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令和6年度第3回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会の議事録

ページID:150239 更新日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示

 

 

概要
会議の名称 令和6年度第3回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会

会議の開催日時

令和7年2月20日(木曜日)  午後2時から

会議の開催場所

高槻市役所 本館3階第2委員会室

事務局

(担当課)

健康福祉部 長寿介護課
傍聴者数

4名

出席委員

板倉委員、きよた委員、河野委員、薦田委員、高家委員、富田委員、中島委員、横井委員

議題
  1. 高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画進捗状況(令和6年度上半期)について
  2. 地域包括支援センター運営状況(令和6年度上半期)等について
  3. 地域密着型サービス事業者の指定及び介護予防支援事業者の指定について
  4. その他
配布資料 ​(資料1)高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画 令和6年度上半期進捗状況

(資料2)令和6年度上半期 地域包括支援センター運営状況

(資料3)地域密着型サービス事業者の指定及び介護予防支援事業者の指定について

(参考資料1)高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会 委員名簿

(参考資料2)事前意見及び回答

主な審議内容

1.開会

【会長】

ただ今より、令和6年度第3回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会を始めさせていただきます。

本日は、委員全員で11人のところ、8人の出席をいただいております。

高槻市社会福祉審議会条例第6条第3項の規定により、本分科会は成立しております。

なお、傍聴の希望がありますので、高槻市社会福祉審議会傍聴要領に基づき、傍聴を許可しております。本日は、会議の円滑な進行の観点から、委員の皆様のご質問、ご意見、並びに事務局側の答弁も簡潔にお願いします。

それでは、次第に沿って会議を進めます。事務局から説明をお願いします。

2.議事

議事1:高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画進捗状況(令和6年度上半期)について

○事務局より資料説明

議事1

(資料1)高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画 令和6年度上半期進捗状況

(参考資料2)事前意見及び回答

 

【会長】

ただいま事務局より、議事等の説明を受けました。

ここまでの説明に対して、ご質問、ご意見を頂戴したいと思います。

 

【委員】

終活支援の講座に参加された方が、非常に勉強になる内容だったということで、終活支援は、とても関心のある分野であると思います。

頼れる親族がいない場合は、親しい友人や専門家が相談先の候補となりますが、親しくても内容的に頼みにくいと思いますし、専門家に頼んだ場合、費用負担が高いので、こうした要因で終活を諦めてしまったという話も聞いたことがあります。

高槻市ではエンディングノートを書く支援などをされているようですが、大切なことは他市でもやっているように、エンディングノートに書いたことをどのように実行するのかだと思います。それが本人にとって、本当に大切なことだと思います。こうした取組が実現できれば、孤独死を減らすことにも繋がるのではないかと思います。

また、日常生活自立支援事業は、身寄りのない人にとって、認知症になっても意思決定を助けてくれるという心強い制度だと思います。職員が5人体制ということで、過去を調べてみると、2013年度は、職員が4人体制で利用人数の実績は53人でした。2024年度上半期では利用人数の実績は87人なので、職員1人あたりの利用者数を算出すると、2013年度は1人あたり13人を担当し、2024年度上半期は、1人あたり17人と少し増えています。お話を聞いていると、相談を受けてから、サービスを開始するまで半年かかるなど、時間を要する丁寧な支援が必要な制度だと思うので、さらに終活支援もということになれば、現在の体制では、少し人員が足りないのではないかと思います。他市では、社会福祉協議会が終活支援を担当していることもあるので、そうしたことも見越して検討していただきたいです。

最後に、入所についてのご相談について、高槻市が発行しているガイドブックは施設探しに役立っていますが、情報量が多いため、高齢者からすると見るのがとても大変で、施設に1件1件電話をかけるのも大変です。特養を希望しても空きがないとか、市内の施設は入所費用が高くて手が届かないので、範囲を広げて大阪府内で探してみる、そうなると高齢者や、親の介護をしながら仕事をしている人は本当に忙しいと思います。特養がもっと入所しやすかったらいいのですが、現状そうではないので本当に大変だと思います。そのような中で、高額紹介料の問題は、このように困っている人につけ込むようで、大変悪質だと思います。厚生労働省は昨年12月、要介護度に紐づいた紹介料の設定は不適切として、施設側に指導するよう自治体に求める通知を出しています。今後こうした相談があった場合は市として対応してほしいです。

 

【会長】

今のご意見に対してはいかがでしょうか。

 

【事務局】

終活支援については、本市では生前整理の進め方やエンディングノートの紹介などをテーマとした講座を市内のすこやかテラスで開催しています。引き続き、他の自治体の取り組みを参考にしていきたいと思います。

2点目の日常生活自立支援事業については、大阪府社会福祉協議会から高槻市社会福祉協議会が委託を受けて実施をしている事業となります。本市としては、権利擁護事業として、市が進めている成年後見制度を連携しながら、取り組んでいきたいと考えています。日常生活自立支援事業の事務負担については、平成25年度当時と現在では、社協職員の雇用形態等が異なるなど、一概に比較できない部分もありますが、引き続き、市民サービスの向上に向けて取り組んでまいりたいと考えています。

3点目の施設紹介については、ご指摘のような問題があることを認識していますので、引き続き留意していまいります。

 

【委員】

3点目の問題ですが、高槻市が進めている地域包括ケアシステムの医療に関連することだと思います。一般的に、入院後3ヶ月を目途に退院ということが言われており、Mswの方たちが退院先を見つけるのに紹介業者を活用しています。利用者にとっては手数料が発生しないので非常にありがたいことだと思いますが、一方で施設から紹介業者には要介護度に応じて紹介手数料が支払われるという、私たちが知らないところで話がされています。紹介料の問題は、結果的に介護保険料や医療保険料に影響が生じるのではないかと思います。新聞の情報では、利用者が近場の施設を探して欲しいと希望した事例で、近場では施設の空きがないので、遠くの施設を紹介され、施設から紹介業者に100万円が支払われたそうです。しばらくすると、近場で施設が見つかりましたということで、近くの施設に改めて入所された際にも紹介手数料が支払われたそうです。こうした現状について、市はどのようにお考えか聞きたいです。

 

【事務局】

ご意見いただいたような事例については、本市では把握していませんが、不適切であると考えています。国での議論も踏まえ、引き続き留意してまいります。

 

【会長】

他にはよろしいでしょうか。

 

【委員】

日常生活自立支援事業で、5名の職員が1人あたり17人を担当しているということで、職員数が少ないのではないかと意見がありました。この事業は不正がされないような仕組みになっているのでしょうか。

 

【事務局】

社会福祉協議会の事業になりますが、不正があったという事例はないと伺っています。

 

【委員】

 3点質問させていただきます。

1点目は、資料1の13ページ、虐待の通報について、どのような経路で、どのような方が通報を受けるのか、障がい者虐待のケースも含めて、それらの仕組みを教えてください。

2点目は、通報を受けた場合は、通報者への配慮や守秘義務の徹底が求められますが、どのように対応されているのでしょうか。

3点目は、聞き取り調査を行う際、知識や経験を持った職員が対応しなければ、実態を正確に把握できないと思いますが、組織的に対応するための専門的なチームはありますか。また、研修を行うなどの対応はされているのでしょうか。

 

【事務局】

1点目の通報経路については、地域包括支援センター、警察署、医療機関などから通報が寄せられています。相談体制については、福祉相談支援課や地域包括支援センターに専門職を配置しています。また、障がい者虐待については、福祉相談支援課内に障がい者虐待防止センターを設置し、専門的に対応しています。

2点目の通報者の保護については、匿名の通報も含めて、常に心がけて対応しています。

3点目の組織的な対応については、職員個人で判断するのではなく、事例ごとに評価会議を開催しています。また、虐待に関する最新情報を共有するため、定期的に研修を実施しています。

 

【会長】

他にはよろしいでしょうか。

 

 

【委員】

高槻市では様々な出前講座やっておられます。毎年度、講座内容が更新されますが、更新された冊子を、公民館やコミュニティセンターなどに配架されているのでしょうか。また、市が作成している資料は、自治会への回覧や公民館などに配架するなど、市民に情報を届ける努力はされているのでしょうか。

 

【事務局】

出前講座のメニューについては、毎年度更新し、市ホームページで公開しています。長寿介護課では出前講座のメニューに65歳からの羅針盤を追加しましたが、様々な機会を捉えて、周知啓発を行っています。

 

【委員】

ペーパーレスが普及していることは理解できますが、高齢者が電子情報に触れるのはなかなか難しいと思います。市で作成された資料が高齢者の目に届くように努力してほしいです。

 

【会長】

他にはよろしいでしょうか。

 

【委員】

配食サービスについて、物価高騰により利用者負担は今後も上がると思います。高齢者の栄養状態が心配になりますが、こうした影響は調べていますか。

 

【事務局】

配食サービスについては、栄養状態の確保やひとり暮らし高齢者の安否確認が主な目的となっています。利用者負担については、配食事業者がこのままでは事業継続ができないとなった場合は、安否確認等の目的が達成されないことになりますので、利用者の方には丁寧に説明し、ご理解をいただきたいと考えています。

 

【委員】

配食サービスはひとり暮らしの高齢者にとって、命綱であり楽しみでもあるので、なるべくよい食事を提供してあげて欲しいです。

 

【会長】

他に意見はないようです。

それでは、ここで令和6年度上半期の点検評価に係る総括を行いたいと思います。本分科会といたしましては、事務局からの説明及び資料から、概ね計画に沿った運営がなされていると評価できるのではないでしょうか。

また、本日、委員の方々から出た意見等を参考にして、事業運営に当たっていただくことを要望したいと思いますが、委員の皆様、いかがでしょうか。

(異議なしの声)

 

それでは、この件につきましては、以上といたします。

 次に、議事2について、事務局からお願いいたします。

議事2:地域包括支援センター運営状況(令和6年度上半期)等について

○事務局より資料説明

 議事2

(資料2)令和6年度上半期地域包括支援センター運営状況

 

【会長】

令和6年度上半期の地域包括支援センターの運営状況について説明を受けました。委員の皆様方からご質問あるいはご意見等賜りたいと思います。

 

【委員】

介護人材の不足は深刻で、介護職員の方は処遇改善という加算があると思いますが、ケアマネジャーの方には加算があるのでしょうか。

 

【事務局】

介護報酬には介護職員の処遇改善加算がございますが、現状ケアマネジャーは対象となっていません。

 

【委員】

介護報酬も上がっていますが、まだまだ不十分だと思います。ケアマネジャーは、介護職員と比較して給与が低いので、魅力がなくなってしまっています。ケアマネジャーの処遇改善についても必要だと思います。

 

【事務局】

国の介護人材確保・職場環境改善等事業では、介護職員以外の他の職種の人件費や職場環境改善にも柔軟に対応できるような運用を認めるとの内容が盛り込まれています。

 

【委員】

国の加算については、介護保険料に跳ね返ってくるので、国とは別枠で検討していただきたいです。高槻市では3職種に対して補助を行っているかと思いますので、少しは引き上げるなどの検討もお願いします。

 

【委員】

ケアマネジャーが1人あたり平均何人を担当されているかわかりますか。

 

 

【事務局】

3職種以外のケアマネジャーの担当件数の把握はございません。

 

【会長】

他に意見はないようです。

それでは、地域包括支援センターでは、適正な運営がなされていることについて、本分科会において、確認したということでよろしいでしょうか。

 

(結構ですの声)

 

それでは、この件につきましては、以上といたします。

 次に、議事3について、事務局からお願いいたします。

 

議事3:地域密着型サービス事業者の指定及び介護予防支援事業者の指定について

○事務局より資料説明

 議事3

(資料3)地域密着型サービス事業者の指定及び介護予防支援事業者の指定について

 

【会長】

ただいま地域密着型サービス事業者の指定及び介護予防支援事業者の指定につきまして、説明を受けました。

委員の皆様方からご質問あるいはご意見等賜りたいと思います。

 

【委員】

サテライトというのは、本体と離れて設置されていますが、職員配置などで本体とサテライトを1つの施設とするのかそれとも2つの施設とみるのでしょうか。

 

【事務局】

サテライトは、施設の種別によって何を兼ねることができるかが異なります。今回の事例では、本体が広域型の特別養護老人ホームのサテライトの、小規模な特別養護老人ホームとなります。今回のサテライト施設において省略される部分は、機能訓練のスタッフは本体とサテライトを両方見ます。また、嘱託医も同様に両方見ます。直接処遇をされる方は、それぞれの施設で配置をしながら、実態として施設を兼ねても業務ができる職種に関しては、兼務を想定されている状況です。

 

【委員】

サテライトを実施している場所は他にもありますか。

 

【事務局】

他にもございます。

 

【委員】

ありがとうございます。

 

【会長】

各圏域で計画的に施設を整備することになっていますが、順調に進んでいるという認識でよろしいでしょうか。

 

【事務局】

本計画に基づき、順調に整備を進めています。

 

【会長】

他に意見はないようです。

それでは、議事3につきましては、終了いたします。

全体を通して何か質問等はありますでしょうか。

 

【委員】

外国から介護職員を受け入れる中で、人権を守りながら、施設のルールに則って勤務されていると思いますが、入所者との意思疎通の問題などもあると思います。工夫して取り組まれていることがあれば教えてください。

 

【委員】

私が所属している法人に限った話になりますが、ご質問のあった人権については、法人としては、人手不足で来ていただいているので、当然配慮しています。また、教育にも力を入れており、例えば、日本語の上達に向けて、勤務時間中は日本語のみで話すルールを設けるなどの工夫や、介護技術の向上のための研修についても定期的に開催しています。また、施設で学んだことを発表する機会を設け、職員同士の交流を図るなどの取組も行っています。今は、私たち事業者が外国人の方々から選ばれている状況であると意識しながら、日々業務にあたっている状況です。

 

【会長】

他に意見はないようです。

予定されていた議事は以上ですが、事務局から、連絡事項等はございますか。

 

○事務局より閉会挨拶

 

【会長】

それでは、これをもちまして、令和6年度第3回 高槻市社会福祉審議会 高齢者福祉専門分科会を閉会します。

 

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