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令和7年度第1回高槻市社会教育委員会議 会議録

ページID:164208 更新日:2025年11月11日更新 印刷ページ表示

会議の名称

令和7年度第1回高槻市社会教育委員会議

開催日時

令和7年10月6日(月曜日)午前10時00分から11時20分まで

開催場所

高槻市役所総合センター12階 教育委員会室

出席状況

出席委員8名

傍聴者

1名

議題

1 委嘱について
2 議長・副議長の選出について
3 令和7年度社会教育関連課主要事業について
4 令和7年度近畿地区社会教育研究大会(和歌山大会)の報告について
5 その他

事務局

教育総務課

会議資料

会議録

案件3 令和7年度社会教育関係課主要事業について
(議長)
案件3、令和7年度、社会教育関係課主要事業について、議論いただきたいと思います。
事前に送付しております「教育要覧」に沿って、4課続けて事業説明をいたします。
ご質問やご意見がある場合は、少しお時間をとらせていただきますが、あとでまとめて質疑応答する時間を取ろうと思いますので、まずは4課続けての事業説明をお願いできればと思います。

(教育総務課)
教育総務課でございます。
所管事業の内の社会教育関連について主要事業のご説明をいたします。
「教育要覧」65ページをお開きください。  
社会教育に係る主な事業といたしまして、「1審議会」、「2成人教育」、「3地域、家庭及び学校等との連携・協働」を挙げております。

まず、項番1「審議会」ですが、当課が所管課となり、社会教育法第15条に基づいて委員の皆様の委嘱並びに会議の運営等を行っております。
当会議は、本市の社会教育施策全般について審議していただく機関でございます。
令和6年度の開催状況は1回で、審議内容は、社会教育関係課の主要事業についてと、近畿地区社会教育研究大会〔京都大会〕に参加された委員からのご報告でございました。

項番2「成人教育」では、活動の指針として、家庭教育や指導者養成など、成人教育を効果的に推進し、社会教育関係団体等と連携・協働して、家庭及び地域の課題解決力や教育力の向上を図るとしています。
事業の概要といたしまして、「家庭教育の推進・啓発」では市内各学校がPTAや保護者と協働して、保護者が子育てや家庭教育について学ぶ機会を提供しています。

次に、「障がい者教育の推進・啓発」として、障がい者の生涯学習を支援するため、関係団体が実施する学習活動に対し支援を行っています。
また、「PTA活動の充実・活性化」を図るため、高槻市PTA協議会への支援を行っています。
次ページ「識字・日本語読み書き教室」の運営、情報提供、人権まちづくり協会との協働による人権教育事業を実施しております。

項番3「地域、家庭及び学校等との連携・協働」です。
活動の指針では、学校を核とし、地域、家庭、学校が連携・協働して、子どもを見守り育てる地域づくりを推進することとしています。
次に、事業の概要についてでございます。「地域学校協働活動」ですが、本市ではコミュニティ・スクールを令和4年度から順次取り組み、今年度には市内全18中学校区に「学校運営協議会」を設置いたしました。
学校運営協議会は、地域住民や学識経験者で構成され、学校運営の基本方針を議論するとともに、その実現につながる支援活動が行われるよう、地域と学校とをつなぐ取組を行っています。
教育総務課では、学校と地域をつなぐコーディネーターとして地域学校協働活動推進員を各中学校区に一人ずつ配置しています。
次に、「学校教育活動サポーター」についてですが、推進員が地域の方々に呼び掛けて実際に活動していただく方を学校教育活動サポーターと呼び、令和6年度の活動人数は延べ1,317人でした。
別途配布いたしております、A3サイズの資料「地域で育む 子どもの未来」をご覧ください。
これは、地域学校協働活動についてまとめたもので、本年5月号の広報誌における特集記事でございます。
記事に記載されているように、多くの方々に学校運営に携わっていただくことにより、地域と連携・協働した学校づくりの推進に繋がっているところです。

次に、最下段「放課後子ども教室」では、地域の方々の参画を得て、宿題や異年齢交流、昔遊び等、子どもたちが多様な体験や世代間交流ができる放課後子ども教室を実施しています。
令和6年度の実施状況は、記載のとおりです。
教育総務課からの説明は以上でございます。

(議長)
続きまして、中央図書館からお願いいたします。

(図書館)
図書館の主要事業を説明させていただきます。「教育要覧」の68ペーシをお開きください。
2事業概要では、図書館が行っております主な事業が記載されております。
一番上の「電子図書館」や、中ほどの「相互貸借」、「「まちごと図書館」事業」、「リユースブック事業」、下から2番目「学校図書館支援」、その下「ブックスタート事業」など、様々なことを行っているところでございます。
69ページから71ページの3施設概要では、中央図書館を筆頭に高槻市がもつ5図書館1分室等の施設概要を記載しております。

続きまして、72ページをお開きください。
蔵書冊数の推移ですけれども、表の右下をご覧ください。
令和6年度の全館の蔵書冊数の合計は148万9,250冊です。令和5年度の蔵書冊数151万1,896冊と比較いたしますと、2万2,646冊減っております。
その上段、各館とも蔵書冊数が減っております。
これは例えば10年間、全く借りられていないもの、著しく破損が進んでいるものなどを全館で整理いたしました結果です。

同じ表の右上にあります「電子書籍」ですけれども、令和6年度は5,494点で、令和5年度は4,450点となっており、1,044点増加しております。
データではお示ししておりませんけれども、電子書籍は図書館閉館時間帯の利用が全体の50%半分以上を超えており、24時間365日、いつでもどこでも利用できる電子図書館の特性が生かされた活用がされていることがわかっております。
これからも電子書籍の充実を図って参りたいと考えております。

次に73ページをご覧ください。5の図書館の利用状況です。
まず、表の左下、貸出冊数、令和6年度については合計275万8,981冊。
令和5年度から16万6,617冊の減となってございます。
次に表の中ほどの一番下の欄、利用者数でございますけれども、令和6年度の合計は85万4,462人で、3万8,749人の減となってございます。その右にあります予約件数についても減少しております。こうしたことから図書館の利用状況全体として、総数から見れば大きいものではございませんけれども、減少傾向にあると考えてございます。

続きまして、74ページご覧ください。
北摂地区7市3町図書館広域利用でございますけれども、上の表、高槻市から他市町民への貸出冊数及び人数は、令和6年度の貸出冊数の合計1万7,252冊、貸し出し人数は6,353冊になります。その下の表、高槻市民が他市町の、図書館から借りた冊数及び人数は令和6年度の貸出数の合計4万503冊、貸出人数は1万2,077人になります。
特に茨木市、島本町での利用が多いことから、隣接している市民の方が有効にお互いの資料を利用しているというような状況でございます。
その他6図書館の行事では、おはなし会や朗読会などの回数、参加人数などを記載しております。
リユースブック事業では提供した冊数を、ブックスタート事業では配布した冊数を記載しておりますので、それぞれご覧ください。
図書館事業説明につきましては以上でございます。

(公民館)
公民館につきまして、ご説明させていただきます。
それでは教育要覧の75ページ、公民館について説明いたします。

まず、所管施設についてですが、市立の公民館は、13館でございます。
1活動の指針につきましては、「地域社会に開かれた『集う・学ぶ・結ぶ』機能を有する地域づくりの拠点施設として、市民の交流と多様な学習活動を支援し、学習成果が実生活や地域での実践に生かされるまちづくりを目指すとともに、地域文化がさらに発展するよう、公民館活動の充実に努める」としております。

2公民館運営審議会でございますが、公民館における各種事業の企画・実施などについてご審議いただきながら、公民館活動を推進しております。

令和6年度の開催実績は2回で、「公民館における各種事業の企画実施について」主に審議されました。
76ページ3施設概要には、市立13公民館について、館名、設置場所、開館年月日、施設内容等を記載しております。
次に77ページをお開きください。令和6年度の「講座・教室開設状況」について、各館ごとに記載しており、回数は958回、延べ参加人数は、42,078人でございました。
次に78ページをお開きください。
令和6年度の「利用状況」を記載しております。
いずれもの数値も全13館の合計で、部屋利用件数は37,489件、部屋利用人数は465,230人、図書貸出人数は6,460人、図書貸出冊数は11,549冊でございました。

次に79ページ「令和7年度 公民館事業計画」をご覧ください。公民館の事業は本計画に基づき、成人教育事業、青少年教育事業、人権啓発事業、地域・家庭教育事業、文化事業、グループ育成事業、図書の貸出を実施しています。

ここで公民館における事業実施や施設の管理運営にあたっての、重点項目、4点についてご説明いたします。

1つ目は、絆づくりの推進です。これは、各館の特色を生かした講座と共に、市立13公民館が連携し、共通したテーマで講座・教室を展開し、公民館の一層の周知を図りながら、市民や地域と協働で世代間交流や高齢者の社会参加、地域貢献等の事業を進め、人や地域の絆づくりを推進するものです。 
具体の取組としましては、全館で実施している「稲穂塾」がございます。
79ページの事業計画では最上段の成人教育事業に該当します。

2つ目は、地域活性化の推進です。全ての市立公民館で、住み良いまちづくりに向けた多種多様な講座等を実施するとともに、地域や利用者と協働のイベントを開催しています。
具体には事業計画の上から2つ目、青少年教育事業である子どもまつりやキッズチャレンジ、中ほどの文化事業の各サークルの活動発表である公民館まつりがあります。

3つ目は、管理運営面として、施設・設備等の整備です。
公民館は昭和40年代に設置が始まっておりますが、全体的に老朽化が進む中、施設の長寿命化を図り、避難所でもある身近な公共施設として、より安全安心に社会教育活動等ができる施設であるために、計画的に改修を実施しております。
令和6年度は、利用者が安全に利用できるよう、五領公民館の外壁タイル修繕及び阿武山公民館・図書館の空調設備取替修繕を実施しました。

最後、4つ目は公民館の多機能化です。
公民館では、市民に対面サービスを行っている身近な公共施設として、各種行政情報の提供などを行っております。
また、市立図書館との連携による「まちごと図書館事業」の円滑な運営を図り、利便性を向上させることで、読書活動の推進や、公民館利用者の増加に繋げていきます。
さらに、福祉や防災など、地域の拠点施設として、様々な役割を高めるよう努めてまいります。

以上4つの項目を柱として、地域の皆さんとともに、公民館が果たすべき役割を、持続可能なかたちで実現できるよう、取り組んでいます。

最後に、公民館のコミュニティセンターへの移行についてご報告いたします。
市内の「地区コミュニティ」で構成されております「高槻市コミュニティ市民会議」及び「芥川地区」と「北清水地区」の2地区の要望を踏まえ、芥川及び北清水公民館を地域住民が自主運営・自主管理するコミュニティセンターへ移行することとし、高槻市立公民館条例の一部改正に関する議案を、本年9月の議会に上程し、可決されたものです。
条例改正の施行日は規則で定める期日としておりますが、両地区のコミュニティセンターは、4月1日から運営を開始する予定です。
なお、公民館が担っています社会教育事業につきましては、引き続き本市が実施し、市内全域での展開を図ってまいります。
公民館についてのご説明は以上でございます。

(文化財課)
文化財課についてご説明させていただきます。
「教育要覧」の80ページからご覧ください。
まずは、項番1審議会について報告いたします。
市内の所在する文化財の保護・活用に関して、専門的な立場から審議し意見を具申する「文化財保護審議会」を2回開催しました。
また、市内の史跡等の保存と公開活用に関して、指導助言を受ける「史跡整備指導検討会」を2回、「芥川城跡保存活用検討委員会」を2回、開催しました。

次に 81ページ項番2の「事業の概要」について報告いたします。表を順にご覧ください。
2事業の概要でございます。
市内各所の文化財や歴史を案内する「歴史の散歩路」や「高槻 まちかど遺産」にかかわる説明板の適切な維持管理に努め、市民への保護啓発に努めました。

次に、令和4年に文化庁認定を受けました「文化財保存活用計画」の進捗管理を行いました。

また、「史跡の公有化」につきましては、史跡芥川城跡等の保存を図るため、芥川城跡の保存活用計画の策定に着手し、土地の測量など公有化の推進を行いました。

「しろあと歴史館」では、所蔵文化財の展示・保存や各種講座・教室等を開催し、文化財の普及啓発に取り組んでおります。
令和6年度は、特別展1回、企画展3回を実施しました。
講座・教室では、年間34回、1,226人の参加がございました。

しろあと歴史館の分館の歴史民俗資料館では、市民から収集した民俗文化財や資料等の保存・展示を行い、体験教室を10回開催いたしました。

82ページ「今城塚古代歴史館」では、今城塚古墳を軸に、三島古墳群の調査成果の展示や資料の保存、各種講座・教室を行っております。
令和6年度は企画展を4回実施いたしました。
また、勾玉づくり、ハニワづくりは常時開催する体験教室として294日実施しました。

史跡今城塚古墳の発掘調査報告書の刊行に向けて、出土資料の記録を整理し、調査成果の検討を進めました。

「安満遺跡公園」「いましろ大王の杜」をはじめとする史跡公園を学習や憩いの場として公開・活用を図りました。

次に、他の自治体との連携においては、歴史街道推進協議会を通じて、周辺市町村とともに各種事業を実施し、特に令和6年度は西国街道をテーマに周辺自治体の学芸員がリレー解説する講演会を今城塚古代歴史館で開催しました。

市内の埋蔵文化財の発掘調査等を実施し、資料の記録保存に努めました。
5月には、新池ハニワ工場公園において、「ハニワづくりとスケッチ・ぬり絵大会」を開催し、234名の参加者がありました。
参加者の作品は、7月から8月にかけて、今城塚古代歴史館で展示しました。

次に、史跡闘鶏山古墳の保存環境調査や石槨調査の手法の検討などを行いました。
また、市内の塚原古墳などで発掘した出土品の保存処理を行いました。

令和4年に国の史跡に指定された史跡芥川城跡について速やかな保存と活用を図るため、指定地の公有化のための測量、現地の維持管理、城の魅力を発信する講座やアプリの公開、御城印等の販売を行いました。

11月には、大阪府無形民俗文化財「淀川三十石船舟唄」の継承、普及、発展のため、舟唄の全国大会を実施し、約350人の参加がありました。

82ページ項番3は、施設概要です。
各施設の規模や内容、利用者数などの案内となりますので、説明は省略いたします。

85ページからは項番4指定文化財について、高槻市内で指定されている文化財の一覧となっております。
令和6年度は、指定文化財数の増減はありません。
文化財課の説明は以上となります。

最後に本日配付資料の最後に、カラーのチラシをお配りしております。
10月から開催いたしますしろあと歴史館、今城塚古代歴史館の展示会のご案内でございます。
お時間ございましたらお近くにお越しでしたらぜひお立ち寄りいただければと思います。
以上、文化財課からは以上でございます。

(議長)
ありがとうございます。
各課からの説明が終わりました。

各課の事業に対する質問やご意見を、仰っていただければと思います。
文化やスポーツでしたら、それぞれの団体で取り組んでらっしゃることや、事業としては学校教育活動サポーターという取り組み等がありますので、そういったことと関連してご意見いただければと思います。

私から1つ、図書館についてですが、去年から比べると、電子書籍の活用状況について分析が進んでいると思いました。
おそらくこの72ページ73ページの表を読むだけでは、一般の人は多分わからないと思いますので、どこかで説明があれば、せっかく取り組んでいらっしゃることなので、別の表にする等、今後見せ方の検討をいただければと思います。

意見だけですので、図書館からの回答は不要です。
他の委員方はいかがでしょうか。

(委員)
では、図書館についてお話させていただきます。
服部図書館が近いのですが、使いやすくなったと感じています。
私の妻は、私と同年代で電子書籍はよくわからないと言っているのですが、私自身は本を返しに行くのを忘れてしまうので、便利だなと思っています。

電子書籍については、広報不足かと思います。
広報してはいただいていますが、見る側が見ていないと気がつきました。
何て言えばみんなが聞いてくれるのかなと。

私は本を読むのが好きではないので、本を借りに行く必要はないと思っていましたが、図書館は、本の数がとても多いです。
PTAで話を聞いていると、学校の図書館に本が少ないと言われる保護者も多いのですが、図書館に行けばたくさんあるのです。
学校で先生方が図書館の話をされていることを聞きますと、「子どもたちはただ騒いでるだけ」と言っておられます。
図書館には「勉強してはダメですよ」と書いていたりして、図書館を使えてないというのもあるのでしょうが、蔵書がたくさんあります。

電子図書館もできて、便利になったということを、広めたいという意見です。


(議長)
ありがとうございます。
続けてお願いします。

(委員)
服部図書館は、利用者が減少していると感じます。
「物を持って入ってはだめですよ」等、いろんな規制ができていて、オープンな状態、フリーな部屋等があればもっと利用者が増えるのではないか思っています。

服部図書館で期日前投票の立ち合いをやっていますが、「ついでに見に来たわ」という方はいても、なかなかじっくり座って本を読んでいる方っていうのが少ない。
あれだけの本があるのに勿体ないなと思っています。
また、コミュニティセンターの管理委員長をしているのですが、もともとできたときには、図書室がありました。
いろんな方から寄贈いただいた素晴らしい本が並んでいましたが、全く利用されなくなり、結局図書室がなくなりました。
最初は子ども達が学校から帰りに見に来ていましたが、中の本が変わらない。
どんどん本を変えていけるような資金があればいいんですけど、センターは資金が回らないので、皆さんからいただく本を置いていると、読んだ本ばっかりになっていって、だんだん子ども達が離れていくっていう状態が続いて、図書室をなくしました。
それは非常に勿体ないですよね。

親も本を読まなくなっているし、携帯・スマホ等だけで、新聞もとらない家庭が出てきているので、子どもが字を見ない、本を読まない。
スマホ、ゲームばかりで、勿体ないと思います。

ですから図書館をアピールできるものがあれば、もっと利用してくれるのではないでしょうか。
楽しい図書館としての運営を、本を貸し出すだけではなくいろんな事業、行事等をよりアピールしていただければ、利用率があがると思います。
よろしくお願いします。

(議長)
ありがとうございます。
図書館について、広報、学校との連携、オープンな場にする等の意見が出ました。
ぜひ、たかつきDAYS等で、図書館の事業の特集をしていただけると良いと思います。
他に何かご意見、ご質問ありますでしょうか。

(委員)
様々なご活動されていること、私も大変勉強になりました。
私も今の図書館の件につきまして最近電子化が進んでおりますので、そういった取り組みが非常にこれから意義深いことだなと思っております。
引き続きお願いできればと思います。
また傾向把握もしていただき、随時見直しを行っていただければ良いと感じます。

また、社会教育のところで「識字・日本語読み書き教室」がございました。
様々な方々について日本語学教室をされているということで、特に最近、様々な外国人の方もいらっしゃっていますので、そういった方をご指導することは、これから非常に意義深いことであると考えておりました。

(議長)
ありがとうございます。
他に何かございますでしょうか。

(委員)
スポーツ団体協議会からの派遣です。今日第1回目の出席で、皆さん方のお顔を拝見させていただきました。
錚々たるメンバーの中でしゃべるということは大変でございますが、2、3お話させていただきます。
教育要覧の中で、図書館で要らなくなった本を個人や団体に提供しているとのことでした。
どのような方法でされているのでしょうか。

また、スポーツ団体協議会ですから、スポーツを通じて子どもやそのご父兄の方と交流というものを行っています。
13日にスポーツ大会を芝生でやりますが、これにもたくさんの人が来られます。
企業も協賛をいただいますので、子どもさんはスタンプを集めて最後に商品をもらう等非常に楽しく参加されています。
それらのイベントをこれからも行っていきたいと思います。


(図書館)
図書館です。
リユースについてご説明いたします。

図書館は5館1分室ありまして、今蔵書冊数が150、140万冊ぐらいありますが、書庫がいっぱいになっています。
毎年予算で、新しい本を購入しますが、古い本を処分しないと新しい本が入りません。
もちろん、残しておくべき貴重な本は残しておきますが、各図書館毎日のように不要になる本が出ます。
整理して不要になった本は、各図書館にリユースコーナーを設けて置くようにして、持って帰ってくださいと出します。

利用者の方が欲しい本と、置いたときのタイミングがうまく合えばいいのですが、リユースコーナーが好きで、毎日通ってくださる方もおられます。
またリユースコーナーとは別に、今年度は11月の土曜日に青空図書館を行います。
1万冊ほどリユース本を安満遺跡公園へ持っていきまして、好きに持って帰ってくださいというコーナーを作って皆さんに持って帰ってもらおうと思っています。
一昨年も安満遺跡公園で行い、大変好評でして、10時ごろから始めてお昼過ぎまでずっと長蛇の列でした。
今年も行いますので、またご参加いただければと思います。

(委員)
私も図書館に時々行きますが、子どもさんの利用者は少ないでしょうか。

(図書館)
基本的には、平日は学校がありますから、平日は子どもさんが多くはありません。
働く年代の大人も少ないです。
平日はお年寄りの方、リタイアされたような方が多いです。
土日は、子どもさんや働く世代の大人等、賑わっています。

(議長)
ありがとうございます。
またご質問等ありましたら。いかがでしょう。

(委員)
教育要覧65ページ、66ページですが、コミュニティ・スクールに関してお尋ねします。

校区の住民の負担について、どういうふうにお考えになっておられるかを伺いたいです。
地域学校協働活動推進員が1人いますが、私の地区では副会長をされている方がその役目を果たしてらっしゃいます。
PTAの方がなかなか動けないという話もありますから、地域の会長に負担がかかっています。

日程調整のお尋ねが来て、空いているときは協力していますが、今のままの状態で続いていくのかという心配があります。
昨年も小学校で1時間、地域の話をしました。
今年度は中学3年生を対象に、地域のこと、防災や行事に関すること等を6時間目の授業に体育館で約50分間お話しました。
それに対する質問を個人的にお尋ねしたいという生徒が出てきたので、来ていただけるのであれば受けましょうということで、コミュニティセンターでお待ちして、生徒たちが来て、約30分から40分ぐらい質問に答えたりしています。
私は長をしておりますから、お話した責任もありますし、生徒さんの問いかけというのはとても大事なので全部お答えして、いつも快く引き受けてはいますけれども、他の役員の方は、現役の方もいらっしゃるし、質問を受けるのはできないという方もいらっしゃるし、今後どうなるのかなというのがものすごく不安があります。
高齢化も問題でして、朝の見守り隊も高齢化でだんだん人数が減ってきています。
募集しても、集まらないという現状です。
校長先生やPTAの方の協力は絶対必要なので、その辺り、どういうふうに考えておられるのかなというのをお聞きしたいです。

(議長)
重要なお話ですね。

(副議長)
奥坂小学校の八中校区についてですが、コミュニティ・スクールを導入しまして、本年度で4年目になります。
私は本校に赴任して2年目ですが、立ち上げ当初はご苦労の末になされたと思うのですが、4年目を迎えました。

学校教育を学校だけでする時代ではないと感じていまして、その地域に長年住んでおられる、暮らしておられる地域の方々と一緒に学校を作って、子どもたちを地域で育てていこうというコミュニティ・スクールのコンセプトにはとても共感しています。

八中校区では、子どもたちの安全の見守り、授業のサポート等をしていただいています。
具体的には、今の季節でしたら近所の公園に秋探しに行くときに学校教育活動サポーターさんに一緒に安全見守りお願いしますっていう形で行っていただいたりしています。広報たかつきでも紹介していただいているものですね。

また高学年の家庭科の調理実習のサポートや、3年生が初めて書道をするときのサポート等、コミュニティ・スクールのテーマに防災を掲げていますので、授業をする際に、防災に関して聞きたいことがあれば、地域の方を紹介していただいたり、消防団の方に来ていただいて防災のシステムについて話を聞く等も行っています。

またそれ以外の細かい、日々の学校教育活動においても、サポートもしていただいており、学校としてはありがたいと思っております。

(委員)
地域の方を紹介する窓口です。
今、窓口が私になっています。
長年住んでいないと、その地域、軒数にしたら五、六千軒、お家があります。
交流のない方もたくさんいて、協議会に入ってない、自治会も半数あります。
きっとその中にも良い方がいらっしゃると思うのですが、交流がないためにわからない。
それを辿って辿っていって、こういう方がいますよというのを学校にお知らせしています。
他の地区の方々はどういうふうに探されているのかなと思っています。

校長先生や学校も大変というのも理解しています。
校長先生とお話していますと、芋ほりをはじめ、子どもたちに地域の珍しい野菜を使ってお料理を教えてほしい等いろんな話題が出てきます。
その窓口が協議会になっていますので、どこまですれば良いのかなと考えます。
地域で子どもを育てるという気持ちは良くわかります。

学校に預けたらいいやっていう保護者もいます。
学校に渡してしまえば全部協力してくれるだろうと。
PTAがなくなっていったり、朝の見守りもです。
年配の方、高齢者ばかりに負担がかかっていることもあります。
朝の見守りでも、親の当番制で決めるという話が出たことはありましたが、皆さん働いておられるので、なかなかできなくなりましたっていう現実もあります。
今後どうしていくのかということを考えていかなければいけません。

(議長)
ありがとうございます。
日本でどこの学校でも議論されている課題で、本当に大変なことですね。
まだ発言されてない委員もいらっしゃいますので、全体を通じての意見であったり、質問があればお願いいたします。

(委員)
初めての参加です。
文化団体協議会の高槻音楽家協会の会長をしております。
よろしくお願いします。

先ほど教育総務課長から、この広報誌の資料について教えていただきました。

私どもの文化団体協議会では、いろんなジャンルの文化的な活動をジャンルごとに分かれまして、今25団体ございます。
細かいことになりますと、音楽団体でも、日本の楽器、邦楽等わかれています。
お茶、お花もあります。

文化活動のコンテンツがすべて揃っていまして、それぞれの団体でも様々な地域の活動、学校や病院、いろいろなところに出向いていって活動している状況です。

地域の方も、私たちの方も何かやりたいという意見があります。
ただその仲介役といいますか、どういうふうに進めていったらいいのかという部分がお互い迷うところもあります。
そこで、先ほどお話を伺っていて、66ページ下の放課後子ども教室等で活用していただけるのではないか、年間の計画等、どういうふうに進めているのだろうかと思いました。

(教育総務課)
コミュニティ・スクールに関する取り組みでございますけれども、この取り組みにつきましては、令和4年度から順次開設いたしておりまして、本年令和7年度で、全中学校区に導入したところでございます。

まだ経験が浅いところもございまして、地域学校協働活動推進員の方が各学校にお1人ずついらっしゃいますけれども、どのように活動していいか、ちょっと全体像が見えないでありますとか、どのように働きかけていいかわからないというようなお声をよく聞いております。

各中学校区の推進員の方のお悩みであったり、今後の活動につなげるような計画ができないかということで、推進員の方を集めて、交流会を開催して、各中学校区でのお悩みや、或いは先進的な取り組みを共有して、各学校で展開していくような形で今取り組んでいるところです。

放課後子ども教室につきましては、現在、資料に記載しております通り、今2万4,000人を超える児童参加していただいておりますので、各小学校の児童に対しまして、体験、交流の場を提供するために、放課後に取り組んでおります。
放課後子ども教室につきましても、地域の方々にご協力いただきまして、実施をしておるところでございまして、各教室で特色ある企画をしていただいているところでございます。
先ほどおっしゃっていただいたように、地域学校協働活動が地域の方のご負担になっている側面もあるのですけれども、異年齢の交流や地域づくりに繋がるものということで、こちらも積極的に実施をいたしております。

(委員)
地域がいろいろ大変だという意見もものすごく私たちもよくわかりまして、文化団体協議会にもいろんな団体がありますので、そのコンテンツを皆さんにも知っていただいて、この中でどういうことができるのかということです。
プロの専門家もたくさんいますので、コンテンツとしては非常に揃っています。
文化団体協議会と市と、話し合いの機会を持って、計画していく可能性もあるのではないでしょうか。
学校や地域だけに任せるというのはなかなか大変なことです。
入ってくる情報も少ないんじゃないかと思います。

(教育総務課)
おっしゃる通り、地域の方々にすべてお任せしてしまうというのは、やはり負担になるという面もあるかと思いますので、高槻市といたしましても、様々なコンテンツのご紹介であったり、情報提供、ぜひ取り組んでいただきたいことの事例紹介等をさせていただくために、市が窓口になっていくことができるのではと考えております。


(委員)
そうですね。文化団体協議会の方から教育総務課にお話をして検討する機会があっても良いかと思います。 

(教育総務課)
ぜひお願いしたいというふうに思います。 

(委員)
ありがとうございます。  

(議長)
よろしくお願いいたしたいと思います。

(委員)
よろしくお願いします。

(議長)
すばらしい時間だったと思います。
建設的な意見が出まして、コンシェルジュじゃないですけれども、子どもたちからこんなふうな話を聞きたいとか、こんなことしてみたいと言ったときに、地域はもちろん高槻市全体のメニューを紹介できるというのは、本当に素晴らしいことだと思いますので、ぜひ、実現に向けて話し合いの場を持っていただければと思います。

それでは最後ご発言をお願いいたします。

(委員)
私も小学校で勤務しているので今お話聞かせていただいて、地域の方等、外部の方が学校に来ていただくとその方のご負担があるかとは思うのですが、学校で働いている者からすると学校教育活動の中に、外部の方に来ていただくことで子どもたちにとっても新たな気づきがたくさんありますし、いつもと違うことが学べるという、そのときの子どもたちの顔はとても輝いています。

ぜひ私たち学校としても、地域の皆様のご負担になり過ぎないようにご協力いただいて、子どもたちにとっていい教育活動することができればと思っていますので、今日、ここで言っていただいたことも、実現できたら学校にとってもすばらしいんだろうなと思いながら話を聞かせていただきました。

実際、学校教育活動サポーターは、かなり前からいろんな外部の方に来ていただいておりまして、この制度がこれからも充実していってほしいと思っています。

放課後子ども教室も、学校、地域によって実施の仕方は違っているかと思うんですけれども、参加している子どもたちはすごく、この日のことを楽しみにしています。
「今日、明日、放課後子ども教室あるねん」とすごく楽しそうに言っている子供たちの姿もありますし、子どもたちにとってもいい活動になっているなと実感していますので、今後、いろんな方々のご協力を得ながら、事業を充実していただければと思っています。

次に、図書館のことなんですけれども、学校の方でも今支援をしていただいています。
昨年も同じ質問をしたかもしれません。
教育要覧68ページ「学校図書館支援」にあるように「学校図書館への貸出図書」「セット貸出事業」など授業事業内容に関わる本を貸し出していただいていまして、学校はすごく役立っていて、希望してもなかなか今、内容によっては借りることができないくらい申し込みも殺到していると思うのですが、今後もぜひご支援いただきたいなと思っています。

また「まちごと図書館事業」で、学校図書館に中央図書館から本を貸し出しいただいて、それを学校の図書館で子どもたちが借りられるようにしていただいていて、子どもたちのニーズが高いと思っています。

学校図書館と、公立図書館は、その目的や利用方法が違います。
学校図書館は借りられる冊数がそう多くはないですが、子どもたちが借りやすくて、小学校だと貸出期間が1週間ぐらいで、1回1冊か2冊。
冊数は少なけれども、短いインターバルで借りることができます。

公立図書館に行くと、1週間など長いスパンで、10冊とか15冊とかある程度の冊数の本を借りて、本に、興味を持っている子はそこで本に親しむことができます。
それぞれ役割が違うと思いますので、両方が充実していることが、子どもたちにとって、本に親しむ環境を作ることができるので、連携しながら、子どもたちにとって良い図書環境を作っていただければなというふうに思っています。

中央図書館は僕も使わせていただくことがあります。
小学生の子をもつ親からすると、児童書、子ども向けの本が充実していると感じています。
なかなか平日は、子どもたちが行く時間が少ないと思うんです。

親御さんも働いている方が多いので、平日の学校終わってからもなかなか行く機会がなく、土日の利用に限られると思うんですけれども。

中央図書館で言うと、児童書と大人用の書籍がワンフロアの中にあります。
フロアーが変わってしまうと、小さい子どもを連れていく親御さん、子どもをこうして、自分はこうとはなかなか行きづらいんです。
中央図書館の場合はワンフロアにありますので、子どもに本を選ばせる、あわせて自分も本を選んだりということもしやすい施設になっていますので、そのあたりもぜひいろんなところで発信していただいて、さらなる利用に繋がってくれば、子どもたち、保護者の方にとっても、すごくいい環境が整っているかなと思いますので、今後もそのあたり充実をしていただければと思っております。以上です。

(議長)
ありがとうございました。図書館に対する熱い思をいただきまして、本当に限られた時間ですけれども、
皆さんが前向きに建設的にお話いただきました。
大変良い意見交流の時間になったかと思います。
また閉会後も、引き続き質問等ありましたら、事務局に仰っていただければと思います。

案件4 令和7年度近畿地区社会教育研究大会(和歌山大会)の報告について
(議長)
では、案件4、令和7年度近畿地区社会教育研究大会について事務局から説明をお願いいたします。

(事務局)
灰色資料「令和7年度近畿地区社会教育研究大会(和歌山大会)大会要項」をご覧ください。
近畿地区社会研究大会は、近畿各府県の社会教育委員をはじめ、社会教育関係者が一堂に会し、各地域における社会教育活動の実践や、研究の成果について交流を深め、今後の社会教育活動の一層の振興を図るとともに、時代のニーズに応じた、これからの社会教育の在り方について、研究協議を行うものでございます。
今年度は、和歌山県で開催され、田中委員にご出席いただく予定でしたが、台風が近づいておりまして、会議が中止となりました。
来年度につきましては、全国社会教育研究会議を兼ねた形で、令和8年10月末に、近畿地区社会教育研究大会大阪大会が大阪市、堺市で開催される予定でございます。
大阪府社会教育委員連絡協議会理事でございます、新谷議員が、大阪大会実行委員会の委員に就任され、開催に向けてご尽力をいただいております。
大阪府内での開催となりますので、詳細が決まりましたら、皆様にもご案内をさせていただく予定でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

(議長)
ありがとうございました。
次年度は大阪で開催されます。
よろしくお願いいたします。

案件5 その他
(議長)
続いて案件5その他ですけれども、事務局から何か連絡事項等ありますでしょうか。

(事務局)
今後についてでございますが、今年度の会議の開催につきましては、今回のみを予定しております。
ただし、案件が生じた場合には、日程をご調整させていただいた上で、開催させていただく場合もございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
事務連絡は以上でございます。

(議長)
委員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
皆様のご協力をもちまして、本日の案件がすべて終了いたしました。
進行を事務局にお返しいたします。

(司会)
議長ありがとうございました。委員の皆様には、ご多忙の中、ご出席いただきまして、またたくさんの貴重なご意見いただきまして本当にありがとうございました。
それでは、これをもちまして令和7年度第1回高槻市社会教育委員会議を閉会とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。 

(議長)
ありがとうございました。
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