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土砂災害の種類

ページID:004011 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

土砂災害には、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)、土石流、地すべりの3種類があります。
このような種類の土砂移動現象が発生して被害を受けることを土砂災害といいます。

急傾斜地の崩壊

勾配の急な斜面(傾斜30度以上)や、水の集まりやすい斜面が、集中豪雨や地震などにより地盤が緩み、抵抗力の低下や浮石の抜け出しが生じて瞬時に斜面が崩れ落ちること。

特徴

  • 突発的に起こる
  • 崩れ落ちるスピードが速い
  • 人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く、死者の割合が高い

勾配の急な斜面や、水の集まりやすい斜面は注意が必要です。特に、過去にがけ崩れのあった斜面の周囲は要注意となります。

急傾斜地の崩壊の写真の画像
急傾斜地の崩壊の写真

急傾斜地の崩壊のイラストの画像
急傾斜地の崩壊のイラスト

土石流

渓流に貯まった土砂が、長雨や集中豪雨などによって一気に下流へ押し流される現象のこと。

特徴

  • 時速20キロメートルから40キロメートルと自動車なみの速度
  • 破壊力がとても大きい
  • 人家や田畑を押し流し大きな被害をもたらす

土石流による災害は急勾配の渓流や、上流が崩壊などで荒れている渓流において注意が必要です。特に、過去に土石流が発生した渓流は要注意となります。

土石流の写真の画像
土石流の写真

土石流のイラストの画像
土石流のイラスト

地すべり

比較的緩やかな斜面において、地中の滑りやすい層(粘土・泥岩などをふくむ地層)の地盤が地下水の影響などを受けて、ゆっくりと動き出す現象のこと。

特徴

  • 一度に広い範囲が動く
  • ひとたび発生すると人家、道路、田畑などに大きな被害を及ぼしたり、川をせき止めて洪水等を引き起こす原因になる

地すべりによる災害は、亀裂や樹木が傾くといった前兆現象が認められることが比較的多いので、このような前兆が現れた場合は注意が必要です。

地すべりの写真の画像
地すべりの写真

地すべりのイラストの画像
地すべりのイラスト