令和2年12月定例会開会に当たってのあいさつ

令和2年11月30日、令和2年12月高槻市議会定例会の開会に当たって、濱田市長が本会議場で述べた内容です

おはようございます。

開会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。

今議会には、27案件を付議いたしておりますが、これらに先立ちまして閉会中における行政上の主要な事項について御報告いたします。

まず始めに、新型コロナウイルス感染症関連について御報告いたします。

今月20日及び24日、大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が開催され、府内における重症病床使用率が「大阪モデル」の指標に達したため、イエローステージ1からイエローステージ2に移行し、その期間を12月11日までとすることや、府民への要請内容として、重症化リスクの高い高齢者等に対して不要不急の外出を控えること、「5人以上」や「2時間以上」の宴会を控えること、GoToイートキャンペーン事業等で付与されたポイントを利用した飲食を控えることなどが決定されました。

これを受け、本市においても対策本部会議を開催し、府の方針に準じて対応することなどを決定いたしました。

また、本市といたしましては、「新型コロナ防衛アクション」のポスターを一新し、市の施設などに掲示しているほか、新たにチラシの配架を行っております。さらに、本日からJR高槻駅北の陸橋に、新たに防衛アクションの横断幕を設置しております。

今後も、高齢者の命を徹底的に守り、市民全体の感染リスクの低減を図るため、市民の皆さんに対し、積極的に周知・啓発を行うとともに、国や大阪府、関係機関と連携を図り、適切かつ迅速に対応してまいります。

次に、今月26日、株式会社アベストコーポレーションとの間で、「災害時における帰宅困難者等の受入れに関する協定」を締結いたしましたので御報告します。

協定の内容は、災害時に帰宅困難者等が発生した際に、本年8月に開業したホテルアベストグランデ高槻を一時滞在施設として活用させていただくことや、備蓄する飲料水等を提供いただくというものです。

このたびの協定締結により、災害時における帰宅困難者等への対応が充実し、本市の防災力の向上や安全安心なまちづくりにつながるものと考えております。

次に、訴訟事件について、3件御報告いたします。

1件目は、市議会定例会前の本市による議案説明等において、憲法第14条に反する差別的な取扱いを受けたなどとした損害賠償等請求訴訟で、本市の全面勝訴とした大阪地方裁判所の判決を不服とし、相手方が控訴しておりましたが、先月1日、大阪高等裁判所において判決の言渡しがあり、判決は、控訴人の請求をいずれも棄却するもので、控訴審においても、本市の全面勝訴でありました。

その後、上告期間の経過により、本市の全面勝訴が確定いたしました。

2件目は、天神町1丁目において、本市が道路整備の際に設置した側溝等が、原告所有の土地に設置されたとして、これらの撤去と土地の明渡しを求めた訴訟で、本市の全面勝訴とした大阪地方裁判所の判決を不服として、相手方が控訴し、今月10日、大阪高等裁判所から控訴状が送達されました。

本市といたしましては、訴訟代理人を選任の上、適切に対応してまいります。

3件目は、平成27年度に小学校の英語指導助手を指導するスーパーバイザーと契約を締結しなかったことが不当労働行為に該当するという大阪府労働委員会の救済命令を不服として、本市がその取消しを求めていた訴訟で、控訴人の請求を認容した大阪高等裁判所の判決を不服とし、本市が上告受理申立てを行っておりましたが、今月19日、最高裁判所は上告不受理を決定しました。

以上で、行政報告を終わり、引き続き、今議会に提案しております案件の概要を説明させていただきます。

まず始めに、財産取得案件といたしまして、「無線LAN対応パソコン等購入契約締結について」の1件を提案いたしております。

次に、条例案件といたしまして、「一般職の職員の給与に関する条例等中一部改正について」など、11件を提案いたしております。

次に、その他案件といたしまして、「第6次高槻市総合計画基本構想の策定について」など、9件を提案いたしております。

次に、予算案件といたしまして、「令和2年度高槻市一般会計補正予算（第9号）」など、6件につきまして所要の補正を提案しております。

以上が、今議会に提案しております議案等の概要ですが、詳細につきましては、後ほどそれぞれ説明してまいりますので、よろしくお願い申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶といたします。