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高槻市まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会
令和5年1月30日(月曜日)午前10時00分から午前11時04分まで
高槻市役所 総合センター6階 C604会議室
総合戦略部 みらい創生室
公開
0人
会長
令和4年度第2回高槻市まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会を開催する。委員総数8名のうち出席者6名で、会議は成立している。
会議の公開に関する要綱及び傍聴要領に基づき原則公開だが、傍聴希望者はいるか。
事務局
現時点で、傍聴希望者はいない。
会長
傍聴希望者がいれば随時傍聴を許可する。
<総合戦略部長の挨拶>
会長
議題1「第2期高槻市まち・ひと・しごと創生総合戦略の改訂について」、事務局より説明をお願いする
事務局
<資料確認>
<資料説明>
会長
ご質問や感想など、ご意見をいただきたい。
委員
今回の改訂案では、高槻城公園北エリアの整備と(仮称)地域共生ステーションの整備のKPIをそれぞれ令和10年度までに修正・設定しているが、第2期総合戦略の計画期間は令和6年度までであることから、最長でも令和6年度までのKPIを設定すべきである。
事務局
ご指摘の件について、検討する。
会長
(仮称)地域共生ステーションの整備に関する来年度以降の予算はどうなっているのか。
事務局
今年度に基本構想を策定したことから、令和5年度以降は基本計画を策定するなど、予算を伴う取組を含め、より具体的な検討を進めていく予定である。
会長
総合戦略に掲載している取組については、その他の取組より優先して推進していくという認識である。その優先すべき取組があるにもかかわらず、現行の総合戦略に掲載されていない(仮称)地域共生ステーションの整備に取り組まれることに違和感がある。
事務局
地域共生社会の実現に向けては、総合計画において、「健やかに暮らし、ともに支え合うまち」の実現に向けた施策の方向として、地域福祉の推進を示し、以前より検討してきているが、第2期総合戦略の策定時には具体的な方向性をお示しできる状況になかった。しかし、今年度から地域の方など様々な関係者からご意見を聞くなど、幅広い視点での事業展開等を検討した結果、(仮称)地域共生ステーションの整備について取り組んでいくこととし、具体的なKPIを設定できる段階となったことから、このたび、総合戦略に掲載したいと考えている。
会長
具体的な方向性を示せなかったとのことだが、KPIは「整備計画の具体化」などでもよかったのではないか。
高槻城公園の整備について、北エリアを高槻警察署用地にまで拡大して整備するとのことだが、費用は大阪府が出してくれるのか。
事務局
北エリアの拡大分は市の予算で整備する。
会長
市が整備するということは、その分の予算が必要となる。予定外の歳入があり、それを財源として活用するのであれば問題ないが、限られた財源の中から予算を振り分けるため、この事業を行うことで他の事業の予算が削減されるのではないか。
事務局
本総合戦略に掲載している事業に限らず、新たな課題に対する解決に向けた取組は行っていく必要がある。
課題解決に取り組むとともに、並行して効率的な予算執行についても市全体として行っている。
会長
KPIの期間は令和6年度までにするべきである。
事務局
令和6年度までのKPIの設定について、検討する。
委員
高槻警察署の移転は大阪府の事業だが、本市は府の移転計画をどの程度把握しているのか。北エリアの工事期間を令和10年度までに修正するに当たり、警察署の移転計画についても説明いただきたい。
(仮称)地域共生ステーションの整備に関する取組の概要の中に、地域共生社会の実現のため、ハード整備に加え、ソフト事業についても示されている。今回の改訂案では、ハード整備についてのみKPIに設定されているが、ソフト事業についても設定した方がいいのではと感じた。
事務局
高槻警察署の移転は大阪府の事業であることから、詳細な情報の把握は困難だが、府のホームページを確認すると、令和9年度の庁舎撤去に向け、計画されている。本市としては、警察署移転の進捗状況を見ながら、公園北エリアの整備について、令和10年度の完成に向けて取り組む予定である。
会長
現高槻警察署がある土地はどこが所有しているのか。
事務局
本市の土地であり、無償で大阪府に貸している。
会長
無償で貸すことは一般的なのか。
事務局
地方公共団体によって異なると思うが、本市では無償としている。
委員
高槻城公園北エリアの整備は、どのように進めていくのか。
事務局
まずは北エリアの旧市民会館跡地部分の整備を進め、その後、拡大する高槻警察署跡地部分の整備を行う。
委員
北エリアの旧市民会館跡地部分と高槻警察署跡地部分を別の時期に整備するのであれば、元々の北エリアの整備に関するKPIはそのまま残し、新たに警察署跡地の整備に関するKPIを追加した方が分かりやすい。
事務局
高槻警察署跡地も含めて高槻城公園の北エリアとして一体的に整備していくため、完成目標を令和10年度としたが、実際の進捗としては、段階的に進めていく予定である。
委員
地域共生社会を実現する必要性は、一般の市民にとってとても分かりにくい。
地域共生社会の実現に向けた取組の流れとして、まずは気運を高めて、実現のためには施設が必要だから整備するというのが本筋ではないか。施設を整備しても気運が高まっておらず、誰も使わないのであれば意味がない。
会長
他の自治体で、既存施設の利活用促進についてよく議論されているが、なぜ施設を整備した後にそのような議論になるのかということであり、本来は整備前の議論である。そのようにならないように進めていかなければならない。
事務局
委員仰せの通り、地域共生社会を実現するためには、気運醸成の取組も重要であると認識している。来年度以降、基本計画の策定などに取り組んでいく中においても、引き続き、地域の方々等からご意見をいただきながら、気運醸成の取組についても進めていきたいと考えている。
高槻城公園についても、どうすれば市民の皆様が利用しやすいかという視点も持ちながら、整備に向けて取り組んでいく。
会長
(仮称)地域共生ステーションの整備については、市民の皆様の思いとかけ離れたものにならないように注意しなければならない。
委員
(仮称)地域共生ステーションの完成予定が令和10年度までと先過ぎて見通しが立たない。もう少し進捗が分かるような表記にしたほうが良い。
少子高齢化により若い世代が減少し、生産性の下落がうたわれている中、近年の高槻市においては、10代以下と30代が転入超過となっている。今後も若い世代を増やす取組を強化するべきである。
事務局
この10年の間に、子ども医療費助成の対象年齢の拡大や保育所等待機児童解消の早期実現といった就学前児童の子育て施策の充実、公立中学校での完全給食の実施を始めとする新たな学校教育施策の取組など、子育て・教育環境を充実させ、本市の魅力を向上させる取組を推進してきたことが、特に子育て世帯の転入増加を促し、社会動態を増加に転じさせることになったものと認識している。今後も更に取組を進めるため、委員の皆様からご意見をいただきながら、本戦略の内容についても検討していきたいと考えている。
会長
人口の社会増は、1期より総合戦略に基づいて取り組んできた結果であるので、これまでの取組内容や成果についてはどんどん発信していくべきである。
委員
他の委員が言われていたように、本総合戦略が令和6年度までの計画のため、(仮称)地域共生ステーションに整備については、令和6年度までのKPIを設定すべきである。
会長
今回修正・追加する1-1-(4)「高槻城公園の整備」の北エリアと3-1-(5)「(仮称)地域共生ステーションの整備」のKPIについては、令和6年度までに何ができるのかを示す必要がある。
委員
高槻城公園については、例えば、北エリアを拡大したことで元々の北エリアの工事進捗率が令和6年度時点で70%になるのであれば、今回の改訂では、北エリアのKPI数値を70%に修正するとともに整備拡大エリアのKPIを新たに設定するなどとしたほうが良いのではないか。
委員
整備工事の進捗率が100%になるまでの過程が分かるようにしたほうが良い。
会長
元々の北エリアのKPIは残し、整備拡大エリアのKPIを別に設定する、もしくは、拡大エリアも含めたKPIにするのであれば、令和6年度までの北エリア全体の工事進捗率で設定した方がしっくりくる。
委員
(仮称)地域共生ステーションは、アンケート調査等で地域共生社会の実現に向けた気運が醸成したことを確認した上で整備する必要がある。地域共生社会の実現のためには、気運醸成の取組の方が重要と感じる。
会長
年始に行われていた将棋の王将戦は、本市の将棋振興の取組と関係があるのか。
事務局
王将戦は本市の誘致により平成31年から5回連続で開催されている。また、日本将棋連盟の関西将棋会館が令和6年中に本市へ移転することが決まっており、タイトル戦や本市主催の将棋大会の開催のほか、今年から小学1年生に高槻産木材を使用した将棋駒を配布するなど、将棋振興の取組を推進している。今後も「将棋のまち」としての気運を醸成するとともに、全国から注目されるよう積極的な情報発信に努める。
委員
王将戦は、市長も現地で観戦するなど、市外に対し高槻市の将棋振興の取組を知ってもらえる良い機会である。将棋振興の取組を通じて、本市への来訪者の増加につなげるためには、情報発信が大変重要である。
事務局
今年の王将戦は世紀の一戦と注目されただけではなく、棋士が食べた「勝負おやつ」や会場となった山水館、史跡指定された芥川城跡などがテレビや新聞等で取り上げられるなど、本市の魅力発信に寄与している。
委員
私の周りには、なぜ将棋を振興するんだという声もある。将棋の振興についても、気運醸成の取組が重要である。
委員
小学1年生へ将棋駒を配布した後、どのように興味を持ってもらい、将棋振興につなげていくのか。
事務局
将棋駒の配布時にプロ棋士が学校で出前授業を実施したり、副読本も併せて配布したりするなどの取組を行っているが、更に興味を持ってもらえるように取り組んでいく。
委員
将棋に興味を持ってもらうためには、子どもにとって何が面白いかを柔軟に考えることが本質ではないか。将棋駒に人気アニメキャラクターを活用するなど、子どもが喜ぶ取組を考えていただきたい。
委員
子どもたちが将棋をすることを押し付けられていると感じることがないよう、注意して取り組んでいただきたい。
会長
各委員よりいただいた意見から、改訂に向けた修正が必要と思われるが、今後どのように進めていくのか。
事務局
今回の改訂が委員の皆様からいただいたご意見を踏まえたものとするため、委員の皆様からご了承をいただければ、この後、会長と調整の上、修正したいと考えている。
会長
修正については、事務局と内容を調整させていただくので、私に一任いただいていいか。
委員各位
会長に一任する。
委員
修正に当たり、事務局においては、会長が納得する説明をした上で改訂作業を進めてほしい。
事務局
第2期総合戦略の改訂については、本日、いただいたご意見等を踏まえて、会長と調整の上、確定させ、市ホームページ等で公表する予定としている。その際には、委員の皆様にも併せて電子メール等で送付させていただく
会長
いつまでを目途に確定するのか。
事務局
今年度中の確定に向け、改訂作業を進める。
会長
以上で、令和4年度第2回高槻市まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会を終了する。
以上