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本文

令和4年度 第1回高槻市バリアフリー推進協議会

ページID:076559 更新日:2022年10月1日更新 印刷ページ表示

会議概要

会議の名称

令和4年度第1回高槻市バリアフリー推進協議会

開催日時

令和4年7月12日(火曜日)10時から12時

開催場所

高槻市役所本館2階 全員協議会室

出席状況

出席委員21名(欠席委員2名)

傍聴者

3名

議事

  1. 高槻市バリアフリー基本構想の改定について
  2. 事業進捗状況について
  3. その他

事務局

都市創造部 都市づくり推進課

会議資料

会議録

(会長)

おはようございます。定刻になりましたので、ただいまから令和4年度第1回高槻市バリアフリー推進協議会を開催いたします。

私はこの協議会の会長の中林でございます。委員の皆様には公私ご多忙の中、集まっていただきましてありがとうございます。それでは開会にあたりまして、梅本副市長よりご挨拶をお願いします。

 

(副市長)

皆様おはようございます。高槻市副市長の梅本でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。本来でありましたら、濵田市長が皆様にご挨拶を申し上げるべきところでございますが、本日どうしても出席がかないませんので、私の方からご挨拶をさせていただきます。

委員の皆様には、お忙しい中、またお足元の悪い中、協議会に出席を賜りまして誠にありがとうございます。委員の皆様には、平素より本市バリアフリーの推進に多大なるご理解ご協力を賜っておりますことを、この場をお借りしまして厚く御礼を申し上げます。

さらには、先般改定いたしました高槻市バリアフリー基本構想の策定に当たりまして、委員の皆様から、貴重なご意見を多くいただきました。これにつきましても御礼を申し上げます。

さて、本市におきましては、平成15年に、高槻市交通バリアフリー基本構想を策定以降、この基本理念であります「人がやさしいまち 人にやさしいまち」の実現に向けまして、継続的にバリアフリー化に取り組んでまいりました。今回の改定に当たりましても、この継続したバリアフリー推進の取組を行うとともに、これに加えまして、緊急時、災害時におけるバリアフリーの推進を加えることで、より充実したバリアフリーの取組を、市域全体に広げてまいりたいというふうに考えております。

こういった中で、今後とも、委員の皆様には関係各位の相互理解を深めながら、この場におきまして議論していただければというふうに考えております。引き続き、バリアフリーの推進にご理解ご協力を賜りますよう、心から御礼、お願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

 

<配布資料確認>

<委員・関係者紹介>

 

(会長)

本協議会では、委員以外の方からも必要に応じ、適時御発言いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

(委員一同)

<異議なし>

 

(会長)

本日の出席委員は、委員総数23名の2分の1以上の出席がありますので、協議会規則第3条第2項の規定により、本日の協議会は成立しています。それでは、早速議事に入りたいと思います。本日は、傍聴の希望者が3名おられます。今回市から付議されております案件は、公開することが不適当なものとは認められませんので、傍聴を許可したいと思います。よろしいでしょうか。

 

(委員一同)

<異議なし>

<傍聴者入場>

 

(会長)

それでは本日の案件、議事1高槻市バリアフリー基本構想の改定についてです。事務局から説明していただいた後、質疑応答したいと思います。説明をお願いします。

 

(事務局)

それでは議事1高槻市バリアフリー基本構想の改定について説明させていただきます。先ほど副市長からもありましたが、令和2年度、令和3年度のバリアフリー推進協議会では、基本構想の改定にご協力を賜りまして、ありがとうございました。皆様のご協力のおかげで、令和4年3月に、新しい高槻市バリアフリー基本構想ができ上がりましたのでご報告させていただきます。

改定に当たりましては、前年度の推進協議会においていただいたご意見を踏まえまして、修正したものを素案として、パブリックコメントを令和3年12月20日から令和4年1月19日まで実施し、策定しております。

基本構想の中身ですが、素案の時点から大きな修正はありませんので、A3版の概要版を用いまして、説明させていただきます。

まず、ローマ数字1の計画策定ですけれども、1策定経緯につきましては、旧の基本構想が目標年次を迎えることから、改正されたバリアフリー法の趣旨の反映などを目的に、計画を策定しております。2計画の位置づけについてですけれども、本計画は、バリアフリー法第20条の2に規定する促進方針、資料のローマ数字2にあたる部分と、バリアフリー法の第25条に規定する基本構想、ローマ数字3にあたる部分、これらを一体として策定しております。次に、ローマ数字2移動等円滑化促進方針についてですけれども、促進方針では、市域全体のバリアフリーに関する方針と、バリアフリーを優先的に進める必要がある移動等円滑化促進地区について記載しております。まず、地域全体のバリアフリーに関する部分としまして、1の基本理念、基本方針ですが、まず、基本理念につきましては、平成15年の基本構想で掲げた「人にやさしいまち 人がやさしいまち」を継承しております。基本方針につきましても、旧基本構想の考え方をベースに、誰もが暮らしやすいユニバーサルデザインを基本としたまちづくりの推進など、資料に示している上の4つを位置づけるとともに、新たな方針として、一番下のところの、緊急時、災害時におけるバリアフリー化の推進、これを加えた5つを設定しております。

2の移動等円滑化の促進に関する取組ですけれども、これにつきましては、これまで進めてきた、ハードソフト両面の取組を整理するとともに、新たな取組を位置付けております。

次に3移動等円滑化促進地区につきましては、バリアフリー化を優先的に進める必要がある地区として、地図に示す4地区、高槻駅周辺地区、富田駅周辺地区、上牧駅周辺地区、郡家周辺地区を設定しており、これらの地区で、市域全体の方針を具現化し、バリアフリー化を推進する旨を記載しております。

資料右側にいきまして、ローマ数字3移動等円滑化基本構想についてですけれども、基本構想では、1の重点整備地区、資料に記載しております通り、重点的かつ一体的にバリアフリー化を図る地区として、重点整備地区を設定し、バリアフリー化を図る具体の特定事業を位置付けております。なお、本市では、促進方針で設定した移動等円滑化促進地区と同じ地区を、重点整備地区として位置付けております。

2の重点整備地区の特定事業等についてですが、誰もが利用しやすいよう、高齢者、障がい者を初めとした市民のニーズを反映した整備を行うため、各事業者との協議を行い、具体的な特定事業等を位置付けており、公共交通特定事業などのハード整備に加えまして、令和2年の法改正で、教育啓発特定事業が新たに追加されたことから、今まで実施してきた心のバリアフリーの取組を、心のバリアフリー特定事業として位置付けております。これらの各特定事業の詳細につきましては、冊子版の本編でご確認ください。

また、基本構想策定後は、基本構想に掲げる各特定事業について、実施計画となる特定事業計画を作成し、事業を実施するものとされておりますので、事業主体となる事業者、担当部署の皆様は、特定事業計画の作成をよろしくお願いいたします。

次に、ローマ数字4計画の推進についてですけれども、3点挙げさせていただいております。まず1つ目のところですけれども、本協議会において、継続的な改善の着実な実施を行うため、先ほどの特定事業について、年度ごとの進捗確認を行いながら、スパイラルアップを図っていきたいと考えております。また、2のICTの活用についてですけども、こちらにつきましても、ICTを初めとした新しい技術について、本協議会を通じた情報交換などによりまして、活用に向けて進めていければというふうに考えており、最後のところ、人口減少、少子高齢化、災害の激甚化、また今般の新型コロナウイルス感染症の流行など、社会変化に適切に対応しながら取組を推進して参りますので、皆様引き続きご協力のほどをよろしくお願いいたします。

 

(会長)

質疑に移りたいと思います。ご意見やご質問がありましたらよろしくお願いします。よろしいでしょうか。全体的な話ですので、また後の議論の方で関連するところがあればお願いします。では、議事1については以上です。

次に議事2事業進捗状況についてです。進め方ですが、前半に道路特定事業、公園特定事業、公共交通特定事業から説明していただき、質疑を行います。その後、残りの交通安全特定事業、建築物特定事業などについて説明していただき、質疑を行います。

ここで、もうひとかた委員さんが来られましたので、事務局から紹介をお願いします。

<委員紹介>

 

(会長)

それでは、前半部分の議論を始めたいと思いますけれども、高障連からの要望は出ていますか。

 

(事務局)

いただいております。前半部分の事業説明のあとに、読み上げさせていただきます。

 

(会長)

では最初に、道路特定事業として、高槻市道路課から説明をお願いします。

 

(道路課)

高槻市都市創造部道路課です。令和2年度から3年度におけるバリアフリー事業の実施内容について、ご報告申し上げます。

では7ページをご覧ください。まず富田北駅前線についてですが、国道171号から南側115メートルにおきまして、令和3年度に視覚障がい者誘導用ブロックを設置しました。今回の整備により、JR摂津富田駅から国道171号の幸町交差点において、視覚障がい者誘導用ブロックの整備が完了しております。

続いて8ページをお願いいたします。JR高槻南駅前1号線についてですが、JR高槻駅前郵便局の南側30メートル区間におきまして、令和3年度に視覚障がい者誘導用ブロックを設置しました。

続いて9ページをご覧ください。富田南駅前線についてですが、阪急富田駅から南側約340メートル区間におきまして、車道拡幅、歩道の新設及び視覚障がい者誘導用ブロックを設置したものです。今回の整備区間につきましては、都市計画道路富田芝生線の一部であり、阪急富田駅から府道茨木高槻線までの整備が完了しております。

次に10ページをご覧ください。こちらからは、令和4年度のバリアフリー事業実施予定についてご報告いたします。大手八幡線につきましては、高槻城公園芸術文化劇場への道路整備事業において、歩道一部改良に合わせて、視覚障がい者誘導用ブロックの設置を行うものです。

次に11ページをご覧ください。JR高槻駅北駅前広場につきましては、現在整備中ですが、一部未整備区間であった駅前広場の前後に合わせて、上下エスカレーター設置と、バスロータリーを拡幅することにより、バスの正着性を高めるなどのバリアフリー化を行うものです。

 

(大阪国道事務所)

国土交通省大阪国道事務所です。12ページをご覧ください。令和4年度のバリアフリー事業の実施予定ということで、富田丘町西交差点の改良事業で、歩道改善、視覚障がい者誘導用ブロックの設置を考えております。

 

(委員)

大阪府茨木土木事務所です。13ページですが、一般府道摂津富田停車場線の歩道整備ということで、阪急摂津富田駅の南側の歩道につきまして、令和2年度に、歩道の段差改善、水が流れ出しにくい透水性舗装の整備を実施しております。

次の14ページ、主要地方道西京高槻線の歩道段差等改善です。こちらも段差改善や透水性舗装、視覚障がい者誘導用ブロックの設置となります。令和3年度につきましては、西京高槻線の南側の歩道改善となり、次のページ、15ページが令和4年度の予定ですが、先ほどと同じ個所の北側の歩道について、同様に段差改善や視覚障がい者誘導用ブロックの設置を行ってまいります。

 

(歴史にぎわい推進課)

街にぎわい部歴史にぎわい推進課からご説明申し上げます。17ページをご覧ください。事業名が高槻城公園整備事業になっておりまして、本事業につきましては、老朽化した市民会館の建て替えに伴いまして、新築いたします高槻城公園芸術文化劇場の周辺エリアを中心に、高槻城公園の整備を行うもので、当該劇場が開館いたします令和5年3月の供用開始を目指して、公園中央エリアの整備を進めているものです。

資料の図中央に示しております太線の枠で囲っているエリアが、公園の整備事業範囲です。事業内容といたしましては、視覚障がい者誘導用ブロック等の設置を行うなど、バリアフリーに対応した園路整備のほか、階段への手すり設置など、公園の整備を進めているところです。

 

(委員)

JR西日本といたしましては、19ページ、高槻駅の3番線4番線、普通電車がとまるホームで、ホーム柵の整備ということで、令和2年度に実施しております。これによって、高槻駅に関しましてはすべてのホームにホーム柵が設置されたことになります。あとソフト対策につきましても引き続き社員等への教育であったり、キャンペーン等を実施しております。

 

(委員)

阪急電鉄からご報告申し上げます。21ページをご覧ください。バリアフリーのソフト施策としまして、駅係員のスキルアップのための取組、サービス介助士の資格取得やインスタントシニア体験学習の実施を行っております。

次に22ページですけれども、令和4年度のバリアフリーのソフト施策といたしまして、引き続き、サービス介助士の資格取得の推進、それとインスタントシニア体験学習の実施を行ってまいります。それにあわせまして、これまで新型コロナウィルスの感染拡大防止のために中止しておりましたけれども、今年度につきましては、交通事業従事者を対象とした手話教室の受講、それから交通事業者向けのバリアフリー教育訓練研修会への参加、こういったものも取り組んでいこうというふうに考えております。

 

(委員)

京阪バスです。23ページをご覧いただきまして、令和3年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、ノンステップ車を導入することができませんでしたが、2021年度移動等円滑化の計画に係る乗務員のバリアフリー研修を年2回実施しております。

令和4年度につきましては、6月にノンステップ車を2両導入いたしまして、残りはワンステップ車が6両となっております。ですが、弊社当営業所に所属しております車両はすべて車椅子のお客様に乗っていただける対応、低床車となっておりますので申し添えておきます。それと令和4年度につきましても、移動等円滑化の計画に係る乗務員バリアフリー研修を、年2回実施いたします。

 

(委員)

高槻市交通部です。25ページをご覧ください。まず、バリアフリーの適合車両ですが、令和2年度、3年度の単年度ではなく、過去これまでで109台が完了していて、残り59台となっています。令和4年度につきましても、ノンステップバスの車両更新を予定しておりますので、この進捗は進むものと考えております。

それから次に26ページ、バリアフリーの実施状況ということで、バス乗り場の改良ですが、バス停の上屋につきましては、一部完了というところで、全部で6基設置しています。令和2年度と令和3年度で、巡礼橋、城西橋、服部図書館、二十、安岡寺、それから、神峰山口のバス停の上屋を、修繕及び設置をしています。また、ベンチについては5基、追加の新規設置をしました。それから、バス乗り場の段差解消というところで、深沢住宅のバス停、深沢住宅南口のバス停について、段差解消と点字ブロックの設置をしました。

続きまして27ページ、バリアフリー教育について、年に2回乗務員研修というものがありまして、そこでバリアフリー教育をしています。これは全乗務員に対してしているものと、新規に入ってくる職員に対しても、同様の研修をしております。

令和4年度の実施予定につきましては、28ページ、これまで同様にバリアフリー適合車両の更新等ノンステップ車両への更新と、乗り場の更新として、バス停の上屋が台風等で損壊されているものがまだ少し残っておりますので、その整備、それからベンチにつきましては、市民の皆さんのご要望のあるようなところを検討しながら行っていく予定です。バス乗り場の段差解消につきましても、現在、道路管理者の皆さんと協議をしながら進めているところです。職員の教育・研修につきましては、車椅子やベビーカー、その他、様々なものに対してバリアフリー研修を継続して実施しておりまして、そこについても今年も継続して行っていく予定です。

 

(会長)

では、一旦ここで質疑を取りたいと思います。高障連からの要望がありますので、それを事務局から説明していただけますか

 

(事務局)

全部で4つ書いていますが、前半部分につきましてはナンバー1から3までが該当します。

ナンバー1について、公共交通特定事業の阪急電鉄さんについてのご意見です。阪急電車のホーム柵設置について、列車の種類により停車位置が異なるため、ホーム柵の設置が難しいと聞いたが、その後の検討状況はいかがか。JRでは、開口部が大きくとれるホームドアを開発されているようだが、阪急十三駅などに設置されているホームドアはどのようなタイプか。という内容です。

続きまして2つ目。JR西日本さんに対する要望です。JR高槻駅西口改札について、無人化されたことに対する視覚、聴覚障がい者への配慮する設備の改善を行っていただきたい。という内容です。

3つ目、市営バスに対するご意見です。知的障がい者がバスを降りる際、ICカードのタッチが正確にできず、運転手とトラブルになったことがある。毎年度、継続してバリアフリー教育をされているが、どのような内容で実施されているのか。障がいの違いによる特性を理解するための教育などはされているか。という内容です。

 

(会長)

それでは、一つずつ対応するところのお答えをいただきたいと思います。

まず阪急電鉄さんお願いします。

 

(委員)

1つ目の内容としまして、列車の種類によって停止位置が異なるためホーム柵の設置が難しいというご意見ですけれども、これにつきまして、阪急電車は電車の車両はすべて同じ形になっておりまして、扉の位置も同じ位置です。京都線では7両編成や8両編成の長さの違う電車が走りますけれども、停止位置を合わせることで、扉の位置は合いますので、ホーム柵の設置は、そういったことではできないということはありません。それともう一つ、京都線では天神橋筋6丁目から高槻市駅まで、大阪メトロの車両が乗り入れており、こちらは阪急電車とでは扉の位置が多少違いますが、ホーム柵の扉が左右にスライドするその扉の幅を少し広げることで対応可能となりますので、そういう形でこれからホーム柵の設置を進めていこうというふうに考えております。ここにありますような設置が難しいということはありませんので、その認識をいただけたらと思います。

それと十三駅に設置されているホームドアですけれども、こちらは腰高式ホーム柵と言われていますが、開口部の扉が左右にスライドする形で、ドアが開閉するという形のホーム柵を設置しております。今後、そのような形のホームドアを、全駅に設置する方向で、今、検討を進めているところです。

 

(会長)

それでは次に、JR西日本、お願いします。

 

(委員)

JR高槻駅の西口といいますと、地下の改札口につきましては、私の認識としては以前から時間帯的に人の配置はなく、最近、完全に無人化されたかというところの認識がありませんが、設備に関してはすべての時間帯に人の配置があるのと、特定の時間だけしか人の配置がない場合と大きな違いがないと認識しております。この地下の西口を含んで、きた西口、みなみ西口、すべて同等の設備を配置していると思っています。何か設備を追加することは今のところ考えていないというか、どういったものが必要なのか今のところ思い浮かぶものがない状況ですので、何か具体的にこういったものがというのがあれば、それに対しての対応、ご回答させていただけますが、今の状況で我々がそういった人の配置がない改札口に対する設備としては整っているという認識はもっております。

 

(会長)

今のお話についてどうでしょうか。具体的な要望というのがあればどうぞ。

 

(委員)

視覚障がいというのは、その具体的ないろいろな設備が、どこにあるのかわからないわけです。誰も居なかったら聞くこともできない。これはどうやって視覚障がい者が知ったらいいのか、この点説明お願いします。

 

(委員)

そこについては、以前からご要望をいただいていて、なかなか対応できていないというのが実際です。ですので、おっしゃっていただいたように、インターフォンやカメラは設置をしていますが、それに対して目が不自由な方についてどういった提案をするのかというのはまだどこでもできていなくて、この西口がということではないというふうに思っておりまして、そこは引き続き検討させていただきたいと思っております。

 

(会長)

特にこのJR高槻駅の西口でわかりにくいというような事でしょうか、それとも一般的にというお話でしょうか。

 

(委員)

一般的にです。大きな駅になりますと自動券売機がどこにあるかわからないことがありますが、特に無人化になりますと、駅の中に行きましたら、本当にどこに何があるのか、券売機もわからない、改札口もどこかわからない。視覚障がい者にわかるような方法を考えていただきたいと思います。これは聞いた話では、高槻だけではなく、無人化の駅は日本全国、そういうことで困っているという話を聞いたことがあります。

視覚障がい者は、付き添いでガイドヘルパーもあるので、誰かと一緒に外出したらいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、そういうのを利用できない人もいますし、どうしても1人で利用しなければいけないことがありますので、高槻だけでも、いろんな設備、カメラがどこにあるのか、あるいはインターフォンがどこにあるのかということをわかるようにしていただければ幸いだと思います。

 

(会長)

逆に、こういう場合はわかりやすいというようなことがありましたら、どなたからでもお願いします。

 

(委員)

今言われてすぐには思いつかないですが、駅の方でも今すぐは駄目だというのであれば、いろいろとまた話し合いをしてみたいと思いますがいかがでしょうか。

 

(委員)

目が見えない人もそうですけれども、聞こえない者もインターフォンがあるのはわかりますが、聞こえないのでインターフォンではコミュニケーションが取れません。もし何かあったら人に来ていただきたい。インターフォンでは一切聞こえないので使うことができません。

 

(会長)

このあたりのところについて、どなたからでも何かご意見ありますでしょうか。

 

(委員)

今の聴覚障がい者のことですが、聴力障害者協会の会長に聞いてみますと、カメラに手話がうまいこと映らない、という話も聞いたことがあります。そこに対してもコメントをお願いしたいと思います。

 

(会長)

今の視覚障がい者と聴覚障がい者のお話ですけれども、必ずしもJR西日本の限ったことではなく、かなり一般的にどういうことが重要かというお話もありますので、その点は、逆にこの高槻市のいろんな事業の中で、新しい試みをしていくという話もあるかもしれません。

 

(委員)

私の意見について若干申し上げたいと思います。全国的に、人員削減による無人化が問題になっております。会長が今おっしゃったように、一般的な課題と、もう一つは新しく無人化になったところと、問題は共通ですが、問題の性格が少しだけ違いますのでそれを申し上げたい。

まず、新規に無人化されたホームにおいては、ハードを見直していただきたい。かなりのところで、点字ブロックが敷かれていません。それから多くは、有人、係員のいらっしゃるところに通じる音声、ただいまご指摘があった音だけではなくて、近年阪急さんがとられています映像による双方向コミュニケーションといった設備が整備されていません。ですので、近年閉じて新規に無人化になったところは、特に注意しなくてはいけないと私は考えております。

それから、近年、視覚障がい者用のスマホ等を使ったシステムについて、実用化ができるようになってきている段階で、最後にお時間があったら詳しく話したいと思いますが、今検討中の万博でも、約束はできませんが、いわゆる社会実験として入れる方向で検討しております。ぜひ、そういうところに意見をあげていただければ、特にJRさん阪急さんにおかれましては、そこの様子も見ていただき、ただ、それ待ちをするのではなくて、もう一度ハードも見直してほしい。ソフトについてもいろいろありますが、以上にしておきます。

 

(会長)

それでは、この問題はまた後で議論することがあると思いますが、次に市バスの方についてお願いします。

 

(委員)

以前、知的障がいの方が降りる際に、ICカードのタッチが正確にできずに運転士とトラブルになったことがある。毎年継続してバリアフリー教育をされているが、どんな内容で実施されているのか、障がいの違いによる特性を理解するための教育などもされているのかというお話でしたが、まず、このトラブルになった内容ですが、障がい者無料乗車証をお使いの方が、乗車口でタッチができずに降車時に異常音が検知されたので、乗務員がお客様にICカードをタッチしてくださいということで呼びかけましたが、そのお客様が、知的障がい者で、もうタッチしなくていいんだというような形で心を閉ざされてしまって、ICカードのタッチができなかった、というような案件がありました。

この案件について、運輸課といたしましても、目に見えない障がい者に対して、どういうふうに接していくのが適切なのかということを考える素材になった案件でして、市バスとしてはこういう案件に対して、バス事業者が障がい者の皆さんと助け合って公共交通機関を利用していただけるようになっていきたいなと思っています。また、そういう環境もつくっていかなければいけないなというふうに基本的には考えておりまして、すべての乗務員の認識を向上させるために、現在の教習マニュアルについて、今見直しを図っております。それは具体的な中身もそうですけれども、そうした時の乗務員の声掛けを含めて、対応力を幅広げていかないといけないということもあって、教習マニュアルを含めて全体的に見直しをかけているところです。

また、ご利用の皆様方にも、一定のルールをご理解いただいてご協力をお願いしたいと思います。というのは、無料の福祉パスをお渡ししているわけですが、パスを持っているからタッチしなくてもいいでしょう、というようなことが現場でトラブルになったことがあります。実は、市の福祉部局さんと交通部で費用分担といいますか、市から一部補助金をいただけるというシステムになっていますので、現場では、障がい者の方は無料で乗っていただけるようになっていますが、ICカードのタッチがないと利用確認ができないというシステムになっているため、無料ですが利用時はタッチしてくださいというルールも含めて、市バス利用時のルールの周知啓発ができるように、関係課と連携を図って進めていきたいなというところです。

 

(委員)

その方は知的障がいの自閉症の方ですが、具体的にどういう内容だったか聞いていますか。

お母さんが、高槻の駅で待っておられました。高槻の駅で、タッチできていないからイーってなって、運転手さんがおりて追っかけてこられた。お母さんは、知的障がいだと説明されました。だから、配慮して欲しいと。それでも、だめだと。それならば、お母さんはお金を払いますといっても、それでもだめだ、何が何でもタッチしてくれ。と。

配慮に欠け過ぎではないですか。もう謝ってもらったのでこれ以上は言わないですけれども、職員の方に具体的にどういうふうに伝えていますか。教育とは具体的にどういうふうにされていますか。

 

(委員)

この件につきましては、当時の運転手の対応は、少し問題があったのではないかなと思っているところです。実は、私もドライブレコーダーですべて見させていただいていまして、異常音がなってお客様が降りられたときに、ちょっと待ってくださいと言ったところまではいいんですが、その段階で、相手が障がい者の方だというのがわかっていて、その方が心を閉ざしてタッチしてくれないというようなことがありまして、そのお母さんがバス停のところまできていらっしゃっていて、お母様とも話ができる状況でしたので、後からそのICカードをお取り寄せさせていただくとか、手法はまだもうちょっと判断の余地はあったかと思います。

それを乗務員が、頑な性格というか生真面目な性格で、タッチしてくれ、タッチしてくれと執拗な形になってしまい、このお客様が逆にまたもっと頑なになってしまって、お母さんとも揉めてしまったというようなことがありましたので、乗務員に対して、一定のルールのことを言っているのはわかるが、その場にあった柔軟さも持って対応していかなくてはいけないというようなことを、運輸課の中でもお話さしていただいています。

実はこんなことを機に、具体的なマニュアルを細かく見直していかなければいけないのではないかということもあって、今見直しを図っているところです。

 

(委員)

ありがとうございます。どういうマニュアルがあるのか開示できますか。

(委員)

お配りしているようなものでしたらできます。

(委員)

ぜひ、どういうふうに運転士さんにマニュアルを配布しているのかその中身を開示していただけたらありがたい。

知的障がいだとお母さんは何度も言っていました。お母さんが知的障がいだと言うと、知的障がいが何かわからないと言われた。まず、知的障がいとはどういう人なのかを、研修でしっかり伝えて欲しい。20年ずっと自力で頑張って通っているので、お母さんの心を折るような対応はやめていただきたい。

(委員)

わかりました。よろしくお願いいたします。

(会長)

具体的な事例を通じて、いろいろなことを考えていくということが非常に重要だということが、この例でもわかると思いますが、この件についてはよろしいですか。

それでは前半の部分は一旦これで終わりまして、後半としまして、交通安全特定事業として高槻警察からお願いいたします。

 

(委員随行者)

高槻警察です。交通安全特定事業ということで、令和3年度の事業報告をさせていただきます。ページは30ページになります。八丁畷の交番前交差点において、視覚障がい者用の音響信号の改良・設置です。もともとここは、かなり古いタイプのものが、南詰と西詰に、東の方から阪急高槻やJR高槻の駅へ行く動線として、L字型に渡れるように音響装置がついておりました。ただ、かなり老朽化していまして、度々、音が聞こえない、音が鳴っていないという不具合の情報もいただいていまして、その都度、修理をしてはきていましたが、かなり機械が古いということで、今回、改良にあわせて、4隅全方向から聞けるような形に設置いたしました。

もともと、視覚障がい者の方にも現場で実際に立会してもらい、音を聞いてもらった上で音量調整をした経緯がありますが、古いタイプの音響装置で「信号が青に変わりました」と文言で流れるようなものでしたが、ちょうど高架下とか車の交通量とかの目から見て、聞き取りにくいというようなお声・ご意見いただきまして、よくある「ピヨピヨ」「カッコー」のパターンに変え、ラッパ型の装置もついています。

四隅に設置したというのは、開園した安満遺跡公園へのアクセス、南から北のほうに向かっていく人、帰ってくる人の動線も考えて、四隅に改良して、増設しました。

ここにのみならず、音響装置は他の交差点でも事業として上がっていますので、なかなか一気にというのは難しいところがありますが、バリアフリーの推進を考えてですね、公安委員会としても、1つ1つやるべきことをやっていきたいと考えております。

 

(審査指導課)

審査指導課です。32ページからの建築物特定事業について、令和2年度及び3年度に実施された事業、並びに令和4年度に予定されている事業の報告をいたします。

まず、本推進協議会で報告するにあたり、5月から6月にかけて、各重点整備地区内の対象建築物の60件について、各施設管理者に対して文書による調査を行いました。その結果令和4年6月時点の状況といたしまして、令和2年度に実施された事業として2件、令和3年度に実施された事業として1件、令和4年度に予定の事業として2件の報告がありましたので、資料を用いて説明させていただきます。

それでは33ページをご覧ください。エミル高槻、阪急の高槻市駅と一体した、以前はミングと呼ばれていました建物ですが、33ページから37ページにかけて令和2年度に実施された事業についての報告内容が記載されております。項目といたしましてはバリアフリートイレ、車椅子使用者用駐車施設、授乳施設、施設の標識、それからおむつ交換台の整備を行いました。整備箇所が多いので、詳細の説明については省略させていただきますが、詳しくは資料でご確認いただければと思っております。

次に38ページをご覧ください。大阪医科薬科大学ですが、38ページから43ページにかけて、令和3年度に実施されました事業についての報告内容が記載されております。項目といたしましては、車椅子使用者対応のエレベーター、移動円滑化経路を構成する廊下及び出入口、それから視覚障がい者誘導用ブロック、それからバリアフリートイレの整備を行いました。こちらにつきましても整備箇所が大変多いので、詳細説明は省略させていただきますが、詳しくは資料をご確認いただければと思っております。なお、今、紹介させていただきました、新病院本館A棟につきましては、新たに建築された部分になりますので、大阪府福祉のまちづくり条例の規定についてはすべて満たしております。

次に44ページをご覧ください。高槻市総合センターですが、令和2年度に6階のバリアフリートイレの整備を行いました。主な整備内容といたしましてはオストメイト対応設備と介護ベッドの設備設置になります。

続きまして45ページをご覧ください。同じく、高槻市総合センターにつきまして、令和3年度にも整備が行われております。主な整備内容といたしましては、1階2階3階のトイレの整備になります。バリアフリートイレにはオストメイト対応設備を設置し、男子トイレには小便器に手すりを設置いたしました。

次に46ページをご覧ください。ここからは、今年度に予定されている工事についてご紹介させていただきます。まず地域福祉会館ですが、今年度に増築工事を行う予定がありまして、その際に大阪府の福祉のまちづくり条例、本規定を満足させる整備工事を予定しております。

続きまして、最後ですが47ページをご覧ください。富田支所・富田公民館ですが、今年度に1階のバリアフリートイレに衣服用の金具を設置する予定です。

 

(委員)

社会福祉協議会でございます。資料が49ページ50ページになります。こちらのわくわくチャレンジ講座ということで、写真のように車椅子を使ったものですが、車椅子の支援、介助だけでなく、実際に受講者が車椅子に乗って、経験、体験していただくということもしております。

社協としましては、平素より車椅子の貸出し、あるいは高齢者の模擬体験装具の貸出をしておりまして、市内の小学校等で講座を実施したりしているところです。この経験、体験することで、支援を受ける方によってどのような支援が適切なのかなということを一緒に考えていく内容です。

令和4年度につきましては、引き続きコロナ対策を講じた上で実施していきたいと考えているところです。

 

(事務局)

最後に、都市づくり推進課から本市における心のバリアフリーの取組についてご報告させていただきます。51ページをご覧ください。令和2年度及び令和3年度の実施内容ですが、広報、啓発、支援等の実施では、バリアフリー情報の提供、ホームページでの情報提供として、バリアフリーマップ「おでかけマップ」の情報更新や、当協議会の会議資料と議事録を公開しています。また、教育活動事業では、障がい当事者等を講師とした障がい理解教育、バリアフリー教育を実施しました。そして、放置自転車の撤去や、違法駐車車両への啓発、商品・看板のはみ出しに対する指導を継続して行っております。52ページをご覧ください。講座等の開催では、認知症サポーター養成講座の実施、バリアフリー講師の派遣として、障がい当事者の方を講師としたバリアフリー総合学習を実施しました。こちらにつきましては後程詳細をご説明いたします。キャンペーン、イベント、交流会等の実施では、市民ふれあい運動会については、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため中止となったものの、福祉展でのパネル展示や作品展示による啓発活動、商店街等の道路不正使用防止キャンペーン、駅前放置自転車クリーンアップキャンペーンを実施しております。

令和4年度においては、新しい基本構想の心のバリアフリー特定事業に掲げる施策、事業について、各担当課が実施するものとしています。

最後に、当課が実施しましたバリアフリー総合学習についてご報告いたします。バリアフリー総合学習は、毎年、市内の小学4年生を対象に、障がい当事者の方々にご協力をいただきながら、令和2年度は、奥坂小学校と三箇牧小学校で実施し、令和3年度は阿武野小学校と清水小学校で実施しました。

実施内容は、1日目のバリアフリー授業では、当課が作成した「バリアフリー教育用副読本」の内容をもとに、「バリアフリーとは何か」、「市内で具体的にどのような工夫がされているか」などについて、学校で授業を行ってもらいました。

2日目の体験学習では、車いす乗車体験や、アイマスクをつけた歩行体験をし、体育館から多目的トイレまでのルートを確認するなど、実生活に近い形の体験なども行いました。また、障がい当事者にも参加していただき、介助体験も行っています。

そして、懇談会では、障がい当事者の方から体験談などを伺い、児童たちからの質疑を通じた交流により、障がいに対する理解を深めました。

54ページ中ほどには、参加した小学生からの感想を一部紹介しています。「車いす体験のことを家族に話すと、車いすの大変さに驚いていました」や、「障がいがあるかないかにとらわれず、困っている人がいたら、声をかけようと強く思いました」などの感想があり、バリアフリーについての理解・醸成が図られていると考えております。子どもたちから保護者へ、子どもたちの周りの人へ、心のバリアフリーがどんどん広がるよう取組を推進してまいります。

現在は、更なる心のバリアフリーの醸成を目指して、学校独自でバリアフリー総合学習に取り組んでもらえるように「バリアフリー教育用副読本」の利用促進や、視覚障がいが疑似体験できる、白杖・点字ブロック・アイマスクの貸し出しをしております。副読本の活用は、当課による総合学習以外で、令和2年度に2件、令和3年度に3件ありました。体験セットの貸し出しは、小学校だけでなく、中学校や高校などにも、令和2年度に5件、令和3年度に4件、貸し出ししています。

来年度以降も、心のバリアフリーの醸成に努めてまいりますので、関係者の皆さまにおかれましては、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

 

(会長)

質疑に移りますが、高障連からの4番のご意見、事務局よろしくお願いいたします。

 

(事務局)

ナンバー4、建築物特定事業に関して、市役所総合センターの身体障がい者用駐車帯について、市役所総合センター北側の出入口前の駐車場に設置することはできないかという内容です。

 

(審査指導課)

こちらについて審査指導課から、ご回答させていただきます。市役所総合センターの管理者である総務課に確認したところ、市役所総合センター北側の出入り口の駐車場につきましては、高架下も含め、公用車の駐車場となっています。現在、公用車の駐車場が足りていない状況であります。その中でご要望を考慮いたしましたが、総合センター北側の出入口前に、身体障がい者用駐車帯を新たに設けることは難しいと考えております。また、総合センター北側の出入口前は、消防活動スペース、総合センターの荷物の搬入口等に使用するため、身体障がい者用駐車帯を、新たに設けることは難しいと考えております。ご不便をおかけしますが、引き続き、桃園駐車場の身体障がい者用の駐車帯をご利用いただきますようお願いいたします、という趣旨の内容でありましたことをご報告いたします。

 

(会長)

この点について、ご意見ありますでしょうか。

それでは、今の交通安全と、心のバリアフリーのところで、その他のご意見がありましたらよろしくお願いします。

 

(委員)

54ページの更なる心のバリアフリーの醸成いうところがあって、学校独自でバリアフリー総合学習に取り組んでもらえるように、副読本の作成、活用の促しというようなことを書かれているんですけれども、以前、何年か前の協議会の時に、市内のすべての小学生が小学校に通っている間、中学生が中学校に通っている間に1回か2回は、資料に書かれているような体験学習というような、充実した学習できる機会を持てるようにできないですか、と。特に当事者の方の話を聞くということは、子供にとってはすごく有意義というか、何かものすごく意味のある体験になると思うので、できないですか、というお話、お願いをしたときに、当事者の方も協力していただける方には限りがあるのでなかなか難しいですというようなお話だったかと思うんですが、例えば、今だったら、副読本ではなく動画であるとか、お話されていることを目の前で聞くのが一番いいと思いますが、それができなくても、お話を聞く機会というのを、学校教育の中でどこかに持てるような工夫をできないかなと思いました。

 

(会長)

この点について、その他意見、あるいは事務局から何かお答えいただけますでしょうか。

 

(事務局)

ご意見いただきました心のバリアフリーつきましては、おっしゃっていただいたように、できるだけ小学生とか中学生、1人一人が1回は体験できるのが理想だと思います。そういった中で、動画などいろんな方法というのは引き続き考えていく必要があるかなと思っております。参考になるご意見いただきましてありがとうございます。

 

(会長)

他にありますでしょうか。あるいは全般についてのご質問でも結構ですので、何かある方どうぞ。時間に余裕がありますので、どうぞよろしくお願いします。

 

(委員)

2点あって、一つ目は簡単なほうから。建築物に関して、総合センターや地域福祉会館の報告がありましたが、当事者の方にしっかり見ていただいたんでしょうか。もしそうだとしても、どれぐらいの規模で見ていただいたのか、また、どういう障がいの方にチェックしていただけたのかをお伺いしたい。それから、同じく先ほどのご説明の中で、これこれについては、大阪府福祉のまちづくり条例を満たしています。とか、これは先ほどの報告の中ではなかったんですが、国のガイドラインを満たしております。建築の場合ですと、設計標準になりますが、それは満たしていて当たり前で、満たしていますとここで報告しても始まらないので、最近の傾向からいきますと、もっと上を目指して、マストでないもの、さらには記述もされてないが本市独自の判断で、よりユニバーサルデザインの立場を目指してこんな新しいことを考えてみましたが、うまくいかなかったらうまくいかなくてなかなかそこまでいきませんでした。そういうことを、これからはご報告いただけることをお願いいたします。具体的にいえば、例えば最近話題になっている、性同一性障がいの方々への配慮を検討はしてみたのか。こんなことも聞きたいわけですね。あるいは機能分散といいまして、お手洗いについて、空間をほんのわずかに広げられたら、バリアフリートイレの基準を満たしていなくても、かなりの車いすの人が使える。こういうものも、ガイドラインに案は少しありますが、中に丁寧には書いてない。本市独自でやれることです。やってはけないとはどこにも書いてない。どんどんやったらいい。少なくとも、地域福祉会館みたいなところだったら、ガイドラインは満たしていますというのはないでしょう。

もう1点だけ。これはかなり重要な意見なんで、意見として、あるいは皆さんのご意見を聞きたいんですが、今回改めてこの基本構想を見直してみたときに、基本構想の38ページにある心のバリアフリーというところの記述ですが、バリアフリーについて、理解を深め、ともに助け合う、ここまではいいんですが、温たかな心配りのある、という表現をいれました。つまりバリアフリーというのは、温かい気持ちでやるんだと。これに対して他市でかなり炎上しております。本市では、炎上までしたかという記憶はあんまりないんですけれども、今、バリアフリーに関しては、社会モデルといいまして、温かな心でバリアフリーを進めるのではなくて、そういう環境を作っていくことは、SDGsにとってもわが社会の義務であると、つまりバリアフリーは義務であり、本人にとっては権利であるという考え方が、この30年ほどの間に確立しつつあるわけで、その観点からいくと、子供たちがまた間違えるといけないんですが、温かな心配り、これはあってもいいですが、バリアフリーは善意でやるものではない。やっぱりご本人の権利であり、あるいは、社会が環境を整備していくものであるということなのでそこ間違えないようにしていただきたい。私の提案としては、次の改定の機会がありましたら、この表現の1、2行はさわる必要があるかなと。善意でもってやるのではないということがよくわかるような記述にしたほうがいい。

 

(会長)

ではまず最初に、建物のバリアフリーのところで、当事者参加がどのぐらいのところで実際にやられたのかっていう話に対してお願いします。

 

(審査指導課)

大変申し訳ないんですが、こちらから施設の管理者に対しての投げかけ方が、当事者参加があったかどうかの聞き方をしなかったので、実際のところどうだったか把握しておりませんので、次回からそのような形で出させていただきたい。

 

(委員)

そこはわかりました。

 

(建築課)

先ほどの当事者参加というお話ですが、総合センターのトイレ改修につきましては、改修前に、高障連事務局と図面を用いてお話させていただいて、対応できているご希望とできていないご希望もあるとは思いますが、一定のご意見を伺いに行っております。

今、ここに資料はありませんが、現在建築中の芸術文化劇場につきましても、事前にトイレや点字ブロックにつきましても、図面を見ていただきご意見を伺った上で、できることできないがありますけれども、対応させていただいたような状況です。

 

(会長)

当事者参加については、この協議会でもいろいろ意見を聞きましたけれども、団体の方から、当事者参加をこういう形でやりたいとか、あるいは、そういう条件がなかなか難しいというようなご意見はどうでしょうか。

 

(委員)

西口の問題なんですけれども、当事者にどこの場所にそういう設備があるかということを知らせる機会、シグナルエイドというものを当事者が持っていると、その機会から電波を発射して、例えば券売機があるよということを知らせるものがある。僕はあまりこの件はよくわかりませんので、今度また高障連とそれから高槻市の交渉の時に、これに詳しいものがいますので、その辺聞いてみたらいいと思います。

 

(副会長)

先ほどの建築物の整備のところ、当事者参加ですが、一部のトイレなどについて高障連さん等に図面で確認されたという話がありましたが、部分改修の時はそれでも構わないと思います。もう今整備されている現代劇場、ホールですね、そういう大きな公共建築物を整備されるときは、単にトイレとか、単にエレベーターをバリアフリーすればいいのではなくて、その建築物の目的、例えば、演劇を見るとか、いろんな文化的催しに参加するとか、そういった行動がきちっと、そこへのアクセスがちゃんと確保できるのかという観点で、総合的に当事者の方にチェックいただくというのが、これからのユニバーサルデザインの建築物の整備プロセスだというふうに、大分全国的にもレベルアップしていきていますので、高槻市さんも、そういうふうに、そういう手続き、プロセスをぜひ踏んでいただきたいなと思います。

それから先ほどからの、駅の無人化についての課題というのは、これは全国的な課題で、JRさんはじめ一社で何とかなるというものでもないのかなと思いますが、先ほど委員の方からご意見があったシグナルエイドとかいろんなアプリが開発されようとしています。今、おそらく鉄道会社さん各社さん、MaaSといって、移動を円滑にするための情報サービスの開発に、熱心に取り組まれていると思いますが、そこにぜひ、バリアフリーの視点を入れていただきたいと思います。単に移動の乗り換えだけが円滑になるのではなくて、そこに移動の先のアクティビティーとの接続、そして最後は人との接続ということで、先ほどの改札で、無人で聴覚障がいの方や視覚障がいの方々がなかなかアクセスしにくいというところも、場合によっては、そういうMaaS、拡張版MaaSといわれるものを通じて、サービスの充実を図ることが可能なのではないかと思いますので、ぜひ、例えば、関西万博を一つの目標に、鉄道各社さん、協力されて開発いただけると、非常に画期的じゃないかなと思います。

ついでにもう一つだけ、知的障がいのある方々の、乗車バスの利用でトラブルがあったという話がありましたけれども、これまで日本のバリアフリーは、身体に障がいのある方々が70年代からかなり運動をされ、引っ張ってこられました。でもようやくこの時期になって、見えにくい障がいと言われる知的、発達、精神、それからLGBTQの方々、いろんな多様な方への配慮というのを、社会基盤整備としても考えていこうという機運がようやく盛り上がってきたと認識しています。ですので、鉄道会社さんだけの問題じゃないですけれども、例えばそのサービスに関する研修の中には、多様な障がいの方の情報だけではなくて、そこに当事者参加をぜひやっていただけるように頑張っていただけたらなあと思います。交通エコロジーモビリティ財団さんが、交通事業者さんに提供されている研修では、精神障がいの方、場合によっては知的障がいの方も当事者参加で講師になっていただけるというような研修プログラムも充実してきていますので、ぜひ積極的にご利用になって、いわゆる、10人いらっしゃったら10人ともいろんな方がいらっしゃるというような社会だと思いますので、いろんな方に対しての対応ができるような研修を充実していただけるといいかなと思いました。

 

(会長)

その他どうでしょうか。

 

(委員)

今のお話の付け加えで大変失礼なんですが、今のお話を受けて、提案としては、本当に近年話題になっているLGBTQを初めとした検討については、本市の基本構想であんまり丁寧に、具体で入れていないので、新しい対応については、このマスタープランと基本構想の中でこれから重視していく、この会議においても積極的に新しい課題は話題にしていくという方向にしたらどうでしょうか。

 

(委員)

少し細かい話になってしまうかもしれないんですけれども、高齢になられて、腰とか膝を痛めて長距離歩くのが苦手になってこられている方は多くなっていると思うんですが、電動カートとか歩行器を利用することで行動範囲が広がって、自分の生活を何とかやっていけているという方もいらっしゃるんですけど、例えば、駅まで電動カートで行って、そこから電動カートを置いて電車に乗りたいけれども、電動カートを止める場所がない。それは歩行器も同じことです。歩行器で駅まで行って、そこから先は杖で乗りたいけれども、歩行器をなじみのおじちゃんがいる自転車置き場だったら預かってもらっているという話を聞くんですけれども、預かってもらえるかどうかわからないという人は、最初からそういうことは諦めている、あとまた、スーパーまでは歩行器、あるいは電動カートで行って、中はスーパーのカートを押して歩きますという方でも、歩行器とかをサービスカウンターで預かってくれない。自転車と違って鍵もかけられないので、歩行器を外に安全に、チェーンさえ持っていけば止められるような、うまい仕組みが一般的になって、歩行器置き場というのができたら、もっとみんな気楽に外出できるのになと。自転車置き場には間に挟み込めないから、スーパーに行けないなと思っている人もいる。団地の1階に住んいでる人は別ですけれども、団地やマンションで2階以上に住んでいる人は、歩行器を自分で持って上がる力がない。1階に置いておく場所もないから、歩行器自体使うことを諦めると。でも、そういうのを標準装備で自転車置き場があるように、歩行器置き場がある、電動カート置き場がある。そういうのが標準になれば良いなと思います。何か工夫の余地はないのかなと思っています。

 

(会長)

この件に関して、あるいは委員からはもっと上のバリアフリーをとか、あるいは温かな心配りの問題など、いろいろ提案がありましたけれども、事務局どうですか。

 

(事務局)

委員からご提案がありました、心のバリアフリー、温かな心配りの表現ですけれども、これにつきましてはどう対応するのがよいかまた検討させていただきたいと思います。

あと、LGBTの話がありましたけれども、基本構想でも触れておりまして、基本構想33ページの、誰もが暮らしやすいユニバーサルデザインを基本としたまちづくりの推進いうところで、LGBT等すべての方々に対して、バリアフリーの考え方だけではなく、ユニバーサルデザインも踏まえたまちづくりを推進していくと書かせていただいております。

 

(委員)

今の点、私も認識していました。本市のものは、一応、書きぶりの中では最新のところ、私が言いたかったのは、実態としてこの会議で議題に上がらないじゃないかということなので、今後配慮していただければと思います。

 

(委員)

委員がさきほどおっしゃっていた、温かい心というところは、やっぱりすごく重要な点だと思います。ですので、検討の余地があるんだったらいいなと思ったんですが、その文言の問題もそうですけれども、現場で小学校の先生や中学校の先生が、教育、実際に子供たちにどういう教え方をするのかというところが、もっと大事で、その先生の意識の中に、バリアフリーは善意であるという意識があるんだったら、幾ら子供向けに教育しても同じなので、むしろ、これを教える先生の意識がバリアフリーは権利だというふうにちゃんと意識づけできるように徹底していくという中身を推進していく方向の、何か工夫があったほうがいいのかなと、先生の意見を聞いて思いました。

 

(会長)

いろいろすぐには解決できない大きな課題を随分議論されていますけれども、もしここでさらにご発言したいという方があったらよろしくお願いします。

 

(委員)

高槻で今度開館する現代劇場の替わりの劇場、正確な名前は忘れましたが、この中で視覚障がい者用に舞台の音声で説明するような方法もお願いしたいと思います。もうでき上がっているから駄目だと言われたらちょっと遅過ぎたかもわかりませんが、しかし、視覚障がい者が楽しむんだったら、テレビや映画でも音声でいろんな要素を説明してくれるようになっていますので、ぜひこの高槻の芸術文化劇場にふさわしい視覚障がい者用の音声装置もお願いしたい。

それからもう一1つ、これは東京の豊島区に東京芸術劇場というのがあるんだそうですけれども、ここではさっき言った音声で説明するのともう1つ、聴覚障がい者のために、字幕でセリフを伝えるというこういうこともやっているそうです。僕は、これを点字新聞で読んだだけで、どういう表示でどんな方法でやっているのかまではわかりませんが、聴覚障がい者の方も、舞台などを楽しめるような、高槻も新しく劇場ができるわけですから、そういう方法も考えてもらえないかなと思います。

 

(会長)

もし、この点についてわかる方がいらっしゃったらお願いします。まずは、建物の名前は、なんでしょうか。

 

(歴史にぎわい推進課)

名称につきましては、高槻城公園芸術文化劇場と申します。来年令和5年3月に開館する予定です。先ほどより聴覚障がい者、視覚障がい者等への配慮ということでご意見いただいております。いろいろ最新事例、全国の事例があるかと思いますので、そういった事例の研究検討をしまして、ソフト面でも対応ができるような取組を今後検討して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

(会長)

はいありがとうございます。大分時間を過ぎてまいりましたけれども、他にございましたらどうぞ。

 

(副会長)

芸術文化劇場のことで、これからできる劇場は、車椅子ユーザー席の分散配置とかそのあたりもきちっと対応されているのか、ぜひチェックをお願いしたいですし、もし、対応されていない、検討されてないようでしたら、今からでも可能な範囲でご検討いただきたい。

 

(委員)

ちょっとまた付け加えて、先ほどからの報告の中で、ちゃんと検討しているのかなと思う点が、今の先生の話に加えて1点別の話であります。駐車場についてですが、現在の大阪府の制度で、駐車場に関しては、どうしても3メートル50センチの幅広な駐車場が必要な、つまり車いす使用者が自分で運転してそこに停める方のみ車椅子駐車場を使っていると、名称も、従来のような車いす使用者用駐車区画の駐車場と、もう一つ別に、これは市は認識しているのかお伺いしたいんですが、もう一つはこれとは別の、一般の駐車場より幅をわずかに広げて、3メートルより少し小さい2m70、80センチくらいで、車椅子の運転者は使用できないと思うけれども、視覚障がいの方とか、お年寄りの方々、こういった方々は何も幅広は要りませんので、通常の駐車場だけど入口真横にある、非常に利用しやすいいい場所にあると、こういうゆずりあい駐車区画という制度がある。ゆずりあいという名称は、さきほど言ったような趣旨で、今後、社会的に検討いただきたいんですが、名称は今はおいておきまして、さきほどからの事業報告の中で、その点が配慮されてないんじゃないかという気がしました。

 

(歴史にぎわい推進課)

先ほどの劇場についてですが、建物の整備状況で申し上げますと、この8月末に工事が完成いたしまして、引き渡しを受ける状態になっております。ですので、今現在は、工事の進捗としてはもうほぼ100%で検査を待っているというような状況ですので、できる対応につきましては、一定制限があるという状況ではあります。

しかしながら、先ほどの車椅子客席の確保、配置等につきましても、設計段階から検討を進めまして、確保しております。また、駐車場の配置につきましても、先ほど委員がおっしゃいましたように、身障者用の駐車場、幅を広げた駐車区画を地下になりますが、エレベーターホールに近い場所に3台設けておりますし、先ほどの大阪府の取組としてやっておりますゆずりあい駐車区画、これもその隣に3台、合計6台の駐車スペースを確保していくという状況です。

 

(委員)

会議の内容ではないですが、多分、前回も言ったと思うんですが、私は近畿統括本部に所属して、そのすべてのバリアフリー協議会に私が出ております。10月以降、その組織が拡大して、近畿2府4県すべて対応することになりまして、なかなかすべての会議に出席するのが難しくなるのではないかなと思います。そういった意味でも、ぜひオンラインでの開催、あるいはオンラインとこういった対面での併用を是非ご検討いただきたい。コロナ第七派のことも言われておりますが、それ以外にもやはり時間的な制約とかもありますので、オンラインを併用していただきますと、対面で出席される方とオンラインで参加される方、希望に合わせてご対応いただければありがたいなと思っておりますので、ぜひご検討よろしくお願いします。

 

(会長)

それについて何か事務局の方でどうですか。

 

(事務局)

前回もいただいたご意見ですので、引き続き検討していこうと思います。

 

(会長)

全般的に何かご意見あればどうぞ。

 

(委員)

今の件で、JRさんの今のご発言に関して私の感想を申し上げます。コロナ社会の中で、コロナ以前から、ZOOM等については使っていたんですが、大変それが便利だということもわかってきまして、それを活用するということ自体は、もちろん僕は賛成です。ただし、今のお話ですと、内部事情で人員的に無理だからオンラインにさせてくださいと聞こえたんで、これはそのままでは、それはいいことだねというのは到底賛成できません。それを言うならば、国道事務所にしても、所轄警察も、あるいは阪急さんも皆同じ状況なので、その中で頑張って人員出しているので、これはJRの要望ということをお伺いしたとしても、それありきでいかれるといかがなものかというのが私の意見です。

できるだけ活用しようというご意見のところまでは賛成。人員の件は、お願いとして聞いたということで。

 

(委員)

言い分としては難しいですけれども、我々としてもぜひ参加したいと思っております。

 

(委員)

それはわかります。

 

(委員)

ただ、言うように、駅の人員においても、持続的な鉄道事業を確保するためには、見直さなくてはいけない。これは我々のような部署においても、同じである。そういった中において、活用できるものはすべて活用したい。という意見が間違っているということですか。

 

(委員)

いや、そうじゃない。そもそも協議会の仕組み自体が、関係者が一堂に会して、思いのたけを話し合って、合意できる点でよい社会を作っていくということ。

 

(委員)

それはリアルである必要はないのではないですか。

 

(委員)

それは、現に私の学会を初めとして、散々オンラインを活用しておりますから認めますけれども、最初のころのご発言として、私どものJRさんの中の人員が足りなくなってきたからそれでお願いしますという論調に聞こえました。そこはその論調で、本当にお出しになるんですか。それを聞きたい。

 

(委員)

我々の内部事情もあるのでご配慮いただきたいという、それはお願いです。

 

(委員)

それはJRに戻ってから言ってもらったらいいのではないですか。ここでする話ではないです。

 

(委員)

私は会議に出ないと言っているわけではない。出てくるためにはぜひお願いしたいということです。

他の自治体さんではオンラインもやっているのに、なぜ、前回お願いしたことに対してご回答が出ないし、他ができてなぜ出来ないのかというのは、我々が障がい者の方から言われているのと同じようなことなのかもしれないですけれども、お願いをしているということです。

 

(会長)

会長の方から1つ申し上げますけれども、オンラインというのは確かに私も随分経験してきて、便利ですけれども、一応ここは対面でやるということでやってきたので、本来なかなか技術的にも難しい面がありますので、そのことは検討するにしても、それができないからと言って問題があるというわけではないと思います。組織を代表して会議にこられる方を複数にすることも考えられますし、そのようにしてその各部門のところで、バリアフリーに対する組織の強さを発揮するということがあるわけですから、必ずしも同じ人がすべてのところに出なくても、その組織として、その人以外でも対応できるという組織になっていくということもあるのではないかと思います。

ちょうど時間になりましたけれども、ほかに言い残したようなことがありましたら、お願いします。

 

(委員)

先ほど言いましたように、現在、関西では大きな取組がいくつか進んでおりますが、その代表的なものの一つが、関西国際空港、つまり、新関西空港です。国際線と国内線全部入れ替えて、側だけ残して中を全部大改装いたしますが、まだ何年か先で今設計が始まったところなんですけれども、それに関して、近畿地方の数多くの障がい者の方、その方々の組織を含めて、400の意見がありました。

それからもう1つは万博です。こちらは1700の意見がありました。万博のパビリオンの設計ガイドラインを作り、3月にホームページにあげてあります。お時間ある時に見ていただければと思います。これは国のガイドライン、大阪府のガイドラインをベースにして、そのレベルよりも上積みしたものになっておりまして、一応、最新課題ということにしております。皆さんから見たら、まだまだご不満があるかもしれません。ご意見いただきたいです。それから4月以降、大阪館、これは大阪府大阪市館のパビリオンです。この設計が始まっております。その座長は石塚先生がおやりになっております。それから日本館というのがありまして、経済産業省が元になっております。経産省が設計できるわけではありませんから、委託されたのは国土交通省の近畿地方整備局営繕課、つまり建築部門です。ですから、最初の発案者と経産省、近畿地方整備局とが中心になって、これも大規模な当事者参加によるユニバーサルデザインを検討しています。先ほどより何度も言っていますが、基準類、ガイドラインは満たして当たり前なので、それを超えるものをです。先ほど言いました1700の意見は、ガイドラインに書いてあることは除いて1700ぐらいです。こちらは私が座長をして、政府館の方は進めております。また万博会場全体についても全く同じ仕組みで、どんどん進めております。一方で心のバリアフリー、ソフトな部分に関しても、今、検討会ができだしております。

 

(副会長)

皆さん今日はお疲れ様でした。高槻市さんは、平成15年に基本構想策定されてから、毎年1回であってもこうやって継続的に、こういう場を設けてくださっているというのは本当に敬意を表したいと思います。なので、今日も最新の、全国的に見て、最新のバリアフリーの課題がここで議論されているということが、すごく大事だなというふうには思いますが、せっかく改正バリアフリー法に基づいて新しい基本構想を作ったのですから、その中に位置付けられている事業の質、そのプロセスも含めて、もう少しレベルアップが必要なんじゃないかなと感じる場面でも今日はあったかなと思いますので、ぜひ、引き続き、いろんな新しい関西の万博をはじめとする大きなプロジェクトの動向等もしっかりウォッチングしていただいて、一緒にこの高槻市のバリアフリーもレベルアップを図っていけたらなと思います。

 

(会長)

時間になりましたが、あと事務局から連絡ありますでしょうか。

 

(事務局)

いろいろなご意見本当にありがとうございました。今日いただいたたくさんの課題の中で、なかなかすぐに解決できないものもありますが、やはりこういう場の中で、皆さんの意見を直接、皆さんと共有できる場というのは非常に大事だと思っておりまして、また引き続き連携して、皆様のご協力とご理解いただきながら取り組んでまいりたいと思います。

先ほどの会議の開催方法ですが、事務局の気持ちとしては、当事者の方と事業者の方が一同に参加できる場は非常に数少ないと思っておりますので、できる限り対面でというのが希望としてありますが、皆さんと開催方法についてはご意見いただきながら進めてまいりたいと思います。また、今日は国道事務所さんは代理での出席をいただいておりますので、もしもどうしてもご多忙の場合は、事業者としての代理出席という方法もありますので、ご検討いただければと思っております。

最後に、今年度の予定をお知らせさせていただきますが、来年2月頃、まだ決まっていませんが、今日ご報告いたしました令和4年度の取組状況を、また皆さんと共有できる場を設けたいと思っておりますのでよろしくお願いします。

 

(会長)

ありがとうございます。それでは閉会したいと思います。今日はありがとうございました。

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