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令和4年度第1回高槻市図書館協議会
令和4年8月5日(金曜日)午前10時から11時
教育委員会室
可
中央図書館
2人
8人
角所 宙子委員、川瀬 綾子委員、瀬野 周馬委員、竹原 正和委員、
遠矢 家永子委員、中村 利久子委員、南 靖子委員、村上 泰子委員
開会時点で、在任委員8名中8名出席につき、本会議は成立。委員2名の変更があったことを報告。開会に際し教育次長より挨拶。出席職員の紹介。
(傍聴の確認と許可)
<案件1>令和3年度高槻市立図書館の運営状況について
(資料1 令和3年度高槻市立図書館運営状況 説明)
会長:はい、ありがとうございます。
こちらにつきまして事務局の説明は終わりましたけれども、委員の皆様ご意見がございましたら、お願いいたします。
委員:一つ、お伺いしたいと思います。3ページのレファレンスサービスについてですけれども、国立国会図書館のレファレンス協同データベースへの登録状況をお教えいただけますでしょうか。
会長:いかがでしょうか。
事務局:レファレンス協同データベースへの登録状況ですが、現在、各館で受け付けましたレファレンスの内容につきまして、回答ができたもの、できなかったという結果になったものも含めまして、レファレンス協同データベースの方に、登録をさせていただきました。インターネットを通じて、国立国会図書館が運営されている協同データベースの方に、高槻市の各図書館で受け付けたものを公開させていただくようになりました。
以前は、図書館内だけの公開とさせていただいていたのですけれど、特に内容に問題がないということのチェックが終わりましたので、一般の方にもご覧いただけるように「公開」ということで現在も公開しております。
引き続き今後も、チェックが終わったものについて順次、一般の方が閲覧できるかたちで公開してまいりたいと考えております。
委員:ありがとうございます。せっかく登録されているということなので、それも実績になると思いますから、是非ですね、こういった資料にも載せていただけるといいのかなと思います。
会長:関連してなんですけれども、その公開したデータのアクセス状況とかは発表されていますか。そのあたりも確認していただくと、またそれが増えてくることによって励みにもなると思いますので、よろしくお願いいたします。
委員:同じくレファレンスサービスの分で、芝生だけ数字が少し減っています。他のところは令和3年度増えているのですけど、芝生だけ減っている理由は何か、教えていただければ。
事務局:レファレンスサービスの件数について、集計方法は変わってはいないので、単純に件数が減っただけだと思います。
委員:他は増えているのに。
事務局:そうですね。
委員:他も増えたり減ったりしているわけではなくて。
事務局:ちょっとすいません、わからないです。
委員:またわかれば教えてください。
事務局:レファレンスにつきましては、委員のご質問のように各館に調べものをしたいという方がお尋ねいただいて、司書が色々お調べさせていただいた件数をここに掲載させていただいております。市民さんのニーズによって、件数が多かったり少なかったりしますので、芝生図書館に令和3年度調べものでお尋ねの件数が少なかったという現状となっておりますことを、ご説明させていただきます。
会長:継続的に少し見ていただいた方がいいかなと思いますね。ずっと下がってくるようなことがあれば、何か原因があるのでしょうから。
事務局:資料には載せていませんが、令和元年度と比べたときに令和元年度は、小寺池図書館が減っていたり、逆に芝生が増えていたり。令和元年度と令和2年度の比較です。やっぱり年によって、増えたり減ったりがございます。今回のこの資料でいうと、たまたま芝生だけが減っていたというのは、やっぱりそういうことかなと思います。
会長:はい、ありがとうございます。
委員:私も芝生図書館についてですが、「3 芝生図書館の図書館行事」ですけど、すべてゼロになっておりまして、他の場所にご説明があれば私が読み飛ばしているのかなと思うのですが、それはどういったことでしょうか。
事務局:芝生図書館の場合、今までコロナ前は、おはなし室でお話し会等を行っていましたが、そこの部屋がどうしても感染症対策で、換気ができない状態になっています。窓もありませんし、扉も一方だけ開く状態で、もう一方が事務所と繋がっているので開けられない状態なので、その部屋は使えなくなっています。もう一つ部屋がありますが、そこに関しては、何とか工夫すればできなくはなかったのですけども、コロナ関係で机とか椅子とか引いたものをその部屋に置いていまして、あと除籍の本なども、この部屋に置いています。今までプールさんにお願いして、場所を貸してもらって、別の場所に置かせてもらっていましたが、プールの方から使えないっていうことになりまして、どうしても部屋の確保ができなかったことが理由になっております。
委員:分かりました。ありがとうございます。
委員:レファレンスのことですけれど、専門の知識がいるところで非常に皆さん努力なさっていて増えていったことは素晴らしいと思いますが、館によって偏りがあります。原因の一つとして少し耳にしたことが、特に郷土資料などに対してはレファレンスがあっても、資料が中央から動かせないとか、各館の間で連携が取れないようなところがあるようです。それは中央にありますから中央に行ってくださいというようなお願いをすることがあるとお聞きしました。資料も含め、そういうものが各館の間で少しできるようになれば職員の負担も分散されて、効率的に行くのではないかなという風にも感じますし、偏りのある原因の一つではないかなと思います。電子図書館などの導入なども、いろんな場所の制約を受けないで情報が提供できるサービスがあって、これからデフォルトになっていくので、そこら辺で郷土資料などの物として、実際に見ないといけない資料等は各館の間で、自由にというか、物流ができるようになったら、こうした偏りもなくなるのではないかなという風に考えます。
会長:はい。ありがとうございます。事務局の方がそれに関しては何か。
事務局:郷土資料につきましては、購入できるものは複数冊購入させていただいて、できるだけ長く引き継ぐように保存する資料の対象となっております。ただ一方で、市民の皆様がご自分たちで作られた資料をご寄贈いただく資料もございまして、そうしますとなかなか複数冊、ご寄贈いただくことが難しい資料というのも出てまいります。もうすでに絶版になっている資料も多数ございまして、複数冊入手できるものにつきましては、各館に1冊置かせていただくようにさせていただいているのですが、どうしても1冊しかない郷土資料、入手が困難なものにつきましては中央図書館の3階のフロアが参考室ということで、レファレンスの受付の窓口も設けておりますので、そちらの方に置かせていただいて、問い合わせ等あればご案内させていただくということになります。もちろん館内で問い合わせがありましたら、中央の方で司書が該当資料の内容を見て、問い合わせの内容があるかどうかお答えする、というのは極力連携しながらさせていただいているところですけれども、やはりどうしても、調べものをされている方自身が、その資料にあたって見られたいという場合に1冊しかないもので、中央にしかないものは資料の傷みを防ぐためにも中央図書館でご覧いただくということで今はさせていただいているところでございます。
会長:よろしいでしょうか。
委員:そうした資料をデータ化することもこれから考えていかないといけないことかなと思います。
会長:ありがとうございます。他にはいかがでしょうか。
副会長:同じく3番の図書館行事のところですけれども、おはなし会ですとか、乳幼児向けおはなし会、この回数でこの人数の方が参加してくださっているのですけれども、リピーターっていいますか、同じ方が参加される率が高いのでしょうか。恐らくご存じだと思うのですけど、保健所の方の1歳半健診ですとか、いろんな健診で広報活動されているかと思うのですが、せっかくやっていただいていているのに、この人数はちょっと寂しいなという気がしております。
会長:いかがでしょう。
事務局:先ほどの芝生図書館の部屋にもありましたように、換気等接触を避けるために、現在、入っていただける人数を、例えば中央図書館でしたら、1回に5組、多く参加される場合は、おはなし会自体の時間を少し短くして換気の時間を空けて、1回の話で10組を受け付けるのではなくて、2回に分けて5組ずつというかたちでさせていただくのですけれども、やはりちょっと換気の時間までお待ちいただけず、5組で終わってしまうということもございます。4か月健康診査でのブックスタート事業の本をプレゼントさせていただく際にも、図書館で感染症対策を取りながら、おはなし会をしていますよと案内はさせていただいているところですが、そういったかたちで今後も啓発の方は行ってまいりたいと思っております。図書館のホームページでも、おはなし会がどういった状況で開催されるのか、されないのかというところも各館、随時発信させていただいているところでございます。
会長:他にはいかがでしょうか。
委員:図書館の障がい者サービスですけれど、実際対面朗読させていただいているのですが、今、小寺池で4人の方が登録しています。感染症対策を取っていただきまして、この部屋の半分ぐらいの部屋で、1対1で、全部マイクで遠い位置で離れて、あと2時間だったところが今1時間で行っています。でも対面なので、ちょっと利用者さんと日常会話をお話させていただいたり、あとご依頼の本を読ませていただいているのですけれども、今現在コロナも増えてきていますので、1時間っていうのは当面続くかなと思うのですけども、今後、2時間とかにされるご予定とかはまだ考えてらっしゃらないでしょうか。
事務局:コロナの関係もありまして、通常であれば2時間のところを1時間という風に短くさせていただいているのですけれども、あくまでコロナが落ち着けばというところで、初めて1時間を2時間に戻す検討を行うことになります。現状であれば、落ち着いてからでお願いいたします。
委員:あと利用者さんが4人というところが、もうちょっと増えてきたらいいなと思っております。
会長:対面朗読の利用者数のところで、中央図書館の登録者数が4人で利用がゼロ。小寺池図書館は登録者数4人で利用が4人ですけれど、この中央図書館で登録されている4人と、小寺池で登録されている4人というのは、同一の方ではなくて別の方ということですね。
中央図書館で登録されている方は、今回、ご利用がなかったということですよね。それは何か原因がありますか。
事務局:ご来館自体を控えていらっしゃる方も、障がい者サービスの場合ございまして、郵送サービスなどをご利用の方は、来なくてもご予約いただければ、お家に配送させていただくことができるのですが、対面朗読のサービスの場合は、対面朗読室を使って、もしくは広い会議室を使ってということになりますので、そういった場合にまだご来館自体を控えられている方もいらっしゃるのかなという。推測の範囲ですが。
会長:わかりました。ありがとうございます。
委員:資料の3ページの図書館の行事のところで、2点質問させていただきたいです。まず、ミューズ子ども分室。ここは、子ども達が楽しく過ごせるところなので、幼児向けおはなし会が他に比べて開催も多いですし、参加も多いと思うのですが、ここの知名度と、その利用しやすさという点で、私、近くなもので前をよく通るのですが、非常に入りにくい。看板もなければ、警備員さんが立っておられて、その都度利用の理由を言って、入らないといけない状態です。1回入れてしまうと、リピーターはたくさんいらっしゃると思うのですけど、ベビーカーを押して、あそこを通るのって、ものすごくハードル高いですし、そもそもそこに掲示がないですね。ミューズ子ども分室っていう掲示がないです。ここのあたり、検討いただいているのかどうかを、少し質問させていただきたいのが1点。
2点目はですね、各種構座のところで、米印の学校図書館ボランティア育成講座3回とありますが、このボランティアって支援員とか協力員とはまた別ですよね。このボランティアさんっていう方が、どういう登録方法で、この講座に参加された方は46人ですけど、何人ぐらいいらっしゃって、どういった研修されているのか、ちょっとお聞きしたいなと思っています。
というのは、今回、支援員から小学校の協力員になった中で、資格を取らない、それから研修もしないという風にしていますので、その協力員さんを研修しないのに、ここでボランティアさんを研修しておられるっていう、その何か整合性がないなとちょっと感じておりますので、ここのボランティア育成講座3回というところの、対象者のことと、それとどういう研修をされているかをちょっとお聞きしたいと思います。
会長:はい。事務局の方からご回答お願いします。
事務局:ミューズ子ども分室のことでございます。ミューズ子ども分室は、関西大学の中にありまして、駅前の非常に好立地なところにあるかと思います。ただ委員がおっしゃるように、少しわかりにくい、入りにくいっていうところがあろうかと思いますが、大学の方で入校の際には、学生も含め、教職員も含め、また我々行政職員など来校者の皆さんに、入館チェックという形で警備員さんが立たれまして、入館者のチェックをされているような状況でございます。そういったことから入館されるそれぞれの方に、どこの誰がっていうことをチェックされていることは、引き続き、大変申し訳ないですけれどもミューズ子ども分室をご利用いただく際は、手続きしていただければと思います。
また、その知名度につきましてですけれども、ミューズ子ども分室を含め、高槻市立図書館のことにつきましては、先ほど少し申し上げました4ヶ月健診等のブックスタートの際に、図書館のご利用案内をお配りさせていただいておりまして、市内にこういった図書館とか1分室あることを、多くの保護者の方に、市民の方に、お知らせをさせていただいております。
またホームページ等でもご案内、また広報誌等でも、随時適宜ご案内させていただいております。引き続き、周知に努めて参りますので、よろしくお願いいたします。
会長:例えば、看板をその近くに設けるということは、なかなか難しいのでしょうか。というのは、いろんなチラシを配ってもその時は「ああ」と思っても、来るときに忘れてしまったりすると思うのですね。前を通った時に、看板とかあれば、「そうだった」って思い出される方もいらっしゃると思うのですけれど、そのあたりの実現可能性というのはどうでしょうか。
事務局:ミューズ子ども分室は、あくまで関西大学の中で我々図書館の方がさせていただいている事業でございまして。
会長:関西大学の方で、看板の設置をということですね。はい、ありがとうございます。二つ目のご質問に対しては。
事務局:学校図書館ボランティア育成講座につきましては、対象は、保護者の方や読み聞かせをされている方など一般の方が対象となっております。
昨年度実施できなかったため、こうしたかたちで図書館ボランティア講座と併せて学校図書館で朝読など、現在、ちょっとコロナの関係で朝読などをされていない学校もあるかとは思いますが、育成をするという講座の方は、図書館の方でさせていただいたということでございます。
学校図書館で、どういった活動をボランティアの方がされているかにつきましては、それぞれの学校の校長先生をはじめ、皆様の方でご対応いただいているところでございまして、図書館の方では講座の中でご自身のお住まいの近くの活動されたい小学校にお問い合わせいただくことを、ご案内はしておりますが、実際に参加された方のうち、何名の方がどの学校で活動されたかというところまでは、申し訳ございませんが把握していないところでございます。
委員:ミューズ子ども分室については、大学との話し合いの中でのことですが、やはり税金も投入されておりますので、そこら辺はしっかりと交渉していただきたいと思うところと、看板につきましては、ベストなのは入口のところなのですが、そこは多分大学との交渉になりますので、横に公園があります。そこは高槻市の公園。そういったところに、ここをこうやって行ったら、ありますっていう看板を市が設置することは、可能だと思うのです。やはり、ベビーカーを押しながらどこかに行くって、ものすごくいろいろ躊躇しながら、人に気を遣いながら移動されているのです。そういう方達が、やっぱり気持ちよく行けるような誘導を市が率先して、工夫していただきたいという風に思います。
学校図書館についてのボランティア育成講座については、一般の方のボランティア図書館の方で予算をつけてやってもらえるってことなので、それはそれで評価させていただきたいなと思うのですが、やはり専門性を持った支援員や協力員の方たちが、軸となっておられる中でのこれ一般のボランティアさんだと思うので、教育委員会と学校図書館、学校教育委員会の方は、開設されておりますから、また、その連携をしっかりとりながら、今後も支援員・協力員の育成については、ご尽力いただきますよう、こちらからもお声掛けいただけたらという風に思います。
会長:学校の方で受け入れというボランティアさんについては、どのような状況なのでしょうか。
委員:中学校ではなかなかボランティアさん来られてないと思います。小学校の実情をお話しますと、小学校は、やっぱり学校ごとで、そのボランティアさん受け入れ体制について割と歴史がありまして、この学校では、毎週来てもらっているけどもこの学校は月1回とか、いろいろこの実情が変わっています。本校でしたらPTAさんのクラブになっておりまして、大勢が登録してくださって、それで市の方から、ボランティア養成講座をしますっていうチラシをいただきますので、登録されている方皆さんにそのチラシをお配りして、心ある方が、行政講座に参加するっていう形になっているのかなあと思いますが、口コミで割とお母さんたちで、ボランティアやってみようかなっていう形で、コンスタントに人は集まってるかなあと思います。
ですが、やっぱりコロナということがありまして、回数、人数制限などは、各校でされているところだと思います。
会長:ありがとうございました。
副会長:中学校の方は校長会等でも、交流しているわけではないので、ちょっとよその様子はわからないのですけれども、本校で言いましたら読書活動協力員さん以外で2名の方が、毎週来てくださっています。何をしていただいているかと言いますと放課後の開館のとき、付き添っていただいています。なかなか中学校で放課後開館は難しいのですけど、クラブ活動等もありまして、利用者が少ないこともあるのですが、本が読みたい子ですとか、あるいはちょっと勉強したい子達が、ほっとできるように、開館を何とかしてあげたいという風に思ってくださる方がちょっと口コミで、協力員さんの友達で来てくださいました。会議等がない限りは本校では、毎週か毎日、図書館を開館していただけるようにしていただけています。
会長:ありがとうございます。
委員:PTAからもいいですか。うち今、第八中学校区のモデル校になっていますので、今コミュニティスクールで、どんどんそういうボランティアさんを募集させていただいております。学校側から要望があって、こういう人が欲しい、人材が欲しいという中にも、もちろんそういう方々は入っていて、9月ぐらいから募集を地域にかけますので。だから、どんどんこれから増えていくのではないかというのは活動して、今年度思っています。
会長:学校図書館の状況もいただきましたが、事務局から。
事務局:学校図書館支援員さん向けの研修などは、こちらの講座とは別に、学校図書館協議会の第三部会に図書館が属しておりまして、こちらの方の協議会に参加する中でご希望を聞きながら、毎年開催させていただいているところでございます。
こちらの講座の中には入っておりませんが、後日お配りする図書館年報の方に講座の内容も併せてご紹介させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
委員:支援員の方には研修されているとおっしゃっているのですが、協力員に移行していきますよね、今後そうすると、今の支援員の方は、研修を受けているけれども協力員になられた方はそこには参加されているのですか。
事務局:教育指導課の方で、そういった年間の計画を立てられておりまして、司書の教諭の方、協力員の方、支援員の方いろんな方がいらっしゃるとお聞きしているのですが、今後は、学校の方で研修に参加できる方に勉強していただいて、その方から各校の図書館、学校図書館の運営の方に、活かしていくという風に伺っております。
委員:別途、一般質問をしたときに、協力員については、資格はないし、研修も行いませんという回答いただいています。現在支援員の人たちはそういう研修を受けているけれども、すでに協力員になっておられる方が、その研修に参加されているかどうかっていうのは、多分、これ決まっていないのではないかなという風に、別の部分で教育委員会にお話をお聞きしたときにそういう風におっしゃっていたので、やはり学校によって、研修を受けた支援員さんがいらっしゃるところと、研修を受けておられない資格を取られていない協力員の方がやっておられるところでは、すごく地域差っていうのが出てくると思いますので、その点、また要望しておきます。
協力員の方にもしっかりせっかく研修されているのであれば、そこに参加して、勉強していただくようにしていただきたいし、今後協力員に替えていかれたとしても、やはり一定の研修っていうのは必要かなと思いますので、意見としてお伝えしておきます。
会長:はい、ありがとうございます。
委員:2点、ミューズのことです。入館者チェックのことがありましたけど、そこは施設ということで、大学との連携がありますので無理もないことかと思います。
コロナの対策で、図書カードでのチェックというのは、まだ外す予定はないのでしょうか。
もともと図書館っていうのは、そうした入館者チェックですとか、そういうのとはそぐわない施設ですので。他市の図書館などを見ますと、もう早々と撤去して、自由な来館が可能になっているところですので、厚生省の方もね感染者の陽性者チェックの方、もう数を数えなくなってくるようなことも聞きますので、もう図書館の性質上もできることならば、もう自由な来館をできるだけ早く可能になるようにしていただきたいなというのが1点。
それと今、ボランティアの養成講座のことで、いくつかご意見もありましたけれど、ボランティアと、支援員の方と、その仕分けっていうのは本当にしっかりしていただきたい。今お聞きしていたら中学校の方の学校図書館の開館に協力するということがありましたけれど、そうしたことも教育活動の一環ですので、なかなかそうですね、責任問題ですとかね。あまりこう混ぜていただくと、ボランティアの方でも戸惑うこともたくさんあります。
しっかり仕事として協力員の仕事をし、協力員または支援員の仕事に就いている方とボランティアに任せられることっていうのは、きっちり図書館の方でも把握していただいて、何の研修が必要かっていうのをしっかり案内していただきたいのと、もう今もちょっと学校図書館関係では、それこそ研究会の真っ盛りの時期ですけれど、そうした案内っていうのが、きっちりそうした職務に就く人たちに行き渡っているのかどうか。
ICT関連の扱いに関しても、この夏ものすごい研修がされているのですが、そうしたことを受講して、全国の動きなどを把握しておられる正職員っていいますか、図書館または学校関係の人達っていうのはどれほどいらっしゃるのかっていうのは、ちょっと不安な面もありますので、研修の内容と、研修を受けるべき人たちの仕分けといいますか、管理といいますか、そうしたものについて、ちょっと一定意見になりますけれど、しっかり、図書館の方で案内していただきたいなという風には考えております。
会長:はい、ありがとうございます。これについて、事務局の方からは何かありますか。
事務局:まず図書館のコロナの対策の関係ですけれども、まず図書館が自由な来館と言うこと、もちろんその通りですけども、一方で、我々、図書館、市立図書館、公立図書館、高槻市の施設です。そういった中で、全体、公民館であるとか、いろんな各施設ありますけれども、そういったところと合わせもって対策をどうしていくかっていうところ、具体に言いますと、高槻市のコロナ対策本部会議っていうところがあって、そこで一定専門の者も入りながら、対策をどうしていくかいうことを決めていく。で、各施設はこうしなさいよと、指示を受ける中で今動いている場所ですので、お考えはもちろんご理解しますけれども、直ちに図書館だけが他の施設と、他の高槻市の施設と違うっていうか緩めるとか、いうことがなかなかしにくい、いうところが実際あります。またコロナが今広がっているところでございますので、まだ難しいのかなというのは、現場サイドとしても思います。
それから学校の方の学校図書館の支援員さん、協力員さんのお話で、その研修というようなところも、ちょっとしっかりやっていただきたいというような話だったかなと思うのですけれども、基本的に学校図書館は学校の方で管理している施設ということになりますし、市立図書館とはまた別の組織になります。ですから、そこの研修をするというのは、元々うちの管理にありませんから、向こうの依頼を受けて、うちがするという形式的にはそういったことになります。
実際には、協力し合って、その質を高めていくというところについては、やっていかないと思っていますけれども、うちの方から、学校図書館さんの方の経営といいますか、内情に対して、こうするべきだ、ああするべきだとするのは、ちょっと違うかなという風には正直思っております。
もちろん話できないわけではないので、協力しながらやっていきますけど、一応、うちの管理下ではありませんので、そこはちょっとご理解をいただけたらと思います。
会長:少しよろしいでしょうか。今、例えば文科省の方でも、学校教育、学校図書館の関係と、公共図書館関係と同じ部署になって、一体のものとして進められているというような中で、公共図書館とその学校図書館の関係っていうのが、あまり縦割りであってはうまく進まないと思います。ただ、話はできないわけではない、とおっしゃっているところを、もう一歩進めていただいて、もう少しお互いに生産的な政策が進められるように努めていただきたいなと。
事務局:何も後ろ向きに考えているわけではないです。誤解のないようにお願いしたいです。承知いたしました。
委員:今、共同連携のお話をされていたので、読書活動というところで、学校と図書館とが連携されるっていうことを、強くお願いいたします。そういう意味で、私は男女共同参画審議会の方も審議員として、参加させていただいているのですが、男女共同参画関連の本って、あんまり図書館にないですよね。その話をしたときに、男女共同参画センターに蔵書がしっかりあるので、という話をされていました。その辺は、市民がそのセンターにあるものと図書館にあるもの、この違いっていうのは、ご理解されていない方の方が多いですし、男女共同参画センターって、利用したことがある人が、この前の市民意識調査で0.7%です。ほぼほぼどなたも知らない、クロスパル高槻の4階にあるっていうのは知らないし、そこにとても良い本とDVDがあるっていうのを、ほぼほぼご存知ないのですよね。で、非常にもったいない。そちらの審議会でも、これはもっとどう周知して、もっとどう読んでいただく、借りていただくかっていうことが議論をされていたのです。その辺の連携ですよね。例えば、中央図書館はわりと近いので、訪ねていけば、ここにそういう蔵書がありますっていう一覧をぶら下げていただくとか、何か連携の仕方って多分あると思いますので、高槻市の中で、今、まちごと図書館とか、様々な取り組みを頑張ってしていただいているとは思います。広域連携という地域を超えていくとか、さまざまな連携をやっていただいているのですが、市内連携ですね、市内の公的施設の連携、公民館の蔵書もまだまだなんかちょっと物足りないですし、それぞれ公民館で、司書を派遣されたりしているのですけれども、もう一歩こう魅力がないという、失礼ですが。楽しみにしてそこにずっと行きます、ぐらいのね、気持ちになれるような仕組みを、是非。それはここの管轄でやれることだと思いますので、是非ね。せっかくまちごと図書館みたいなことを打ち出されるのであれば、高槻市内にある公的機関との様々な連携の方もご検討いただきたいなと思います。
会長:男女参画センターの蔵書は、高槻市の図書館のOPACと、横断検索みたいなことは、できないのですか。
事務局:はい。
会長:それだと余計やっぱり見えないですね。その辺は、いかがですか。
事務局:公民館の図書もそうですし、うちの本とは全く別でそういったことはしていないです。男女共同参画センターもそうですし。他であるかちょっとわかりませんけども、図書館は図書館の本だけ管理しているというのが現状としては、やっぱりそうなんです。
あと、連携については一つの課題として、受け止めたいと思います。
本っていうのは、勝手なこと言いますけどやっぱり新しい本、情報としてはやっぱり、買った時点で古くなりますから、常に入れ替えていく必要があるのかと。
簡単に言えば、公民館にある本、公民館の悪口言うわけじゃないですけど、日に焼けた本がやっぱり多いですけど、全然入れ替えが、予算の問題なんですけども、ない。日に焼けた本を誰が借りるのか思いますし、そういったところ、学校図書館もそうです。結構古い、あんまり予算のないことが問題かなと思いますけども、そういったところ、ちょっと補えるような形で、やっぱりやっていけたらなと思っています。
会長:はい、ありがとうございます。案件1に関しましては、このあたりでよろしいでしょうか。
それでは続きまして案件2、その他の案件として電子図書館について、事務局から説明をお願いします。
<案件2>その他(電子図書館について)
(資料2 電子図書館の概要について 説明)
会長:はい。ありがとうございます。こちらの案件につきまして、ご意見等いただけますでしょうか。
委員:電子書籍の導入についてなんですけれども、市民の方々に、どのようにPRをしていくのかという点をお伺いしたいと思います。
会長:いかがでしょうか。
事務局:今のところの予定でございますが、9月号の広報誌の方に載せさせていただいてその後ですね、あくまでも予定になるのですけど、高槻市立図書館のホームページの中で、電子書籍の画面のようなものが見ることができたらなというのを、今計画している最中でございます。
また館内にはですね、電子書籍、導入サービスが始まる際には、チラシやポスターを掲示させていただこうと思っております。以上でございます。
委員:はい、ありがとうございます。恐らく、今おっしゃっていただいた予定というところを見ると、図書館に興味がある方々がご覧いただくようなところかなと思うのです。
図書館にあまり来館されない方々に、電子書籍のPRをしていくということであれば、学校図書館とかまた駅、商店街、あと近隣のデパートなどに出向いて、一角を借りて貸出券を作っていただいたりとか、あとパスワードの発行ですね、あとは電子書籍の使い方というものの説明ということをしていく、出向いて、そういったところにしていくという必要があるのではないかと思っています。一度ご検討いただければと思います。
会長:後は市公式のツイッターですとか、インスタグラムですとかそうしたものがあると思いますので、そうしたものも活用していただくと、図書館にいらっしゃらない方へのアピールにも繋がるのではないかなと思いますので、それも併せてご検討いただけたらと思います。他にいかがでしょうか。
委員:小中学校の方でもGIGAスクール構想で、1人1台端末を配付されておりますので、図書館で入れられた電子書籍、特に資料系の調べ学習に活用できるようなものを、たくさんストックしていただいて、子ども達が学校にいながら、資料を、その紙ではなく電子の状態で、いろいろ調べ物ができるっていう風な形になれば良いなあと思っていますので、そこら辺の、制度の整備等をお願いできたらと思います。
会長:こちら事務局の方、いかがでしょうか。
事務局:元より電子図書館の普及と言いますか、多くの方に使っていただきたいと我々思っております。その中で、学校さんの方にも、ぜひともお使いいただきたいなという風に思います。
まさにこれから入れようとしているところですし、学校図書館さん、組織でいうと教育指導課さんあたりになっているかと思うのですけども、そういったところともちょっと決めていこうかなという風には思っています。
また、校長先生、是非とも現場から使いたいという、お声を挙げていただけると、また我々も動きやすいかなという風に思います。よろしくお願いします。
委員:その際にちょっとネックになるのが、利用する方は、図書館の貸出券を持っていないと利用できないというところでして、やはり図書というものにあまり興味のないご家庭もありますから、図書券を持っている子の割合は、割と低いのではないかなと思いますので、そこの問題をどうクリアするかもご検討いただけたら思います。
会長:ありがとうございます。文科省の方から、事務連絡で8月2日に公立図書館のその電子書籍等、学校の方との連携ということも聞いておりまして、その中でも包括ITの導入について、検討していただきたいというような内容が出ておりましたので、その辺も含めて、ご検討いただけたらと思います。
事務局:今、おっしゃられた通知の方は、承知しております。中で検討に入っております。
会長:はい、よろしくお願いいたします。やはり、せっかく導入しますので、より多くの方に使っていただくということが何よりではないかと思います。
その意味では先ほど委員が言われた広報の面、それから学校との連携、いずれも重要なところだと思いますし、どういった層にターゲットを当てて、選書もしていくのかというところも、今後、非常に頭を悩ませられるところかなと思いますので、それも選書基準のようなものをしっかり定めて、運用をしていっていただけたらと思います。
選書基準に関して電子書籍だけではなくて、他の一般的な図書館の蔵書に関しても持ってらっしゃると思うのですが、それもできれば、公表していただいて、図書館がこういう資料を収集しているというところ、市民にもご理解いただく中で、運営を進めていっていただけたらなと思うところです。よろしくお願いいたします。
ダウンロードではなくストリーミングでの利用というところも、一般的な個人で行う電子書籍の利用とは少し違う部分もあると思いますので、そういった辺りも少し書いておいてもいいのかなという気がいたしました。
11月2日の水曜日、何か中途半端な気がしますが、これは何か理由があるのでしょうか。
事務局:あくまでも予定が11月2日ですけれども、1日が火曜日になっておりまして、こちらの都合ですけれど、中央図書館が休館日でございます。全館開館しているのが、翌日の2日水曜日ということになりますので、全館で電子図書に関する問い合わせ等ございましたら、市民の方にご案内させていただきたく、全館開館の水曜日を今のところ、予定させていただいております。
会長:はい、分かりました。以上よろしいでしょうか。その他の案件、事務局から何かございますか。
<その他>
事務局:今後のスケジュールについてです。次回、第2回協議会は、日程が決まりましたら、また改めてお知らせさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
会長:はい、予定されていた案件は以上です。最後に事務局から何かございますか。
事務局:本日はどうも、ありがとうございました。いろんな貴重なご意見をいただきました。いただいたご意見を参考に、今後とも図書館サービスの充実に努めて参りたいと思います。今後とも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
会長:ありがとうございます。
皆様、活発なご意見を頂戴いたしまして本当に感謝申し上げます。
それでは、これにて令和4年度第1回高槻市図書館協議会を閉会いたします。
皆様ありがとうございました。
(以上)