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令和4年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議
令和5年3月16日(木曜日)午後2時から午後3時
市役所本館3階 第2委員会室
健康福祉部 長寿介護課
7名
青木委員、北元委員、葛谷委員、久保田委員、近藤委員、島津委員、高鳥毛委員、原田委員、山口委員、𠮷里委員
(五十音順)
(1)地域包括ケア会議の実況状況と地域課題について
(2)介護予防の取組の推進について
(3)その他
(資料1)令和3年度 個別ケース検討会議の実施状況について
(資料2)令和4年度上半期 圏域ケア会議の実施状況について
(資料3)介護予防の取組の推進について
(参考資料)
1 高槻市地域包括ケア推進会議 委員名簿
2 高槻市地域包括ケア推進会議の体系について
3 個別ケース検討会議 事例様式
4 人生会議啓発リーフレット
5 介護保険制度自立支援啓発チラシ
6 生活のちょっとした困りごとお助けガイド更新案内チラシ
【事務局】
定刻となりましたので、ただいまより令和4年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議を開会いたします。本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。委員の皆様におかれましては年度末ではありますが、当会議へご参加いただき、誠にありがとうございます。それでは、ただ今より令和4年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議を開会致します。
本日は、委員改選後、初めての会議となります。議事に入ります前に、「会長・副会長」の選任を行いますが、それまでは事務局で進行を務めますので、よろしくお願いいたします。
本日は委員全員で12名のところ、10名が出席され、高槻市地域包括ケア推進会議条例第3条第2項の規定により、本会議は成立致しておりますことをご報告いたします。また、本日は傍聴希望の方が7名おられます。高槻市地域包括ケア推進会議傍聴要領に基づき傍聴を許可いたしたいと思いますので、委員の皆様どうぞよろしくお願い致します。
(配布資料の確認)
(委員のご紹介)
(会長・副会長の選任)
それでは、「会長・副会長」の選任につきまして、高槻市地域包括ケア推進会議規則第2条第1項の規定により、委員の互選で決定することとされております。皆様、いかがいたしましょうか。
(事務局一任の声)
選任につきまして、ただいま事務局に一任というお言葉を頂きました。事務局からは、会長に高鳥毛委員、副会長に島津委員にと考えておりますがいかがでしょうか。
(異議なし、の声)
ありがとうございます。それでは、高鳥毛委員、島津委員におかれましては席の移動をお願いいたします。
この後の進行につきましては会長にお願いしたく存じます。よろしくお願いいたします。
【会長】
それでは改めまして、会長を賜りました高鳥毛でございます。委員の皆様におかれましては、本会議の運営へのご協力、よろしくお願いいたします。
副会長からもご挨拶をお願いします。
【副会長】
同じく、副会長を賜りました島津でございます。会長とともに、本会議の円滑な運営に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
【会長】
それでは次第に沿って議事を進行したいと思います。
【事務局】 (説明)
【会長】
事務局より地域ケア会議の実施状況と地域課題について資料(1)(2)を元に報告をして頂きました。ただいまの説明についてご意見やご質問があればお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。
【委員】
資料1、ケアマネジャーがご利用者本人の希望を事前にしっかり聴取するとありますが、具体的にどのような希望が多かったのでしょうか。
【事務局】
例えば、地域でこれまで通っていた習い事を継続する、自宅でお好きな植物を育てたいなど、サービスの利用に関する希望ではなく、より生活面に落とし込んだ具体的な希望を聴取していただいております。
【委員】
そこから、具体的な支援につなげていったということでしょうか。
【事務局】
その希望を叶えるために、今障壁となっている身体の状態や家庭環境などについて話し合い、具体的に支援を検討するという流れになっております。
【委員】
資料2には、地域包括支援センター12か所のうち10か所しか載っていませんが、2か所は実施できなかったということでしょうか。
【事務局】
あらかじめ日程が下半期になっているためでございます。
【委員】
資料の中に注釈として、記載してはどうでしょうか。
【事務局】
そのように致したいと思います。
【委員】
4点質問させていただきます。
1)資料1の66ケースという件数について、件数としては多いのか少ないのか、基準について教えていただきたい。
2)事例検討方法にも基準があるのか、どういったケースを抽出しているのか
3)島津委員からもご質問がありましたようにケア会議の実施回数についても目標があるのかどうか、
4)資料2の通いの場の具体的な内容について
お聞かせ頂きたいと思います。
【会長】
事務局、この4点についていかがでしょうか。
【事務局】
【委員】
先ほどの質問2について、もう少しお伺いします。例えば希望というのは、ご本人や家族からの要望は聞いてもらえるのでしょうか。
【会長】
ケースを選ぶ際の主体に関することだと思いますが、つまり本人が申し出ているのか、それぞれ地域包括支援センターの方でセレクトしているのかということだと思いますが、いかがでしょうか。
【事務局】
ケースの選定については、担当ケアマネジャーと地域包括支援センターで相談し決めているものでございます。
【会長】
それらに該当する方から検討してほしいというケースは、ないということでしょうか。ご本人からの直接的な相談というよりも、間接的に相談を受けた担当者から検討ケースとして選定しているということでしょうか。
【委員】
会議に出席した経験がありますが、基本的には、担当ケアマネジャーと地域包括支援センターが選定をしております。この検討会議は支援を通してご本人がやりたいことを見つけ、担当ケアマネジャーがそれに向けてどうプランニングするか、練習の場にもなっております。つまり、このプランニングが検討ケース以外の方へのプランニングにもつながる練習にもなっている重要な会議だと思っております。
【会長】
委員、よろしいでしょうか。 では、ほかにご質問があればお願いいたします。
【委員】
「希望の実現」というのは、どのような判断基準で決まるのでしょうか。
【事務局】
例えば「自宅の庭に好きな植物を育てたい」という事例においては、利用者さまの6か月後の状況を担当ケアマネジャーが確認をしてその内容を地域包括支援センターにおいて希望が実現しているかどうかを確認しています。実際には、このケースにおいてはご家族様がご用意されたもので実際に花を育てておられたということで、ご利用者様の要介護度は進んでいるものの、希望は実現されているという結果でございました。
【委員】
ありがとうございます。
【会長】
ひとつ確認ですが、希望というのは、高齢者の方が日常生活の中での希望を汲み取っているという理解でよろしいでしょうか。例に挙げていただいた事例では、介護サービスに頼るよりも、ご利用者の生きがいや 日常生活上の希望をどう支え支援できるのかというところを見るという理解で宜しいでしょうか。
【事務局】
その通りでございます。
【会長】
それでは議事2に移りたいと思います。
【事務局】(説明)
【会長】
では、委員の皆様からご質問やご意見をお願いいたします。
【委員】
コロナ禍のさなかに職員の方々がご苦労されたのが伝わりました。気になったのは、男性の参加者を増やすことは課題であると思いますが、具体的なお考えがあれば、お聞きしたいと思います。
【会長】
いかがでしょうか。男性の参加について市のほうで考えていることがあれば、お願いいたします。
【事務局】
ご紹介しました、もてきん体操は男性にも関心を持っていただけるようなネーミングと筋トレに特化する内容にしております。男女比を変えるよりも、全体数を増やしていく、つまり男性も女性も増やしていくことを考えながら取り組んでいるところでございます。
【会長】
委員いかがでしょうか。委員も検討されているということですが、なにか提案できることはないでしょうか。
【委員】
私も15年くらい前から検討をしておりますが、参加している場においても男性は個人で活動することを好む傾向があるように感じています。
【会長】
例えば女性の方が、ご主人を連れてくるのも一つの案ではと思いますが、中には嫌がる方もいらっしゃるとは思いますが。
議事2について私も介護予防の取組を年々拡大している事に感心をしているところです。実際に現場で支援をされている委員の方もいらっしゃると思いますので、何かコメント等ありましたらお願いいたします。
【委員】
私も大変素晴らしい活動をされていると思いました。デイサービスの店舗が閉鎖する話も聞いております。デイサービスの利用率がかなり下がっている中で、これだけの市民の方がご参加されているのは、その活動が素晴らしいものであるという裏付けになっていると思います。
私からの質問ですが、
【会長】
民間の運動施設も組み入れてはどうかという主旨のご質問であったかと思いますが、いかがでしょうか。その他コメントがあれば、事務局の方お願いいたします。
【事務局】
拠点づくりについては、もてきん体操をはじめとする普及啓発に力を入れており、多くの市民の方に体操というツールを周知することで、フレイル予防について関心を持っていただきたいと思っております。市民の皆様から実際に市営バスの広告を見た方から出前講座の依頼を受けるなど、PR活動を継続することで住民を主体とした取組を考えております。
男性参加の件につきましては、すこやかエイジング講座の男性限定講座やご夫婦や友人同士などのペア限定講座も開催し、少しずつですが男性の参加獲得に繋がっております。このような工夫は継続していきたいと考えております。また民間事業者との連携も大事と考えておりますので、頂いたご意見を参考にしながら取組を拡充していきたいと思っております。
数値の見える化については、評価指標が課題と感じているところですので可視化できるよう努力してまいります。
【会長】
その他、ご意見ご質問がありましたらお願いします。
【委員】
現場で高齢者の方に関わっている立場から、ますます元気体操については、私たちが訪問した高齢者の方はよくご存じで、中には体に染みつくほど行っている方もいらっしゃいます。このコロナ禍で教室が閉まったことを悲しんで、その方々から教えていただいて、家庭でもできるよう動画を利用して継続しておられたことをお伝えしたいと思います。もてきん体操については、まず普及が目的ということであれば、ICTの力を活用されて健幸ポイントが付与されるようになれば、一人でやってみようか、という気持ちや励みになるのではないかと思いました。
【会長】
現場で高齢者の方に、ますます元気体操やもてもて筋力アップ体操が浸透しているとのことですが、これについて事務局から何かございますか。
【事務局】
ありがとうございます。今頂きましたご意見を取り入れて取り組んでまいりたいと思います。
【委員】
私も男性として、女性の集まっている所に中々入っていきにくいという風に感じております。
私からの質問ですが、握力の低下についての記載がございますが、体操をしているにも関わらず、握力の低下率が高い理由はなんでしょうか。
【会長】
体操と握力の関係についての質問でしたが、いかがでしょうか。
【事務局】
まず、握力と全身の筋力や下肢筋力との相関関係をみて、握力測定結果から体力低下があるかないかをみております。この測定結果につきましては令和元年度、3年度、4年度の体操グループでの結果であり、グラフにありますように50%の低下がみられました。実際に参加されている高齢者の方の加齢に伴う原因などから体力の低下は確かにございますが、一方で46%の方が体力向上しているもしくは3.4%ですが体力維持できていることから、通いの場に行く効果があると感じております。
【委員】
このグラフから体操の効果においては、体操を全くしない場合は100%低下していくが、体操をすることで50%の上昇がみられ、効果があるという理解で宜しいでしょうか。
【会長】
高齢者は年齢とともに体力低下するところ、体操をすると、現状維持または向上するという事務局の報告でした。ではその他ご意見やご質問はございませんか。
では 議事3に移りたいと思います。
【事務局】
本日は本会議にご参集頂きましてありがとうございました。委員の皆様には貴重なご意見を賜りましたことを厚くお礼申し上げます。本日の会議は以上となります。
【会長】
最後に委員の皆様、何かあればお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
【委員】
ICTの取組について、数年前までは高齢者にとってICTは不可能という概念がありましたが、今や高齢者であっても、パソコンやタブレット等が有効な手段であり、パソコンを利用している年代が高齢者になっていくことから、引き続き行っていただきたいと思いました。
【会長】
高齢者にも電子決済や情報社会が組み込まれてきた点もあると思います。今回すこやかテラスにWi-Fiは整備されていくと、高齢者であってもICT市民となることが可能であるという委員のご意見でございました。
それではこれを持ちまして、令和4年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議を終了させていただきます。次回のスケジュールについては事務局より改めてご連絡との事です。委員の皆様ありがとうございました。