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令和7年度第1回高槻市図書館協議会
令和7年10月 9日(木曜日)午後2時から4時5分
総合センター15階C1502
可
中央図書館
3人
7名
角所 宙子委員、齋藤 豪委員、瀬野 周馬委員
高木 りゅうた委員、浜田 幸委員、松岡 洋之委員
村上 泰子委員
1 正副会長の選任について
2 令和6年度高槻市立図書館の運営状況について
3 「第2次高槻市子ども読書活動推進計画」の進捗状況について
4 令和7年度高槻市立図書館の事業予定について
5 その他
高槻市図書館協議会委員名簿
令和7年図書館年報(冊子)
資料1 システム更新に伴うリニューアル
資料2 電子図書館の実績
資料3 第2次高槻市子ども読書活動推進計画の進捗状況
資料4 令和7年度高槻市立図書館の事業予定について
【審議等の内容】
開会時点で、在任委員8名中7名出席につき、本会議は成立。
開会に際し、中央図書館長より挨拶。
<案件1>正副会長の選任について
会長として村上委員、副会長として松岡委員が選出される。
(傍聴の確認と許可)
<案件2>令和6年度高槻市立図書館の運営状況について
○事務局:(資料1、資料2により概要説明)
○会長
案件2について、説明が終わりました。委員の皆さんのご意見をいただきたいと思います。いかがでしょうか。非常に多岐にわたっていますので、どこからということでなく、思いつかれたところでご質問ご意見をいただければと思います。
本日ご欠席の委員の方からご意見を、ひとついただいております。読み上げさせていただきますと、まちごと図書館の出張図書館についてですが、こちらの拡大に期待をしていますということです。来館される方にアンケートを実施するなどして、地域のニーズをもう少し探っていただければ、というご意見をいただいております。
委員お願いします。
○委員
システム更新に伴って、スマホ貸出券を導入したということですけれども、私もこれ、登録してみたのですが、実際に、今までの紙のカード型の貸出券を今どれぐらいの方が持っておられて、過去にスマホ貸出券を登録された方どれぐらいおられるのか教えていただきたいのです。
○会長
いかがでしょうか。
○事務局
令和6年度、2024年4月1日以降の登録者数は、85,249人です。インターネット登録者数は、業務端末で個別での確認はできますが、集計機能がないため算出できませんでした。
○委員
集計はできないですが、利用されている方が増えているなど、窓口でも何か、状況はわからないですか。今のところやはり、今までのカードを使う方が多いのでしょうか。
○事務局
貸出券を使われている方が、多く見受けられるのを現場のほうで日々感じております。
無人の貸出機のある駅前の図書コーナーや上牧駅前図書コーナーで予約本の受け取りに、貸出券を持っていないと気が付いて、「貸出券を忘れたのですが」という電話で、「もしインターネットサービスをご利用いただいていて、スマホの貸出券を出せば、そのままお借りいただけますよ」というご案内をさせていただいたら「借りられました」と喜んでいただいたことがありました。
○会長
ほかにはいかがしょうか。私からも少し、質問させていただいてよろしいでしょうか。
いろいろ気になるところはあるのですけれども、電子書籍の利用が昨年の1.6倍ということですけれども、どういう要因で利用の増加があったのかその分析はされていますでしょうか。
あと、電子書籍の内訳ですけれども、紙と電子が重複しているものとしていないものの割合がそれぞれどれぐらいあるのか、それから、よく借りられている資料が、例えば比較的新しいものなのか、それとも割と古い年代のものも借りられたりしているのか、またジャンルがどういうものがよく借りられているのかというような傾向のようなものがわかれば教えていただければと思います。
○事務局
利用増加の要因の1つとしまして、所蔵件数そのものが増加していることにより利用者が読みたいと思うものが必然的に増えているってことがあげられます。
また電子図書館のサイトに担当者が定期的にアクセスをして、メンテナンスを行っていることも利用増加につながっていると考えています。
電子図書館のページのトップに表示するコンテンツの入れ替えを頻繁に行うことで、様々なコンテンツが目に触れる機会を増やしています。紙の資料でも同じですが、表紙をみせることで手に取ってもらえる機会が増えております。また、月替わりでテーマを変えた特集を作っています。選書するときは過去の貸出状況をみて、関連本を購入したり、買いなおしをするかどうかの検討をしたりと、利用状況にあわせた選書の工夫もしております。
紙でも所蔵しているもの、電子書籍でしか読めないものの割合については、現在、令和7年9月18日時点で、電子で所蔵している5,958点のうち、紙の書籍でも所蔵があるのが確実なものは、1,551点です。残りの4,407点は抽出不可能であり不明でした。
貸出回数が多いものは、出版年の新しいものとは限らない状況です。
理由として、電子化されたタイミングが書籍によって異なり、新着で入ってきたものでも、紙で数年前の出版のものということがよくあります。また貸出回数が多いものを見ますと、特にNDCの偏りはみられず分類や小説など幅広く貸出されている状況です。
蔵書の内訳は、9類の文学が、一番多い状況となっています。
○会長
ありがとうございます。電子だけで持ってらっしゃるのも多いということですから、紙で利用できないものの他にも利用が広がるということも考えられますし、世代によって電子書籍があることで、図書館になかなか行けない世代の利用が、広がってくればいいなと思っています。
もう1つ、それに関連して質問ですけれど、私も、電子書籍のサービスを使わせてもらおうと思ったときに、利用者登録をまずする必要がありますが、利用者登録は、そこの場所まで行かないとできないことが多くハードルになっていたりするのですね。自治体によっては、最近、オンラインで登録をやり始めているところもあるので、そこがハードルひとつ消えてくれると、社会人など非常に使いやすくなってもう少し利用が増えてくるという気がするのですけれども、そのあたりはいかがでしょう。
○事務局
電子書籍のみを利用する方において、利用者登録をオンライン対応することは、本人確認をどのようにするかが課題となっております。
○会長
最近本人確認も、スマホで撮ってそれを送るっていうような、国税の確定申告とかでもそういうのが増えていますので、それと同一視はできないかもしれませんけれど、そこの検討をこれからしていただけたらなと思うところです。
○副会長
私も1つ、今のことに関連したことにもなると思うのですが、学校の子どもたちを見てみますと、今高槻市で、シン100万冊計画ということで、学校図書の充実を図っています。
司書の方も丁寧に開館していただき、設備を整えてくださって、新しい書籍も入るという形で、利用者もとても増えている状況で、子どもたちの本離れというよりかはその環境を整えてあげればいいかなあという風にはすごく実感しているところなのですが、最初に館長がお話しされたように、デジタルで、すぐに見られる環境の書籍の分類っていうのがあると思うのですね。
21ページのところに、蔵書の状況っていうことで分類があってグラフで書かれていると思うのですが、多分ICTの強い分類と、それから、そうでなくやっぱりページをめくってみたほうが、印象に残る、心象に強く、影響するような分類っていうのがあると思うのですけど、ここら辺の分類比率っていうのは何か変更していくとかっていう計画は、あるのでしょうか。
それから、今、デジタルで用意されているこの分類は、多岐にわたるということですけれども、どういうものが、今後必要とされていくのかなあというニーズと、どんなふうに今、見積られているのかなあというものがもしありましたら、教えていただければと思っています。以上です。
○事務局
電子書籍は、できるだけ写真でわかるような資料を増やしていくように心がけております。変更の予定としましても、そういった、4類自然科学系ですとか、技術系の5類ですとか7類の美術系ですとか、写真で見るとよりわかりやすいものを、今後は蔵書として増やしていく必要があると感じています。
今現在、蔵書しているものでも、4類の自然科学系や5類の技術系、7類の美術系っていうのは、全体の中でも、小説の次に多い蔵書となっておりますので特徴を活かした蔵書を心がけて選書していきます。
○副会長
と、いいますのは、実は学校司書さんとたくさんの本を入れたときに、この本は古いけど、分類の割合からすると置いといたほうがいいよねっていうような、話をされていまして、ニーズのないものを、割合の比率で置いていても、利用に繋がらなくなってくるので、学校であったり、学校図書館であったり、市の図書館が同じ連携を持ちながらやると、いい形ができるのかなというのを、この間ちょうどお話しているときに、学ばしていただいて、どこも多分、ICTと実物のハイブリッドした状態の運営っていうのは、模索だと思うので、子どもたちの様子を見ながら、学ぶ要素を見ながら、市民のニーズを見ながらというのをうまく連動させれば、何かいい形ができるのではないかなと思いますのでまた、こういう形で情報支援させてもらえたらと思います。ありがとうございました。
○会長
他にいかがでしょうか。
○委員
利用者の使いやすい図書館ということで様々な配慮がされて、取り組みをされているのが本当ありがたいことで、非常に動線を意識したリニューアルですとか、貸出しもとてもやりやすい形になっているのだと思います。
スマホの利用など、非常に便利だと思いますが、今ひとつ、便利なものがあるよという、周知がされていないのかなあというのは、感じておりまして、例えばスマホのことですとか、返却口1つにしても、これを通すだけで返却処理がされ、そこを通したらすぐ、反映されて借りられるという図書館ハックみたいなものが、もう少し一般に知れ渡るといいなというので、ホームページなり、こちらから積極的にこんな便利なものがあるよというな、広報の仕方をもう少し考えていただけたらと思った次第です。
特に、子どもが図書館を利用するのに貸出券を全員が持っているというような取り組みや、タブレットから予約もできるというようなシステム構築をしていく予定などはあるのでしょうか。図書館の役割も先ほどいろいろ変わってきているというふうに館長からご説明がありましたけれど、特に子どもですとか高齢者、障がい者に対する情報弱者、または図書館の非利用者に対する、こんな素晴らしいものがあるよというような図書館の呼びかけや周知というものをもう少しできたらいいなというふうに感じています。
特に私たちは子どもたちに対してアウトリーチサービスの一環として文庫をやっているわけなのですけれど、やはり今、樫田ですとか、上牧の五領、また三箇牧、柱本だといった遠隔地の方ですね。直接、接しないと図書館へのニーズが取れない地域ですね、そちらの方へのまちごと図書館などに代表される、働きかけというのは、続けていっていただきたいなというふうに感じています。
先ほど館長の方からもありましたけどこれから図書館どういうふうになっていくのかって、そのためにこういう年報も作られていると思うのですけれど、一体何のため、どういう、何を目標として、図書館をこの高槻市の図書館は目指しているのか。
この数値が増えたらいいのか減ったらいいのかっていうのを、何か具体的に示していただけたら、ありがたいなと思いますが、そういう年度重点目標ですとか、収集方針などっていうものは、何か、資料がありますでしょうか。
茨木市ではホームページからすぐにこちらの重点目標ですとか、収集方針などがすぐに見られる形で、わかりやすいですけれど、何を目指しているのかというのが明確になって何か目標は何かというところを示していただけたらと思うのですが。
○事務局
様々ご質問ご意見ありがとうございます。
まず、利用券とスマホ貸出券含め周知のお話でございます。貸出券についてはシステム更新の切り替え時に同時に導入したわけなのですけれども、予約棚の変更とあわせまして、スマホ貸出券になるよ、ということは、広報やホームページでもお知らせをさせていただいたところです。
おっしゃるようにまだ知らない方も多くいらっしゃるかもしれませんけれども、我々、まちごと図書館、あるいは、まちごと子ども図書館、出前講座など様々な機会で表に出て、市民の方に接する機会を作っておりますので、そういった場を通じて、啓発もして参りたいなと思っております。
まちごと図書館につきましても、まちごと子ども図書館につきましても、市内の、樫田地域を含めお出かけをして、直接市民の方に講座や貸出券を作る、図書の予約をするような取り組みもしておりますので、そちらの方も、すすめて参りたいと思っております。
最後に評価のところでございます。なかなか評価で、数が増えた減ったということだけで評価はしづらいとは思いますけれども、また後程ご説明をさせていただきますが、子どもの分野に関しては子ども読書計画という計画で取り組んでいるところでございます。
次期計画も、今から策定しようと思っているところですけれども、その計画の中では不読率の減少ということで子どもたちが1冊も本を読まないよっていうことがなくなるように、市域をあげてとりくみたいなと思っていて、進めているところでございます。
来年度以降の計画につきましても、そのような観点で進められるかなと検討をしているところでございます。
ご質問の明確な回答にはなっていなくて大変申し訳ないですが、どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局
先ほど冒頭で挨拶させていただいた中で、図書館変わっていかないとあかん、状況に合わせて、変わっていくものやと思っているのですが、その中でもその形はまだという答えだったと思うのですが、どこを本当に目指してるのかが難しいのですけれども、昔ながらの図書館は蔵書を増やして、大事な本を活用するということよりも、保存っていうようなところに力を入れて、重要な資料として残していくと思っていたというようなこともあってのこういう作り込みとなっていると思うのです。
そんな中で、蔵書数がいくらだとか、貸出数がどうだとか、色々あったかと思うのですが正直に申し上げますと、最近、建っている図書館ですと建て方が構造からして違う。
実際、申し上げたかもしれませんが茨木市さんが「おにクル」という図書館をたてられましたが、ものすごく人が集まっている施設で複合施設でもあるのですけれども、人を集めるための施設っていうようなコンセプトみたいなところがありますから、そういった建て方に変わってきているのか、蔵書数は確か7万冊とか8万冊とかぐらいしか持ってないのですよね。うちは、一番小さい阿武山とか芝生図書館でも、20万冊持っていますから。
図書館として、調べものをするという大きな機能を、おにクルさんは外れるのかと言うたときに、蔵書だけでいうわけではございませんけれども、どうかなあ。ただ、人を寄せることをするという点では成功されている。だから、これからの図書館は建て替えせんとなかなか構造とか、変えてしまうのは難しいのですけれども、何を図書館は目指していくべきなのかっていうのはちょっと本当に模索しているのが正直なところですね。委員のお答えに全然なっていないのですけれども、これを目指すっていうのはちょっと今なかなか持てない。いろんな状況になっているのが、正直なところです。
○委員
図書館のあり方が変ってきていて、その中で高槻の図書館は、こういう図書館になりたいというところを、1つ定めていただけると私たちも、蔵書数がこうなったねっていうふうな推移が見やすくなりますので、ぜひそこのところは、図書館の理念と合わせて考えていけたら、ぜひ一緒に考えていけたらと思います。
先ほど居場所としての図書館ということを言われていましたけれども、子どもに関わる団体としまして今、非常に気になっているのが子どもの居場所としての図書館です。
先ほど言われたおにクルさんのところではもう、自習をしに、皆さんで集まってですね、図書館の方でも自習室のマップなどを、ここだけじゃなくってこんなところにあるよという情報をですね、あなたたちはここに行けば資料に会えるよ、勉強ができるよっていう情報を、与える場としても機能しているので、昔から自習だけの人は追い出されていたころの図書館の時代のものですけれど、そういう機能も、もしかしたら見直す時期なのかなということを、申し上げていきたいと思います。
来週は、クローズアップ現代でにぎやかな図書館が、特集されるっていうことですし、19日に日本図書館研究会の方でも、複合施設と図書館ということで、セミナーがおにクルさんのほうで箕面の「船場図書館」ですとか、あと「えんぱーく」ですか。ライブラリーオブザイヤーなど、受賞されているものがそうそうたる北摂の図書館が研究発表されるそうですので、そちらの方も、ぜひ、会員の方など、一緒にちょっと、どのような図書館が求められているのかというのを探っていけたら、と思います。ありがとうございます。
○事務局
ちょっと補足といいますか、図書館の役割ですが、持っている本を活用するっていうのはやっぱり根っこにあると持っておかないといけないかなと思っているのです。
例えば人が寄って、にぎやかにする場所であるとか、居場所になる。
それはそれで1つの大事なことかと思いますけれども、それよりもという言い方は語弊がありますが我々の根っこは、資料を貴重な資料含め、いろんな資料を集めて、それを活用するっていうのが一番大切なことかなとは思っています。だから、去年と一昨年から、図書の整理を始めて、蔵書で約160万冊台から、最終去年150万冊にして、今140万冊ぐらいまで落としました。要は、長いこと借りられてない本や、朽ちてきた本っていうのは全部整理していって、単に捨てるのではなくて、保育所に回したりしたのですけれども、まずはちょっと持っている本を整理して、活用できるように、していこうというところからちょっと今のところはスタートしています。
○会長
委員のお話の中で、非利用者をどう図書館に呼んでくるのかというところが非常に重要な視点かなと思っています。先ほど、館長にお話させていただいていたのですが、中央図書館のことで言えば、まず入ってくるときに、ここに図書館があるってことがわからない。
なので、道を歩いている人が、ここに図書館があるんだな、ちょっと入ってみようかなという気が起こらないです。入ってからフロアのところも、図書館に行く階段で小さく図書館とは書いてあるのですけど、2階に図書館があるということがわかりづらいです。
階段を上がらないと駄目で、でも、エレベーターが右側に行くとあるということもわかりづらいです。ふらっと来て、別に目的なく、建物に来た人が図書館に行ってみようかなっていう気が起こらないというところが、非常に大きな問題ではないかと、常々思っております。1階にパンフレットや、里親のアンケートが置いてあったりとか、SNSの使い方に関する掲示がしてあったりとかいろんな部署のパンフレットや掲示があるのですが、そういうのを見た人がもうちょっと調べてみるために図書館行ってみようとか、そういう流れみたいなものがうまく作れたら、もう少し変わってくるのではないかと。ちょっと工夫をしていただければなと思いました。
○事務局
厳しい暖かいお言葉ありがとうございます。努力してまいります。ありがとうございます。
○会長
よろしくお願いします。
○委員
ちょっと2つほど聞き忘れていました。
さっき館長がね、活用されない本はある程度必要だと思うのですけれども、他の図書館で、貸出回数ゼロ特集みたいな、誰からも借りられてないものをあえて、特集で出すと、意外といいものがあると発見があったりして、おもしろいと思いますので、できるだけすべての資料が活用されることは、まず大前提ですけれども、あまり活用されない人気がないけれども、図書館にあったほうがいいような資料というのがあるので、その辺はバランスをとっていただけるかなと思います。お聞きしたいのは、概要版になりますけれども、職員数、現在83名ということで、多くが図書館司書の方でいわゆる非正規、会計年度司書の方が多いというふうに思うのですけれども、高槻市の場合、今まで会計年度の方は、5年更新したら一旦そこで終わりで、もう1回採用試験を受け直してということをやっていたのですけれど、それをやめて、採用試験を行わずに、内部の選考で引き続きまた5年働くことができるということで、若干非正規公務員の会計年度の処遇見直しがされている中のその1つですけども、今まで、5年のその限度で更新回数を重ねて、最長で働いているのは何年ぐらい働いておられる方がおられるのかお聞きしたいのですけども。
○事務局
在籍年数が最も長い37年が4人、ついで31年の方が1人在職しています。5年以上任用の職員は51人です
○委員
はい。
○事務局
委員が誤解されたらと思いまして、会計年度任用職員制度が入る前は、非常勤制度ということで、今おっしゃっている、いわゆる5年の雇止め制度をとりいれていたけれど、その中で、図書館の職員は雇止めをいれていないです。ずっと継続雇用ができていますから、今申し上げた長い職員がおります。会計年度任用職員制度ができて、去年、初めて5年目が来たのですけれども、図書館の職員も5年の雇止め制度を入れましたが、5年で切らないといけないと思っているわけではございませんので、一応制度としては持っていますけれども、継続しています。
○委員
それでは、一般事務の非常勤と違う運用を図書館はされてきたということですね。
ただ、もう30年以上働いているというのは、図書館にとっても、欠かせない人になっているわけで、本来であれば、その方が望むのであれば、正規職員としても、採用するべきじゃないかなというふうに思います。一応この職員数83名の中に、正規の司書の職員の方もおられますか。
○事務局
正規の司書の職員は、14名です。
○委員
正規の司書を採用するということで、入られた方、あるいは今私が言ったように、もともと非正規だったけれども、正規の司書として職員として採用されたのか、どういう形で、正規の司書職員はおられるのか、教えていただけないでしょうか。
○事務局
全員公務員試験を受けて採用されています。私もですが、非常勤職員から採用試験をうけて、正規職員になり、こちらに配属されています。
○委員
ということは、正規の司書を採用するという枠はちゃんとあるわけですかね。
○事務局
正規の司書枠ではなく、事務職として採用され、配属先として図書館という流れです。
○事務局
いわゆる専門職採用はしていないです。
○委員
市の方で、非正規で長年働いている中で、正規職員として働くことができるようなものがあればいいですし、一般の職員として、図書館に配属されてからの司書だというのも、もちろんあっていい。その辺をちょっと柔軟になればなと思います。
あと1点ですが、レファレンスです。おそらく、基本的に対面でされていると思うのですけど。対面が一番いいと思うのですが、場合によっては、図書館が遠方であったり、そんなに大きな見直しできない中で、レファレンスを使いたいなという場合に、例えば吹田市なんかネット上でレファレンスのサービスのようなこともしているのですけども。
高槻の場合は直接窓口行かなくても、何らかの対応ができるのか、あるいは吹田市のような、そういうレファレンスを検討されたことがあるのか、されたけれども、これはこれでできないのか、そういうところを教えていただきたい。
○事務局
窓口に来ていただかなくても、お電話で問い合わせいただいたときには、レファレンスとして受け付けをし、回答しております。インターネットでのレファレンスの受付は、吹田さんのようにはしていないですが、メール「市民の声」とかそういったところで問い合わせがあったものは、メールで回答しております。
○委員
運用としては、吹田のような、吹田はちゃんと問い合わせフォームを作ってやっていますが、高槻市もメールで送れば、メールでレファレンスがかえってくる、ということですね。
○事務局
図書館に専用の窓口はないですけれども、何かしらの方法で、メールなどで質問をいただきましたら、回答はメールでさせていただいております。
○委員
そんなに件数はないのですか。年間メール数は。
○事務局
1年に1件あるかないかです。そういうことの周知をしていないので、今は、ほとんどないです。
○委員
ネットのレファレンスもね、使えるようなものもあっていいのじゃないかなと思っていました。
○会長
レファレンスに関しては、例えばメールアドレスをあげてしまうとたくさんいろんな質問が来過ぎてしまうのじゃないかという懸念も多分おありになるのかな、と思いますけれども、メールの場合は、例えば、この高槻のことに限るとか、いろいろ自治体によって工夫されているところがありますので、ご検討いただければ、思います。
この議題に関しましては、時間の都合がありますのでこの辺にさせていただきたいと思います。
それでは、案件3、「第2次高槻市子ども読書活動推進計画」の進捗状況について、を事務局から説明をお願いします。
<案件3>「第2次高槻市子ども読書活動推進計画」の進捗状況について
○事務局
(資料3により概要説明。)
○会長
ご説明ありがとうございます。
案件3について、委員の皆様、ご意見などがあれば、お願いします。
何かございませんか。先ほどご発言がなかった方、ぜひお願いします。
○委員
子ども読書活動推進計画っていうことで、いろいろ、いろんなことを企画されていると思うのですけれど。子どもの時に読書を与えてそのまま成長するまで、読書と寄り添っていくっていう感じのことを考えられて計画されていると思うのですけど、どうしても、さっきの図書館の年報のデータにもありましたけど、僕たちなんですかね、10代、15歳から30歳、30歳ぐらいが、すごい利用率が下がっていると思うのですよ。最初に与えても、ここで1回落ちてしまうので、僕が思っていたのは、電子書籍を入れてそこが上がるのかなと思ったら全然上がらない。この辺の、15歳から30歳ぐらいの年代がどんどんこれから60代とかになっていくと思うので、この辺の対策とか今後の方針とかって考えてされているのですか。わからないのですよ。
○事務局
すごく大事なことっていいますか、これこそが子ども読書計画ですべきことなのかなと思います。0歳の赤ちゃん時期のときから絵本と親しんで、幼児期を豊かに絵本や読み物を読んで育って、小学校では学校図書館を利用して、たくさんの学びに繋がるような本と出会う。中学校でも、また学校図書館で使っていただいて、部活、アルバイトとかいろんなものの中で、隙間時間を見つけながら学校読書を続けていく環境づくりっていうのを、周りの大人も子どももしていって、高校生、大学生になって、大人になってもまた次、本読んでいこうというのが生涯学習に繋がっていくっていうところで、子ども読書活動推進計画が最終的に目指す不読率を下げる、皆さんが本を読み続ける環境を作っていくっていうのが、計画の目的なのかなと思います。
それを実践すべく、1つずつの施策、いろいろ、66項目こちらに挙げさせていただいておりますけれども、0歳のブックスタートの時からいろんなステージで読書と関わっていただける機会を創出していきたいなと思っております。
○会長
本当にこれは1つの大きな引っかかることだったかなと思いますね。
やっぱり、大人がその姿勢を見せないということは、大いにあって、最近、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という新書もある。
あれがものすごく売れているということは、みんな問題だと思っているけれど、なかなかできないというところで、ベストセラーになっているのかなと思います。
そういう意味では、そこを図書館が何とか知恵を絞っていろんな機会に、子どもから大人まで使えるところが図書館で、そういった繋がりみたいなものを持っていけたらいいのかなと思います。ありがとうございます。ほかにはいかがでしょうか。
○委員
学校で必要な図書、セット貸出等を含めて、送っていただいて学校でも非常に活用さしていただいているところではあるのですけれども、学校によっては、校区によっては、図書館まで行くのがなかなか、あるいは子どもたちだけではやはり小学校の場合、校区外に特に行かないようにとかいう指導もありますので、例えば、高槻市の各図書館で貸出しをされている本を子どもが申し込んだ場合、そのセット貸出と一緒に送っていただいて、学校で借りられるような仕組みっていうのは、今後検討っていうのは難しそうでしょうか。
○事務局
先ほど説明した中でもあったのですけれども、ちょっとわかりづらくて申しわけなかったです。
令和7年、今年の8月からですけれども、学校図書館で図書館の資料予約を学校図書館担当者がしていただければ、直送で1冊からでも、連絡便を使って、学校図書館にお届けさせていただくというサービスを始めております。
ですので、生徒さんが学校図書館の担当者の方に、この続きを読みたいというときに、なかなか予算があるわけではないので、続きを買ってあげられない小説とかもあると思うのですけども、そういったものが市立図書館にあれば、インターネットで予約を学校図書館担当者の方がご予約されて、その週に便があれば、お届けしています。
今までは、学校図書館担当者が直接、市立図書館まで来て借りる手続きをして、連絡便をいれる箱に入れて、運ぶ用意をしなければいけなかったのですが、調べ学習や子どもたちからのリクエストを活用できる直送便のサービスの運用を始めましたので、ぜひご活用いただきたいと思います。
○委員
ネット予約が多分、図書館はできると思うのですけども、そこで選ぶ際に、例えば学校や家庭で各自選んで学校の図書館担当を介さずに、というのはまだ難しそうですか。
○事務局
学校図書館を介さずにはちょっと難しいです。
学校図書館から個別に生徒さんに貸し出しをそこからしていただくということになります。
○会長
委員、お願いします。
○委員
先ほどの15歳から30歳の利用が少ない話ですが、確かに一番忙しいし、お母さんとかお子さんとかも忙しかったりすると思うのです。
私、他県で生まれ育って、結婚でこっち来たのですけど、図書館がすごく充実していて、いいなってすごく思っているのですが、駐車場があったらと思うことがあって、子どもが小さかったらベビーカーで行ける範囲も限られている。天気が悪かったらやめとこうと思ったりするし、場所によったら駐車場がある図書館もあります。服部図書館は駐車場もあるのですよね。だけどその図書館の規模がちょっと違う。小寺池が一番近いのですが、駐車場があったらいいのにと思ったことが何回もあるのです。駅近ですけど、みんなが、駅近が便利ではないと思うのですね。家が駅に遠かったら使えないし、なんかそういうのもちょっと、便利になったらなって、少し、いえ大分思っています。
○会長
アクセスのお話だと思うのですけれども、ご要望ですかね。重要なことだと思いますが、お子さんもそうですし、小さなお子さんだと一人でいけないからどうしても親がついていくとなると、車でとなりますよね。
○事務局
小寺池図書館が今一番、高槻で古い図書館になるのです。
今、話の出た服部図書館が、高槻で一番新しい図書館です。駐車場を備えています。
なので、やっぱりその当時の時代もあったのかなと僕は思います。今から小寺池図書館の駅前周辺で駐車場敷地を手に入れるのは、かなり難しいと思いますので、ご要望として受け止めさせていただきます。
○会長
本当に生の切実なお声だったと思います。他にいかがでしょうか。
○委員
2ページの項番19、今日は教育委員会が出席していただいて、ありがとうございます。
学校図書館は今までは司書資格お持ちの支援員の方が配置されていたのですけど、1校ずつ。それを協力員という形にして、基本的には学校司書の役割を司書教諭が担うということで説明されてきたのですけども。例えば、司書教諭の方が普段授業されているので、学校図書館に居続けるということができないから、なかなかやっぱり厳しいのじゃないかなというふうに思っていたのですけれども、資料に昨年度からその校区学校司書ということで、全中学校18校区に1人という配置にされているのですね。
国の方では、将来的には、学校に1名は置くようにというふうな取り組みだったなと思うのですけども、それが予算をつけてですね。実際にそういうふうにしているのですが、
それでいうと18校区に1人というのは、足りないというふうに思うのですね。高槻市の教育委員会の考え方としては、国の言っている1校に1人の司書というのは、この18名の校区学校司書プラス、学校におられる司書教諭も入れて、学校に1名は充足できているなというふうな考え方なのか、そうじゃなくて将来的には、この校区学校司書を、すべての学校に配置するというように考えているのか、そのあたりお聞きしたいです。
○事務局
教育指導課です。
今ご質問いただきました学校司書の配置については、まず、今18校区に学校司書の配置を行いましたので、やはりその成果を見極めながら、中学校区に中学校を核にしながら、校区の小学校にも入っていただいているので、この関わりの中でどういった成果が出てくるかというところを見極めた上で、今後のよりよい図書館環境の整備に向けて取り組みを進めていきたいというふうに考えています。
○委員
国の方はね、1校に1人の学校司書というふうに一応出しているのですけれど。
それを目指すのか、それともお答えされたように、基本的には18校で、1校区に1人でやっていくのか、そのあたりはまだちょっとこれからということですかね。
○事務局
そうですね。
そこの方向性も含めて、今の配置した状況の中で、成果を見極めながらとなりますので、明確なところまでまだ考えられてない状況ということです。
○委員
あと支援員さんもおられたときに、結構やっぱり普段の子どもたちとかとかかわってきていて、選書なんかも、支援員さんが関わっておられて、安定的にきめ細かく子どもたちと一緒に、運営するというふうな役割をされたと思うのですけれど。それが多分、今そこまでできていないのじゃないかなあというふうに思いますんで、前やったことに戻すということもなるかもしれないのですけど、しっかりやっぱり司書の方を1校に1人おいていただいて、子どもたちが学校図書館にいけば、いろいろ話聞いていただける司書の方がおられるっていう環境が一番いいかなというふうに思っています。
○会長
ご要望ということで、ありがとうございます。
司書教諭の方は、その分授業減免とかがあったりするのでしょうか。
○事務局
教育指導課です。
各校において特段、司書教諭の方の授業時間数の減免といったことは行っていないです。
○会長
他の方と同じということですね。そうするとやっぱり、なおさら、学校図書館支援員なり、読書活動協力員なりの役割は非常に重要になってくると思います。
また、研修の面も、読書活動協力員の方も、もしその方に、かなり重要な役割を担っていっていただくということであれば、積極的に直接参加できるような形で検討していただくというようなことも必要ではないかなと思います。ご検討いただければと思います。ほかにないでしょうか。
○委員
質問です。前回もこのような書き方がされていたと思うのですけれど、左から2番目の枠のところで教育指導課さんの取組のところでほしマーク、学校司書、コロンで学校図書館支援員。読書活動協力員というふうにされているのですけれど、これは学校司書=支援員協力員という意味なのか。それとも、別々の役割を担っているのか、また、それぞれ、何か与えられた権限が違うのか、ちょっと明確でないのでご説明いただきたいです。資料の2ページ項番19です。
○事務局
記載の方は計画作成時の書きぶりとなっていて、当時は学校司書という役割の中に学校図書館支援員と読書活動協力員の2つの立場があったのがこの通りで、今は読書活動協力員のみになっています。
○委員
協力員の仕事としてはどういうことになりますか。
○事務局
読書活動協力員につきましては、主に開館業務や、環境整備などの学校図書館の運営に関する業務を担っています。
○委員
授業支援などには入らない。
○事務局
他に具体的にはですね、学校図書館の環境整備等、図書貸し出しや返却の処理、こういったところで、お仕事をして頂いている形になります。
○委員
それぞれ、支援員は少なくなっていますね。
学校司書、支援員、協力員ともに、コンピューターのデジタル教材ですとかそうしたものにアクセスする権限ですとか、タブレットやアカウントを与えられて、仕事ができているのでしょうか。
○会長
読書支援員にも、ギガスクールのタブレットが配布されているかどうか。
○事務局
子どもたちに配布されているものになるので、特段、読書活動協力員に端末を付与するって形はとってはおりません。ただ、学校内にある端末に、ぜひ使えるところであれば学校長、相談してもらって、業務に必要な際は、端末を使ってもらう。特別、個別に端末をお渡しするというところは、やっておりません。
○委員
学校司書もですか。
○事務局
学校司書も、校区学校司書も同様です。
○委員
わかりました。
学校司書はやはり読書支援という形で、やはり授業支援、また、その個別に子どもたちが何を読んでいるかという情報も、アクセスできてこその読書指導かと思いますので、そのあたりは、もう少し権限を広げていかないと、多分その読書支援の効果は、学校司書を配置した意味がなくなると思いますので、ぜひ検討していただけたらと思います。
○会長
おそらく職員の場合は校務の情報化の範疇になるかと思うのですが、学校司書は教育に深く関わる職員です。教育の情報化か校務の情報化かによらず、こうしたことに取組んでいっていただくことは、私自身は重要なのかなと思います。
やはり、生徒がどういうふうなコンテンツを使って学習をしているのかは、選書においても重要なファクターになってきますし、決して無縁ではないと思うのでご検討いただければと思います。ほかにいかがでしょうか。
子ども読書活動の項目の中にはなかったかもしれないのですが、小学校に関してちょっと気になっていることがありまして、中央図書館の見学の数が随分、昨年度に比べて減っているのです。小学校の子どもたちが実際に中央図書館に来て、図書館の様子を見て帰るというのはとても重要なことではないかなと思うので、減ってしまった要因がわかれば教えてください。
○事務局
図書館見学の受け入れ数が減少している件ですがこちらは、年報の45ページです。
(3)の施設見学 体験学習の受け入れというところで書いてありますが、こちらで5年度と比べますと、特に中央図書館の方が10校から5校に減っているのです。
令和6年度には、25校の庁舎見学、この建物の見学申し込みは25校あったのですけれども、そのうち、図書館の見学を希望されて来たのは5校です。
理由としては令和6年度から、市の貸切バスや増便の配車が午前10時以降になったことや、給食時間までに帰る必要があることから、市庁舎までは来るものの、議場と屋上のみの見学をしている学校が多いことがわかりました。
また、見学を予定していた日に大雨警報が出て中止になった日もございまして、昨今、暑すぎるとかで、歩いていけないとか、そういうことも理由で令和6年度に減少することとなりました。
○会長
そうすると、暑いのは来年もですよね。
屋上の方がもっと暑いような気がするので、屋上を早めて図書館の方に来ていただくとか、何かできないのかなと素朴に思ったりもするのですけれども、ちょっと残念です。ちょっとじゃないですね、非常に残念な気がしました。この点よろしいでしょうか。
それでは、次に案件4「令和7年度 高槻市立図書館の事業予定について」をお願いします。
<案件4> 令和7年度高槻市立図書館の事業予定について
○事務局
(資料4により概要説明)
○会長
本件につきまして、ご意見などございましたらお願いします。
○委員
最後のまちごと図書館の見直しですが、ちょっとお聞きしたいのは、全公民館で12公民館あるということですが、来年度からだと、芥川と北清水の公民館がコミュニティセンターに移行するのですが、移行する2館についても引き続き出張図書館をされるのかどうかお聞きしたいと思います。
○事務局
コミュニティセンター化されましても、引き続きまちごと図書館事業を運営させていただくことを確認しています。
○委員
ちょっと意見を。委員からも少し触れられていましたが。まちごと図書館は、五領とか三箇牧とか図書館を建てるという構想が、今も、多分まだ生きていると思うのですけれども、地域に図書館がないので、遠隔地については移動図書館で図書の利用をしてもらうということでやっていたのを移動図書館が休止になって、じゃあ、遠隔地で図書館が遠い地域の人をどうするのかということで、図書館の方で代替案ということで説明があったと思うのですけど、そういう役割でまちごと図書館をしていたと思うのですけれど、まだ年2回で、しかも数百ぐらいの冊数でなかなか利用は難しいのじゃないかなと。もちろん、公民館の蔵書の方の利用があったと思いますが、移動図書館はそれなりに利用があったので、数千から本を持って行っていたわけで、それなりに読みたい本を選んで読めていたと思うのですけども。だから当初のまちごと図書館、移動図書館の代替というところはどうなるのかっていう部分と、やはり特に五領とか、三箇牧の図書館構想がある中で、それは棚上げされたまま、どんなもんだろうという地域の方の声もいまだに聴きますので、今すぐにお答えはどうとか難しいかなと思うのですけど、ちょっとまちごと図書館見直しますって言っている中に、当初の移動図書館の代替という部分が相当、後退しているかなと思います。すぐ見直すのであればそこの部分を補完するような形で、見直しをしていただきたいなということで、意見としてお伝えします。
○事務局
城内公民館です。委員の方から、芥川公民館、北清水公民館、来年4月からコミュニティセンターの移行確定というようなお話があったのですけども、条例改正はさしていただいて、施行日は規則で定めるとなっておりまして、予定で、地域とは折衝しているのですけども、現時点では確定までではないかと思いますので、すいません。ちょっとお言葉を返すようですけども、訂正をさせていただいてよろしいですか。終わります。
〇委員
すみません。予定ということで。
○事務局
まちごと図書館、確かにスタートのときは、移動図書館の代替事業というところでスタートしました。けれども、今回のやりようを変えたということについては、今までの6公民館を12公民館に広げたという点では、決して後退ではなくて、望まれるところに、今まで年2回、7月と12月、2回だけだったですけども、回数にもこだわらずに来て欲しいといった時期に来て欲しいといったところへ行こうというふうな考え方で変えたものです。だから、特に後退っていう考え方は、うちはもっていません。
〇委員
後退というのは、移動図書館をやったころからに比べて、という意味で言っているので、順にまわる公民館の数が増えるというのは、そこは後退ではないと思います。そういう意味では。ただし、移動図書館、あるいは図書館をそもそもつくると言ってきた地域に対する住民たちの図書の利用をどういうふうに担保するかという部分について、やっぱり元(もと)からやらないといけないかな。
〇事務局
移動図書館については、入札したときには落ちなくて、結局やってもらえる業者がいなかったっていうのが一番大きかったのですけれど、直営で運転手を持っていたら、また違ったのでしょうけれども、ちょっとなかなか移動図書館そのものを目指して、復活を目指してみたいな状況は難しいです。おっしゃっていることは、わかりました。
○会長
他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは続きまして「案件5 その他」の説明を事務局、よろしいでしょうか。
<案件5>「その他」について
〇事務局
(その他案件を説明)
○会長
こちらの説明につきまして、ご意見などございましたらお願いしたいのですけれども、よろしいでしょうか。第2次の部分について、最初は今後の方向性が、継続と廃止ぐらいしかなかったのが、いろいろと増やしていただいて、大分よくなったなと思っているのですけれども、第3次におきましては、目標をどこに設定するのか、詰めていくのかということをもう少し明らかにしていただけたら。これは要望です。
○委員
質問です。それに連動しましてこちらの図書館協議会の開催の方は。
○事務局
令和7年度につきましては、今回委員会のみのちょっと予定とさせていただいておりまして、ただ、来年度につきましては、回数をちょっと大幅に増やさせていただきます。
調整をしているところです。3回ですね。はい。
時期は、まず冒頭、7月から、7月ごろに第1回をさせていただいて、2回目が。
○会長
その読書計画の審議との関係でいうと、どの時期にどうなるのですか。
読書活動推進計画の策定していくタイムスケジュールと、来年度3回、開催される時期との関係性っていうのはどうなりますか。もちろんリンクというか。
○事務局
このスケジュールと、この図書館協議会の開催時期というのはちゃんと合わせる形になると思います。ただ来年度の計画という形になりますので、時期につきましてはごめんなさい。具体的に1回目が入る7月ごろから。
○会長
大体その3回のうちの2回ぐらいは、我々がそれについて審議をして、要望や意見が言える感じですか。3回目はおそらくネットになるのかな。あと、ちゃんと審議ができるように、計画いただけると思いますので、よろしくお願いいたします。予定されていた案件は以上です。最後に事務局から何かございますか。
○事務局
それでは閉会ということで、私のほうからお話させていただければと思います。
今日は長い時間をありがとうございました。また、ご意見を様々いただき本当にありがとうございました。図書館の運営は本当に難しいところでございまして、また先ほどの議論の繰り返しになるのですけれども、これからの図書館のありようというのがそんな中で、申し上げましたけれども、情けないことですがはっきりした方向性を打ち出しておりません。
そういうことを踏まえまして、委員の皆様方には、またいろんなご意見、ご指導いただけたらというふうに思っております。本日は、本当にありがとうございます。
○会長
多分答えは1つではないと思います。地域によっても、市民の人が何を選ぶのか、高槻市として何を目指されるかというところをしっかり庁内で議論を深めていただければと思います。よろしくお願いいたします。
それではこれをもちまして令和7年度第1回高槻市図書館協議会を閉会いたします。
ご議論いただきましてありがとうございました。
○事務局
どうもありがとうございました。