ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

総合雨水対策

ページID:004024 更新日:2022年5月24日更新 印刷ページ表示

集中豪雨などによる浸水被害を軽減するために

本市では、大正6年(1917年)に台風によって決壊した淀川の「大塚切れ」をはじめ、度々、河川の水害に悩まされてきましたが、河川管理者の国や大阪府が河川改修を進めた結果、昭和42年(1967年)以降は河川の氾濫(外水氾濫)による大きな被害は発生していません。

しかし、近年、都市部を中心に、下水道の計画規模を大きく上回る集中豪雨の多発や、都市化の進展に伴う流出形態の変化などにより、雨水を下水道や水路で排水しきれないことによって起こる浸水(内水氾濫)が発生するようになりました。

昔と現在の雨水排水の環境は大きく変わり、雨水を蓄える役割を持った緑地や農地の割合が減少し、市街地などアスファルトやコンクリートで覆われた浸透性の低い土地は年々増加傾向にあります。今まで浸み込んだり蓄えられたりしていた水の循環が崩れ、すぐに河川や下水道に流出してしまうため、以前は溢れることのなかった下水道や水路でも雨水を排水しきれなくなり、浸水被害が発生するようになっています。

本市でも、平成24年(2012年)8 月に最大で時間降雨量110 ミリという集中豪雨があり、床上浸水247 件、床下浸水597 件という甚大な浸水被害が発生しました。このような集中豪雨等による浸水被害を軽減するため、『高槻市総合雨水対策基本方針』を定め、現在、取組を進めています。

雨水排水の昔と現在の違い

浸水の様子(2012年8月14日)

高槻市総合雨水対策基本方針

高槻市総合雨水対策基本方針(平成25年2月) (PDF:511KB)

​集中豪雨などによって高まっている浸水リスクに対する、市の取組の方向性を示したものです。

総合雨水対策の理念

市民・事業者・行政が良好なパートナーシップのもと、自助・共助・公助の視点をもって、総合雨水対策を推進します。

総合雨水対策の視点

  • 浸水被害から人命の安全を図ることを最優先とします。
  • 浸水リスクの高さや被害の大きさ等を総合的に判断して選択と集中を行い、効果的かつ効率的に対策を実施します。
  • ハードとソフトを組み合わせ、浸水防止対策だけでなく、浸水被害軽減対策の強化や地域防災力の向上を図ります。

総合雨水対策アクションプラン

高槻市総合雨水対策アクションプラン(令和3年6月) (PDF:4.76MB)

総合雨水対策アクションプランは、基本方針に基づき、内水氾濫を主眼に、総合的な雨水対策を着実に推進するため、平成27年度から平成46年度の20年間で行うべき取組や事業等を示す行動計画です。

主な内容

  • 浸水多発地区を中心に「重点地区」を定め、効果的かつ効率的に対策を実施
  • 市内全域では、下水道の雨水流出抑制施設の整備やソフト対策等を実施
  • 重点地区では、下水道の計画降雨を超える雨への対策として雨水貯留施設の整備を重点的に実施
  • 進捗や社会状況の変化を踏まえ、概ね5年毎に見直し

進捗報告

令和4年度に実施した取組について、主な取組をまとめています。

進捗報告(令和4年度) (PDF:1.63MB)

家庭でできる水害への備え

集中豪雨による浸水は短時間で発生するため、被害の軽減を図るためには、ご家庭や地域でも、災害に対する備えを怠らないことが大切です。
市でも、土のうを配布したり、地域のみなさんが自由に使える土のう置き場として「土のうステーション」を設置するなどの支援を行っています。

土のうステーション

おおさか防災ネット

「おおさか防災ネット」は、大阪府と府内の全市町村が共同して、気象・地震やライフライン情報、災害発生時の被害・避難情報など幅広い防災情報を提供するホームページで、雨量や河川の水位なども確認することができます。

おおさか防災ネット(高槻市)<外部リンク>

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)