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令和2年度第2回高槻市社会福祉審議会 高齢者福祉専門分科会の議事録

ページID:005800 更新日:2023年4月1日更新 印刷ページ表示
概要
会議の名称 令和2年度 第2回 高槻市社会福祉審議会 高齢者福祉専門分科会

会議の開催日時

令和2年9月29日(火曜日)午後2時00分から午後4時00分

会議の開催場所

高槻市役所 本館3階第2委員会室

事務局

(担当課)

健康福祉部 長寿介護課
傍聴者数

7名

出席委員

青木委員、川口委員、北元委員、河野委員、薦田委員、島津委員、富田委員、藤飯委員、松田委員、横井委員、米田委員

議題
  1. 高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の構成骨子(案)について
  2. アンケート調査結果概要について
  3. その他
配布資料

(資料1)次期「高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」策定のプロセス

(資料2)在宅介護実態調査の集計結果

(資料3)介護保険・高齢者福祉に関するアンケート調査の集計結果

(資料4)地域包括ケア「見える化」システム等を活用した高槻市の現状について

(資料5)高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画構成骨子(案)

(資料6)基本指針について(厚生労働省資料から抜粋)

主な審議内容

1.開会

【事務局】

定刻となりましたので、只今より、令和2年度第2回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会を開会いたします。本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

本日は新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、窓や扉を開けた状態で開催いたしますが、ご了承の程宜しくお願いいたします。

(配布資料の確認)

それでは、議事の審議・進行につきましては、会長にお願いしたく存じます。よろしくお願いいたします。

【会長】

委員の皆様におかれましては何かとお忙しい中、本分科会へご参集いただき、誠にありがとうございます。

それでは、只今より令和2年度第2回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会を開会させていただきます。本日は委員13名のうち、11名のご出席をいただいておりますので、高槻市社会福祉審議会条例第6条第3項の規定により、本分科会は成立致しております。

また、本日は傍聴希望の方が7名おられます。高槻市社会福祉審議会傍聴要領に基づきまして、傍聴を許可いたしたいと思いますので、委員の皆様どうぞよろしくお願いいたします。

本日は新型コロナウイルス感染症予防の観点から、会議の円滑な進行にご協力をお願いいたします。委員の皆様にはご質問やご意見、並びに事務局の答弁につきましても簡潔にお願いいたします。

2.議事

議事1:高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の構成骨子(案)について

【事務局】(資料1、資料2について説明)

【会長】

只今、事務局から資料1、資料2について説明を受けましたが、委員の皆様からご質問、ご意見を賜りたいと思います。委員の皆様、よろしくお願いいたします。

また、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、委員の皆様から事前のご質問をお受けしておりましたが、特にご意見等はございませんでしたことを付け加えさせていただきます。

【委員】

資料2の3ページ、本人が現在抱えている傷病について、前回調査から認知症の割合が減っています。人数の実数では、前回は210人、今回は218人となっており、8人ほど増えていますが、割合は5月5日%減少していますので、もう少し長い期間で傾向を把握する必要があると思います。

次に、資料2の6ページ、主な介護者の属性について、「主な介護者の方の年齢について、ご回答ください」とありますが、ヤングケアラーと呼ばれる18歳未満で介護している方は、学業にも大きな影響があることが問題になっています。事務局で把握していれば、18歳未満の回答数を教えてください。

また、新聞報道では2017年時点で、全国に約37,000人のヤングケアラーがいると言われています。人口比率で推計した場合、高槻市においても数十人のヤングケアラーがいる可能性があり、介護者の年齢についても分析が必要だと思います。また、資料2の10ページ、仕事と介護の両立と介護離職について、次回調査では、勤務形態だけでなく、学業も含めた多面的な分析を行い、生活実態を広く浮き彫りにできるようにお願いしたいと思います。

【事務局】

40歳未満0.8%のうち、20歳未満が0%、20代が0.2%、30代が0.6%の計0.8%の構成となっています。

【委員】

ヤングケアラー本人が調査票を見ていない可能性も考えられるので、次回は調査手法を工夫していただきたいと思います。

【委員】

私もその意見に賛成です。通常は子どもが介護し、仕事中は孫が介護していることが多いので、次回の調査は、工夫が必要だと思います。

資料2の7ページ、「現時点での入所検討状況」について、新型コロナウイルスの影響により、「デイサービスを利用するなら、施設入所を検討しよう」という方が増加しているように感じております。このアンケート結果が計画策定の基礎資料になると思いますが、新型コロナウイルスによる影響をどのように把握し、次期計画に反映させていくのでしょうか。

【事務局】

今後、施設・居住系サービス事業者へのアンケート調査を実施し、現状を把握していきたいと考えております。

【会長】

他に意見がなければ、引き続きご説明をお願いいたします。

【事務局】(資料3について説明)

【会長】

ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症予防の観点から、委員の皆様から事前のご質問をお受けしておりましたが、いかがでしょうか。

【事務局】

事前のご質問が1件ございました。アンケート調査の自由記述欄には、どのような回答があったのかとの質問です。自由記述につきましては、75件の回答があり、主な内容は、自身の日常生活や身体の状況、今後の高齢化や病気等への不安、趣味や生きがい等の記述となっています。

【会長】

委員の皆様、ご質問等がございましたらよろしくお願いいたします。

【委員】

資料3の5ページ、ますます元気体操に「参加したことがある」と回答しているのは、ますます元気体操を知っているから参加していると思います。アンケート結果では、「参加したことがない」との回答について、知っていて参加しないのか、知らないから参加していないのか区別がつきません。資料では、約8割の方が「参加したことがない」と回答していますが、分析は行っているのでしょうか。ますます元気体操に参加している方と参加していない方に大きな差がありますので、ますます元気体操を知らない方の分析と対策を検討すべきだと思います。

【事務局】

ますます元気体操につきましては、今年度に新たな介護予防体操を立ち上げ、前期高齢者の方々に介護予防の重要性を知ってもらうため、より手軽で短時間でできる介護予防体操の普及を進めています。また、インターネットや動画投稿サイト等を利用することにより、徐々に認知度が上がってきているものと認識しております。

【委員】

老人福祉センターを利用していましたが、現在は、新型コロナウイルスの影響で利用できていません。このアンケート調査は、5月に実施していますが、新型コロナウイルスの影響をどのように反映させていくのでしょうか。

【事務局】

アンケート調査を実施するにあたって、平時の状況を前提として回答をお願いしておりますが、ご指摘の内容を踏まえ、分析を行う必要があると考えております。

【委員】

私は老人福祉センターで活動しておりますが、従来は、空き部屋がほとんどありませんでしたが、現在は利用者が減ってしまい、空き部屋が目立つようになっています。いずれは新型コロナウイルスも収束に向かうと思いますので、平常時に戻った時のために、部屋数が少ない、部屋が狭い、設備が老朽化しているといった環境を改善し、利用者が増えるような取組を進めていただきたいと思います。

ますます元気体操については、高槻市シニアクラブ連合会でも9,000人程度の会員がいますが、ほぼ全員がますます元気体操を知っており、介護予防体操に取り組んでいる状況です。まだまだ、市内全体のうちの9,000人程度となっていますので、これからも取り組んでいきたいと考えています。

【会長】

資料3の5ページ、介護予防事業への参加について、後追い調査も必要であると思います。実際、参加した方にどのような経路で知って参加することになったのかを、簡単なアンケートで質問することによって、参加への傾向が見えてくるのではないか思います。その傾向から、一番効果のあるものが何かと考えたり、足りないものを補うしたりするような後追い調査をすることは、ひとつの方法ではないかと思います。

資料3の15、16ページ、認知症に関する相談窓口の認知度につきまして、75.6%が知らないと回答していますが、認知症サポーターにつきましては、受講者数が倍増し、知らない方も減っており、効果も出ていると思われます。しかしながら、まだ現状では、6割前後が認知症サポーターそのものを知らないという結果になっています。相談窓口と認知症サポーターをセットにして、周知していただきたいと思います。

もう1点ですが、買い物や通院時に自動車を使っているかという設問がありますが、選択肢にタクシーはありますが、市バスがないのは不自然ではないでしょうか。高齢者無料乗車制度もありますので、選択肢に入れなければ、実態が把握は困難なのではないでしょうか。次回の調査では、市バスという選択肢を入れていただきたいと思います。

【事務局】

自動車を使っているかという設問になりますので、自宅からの移送手段を把握するため、タクシーや福祉有償運送等を選択肢に含めております。

【委員】

趣旨はわかりましたが、実際の高齢者の生活実態を基に計画を策定するためには、日常的にどのような動線で生活を送っているのかが重要だと思いますので、検討いただきたいと思います。

【委員】

先ほどの意見に賛成ですが、自動車を使っているかという設問の趣旨は理解しましたが、移動支援の必要性を検討するためには、市バスや自転車等も選択肢に含めるべきだと思います。次回の調査では、選択肢の追加をお願いしたいと思います。

【委員】

介護予防体操への参加者や老人福祉センターの利用者が少ないとのことでしたが、最近は、自助努力でスポーツジム等に参加している方が多いと感じています。アンケート結果からは、高齢者の運動量が少ないように見えますが、民間施設を含めると、そこまで少なくはないと思います。

【委員】

回答者の性別につきまして、今回は男性が多く、前回と逆の結果になっています。その点につきましては、どのように評価しているのでしょうか。

【事務局】

男性の方が次期計画で展開する施策等に興味を持たれる時期に差し掛かっているのではないかと思います。

【委員】

調査結果では身体を動かしたいという回答が多くなっていますが、実際には、新型コロナウイルスの影響により、外出していない高齢者が多いのではないかと感じています。

【会長】

医療機関への受診について、かなり控えられているとの話もお聞きしますが、いかがでしょうか。

【委員】

ようやく平時の状況に近づいてきていると思いますが、小児等は他の感染症自体が減ってきている影響もあり、受診自体が少ないように感じられます。

【委員】

では、引き続きご説明をお願いいたします。

【事務局】(資料4について説明)

【会長】

こちらにつきましても、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、委員の皆様から事前のご質問をお受けしておりましたが、いかがでしょうか。

【事務局】

こちらの資料につきましては、特にございませんでした。

【会長】

委員の皆様、ご意見はいかかでしょうか。

【委員】

高槻市の高齢化率が高いと説明がありましたが、資料4、全国や大阪府の数値も併記していただきたいと思います。

【会長】

貴重なご意見でした。その他、ご意見等はございますか。なければ引き続きご説明をお願いいたします。

【事務局】(資料5、6について説明)

【会長】

こちらにつきましても、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、委員の皆様から事前のご質問をお受けしておりましたが、いかがでしょうか。

【事務局】

事前のご質問が1件ございました。高齢者の財産を目当てとし、子ども等が必要な介護サービス等を受けさせないケースに関して、子どもの生活支援や自立支援、また高齢者の財産保護について、どのように考えていくのかといった質問がございました。

8050問題をはじめとする高齢者と子どもとの課題が、多く存在している点は、市としても認識しておりまして、高齢者だけでなく、この世代の子ども側にも課題があるケースが多く、その場合は、世帯全体を支援する必要があると考えられます。子ども側の支援につきましては、社会福祉協議会等、各関係機関と連携を図るとともに、高齢者の財産保護につきましても、成年後見制度の活用等を促進し、権利擁護支援に努めていきたいと考えております。

【会長】

委員の皆様、いかがでしょうか。

【委員】

資料1、「悪化の防止」という記載がございますが、「悪」といった文言を使用することに対して、非常に違和感を覚えました。例えば、重度化の防止等の表現が可能ではないでしょうか。年を重ねることを後ろめたく思っていただきたくないと思いますので、このような「悪」という文言の使い方にも、気を付けていただきたいと思います。

要介護状態等が重くなれば、家族の負担や施設職員の負担も増えると考えられますが、「悪」といった文言で表現してしまうと、要介護者の方もつらいのではないでしょうか。

普段、会話の中で「悪くなった」という言葉は頻繁に使われていますが、人の目に触れるものについては、配慮があった方が良いのではないかと思います。

【事務局】

ご指摘いただいたような意見もあると思いますので、適切な表現となるよう進めていきたいと思います。

【会長】

全体を通しまして、何かご意見はございますか。

【委員】

計画目標の「高齢者の社会参加と協働によるまちづくり」について、いかに元気な高齢者を様々な社会福祉関係に引き込むかが、重要であると思われます。それを魅力あるものにするためには、柔軟な思考で、高齢者が元気に活動できるような計画を策定していただきたいと思います。

元気な高齢者は趣味等に対しては前向きですが、地域でのボランティアや老人クラブ活動に対しては、一歩を踏み出せないといった状況があると思います。この殻を破らなければ、高齢者の力を十分に協働のまちづくりへと導くことは難しいと思います。民間企業と行政がともに、地域活動に対して、上手く働きかけられるようにしていただきたいと思います。

【事務局】

後期高齢者の社会参加が、介護保険の安定的運営にも繋がると考えています。また、老人クラブや老人福祉センター等について、もっと知っていただきたいと感じています。昔のイメージとは違い、少しずつ今の時代に合った取組を進めていますので、少しでも知っていただければ、社会参加に繋がるのではないかと思います。伝達や啓発の仕方等につきましても、時代に合わせて次の計画へと反映していくことで、実行に移していければと思いますので、素案をご審議いただく際には、ご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【会長】

コミュニティや自治会の形成率が非常に悪くなっておりまして、ご意見にもありましたように、そうした組織の中で取組を行うことに対して、非常に抵抗がある方も多くいらっしゃると感じますので、重要な部分であると思います。

次回は、素案が示されることとなりますので、事務局には当分科会の意見を可能な限り反映していただきたいと思います。

では、事務局よりその他の案件がございましたら、よろしくお願いいたします。

【事務局】

本日は、本分科会のご参集、ご審議、誠にありがとうございました。

次回は、11月13日(金曜日)開催を予定しております。本日ご議論いただきました内容を基に、いよいよ計画素案をお示しさせていただきますので、忌憚のないご意見を頂きたいと思います。

【会長】

ありがとうございました。それでは、これを持ちまして、令和2年度第2回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会を終了させていただきます。委員の皆様、ありがとうございました。