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土砂災害には、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)、土石流、地すべりの3種類があります。
このような種類の土砂移動現象が発生して被害を受けることを土砂災害といいます。
勾配の急な斜面(傾斜30度以上)や、水の集まりやすい斜面が、集中豪雨や地震などにより地盤が緩み、抵抗力の低下や浮石の抜け出しが生じて瞬時に斜面が崩れ落ちること。
勾配の急な斜面や、水の集まりやすい斜面は注意が必要です。特に、過去にがけ崩れのあった斜面の周囲は要注意となります。
急傾斜地の崩壊の写真
急傾斜地の崩壊のイラスト
渓流に貯まった土砂が、長雨や集中豪雨などによって一気に下流へ押し流される現象のこと。
土石流による災害は急勾配の渓流や、上流が崩壊などで荒れている渓流において注意が必要です。特に、過去に土石流が発生した渓流は要注意となります。
土石流の写真
土石流のイラスト
比較的緩やかな斜面において、地中の滑りやすい層(粘土・泥岩などをふくむ地層)の地盤が地下水の影響などを受けて、ゆっくりと動き出す現象のこと。
地すべりによる災害は、亀裂や樹木が傾くといった前兆現象が認められることが比較的多いので、このような前兆が現れた場合は注意が必要です。
地すべりの写真
地すべりのイラスト