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令和4年度第2回高槻市公民館運営審議会(要点録)

ページID:090854 更新日:2023年3月13日更新 印刷ページ表示

1 会議の名称

令和4年度第2回高槻市公民館運営審議会

2 会議の開催状況

日時

令和5年2月8日(水曜日)14時から15時40分

場所

高槻市立城内公民館 2階 多目的・視聴覚室

出席委員

13人

3 議題

  1. 公民館事業実施報告について
  2. 公民館事業計画について
  3. その他

4 担当課

教育委員会事務局 城内公民館

5 主な審議内容

14名中13名出席につき、「公民館条例施行規則第5条」により本審議会は成立。

傍聴の希望なし。

 

(委員長)

それでは案件1―(1)高槻稲穂塾について、事務局より報告をお願いします。

 

(事務局)

「稲穂塾」は、60歳以上の市民の方を対象とした講座で、市立公民館13館すべてで実施しております。例年は月1回の例会を基本に、臨時会や運営活動などを通じて「社会貢献と生きがいづくり」をテーマに、様々な取り組みを行っております。受講者については、毎年2月頃、館ごとに募集を行い、応募者が定員を超えた場合は抽選としています。

新型コロナウィルス感染症拡大により、令和2年度は活動を中止し、10月から半年間、各館で職員が「稲穂塾通信」を毎月作成し、窓口配付・HP掲載などを行いました。

令和3年度は、一堂に集まる人数を減らすため、全体をA班とB班に分け、A班は偶数月開催、B班は奇数月開催としましたが、多くの方々の申し込みがありました。

令和4年度においても、職員で検討を重ねた結果、同様に2班にわかれての運営としております。令和4年度募集時においては、抽選をおこなう館があった一方で、定員の半分ほどの応募にとどまる館もあり、現在2つの公民館では1班のみで運営しています。

令和3年4月時点の塾生は13の公民館合計で723人であったのに対し、令和4年4月時点の塾生は13の公民館合計で631人でございました。減少の要因としては、従来のように集まる機会が減少し、合同事業や交流会なども中止という稲穂塾の運営内容に加え、外出そのものを控える生活習慣が浸透したことによるものだと分析しています。

今年度については、公民館は休館することなく運営ができており、また、全国公民館運営ガイドラインの改定や大阪府の方針により施設の利用制限の緩和の流れがあったことから、それまで禁止としていたA班とB班の交流などを行う等、感染防止の対策を取りながら少しずつではありますが稲穂塾全体の交流が戻りつつあります。

お手元の資料1ページから5ページまでは、令和4年度の12月までに実施した事業を掲載しております。企画や運営は、塾生から選出される運営委員を中心に、公民館職員と協力しながら進めております。塾生の意見を反映させた内容ですので、各館特色があるかと思います。

塾生の有志がボランティア活動をする「いなほ隊」活動では、新型コロナウィルス感染拡大前までは、5月に開催される市民ボランティア主催のイベント「高槻ジャズストリート」でのTシャツ販売、8月開催「高槻まつり」の踊り連参加とまつり翌日の早朝ボランティア清掃、家で眠っている本を持ち寄り本の譲渡会をおこなう「くるくるブックフェア」の開催と、13公民館の塾生がボランティア活動に携わりながら館を超えた交流が積極的になされてきました。

令和2年度・3年度については「高槻ジャズストリート」「高槻まつり」は中止となり、また「くるくるブックフェア」も自粛とし、いなほ隊の活動はこの2年間は実施には至りませんでした。

令和4年度については「ジャズストリート」「高槻まつり」は実施されましたが、塾生の安全を第一に考え、ボランティア参加は見送りといたしました。しかしながら独自事業の「くるくるブックフェア」については、3年ぶりに開催しようと計画中で、この3月に開催予定であります。無事に開催することができれば、次回の審議会では内容をご報告できるかと思っております。

また、稲穂塾生や塾生OBで構成されるサークル「いなほの輪」から、今年度も、集まらなくてもできる企画をと、3回目となる「川柳大会」を企画され、159句の応募がありました。

また、「稲穂塾のぞき見」企画として、各公民館の例会を「稲穂の輪」メンバーが取材して新聞を発行、配布し、他館の活動の様子がわかる仕組みづくりがなされました。「少しでも13公民館の塾生を結ぶ企画を続けることはできないか」と稲穂塾生やOBが自ら企画したこれらの企画が3年続いたこと、また新聞発行のためにいなほの輪メンバーが自ら取材していることは、現役の塾生に少なからず刺激を与えているように感じられます。

令和4年においても、「いなほの輪」は継続して活動されています。

今後も引き続き「社会貢献と生きがいづくり」について塾生自らが考え、進めていけるように、公民館は応援してまいります。

 

(委員長)

高槻稲穂塾について何かご意見等があればお願いします。

 

(委員)

いなほ隊の「くるくるブックフェア」と南大冠・如是の両館で実施された「手話うた」の取り組みについて、少し詳しくご説明ください。

 

(事務局)

「くるくるブックフェア」につきましては、磐手公民館全館を使い、3月19日の午前中に実施いたします。密を避けるため2部構成とし、1部は定員40名、2部は先着順としております。

「手話うた」は歌に合わせて歌詞を手話で表現するもので、手話グループ高槻サインオーケストラのご協力により、楽しく手話を学びました。南大冠公民館では、3月のステージ発表会での披露を目指しています。

 

(委員長)

それでは案件1-(2)の公民館統一事業及びその他の事業について、事務局よりお願いします。

 

(事務局)

令和4年度の公民館統一事業は、引き続き「絆づくり」を推進するために、事業を展開してまいりました。

「公民館で知る市政」「公民館キッズチャレンジ」「公民館とびだせ絵本」等を統一事業とし、全館で取り組んでいます。資料の6ページから11ページに一覧を、12ページから24ページには各館から1講座のチラシを掲載しております。

「統一事業」の目的は、13の公民館がそれぞれの地域の特徴を生かしつつ、統一のテーマに取り組むことで、より公民館の存在をアピールし、それが市民の学習意欲を深め、多くの市民の交流がなされることを目指しています。

成人講座「公民館で知る市政」は、昨年度まで3年にわたり実施した「世界を歩く公民館」にかわり、今年度から取り組むテーマです。

高槻市では、「輝く未来を創造する関西の中央都市高槻」の更なる飛躍に向けて、安全・安心、子育て教育、高齢者福祉など様々な施策を実施しています。これらの施策について市民に役立つ情報を提供し、市の政策について理解を深めることを目的に計画しました。

初年度という事もあり、日頃から耳にする市民の意見を反映させたものや、普段から公民館職員が感じていることがテーマに反映されているかと思います。次年度に向けて、この講座をさらに有意義なものとするため、市政についての研修をおこなうなど、公民館職員にとってもよい機会であったと感じております。またこの事業をすすめるにあたり、市の様々な部局に講師をお願いしましたが、どの部局もたいへん協力的であったことが印象深いです。今後も市の関連部署とより一層の連携を図りながら、参加者の地元愛を深めるきっかけに繋げていきたいと考えております。

「公民館キッズチャレンジ」「こどもまつり」「公民館とびだせ絵本」につきましては、12月までの実績は御覧の通りで、1月から3月までの間に、残りの館でも実施の予定でございます。昨年度は全館での実施が困難でしたが、今年度は、職員が懸命に感染対策について考えただけでなく、参加者のご理解やご協力のおかげで、ここまで実績を積むことができました。

8ページから11ページは、「多世代交流講座 おはなし会」の実績です。昨年度までは、図書館併設の阿武山公民館以外の12の公民館のうち、10の公民館において、公民館の読みがたりボランティアによる「おはなし会」事業にとりくんでまいりましたが、前回ご報告いたしましたとおり、今年度より芥川公民館と富田公民館で読みがたりボランティアサークルがたちあがり、阿武山公民館以外の全ての公民館で「おはなし会」が開催されています。今後も、「おはなし会」でのボランティア活動はじめ、多世代事業がより充実したものとなることを期待しております。

「公民館ICT講座」は現在4公民館で実施しており、今年度は計5公民館での実施を予定しています。

 

続きまして、統一事業以外の各館の事業についてご報告いたします。各館の事業につきましては25ページから34ページに一覧を、35ページから48ページには、各館1講座のチラシを掲載しております。

部屋の人数制限もあり、募集人数は少ないのですが、各館、参加者が安心して参加できる方法を工夫してまいりました。

31ページの「いわてラジオ体操」につきましては、平日の毎日開催でありますが、資料作成上、表は月ごとの集計となっておりますのでご了承願います。

近年「人と会うこと」「話すこと」等が制限されたことで、仲間と一緒に何かに取り組むことの大切さ、社会教育の重要性を、多くの方々が再確認したことと思います。少人数であっても、継続して、集い、学びあうことで、思いやりとふるさとを愛する心を育むことに繋げていきたいと考えています。

 

(委員長)

ただ今の報告につきまして、ご意見、ご質問等はございますか。

 

それでは続きまして、案件1-(3)各館の事業に移ります。

各館の特徴的な事業について報告をお願いします。

 

(事務局)

3館または4館ずつに分けて報告いたします。

 

【芥川・真上・三箇牧公民館より報告】

 

(委員長)

公民館事業をより充実したものにするためにも、皆さまからのご意見をよろしくお願いします。

 

(委員)

保育付き講座の保育やプログラミング講座などで、学生が関われるような場面はあるのでしょうか。

 

(事務局)

保育については、保育士の資格を持った方にお願いしています。

今後、学生の皆さんにご協力いただけるような取り組みなど、検討していきたいと思います。

 

【磐手・如是・城内公民館より報告】

 

(委員)

磐手公民館のこどもまつりで実施された「かけっこ教室」について、限られたスペースでどのような工夫をして実施されたのでしょうか。

 

(事務局)

公民館に隣接したグランドを使って実施しました。スペースも余裕があり、ライン引きを使ってコース設定をするなどして行いましたので、特に危険を感じるような場面はありませんでした。

 

(委員長)

こどもを対象にした講座の報告もありましたが、公民館までの道中も含め事業にかかわる保険についてご説明いただけますか。

 

(事務局)

公民館の主催講座の参加者を対象とした傷害保険に加入しておりますが、公民館までの往復途上は対象外となっております。こどもを対象とした事業に際しては、できるだけ保護者の送迎をお願いしております。

 

【富田・南大冠・北清水公民館より報告】

 

(委員)

北清水公民館より減災講座の報告がありましたが、公民館で避難所の体験講座などの宿泊を伴う講座は可能でしょうか。

 

(事務局)

過去に一度、宿泊の避難所体験講座を実施したことがありますが、それ以降は公民館では実施しておりません。今後は地域の要望等も踏まえながら考えていきたいと思います。

 

【今城塚・五領・日吉台・阿武山公民館より報告】

 

(委員長)

ただ今の報告についてご意見、ご質問等はございますか。

それでは案件1の令和4年度公民館事業実施報告全般を通して、何かご意見はございますか。

 

(委員)

平日に講座を開催されることが多いようですが、その場合、参加者の年齢構成はどのようになっているのでしょうか。

また、先ほど説明がありました傷害保険について、会場までの送迎時も対象となるのでしょうか。

 

(事務局)

幅広く成人を対象とした講座は平日に開催することが多いのですが、小学生や社会人を対象とした講座については土曜日・日曜日に開催をしております。また以前は夜間に開催したこともございました。

傷害保険につきましては、送迎時は対象外となっております。

 

(委員長)

公民館利用グループの方が公民館で事故にあわれた場合は対象となるのですか。

 

(事務局)

傷害保険は主催事業参加者のみが対象ですが、公民館に何らかの瑕疵があって利用者の方がけがをされた場合は、施設賠償責任保険の対象となります。

 

(委員長)

かつては平日の公民館利用者はほとんど高齢者と女性という印象があるのですが、最近の女性の利用状況はいかがですか。

 

(事務局)

現在も全体的に女性の利用の方が多いです。

 

(委員)

小学生がボランティアとして事業に参加するという報告がありましたが、他に一般市民がボランティア参加するような事業はあるのでしょうか。最近、高校などでは、ボランティア活動を推奨するような動きもありますので、こうした世代に呼びかけてみるのも有効ではないかとおもうのですが、いかがでしょうか。

 

(事務局)

南大冠公民館で「川ごみをなくそう」という環境講座を実施後、市民ボランティアによる淀川河川敷の清掃を計画しております。城内公民館では、三島高校の美術部や高槻北高校教志コースと家庭科クラブの方に小学生対象講座の講師をお願いしております。また芥川公民館では小学生をこどもスタッフとして募集し、こどもまつりなどの準備や当日のスタッフとして活動してもらっています。こうしたこどもたちがスタッフとして活動する取り組みは他館でも計画を進めているところです。

 

(委員)

資料にあります五領公民館の「将棋のまち高槻」に関連してお伺いします。高槻市ではこどもたちに将棋の駒を配っているそうですが、興味を持ったこどもたちに将棋を教えてくれる場が欲しいといったご意見を耳にします。そこで、例えばプロ棋士を講師に迎えてこどもたちに将棋を教えていただけるような講座を、公民館で実施することはできないでしょうか。

 

(事務局)

「将棋のまち高槻」は、公民館統一講座の「公民館で知る市政」の一環として実施したもので、「将棋の聖地」をめざす市政について紹介する講座でした。

こども向けの将棋講座については、昨年度に日吉台公民館と今城塚公民館で連携し、女流棋士を講師に招き「こども将棋入門講座」を実施しました。また以前五領公民館でも同様の講座を開催し、地域の方の協力のもとでこども将棋のサークルを作ることができました。こうした講座については、講座後、いかに指導者を見出して取り組みを継続できるかが課題であると思います。

 

(委員長)

それでは案件1の公民館事業実施報告につきましては以上といたします。

続きまして、案件2の令和5年度公民館事業計画について、事務局より報告をお願いします。

 

(事務局)

令和5年度の公民館事業は、引き続き「絆づくり」を推進するために、地域等とのさらなる連携を図りながら、多世代交流を念頭に置き、「集う・学ぶ・結ぶ」の役割を果たすことに取り組みます。

事業といたしましては、成人教育、青少年教育、人権啓発、地域・家庭教育、文化、グループ育成の事業につきまして、各館にてそれぞれ計画しております。右側縦列には、全館での主なテーマをまとめております。

今年度は、新型コロナ感染症拡大について、都度、変動する制約の中で、職員同士、時には地域の方々も交えて議論を重ね、感染対策を取りながら多くの講座を開催することができました。

令和5年度においても、このような状況が継続されると予測される中、限られた条件の中でできることに目を向け、既存の考えにとらわれない公民館のあり方を見据え、市民が継続して公民館を通じ様々な絆を生み、そのことが住み良いまちづくりにつなげられるよう事業を展開してまいりたいと考えております。

 

(委員長)

令和5年度公民館事業計画につきまして、ご意見、ご質問等をお願いします。

特にご意見はないようですので、これで案件2令和5年度公民館事業計画についての審議を終了します。

続きまして案件3その他につきまして、事務局より報告はございますか。

 

(事務局)

  • 阿武山公民館外壁改修その他工事について
  • 公民館運営審議会委員の任期について

 

(委員長)

全体を通じましてご意見等はございますか。

 

(委員)

2点意見を述べさせていただきます。

1点目は、1月28日に市民大防災訓練が実施され、会場となった公民館もあると伺っていますが、これを契機として更なる防災力の向上をお願いしたいと思います。特に避難所となる公民館では、職員に対する啓発とともに、講座等を通じ地域の自助力の向上を図っていただきたいと思います。

2点目は、コロナ禍が続き、外出機会が減少する中で、参加機会の多様化を図るうえでインターネットを活用した取り組みが有効かと思われます。館同士をつないだ講座の共同開催や会場に加え自宅でも参加できるような複合的な開催なども検討されたらいかがでしょうか。

 

(事務局)

先日の大防災訓練にあたりましては、災害に対してどのような備えが必要かを職員間で検討いたしました。今後は検討した内容を全職員で共有できるようにしていきたいと思います。

またインターネットの活用につきましては、これまでの審議会でもご意見をいただいてきたところですが、今回のコロナ禍を通じ、環境の整備や様々な実践が進められたと思います。こうした取り組みを今後研究し、生かしていきたいと思います。

 

(委員長)

他にご意見はございますか。

 

本日はコロナウィルス感染が続く中ではございますが、皆様のおかげで無事審議会を終えることができました。議事進行にあたりましてご協力に大変感謝しております。

それでは以上で第2回公民館運営審議会を閉会させていただきます。