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5月も半ばを過ぎました。
春から生活環境が変わった方もいらっしゃることでしょう。
日々の生活に慣れるまでは大変かもしれませんが、どうかご自愛ください。
さて、高槻市立保育所・認定こども園でも4月になると新しいおともだちを迎え入れます。
0歳児から5歳児までが通う保育所・こども園では、子どもたちの成長に合わせて給食を提供しています。
日中のほとんどを保育所・こども園で過ごす子どもたちにとって、給食は健やかな発育・発達のためにも必要不可欠な時間です。
給食で必要な栄養が補給されているか、発達に応じた食事を提供できているか、施設全体で確認しています。
特に0歳児の1年間は発育や発達が著しく、食べる物の内容や量も短期間で大きく変化します。
そのため、離乳食のスタート(生後5か月頃)から、離乳初期(生後5か月頃から6か月頃)、離乳中期(生後7か月頃から8か月頃)、離乳後期(生後9か月頃から11か月頃)に分かれた離乳食、離乳完了期食(生後12か月頃から18か月頃)、幼児食まで、子どもたちの発達状況に応じた給食を提供しています。
具体的にどのような献立で給食が提供されているのか見てみましょう。
この日の幼児食は、ごはん、すき焼風煮、みそ汁。
離乳完了期の給食は、幼児食の献立と同じですが、大きめの食材や飲み込みにくい食材を細かく切ったり、固めの食材はやわらかめに煮たりして、食べやすいように調理されています。
離乳後期の給食は、全がゆ(軟飯)、煮物、みそ汁。幼児食献立から離乳食で使える食材を選んで使用します。歯ぐきでつぶせる固さです。
離乳中期の給食は、全がゆ、鶏肉と野菜のきざみ煮、みそ汁。舌でつぶせる固さです。離乳後期と同様に、幼児食献立で使用している食材から離乳食を作っています。
離乳初期の給食は、つぶしがゆ、野菜のすりつぶし煮。離乳食を飲み込む練習を目的としています。
献立や形態は違いますが、みんな同じような食材を食べていることがわかりますね。
保育所・こども園の給食は、身体の発達や栄養補給だけを目的としているのではありません。食事を通じて基本的な生活習慣を身につけられるように、子どもたちの自立への意欲や基盤をつくる役割を担っています。
子どもたちにとって給食が楽しい時間となるように、子どもたちが心身ともにすくすくと大きく育っていくように、日々願いながら給食を提供しています。
記事作成:保育幼稚園総務課(072-648-3273)