、公表いたしません。
以上、誠に簡単な説明でございますが、ご審議のうえ、ご可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
西田誠教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
岡本華世委員
令和7年度は理科においてオンライン形式で実施されましたが、回答にあたって生徒に混乱は生じなかったのでしょうか。
教育指導課長(西田大世)
理科のオンライン形式での実施にあたり、令和6年度中にネットワーク確認や端末操作、実際の問題形式に慣れることを目的としたサンプル問題を使った事前検証を各学校で行っていたこともあり、特に問題なく実施できました。
岡本華世委員
その中で、学校が改善すべき課題はあったのでしょうか。
教育指導課長(西田大世)
オンライン方式での実施について、特に改善していくべき課題は見当たっておりません。引き続き、適切に実施してまいります。
松村洋子委員
中学校の英語は3年に1度程度の実施ということですが、前回の令和5年度調査と、令和8年度調査ではどのような点が変更されているのでしょうか。
教育指導課長(西田大世)
令和5年度の前回調査では、「話すこと」のみが、1人1台端末を活用したオンライン方式、いわゆるCBT方式で行われましたが、令和8年度調査では、「読むこと」、「書くこと」、「聞くこと」、「話すこと」、このすべての技能についてCBT方式で行われます。
また、今年度の中学校理科調査と同様に、公開問題と非公開問題から構成された異なる問題セットに回答するという点も前回調査とは異なっております。
田邉織恵委員
令和8年度は中学校の英語で1人1台端末を用いたオンラインでの実施ということですが、タイピング入力など、生徒は対応できるのでしょうか。
教育指導課長(西田大世)
先ほどの理科と同様、英語につきましても令和7年度中にサンプル問題を使った事前検証を学校ごとに実施いたします。ネットワーク確認や、端末操作、また実際に出題される問題形式に慣れるという目的で行われます。サンプル問題は複数回取り組むこともできるため、端末操作等に関する不安は取り除くことができると考えております。
また、タイピングによる入力に慣れるため、授業や家庭学習で練習問題等に取り組むこととしております。
西田誠教育長
今後のCBT方式による実施の見通しについて、お聞かせいただけますでしょうか。
教育指導課長(西田大世)
CBT方式による調査は年々拡大しており、令和9年度には全面移行する予定です。どの教科も、その前年度にサンプル問題の準備を行うこととなっております。
西田誠教育長
他に何かございませんでしょうか。
それでは、無いようですので、採決に入ります。
議案第2号、「令和8年度全国学力・学習状況調査の参加について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
西田誠教育長
ご異議が無いようですので、議案第2号は、原案どおり可決されました。
続きまして、日程第4、議案第3号、「高槻市立樫田幼稚園の令和8年度及び9年度の運営の基本方針について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
子ども未来部長(乾貴志) (提案理由説明)
ただいま上程されました日程第4、議案第3号、「高槻市立樫田幼稚園の令和8年度及び9年度の運営の基本方針について」の提案理由をご説明申し上げます。
樫田幼稚園につきましては、平成22年度以降、特認幼稚園として、少人数ながらも、地域の豊かな自然に恵まれた環境を活かしつつ、「特色ある教育活動」を行ってまいりましたが、令和7年度については、入園希望者が2名だったことから、休園とし、令和8年度については、園児募集を行い、その結果をもって休園の継続あるいは再開を決定することとしておりました。
今年度においては、令和7年10月3日の一次募集締め切り時点で、申し込みがございませんでした。
また、併せて、樫田小学校在校生の弟妹や、樫田小学校の入学予定児童の弟妹に入園希望者がいないか、聞き取り調査を行いましたが、入園希望はございませんでした。
その後、令和7年12月26日まで園児募集の期間を延長したところ、新たに1名の申し込みがありましたが、最終の入園希望者は1名でございました。
以上を踏まえ、高槻市立樫田幼稚園における令和8年度及び9年度の運営に関する基本方針を、次のとおり定めようとするものです。
別紙をご覧ください。
1点目ですが、令和8年度については、引き続き、休園するものでございます。
2点目ですが、令和9年度につきましては、園児募集を行い、その結果をもって休園の継続あるいは再開を決定するものでございます。
以上、誠に簡単な説明でございますが、ご審議のうえ、ご可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
西田誠教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
西田誠教育長
それでは、無いようですので、採決に入ります。
議案第3号、「高槻市立樫田幼稚園の令和8年度及び9年度の運営の基本方針について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
西田誠教育長
ご異議が無いようですので、議案第3号は、原案どおり可決されました。
お諮りします。
日程第5、議案第4号、「高槻市立幼稚園の廃園について」、日程第6、意見聴取第1号、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条に係る意見聴取について」、この2つの案件は、いずれも関連する案件ですので、一括議案として進めたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(異議なし)
西田誠教育長
それでは、一括議案といたします。順次、提案理由の説明を求めます。
子ども未来部長(乾貴志) (提案理由説明)
ただいま上程されました、日程第5、議案第4号及び日程第6、意見聴取第1号について、提案理由をご説明申し上げます。
まず、日程第5、議案第4号「高槻市立幼稚園の廃園について」ご説明申し上げます。
別紙をご覧ください。
1点目ですが、令和6年6月に策定した「第3次高槻市立認定こども園配置計画」に基づき、令和9年4月1日に、高槻市立高槻幼稚園及び松原幼稚園につきましては、廃園のうえ統合し、松原幼稚園の場所で認定こども園化するとともに、高槻市立北清水幼稚園を廃園し、同じ場所で認定こども園化しようとするものでございます。
続きまして、日程第6、意見聴取第1号「地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条に係る意見聴取について」ご説明申し上げます。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項において、地方公共団体が設置する幼保連携型認定こども園の事務のうち、規則で定めるものについて、教育委員会の意見を聞かなければならないと定められており、高槻市立幼保連携型認定こども園条例施行規則第19条第1項第2号において、当該事務として、認定こども園の設置が規定されています。
先ほどご説明しました通り、令和9年4月1日に、高槻市立北清水認定こども園及び高槻市立松原認定こども園の開設をすることから、教育委員会の意見を求めるものです。
なお、施設の定員につきましては、高槻市立北清水認定こども園が105名、高槻市立松原認定こども園が120名でございます。
以上、誠に簡単な説明でございますが、ご審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
西田誠教育長
ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
西田誠教育長
それでは、無いようですので、採決に入ります。
議案第4号、「高槻市立幼稚園の廃園について」を原案どおり可決してご異議ございませんか。
(異議なし)
西田誠教育長
ご異議が無いようですので、議案第4号は、原案どおり可決されました。
続きまして、意見聴取第1号、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条に係る意見聴取について」教育委員会の意見は、なしとすることでご異議ございませんか。
(異議なし)
西田誠教育長
ご異議が無いようですので本件は、意見なしとなりました。
以上で、本日の日程がすべて終了いたしましたので、閉会といたします。
(午後3時48分閉会)