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令和6年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議
令和6年12月26日(木曜日)午後2時から午後3時
市役所本館3階 第2委員会室
健康福祉部 長寿介護課
5名
大月委員、川部委員、北川委員、北元委員、須磨委員、高鳥毛委員、土井委員、濱田委員、山口委員、横尾委員、𠮷里委員
(五十音順)
(1)会長・副会長の選任
(2)地域包括ケア会議の実施状況と地域課題について
(3)地域課題の解決に向けた取組について
(4)その他
(資料1)令和5年度 個別ケース検討会議の実施状況について
(資料2)令和6年度上半期 圏域ケア会議の実施状況について
(資料3)地域課題の解決に向けた取組について
(参考資料)
【事務局】
定刻となりましたので、ただいまより令和6年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議を開会いたします。本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。委員の皆様におかれましては、本日はお忙しい中、本会議へご参加いただき、誠にありがとうございます。
本日は、委員改選後、初めての会議となります。議事1として「会長・副会長の選任」を行いますが、それまでは事務局で進行を務めますので、よろしくお願いいたします。
本日は委員全員で12名のところ、11名が出席され、高槻市地域包括ケア推進会議規則第3条第2項の規定により、本会議は成立致しておりますことをご報告いたします。また、本日は傍聴希望の方が5名おられます。高槻市地域包括ケア推進会議傍聴要領に基づき傍聴を許可いたしたいと思いますので、委員の皆様どうぞよろしくお願い致します。
(配布資料の確認)
(委員のご紹介)
【事務局】
それでは、「会長・副会長」の選任につきまして、高槻市地域包括ケア推進会議規則第2条第1項の規定により、委員の互選で決定することとされております。皆様、いかがいたしましょうか。
(事務局一任の声)
選任につきまして、ただいま事務局に一任というお言葉を頂きました。事務局からは、会長に高鳥毛委員、副会長に川部委員にと考えておりますがいかがでしょうか。
(異議なし、の声)
ありがとうございます。それでは、高鳥毛委員、川部委員におかれましては席の移動をお願いいたします。
この後の進行につきましては会長にお願いしたく存じます。よろしくお願いいたします。
【会長】
それでは改めまして、会長を賜りました高鳥毛でございます。委員の皆様におかれましては、本会議の運営へのご協力、よろしくお願いいたします。
副会長からもご挨拶をお願いします。
【副会長】
同じく、副会長を賜りました川部でございます。会長とともに、本会議の円滑な運営に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
【会長】
それでは、次第に沿って議事を進行したいと思います。
【事務局】 (説明)
【会長】
事務局より地域ケア会議の実施状況と地域課題について資料1,2を元に報告をして頂きました。ただいまの説明についてご意見やご質問があればお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。
【委員】
3点質問させていただきます。
【会長】
1点目について、会議に参加している委員、いかがでしょうか。
【委員】
各圏域により、あったらいいなと思う社会資源は異なると思う。三箇牧地域は高槻の南部で交通の便があまり良くない地域のため、高齢者が1人で外出するための手段としてコミュニティバスや付添ボランティアがいればいいな、との声があります。また、通院時は介護保険のヘルパーによる付き添いが難しいため、対応できる社会資源があれば、という意見があります。
【会長】
2点目と3点目について、事務局、いかがでしょうか。
【事務局】
2点目については、地域差があるのは先ほど委員がおっしゃった通りです。生活支援サービスや移送サービスなど圏域差があり、また圏域内でも町単位で通いの場等の偏りがあるところもあります。ただ、12地域包括圏域で総じて大きな違いがあるとは捉えず、全市的に取り組みを検討したいと考えています。
3点目については、個別ケース検討会議は全ての地域包括支援センターで年2回開催しています。圏域ケア会議は地域の実情に応じての回数設定をお願いしており、年2から4回程度で開催いただいている現状です。地域の実情に応じた回数設定の中で地域課題の解決に向けて取り組んでいると評価しています。
【会長】
そのほか、ご質問ご意見いかがでしょうか。それでは議事3に移りたいと思います。
【事務局】(説明)
【会長】
事務局より地域課題の解決に向けた取組について資料3を元に報告をして頂きました。ただいまの説明についてご意見やご質問があれば出していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
【委員】
参考資料5のガイドブックについて、とても良い冊子と思います。現在、普及活動をしているということで、具体的にどのように必要な人の手元に届くようにしているのか教えてください。
【事務局】
ガイドブック自体は平成29年3月発行で長く存在しますが、まだ必要なところに行き届いていないと感じており、懸命にPRをしているところです。内容も随時更新が必要なため、最新データをホームページで公開しているほか、介護や療養に関する相談に来庁した市民に対してご紹介しています。また、医療関係者にも周知したいと考えており、関係職種が参加する会議等でPRしております。
【委員】
府に申請すればもらえるACPのように、このガイドブックも地域包括支援センターも含め介護事業者に配布いただければ必要なタイミングで利用者にお渡しすることが可能ですので検討いただければと思います。最近は在宅療養を諦める方が顕著になってきて、ヘルパーの手が空いてきているように感じています。在宅療養や看取り等に取り組んでおられる委員にも在宅の方が減っているか、等同様の状況かお聞きしたいですが、いかがでしょうか。
【副会長】
確かに在宅の方が減っている印象はありますが、波があるので、今が少ない時期なのかもしれません。ただ、核家族化の進展により同居していない方は介護が難しい。また介護者の負担も増大しており、例えば排泄系等に障がいが出てくると自宅での介護は難しいということで施設入所を選択する方が多いという印象です。
【委員】
訪問看護の現場でも、在宅看取りの希望は減少していない印象があります。ただ、最近は在宅の依頼自体が少なくなっているという声はよく聞きます。
令和7年3月に三島ブロックの取組として初めて「訪問看護とは」を周知するイベントを市民向けに開催しようと検討しているところです。参考資料5のガイドブックを可能でしたらそのイベントで配布したいと思っていますが可能でしょうか。
【会長】
ガイドブックについて、研修や説明会等のイベントで配布してよいか、ということについて事務局、いかがでしょうか。
【事務局】
活用、周知いただけるようでしたらお願いしたいと思います。
【委員】
ガイドブックについて、民生委員児童委員に情報提供をお願いしたいです。民生委員児童委員のキャッチフレーズはまちの相談相手です。地域で相談を受けた際に、このガイドブックは非常に参考になるのでありがたいと思います。ご検討をお願いします。
【会長】
施設入所の方が増え、在宅の方が減少していることについて、3名の委員とも同じ印象をお持ちということで、高齢化の進展に伴い、老老介護と言われるように、介護者の年齢層が高くなることに伴う介護力の低下も影響しているかもしれません。参考資料5のガイドブックは市民に戸別配布しているのでしょうか。
【事務局】
当初は、市民向けの冊子として取りまとめて作成しました。作成当初は医療分野の関係機関や関係団体に配布させていただきました。また、広く市民に届くように庁内関係課に配架したという経過がございます。民生委員児童委員への情報提供について検討したいと思います。
【委員】
会長が言われたように老老介護が増えており、在宅介護に限度を感じ施設を選択する事例が非常に多いと思います。せっかく作成したガイドブックですので、全市民への配布は困難と思いますが、大いに活用していただき、高齢者の相談を受ける様々なところには可能な範囲で届けていただけたらと思います。
【会長】
インターネットで公開しているということでダウンロードが難しい方もいるとは思いますが、ダウンロードできる、ということを案内していただければと思いました。また、本日の委員のご指摘から老老介護やヤングケアラー等、時代に対応した地域ケアというのも課題になっていると感じさせられました。
議事3について、様々なご意見ご質問をいただきましたが、その他この件についてご意見ご質問はないようですので、議事につきましては、これをもって終了といたします。
【会長】
事務局で連絡、報告事項があればお願いたします。
【事務局】
本日は本会議へのご参集ご審議ありがとうございました。
次回の開催は令和7年度となりますが、改めてご案内させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【会長】
それでは、これをもちまして令和6年度第1回高槻市包括ケア推進会議を閉会させていただきます。次回のスケジュールについては事務局より改めてご連絡とのことですので、よろしくお願いします。委員の皆様ありがとうございました。