ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 計画・審議会 > 審議会 > 都市機能 > 高槻市都市計画審議会 > 令和2年度第1回高槻市都市計画審議会 開催概要

本文

令和2年度第1回高槻市都市計画審議会 開催概要

ページID:003814 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

令和2年度第1回高槻市都市計画審議会 開催概要

会議の名称

令和2年度第1回高槻市都市計画審議会

開催日時

令和2年7月16日(木曜日)午前10時から午前11時30分

開催場所

市役所本館3階 第2委員会室

出席状況

出席委員17名、欠席委員2名

傍聴者

5名

案件

付議案件

第102号議案 北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更(大阪府決定)に関する意見について

報告事項

高槻市都市計画マスタープランの改定について

結果 原案のとおり承認されました。

会議録

開会

【会長】

皆さんおはようございます。定刻になりましたので、ただ今から、令和2年度第1回高槻市都市計画審議会を開催させていただきます。

委員の皆さんにおかれましては、大変ご多忙の所本日のご出席を賜りまして誠にありがとうございます。

また、急に暑くなりましたが、皆さんマスク着用、ソーシャルディスタンスの方にご配慮いただきまして、誠にありがとうございます。

事務局の皆さんも本日の設営に随分ご苦労されたと思いますけれども、無事に開催出来るということについては皆さん方のご尽力大きいかと思いますので、お礼を申し上げたいと思います。

それでは開会に先立ちまして濱田市長様より、ご挨拶をいただきたいたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

【濱田市長】

皆さん、おはようございます。令和2年度第1回高槻市都市計画審議会の開催に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。

委員の皆さんにおかれましては公私何かとお忙しい中、本審議会にご出席を賜り厚くお礼を申し上げます。また日頃より本市都市計画行政に関しまして委員の皆さんから多大なるご支援ご協力を賜っておりますことを、改めて御礼を申し上げます。

さて九州におきましては、7月3日からの梅雨前線に伴う大雨で、球磨川や筑後川など多数の河川で氾濫が発生し、甚大な被害が発生しております。お亡くなりになられた方々にはご冥福をお祈りしますとともに被災された皆さん方には、心よりお見舞いを申し上げます。

このような水害や土砂災害は全国各地で毎年のように発生しており、本市においても例外ではなく市民の生命や財産を守るためハード・ソフト両面から自然災害に強い、強靱なまちづくりをさらに推進する必要があると考えております。

本日ご審議いただく大阪府の都市計画である「北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」につきましては、中・長期的視点に立った都市の将来像を明確にするとともに都市計画の基本的な方針を定めるものでございます。

本議案につきましては現行計画が目標年次である令和2年を迎えることから、大阪府において変更に取り組まれており、この度素案がまとまったことから本市に対し、都市計画法に基づく意見を求められているものでございます。

また本日は、その他といたしまして、「高槻市都市計画マスタープランの改定について」の報告がございます。詳細につきましては後ほど事務局よりご説明申し上げます。

今後も引き続き本審議会にも適切に諮りながら、必要な都市基盤の整備などに鋭意取り組んでまいりたいと考えておりますので、委員の皆さんのご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、以上、簡単ではございますが開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

【会長】

ご挨拶ありがとうございます。

本日は、都市計画審議会の委員として、委嘱後はじめて出席される方もおられますので、改めて各委員の皆さんのご紹介をさせていただきたいと思います。

事務局の方からご紹介をどうぞよろしくお願いします。

<事務局より出席委員及び行政側出席者の紹介>

【会長】

ご紹介ありがとうございます。それでは、審議会を開催させていただきます。

出席委員の確認ですけれども、現在、17名ご出席いただいております。

委員総数が19名の2分の1以上の出席がございますので、本審議会条例第6条第2項の規定によりまして、本日の審議会は成立しております。

それでは、議事に入りたいと思いますが、傍聴の方はいらっしゃいますでしょうか。

<会長に傍聴希望者があることを知らせる>

本日は、4名いらっしゃいます。今回付議されている案件につきまして、先ほど市長さんの方からも簡単に概要をお話しいただきましたけれども、公開することが不適当ではないと認められますので、傍聴の方を許可させていただいてよろしいでしょうか。

では、傍聴の方にお入りいただこうと思います。

<傍聴者入場>

【会長】

それでは議事の方にはいらせていただこうと思います。

案件、第102号議案「北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更(大阪府決定)に関する意見ついて」を議題とさせていただきたいと思います。

事務局よりご説明をお願いします。

第102号議案 北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更(大阪府決定)に関する意見ついて

【事務局】

それでは、第102号議案「北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更(大阪府決定)に関する意見について」を説明いたします。

本件につきましては、事前にお配りしております議案書と別冊の審議会資料の、それぞれ102の1ページからでございます。

本議案については、都市計画決定権者である大阪府から、高槻市に意見照会がありましたことから、高槻市として、本審議会のご意見をお伺いし、回答しようとするものです。

まず、議案書102の1ページは、市から本審議会への付議依頼文となっております。

次の102の2ページは、大阪府から本市への意見照会書となっております。

102の3ページに示します本変更の理由ですが、「北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の目標年次である、令和2年を迎えたことから、人口、産業の現状及び将来の見通しと近年の社会情勢の変化を踏まえ、変更を行う。」とされております。

102の4ページ以降は、改定後の全体版を示しております。

少し量が多くなっておりますので、主な内容を取りまとめたものを審議会資料として、別冊に示しております。

ここからの内容は、スクリーンを用いて説明を行いますので、前方をご覧ください。

まず、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、いわゆる都市計画区域マスタープランとは、都市計画法に基づき、都道府県が、都市計画区域内における都市計画の目標、区域区分の方針、土地利用、都市施設の整備及び市街地開発に関する都市計画の決定の方針などを定めたものでございます。

大阪府が定める都市計画区域マスタープランにつきましては、第五次大阪府国土利用計画などの上位計画を踏まえ、都市計画の基本的な方針等を定めるものとして、本市の都市計画マスタープランの基礎となるものです。

こちらは、大阪府の都市計画区域でございます。

お示ししておりますとおり、4つに分けられており、本市は北部大阪都市計画区域に含まれております。

さて、このたびお諮りします北部大阪都市計画区域マスタープランは、3つの都市づくりの目標として、「国際競争に打ち勝つ強い大阪の形成」「安全・安心で生き生きと暮らせる大阪の実現」「多様な魅力と風格ある大阪の創造」が掲げられており、それらの目標を実現していくための方向性が、それぞれ示されております。

さらに、目標の実現のための2つの視点として、「大阪にふさわしいネットワーク性の高い都市づくり」と「多様な主体の連携・協働による都市マネジメントの推進」が示されており、これらを踏まえて、各方針に基づく都市づくりを進めていくものとされています。

まず、区域区分の決定に関する方針ですが、ここで、区域区分について、高槻市の都市計画図を用いて説明いたします。

地図上の着色部分、市域の約3割が、既に市街地を形成している区域、および、概ね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域として「市街化区域」に指定されており、その他の灰色に示します部分、市域の約7割が、市街化を抑制すべき区域として「市街化調整区域」に指定されております。

このように、市街化区域と市街化調整区域を区分することを、区域区分または線引きと言います。区域区分につきましては、昭和45年の当初決定以降、概ね5年ごとに府内一斉見直しを実施されており、無秩序な市街地の拡大を抑制し、計画的な市街地整備に大きな役割を果たしてきたものでございます。

そして、第8回目の一斉見直しは本年度に行うこととされており、都市計画区域マスタープランと併せて変更しようとするものです。

それでは、区域区分の決定に関する基本的な考え方について、説明いたします。

現行の、市街化区域における土地の有効活用を図り、市街地の無秩序な拡大の抑制に努めること、都市機能を集約する区域や産業立地を促進する区域において、必要最小限で市街化区域への編入を進めること、市街化区域への編入については、市町村マスタープラン等に位置付けられ、かつ、立地適正化計画との整合が図られている区域とすることなどが示されています。

また、市街化区域へ編入する必要性・見通しが認められるものの、事業実施が未確定等の理由により、編入条件を満たしていない区域のうち、目標年次までに事業の実施が見込まれる区域については、保留区域として設定します。

これについては今後、農林業等との調整が完了し、計画的な開発事業が実施されることが確実となった時点で、一斉見直しの時期に係らず、市街化区域への随時編入を行うこととされております。

今回変更します内容のうち本市に係る主な箇所として、画面に示します萩之庄・梶原地区において、市街化区域への編入を目指すべく、保留区域に位置付けることとされております。

当該地区における現在の取組状況につきましては、後ほどご説明いたします。

続きまして、土地利用に関する方針として、市街化区域の土地利用については、生活者のニーズに応じた都市機能の集積や都市基盤の充実を目指した土地の有効かつ高度な利用の促進、空き地等の低未利用地の発生防止・縮小を図るため、居住環境の向上や、地域の活性化に資する土地利用の促進などが示されており、市街化調整区域の土地利用については、北摂山系等の豊かな自然環境や農用地区域の保全、人口減少社会等に対応し、都市機能の集約や人口密度の維持を図るため、新たな住宅地開発の抑制などが示されております。

続きまして、都市施設の整備に関する方針として、交通施設については、国土軸や環状交通機能の強化等、鉄道ネットワークや道路ネットワークの充実・強化、公共交通の利用促進を図ることにより、ストックを活用した利便性の高い交通を目指すことなどが、基本的な考え方として示されています。

また、河川整備ついては、洪水・土砂災害リスクを府民と共有するとともに、各施策を効率的・効果的に組み合わせた対策を進めることや、河川環境の改善や水辺のにぎわい創出の基盤整備等による、地域の特色を活かした川づくりを進めることなどが基本的な考え方として示されています。

続きまして、市街地開発事業に関する方針については、主要な鉄道駅周辺の都市拠点等の再整備による、中心市街地の活性化や既成市街地の再生、幹線道路沿道等の大規模低未利用地における、産業拠点の形成による産業の活性化を促進することなどが、基本的な考え方として示されています。

さらに、その他の方針としまして、都市防災に関する方針や居住環境に関する方針、都市景観に関する方針などが、それぞれ示されています。

以上が、主要な都市計画の決定の方針の概要となります。

また、成熟社会において、さらに生活の質を高めていくため、先ほどの都市計画に関する方針とあわせて、ご覧の「広域的な都市づくりの推進」や「エリアマネジメントの推進と民間活力の活用」、「ICT等を活用した都市マネジメントの推進」などの観点も取り入れながら、都市づくりを進めていくものとされています。

次に、改定に係るスケジュールについて説明いたします。

本年1月20日に本変更に係る公聴会が大阪府で開催されましたが、本市を含む北部大阪に係る公述の申出はございませんでした。

その後、5月18日から6月1日までの2週間、都市計画法に基づく案の公告縦覧を大阪府と関係市町で行いましたが、こちらにつきましても、北部大阪に係る意見の提出はありませんでした。

今後は、本日の高槻市都市計画審議会でのご意見も踏まえまして、8月に予定されております大阪府都市計画審議会を経て、都市計画決定されることとなっております。

それではここで、少しお時間をいただいて、先ほど保留区域の設定でお話ししました「萩之庄・梶原地区における新市街地形成の検討について」現在の取組概要等について、ご説明いたします。

まず、1の取組概要についてですが、檜尾川以東の鉄道沿線において、新名神高速道路の開通や十三高槻線、淀川渡河橋の事業化など、周辺環境の変化を適切に捉え、鉄道新駅設置を含めた新たな市街地形成について、鉄道事業者と、市、地域がそれぞれの役割を担いながら地区の魅力向上に資する都市的土地利用に向けて取り組んでいます。

新駅候補地及び市街地整備検討エリアは、図の赤丸で示す位置を新駅候補地とし、青色で囲む約38ヘクタールを市街地整備検討エリアとしております。

次に、本地区に係る主な経過ですが、平成30年度から本市とJR西日本が新駅設置を含む新市街地の形成の可能性検討を開始し、地元自治会、農業関係団体に取組内容の説明を行っております。

令和元年度は、地元自治会、農業関係団体との意見交換やまちづくり勉強会を実施し、企業・法人等に対して市場調査を行い、また、農地所有者・地域住民へのアンケートを実施しております。

3の取組状況ですが、市場調査では、回答があった341社のうち、事業進出について「関心がある」「検討したい」と94社から回答がありました。

次に、農地所有者・地域住民アンケートですが、当該地域の現状は、人口減少と高齢化が進んでおり、高齢化率は、市全体が約27%に対し、約40%を超えている状況もあり、新駅設置については、「あった方がよい」が約70%、将来の営農意向については、「将来的に農業をやめたい」との意向が約50%、「将来も農業を続けていきたい」意向が約45%の回答でした。

また、市街地整備がされる場合の希望施設等については、歩いて行けるクリニックやかかりつけ医などの医療施設を希望するご意見が多くありました。

次に都市計画への位置づけですが、大阪府都市計画区域マスタープランでは、今年度に萩之庄・梶原地区を保留区域に設定し、本市の都市計画マスタープランでは、当該取組について、土地利用や市街地整備の方針として位置付ける予定としております。

最後に、今後の取組ですが、市は地元まちづくり活動を支援するとともに、企業ニーズ等を踏まえた土地利用計画の検討を行ってまいります。

また、JR西日本とされては、新駅の構造・設備計画の深度化を進められ、新駅設置と新たな市街地形成について方向性を整理し、計画的な市街地の形成が確実となった時点で都市計画を変更する予定としております。

以上が、萩之庄・梶原地区における現在の取組概要でございます。

以上で説明を終わらせていただきます。

ご審議よろしくお願い申し上げます。

【会長】

ご説明ありがとうございました。ではこれからご説明いただきました内容につきまして質疑に入りたいと思います。

本件に関しまして、ご意見・ご質問がありましたら、挙手をしてご発言をお願いしたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

【A委員】

大阪府都市計画区域マスタープランの新駅設置における市場調査についてお伺いしたいと思います。

高槻東地域における不動産市場ニーズおよび各企業の事業進出意向の把握を目的に実施されたアンケートについて、調査対象とした2,797社の上場企業や法人等は、どのように決定されたのでしょうか。

また、対象とした目的について教えてください。

【会長】

事務局よろしくお願いします。

【事務局】

市場調査につきましては、まずは、全国に広く事業展開されている上場企業を中心として、立地の可能性等を把握することを目的として行ったものでございます。

調査対象としては、全国の一部、二部上場企業等のほか、法人については、関西圏の私立大学、私立短大、私立高校をはじめ、全国の主要大学を対象として調査を行ったものです。

【会長】

よろしいですか。はい、お願いします。

【A委員】

一方で、農地所有者・地域住民アンケート結果を見るに、市街地整備がされる場合の希望施設や望まれる土地利用については、医療施設や商業施設、介護施設などがアンケートの上位を占めており、先の不動産市場のニーズ調査の際に対象とした企業より、もっと身近な事業者の進出が望まれているように思います。

今後、計画が進むにあたり、調査の対象となる職種やエリアなども変化させる必要があると考えますが、市の見解を伺います。

【会長】

ご回答、よろしくお願いします。

【事務局】

市場調査の対象企業は、より多くの職種からの意向を伺うため、建設、不動産、小売など、株式登録されている31業種に対して幅広く調査を行ったものです。

本市としましては、今回の地元アンケート結果での希望施設や望まれる土地利用を参考にし、今後もさらなる調査を重ねるなど、検討を深めていく考えでございます。

【A委員】

ありがとうございます。地域住民アンケートの実施にあたり、これから何十年と住み続ける若い世代のニーズ調査も必要と考えます。従来のアンケートの方式とあわせてオンラインによるアンケートを実施するなど、より幅広い世代からの意見を集めるとともに、意見の回収率も55%ですので、今後更に高めていただきたいと考えますが、市の見解を伺います。

【会長】

ご回答、よろしくお願いします。

【事務局】

地域住民へのアンケート調査の方法等については、若い世代の方々を含んでより多くのご意見を伺えるように更なる工夫するとともに、まちづくり勉強会や講習会の開催等によって、多くの方の意見を伺えるような場と機会を設けてまいたいと考えております。

【会長】

できるだけ多くの機会に生の声を聞いていきたいというお答えだったと思います。

ほかにご意見・ご質問ございますでしょうか。

【B委員】

私の方からも新駅設置に検討されている地域につきまして少々理解が至らない点がございまして、確認をさせていただきたいと思います。

北部大阪都市計画区域マスタープランの資料24ページには、この度、萩之庄・梶原地区で新駅設置が検討される中、同地域を保留区域に設定することが記載されております。

保留区域になりますと、次回の区域区分変更を待たず、随時、市街地への編入が可能になる柔軟さが利点になるかと思いますが、すでに同地区ではまちづくり協議会も設置され、勉強会を始めとする「まちづくりの機運醸成」も図られようとしているところですし、市にあってもアンケートになりますが、企業への意向調査にも取り組んでおられます。

こうした中で、保留区域に設定し、概ね5年以内に市街地へ編入しようとするものですが、今後、どのような取組、手続きが必要なのか少々イメージできかねないところもあります。

資料には「事業実施の確実性の不足」が保留区域として設定された理由のように書かれておりますが、この「事業実施の確実性」について、現状を踏まえて、簡単に説明いただけますでしょうか。

加えて29ページ3の「2」には農空間保全地域については地域の話し合いに基づく計画的な農地利用を促し、とあります通りこれにつきましても丁寧に取り組んでいただきたいと思っておりますけれども、その手法となりますと、どういったものが想定されているのかお聞きできればと思います。

【会長】

ありがとうございます。

事務局の方から、回答よろしくお願いします。

【事務局】

当該事業につきましては、JR西日本と市が平成31年3月に新駅設置等に関する「まちづくり連携協定」を締結し、適切な役割分担のもと、検討の深度化を図っているところです。

また地域では、勉強会等により、将来に向けての取組を進められておりますが、現時点では、具体的な事業手法等が検討段階であることから、保留区域の設定を行おうとするものです。

本市の今後の取組につきましても、引き続き、まちづくり機運の醸成を図るとともに、計画的な市街地形成が図られるよう地元まちづくり活動を支援してまいります。

次に、農空間の保全・活用についてですが、萩之庄・梶原地区についても、営農を希望される方々を中心に、地域が望む土地利用について、丁寧に話し合いを行いながらまちづくりに取り組んでおります。

なお、他地区においては、土地区画整理事業の手法を用いて、営農を希望される方については、農地を集約換地するなど、農空間の保全を図っております。

【B委員】

保留区域につきましてお答えいただきました。

事業手法など現状では検討段階にあるもの、さらに具体化・深度化これを図っていく必要があるため保留区域として設定をしたとのご説明をいただきました。

ただ、おおむね5年以内との期間が見立てられた中で、時間的な制約に囚われすぎないようにしていただき、関係者の間での丁寧な協議・検討をお願いしたいと思います。

農空間の保全についてもご説明いただきました。

営農希望される方には集約換地等の手法について丁寧に説明・提案をいただきながら地域全体が望む土地利用、これとの間で最善の一致点を見出すべくご努力を願うところです。

同じく保留区域制度を用いてまちづくりに取り組んでおられる成合地区でのご経験も活かしていただきながら、暮らしやすさと街の活力を持続的に創出できる構想を地域の方々をはじめとした関係者が一丸となって作り上げていただけますよう、行政にはその役割を果たしきっていただきたいとお願い申しあげるところでございます。

【会長】

最後はご意見ということでよろしいでしょうか。

ありがとうございます。他にご意見ご質問、お願いします。

【C委員】

新駅のアンケートですけれども、やはり現在その地域に住んでらっしゃる方が気持ちよく満足して住み続けていただけるために、こういったニーズ調査がすごく重要と思います。

ただ加えまして、現在住んでらっしゃる方以外の、高槻市以外の方も新駅設置に伴って、是非この新しい所に住んでいただきたいというところもあろうかと思いますよね。

そうすると、そういった今ここに住んでいらっしゃらない方が望むものについて、ニーズみたいなものが分かった方がより都市計画がしやすいと思うのですが、現在のアンケートの内容で他地域の方々が移っていただける動機づけになるようなニーズは、これで把握できていると思ってよろしいのでしょうか。

【会長】

事務局、ご回答をお願いします。

【事務局】

アンケート調査につきましては地域にお住いの方々と周辺にお住いの方々に対してもご意見をいただいているところでございます。

市内であったり、市外からのお住いの方々につきましましては、今後も情報発信をしながら行っていこうと考えているところでございます。

【会長】

このエリアだけではなくて広く高槻市に住みたいねという方が沢山いらっしゃると思いますので、その際に新駅も今度できますよとアドバイスしていただけると非常にわかりやすいと思います。どうぞよろしくお願いします。

他にご意見、ご質問等がありましたら、お願いします。

【D委員】

私の理解が充分で無いのかもしれませんが本日の議案は大阪府の方針ですね、これについて高槻市として問題が無いかどうかということを見るのであって、個々の事業の進め方とか或いは具体的な区域の箇所付けであるとかという議論ではなく、もちろんそれは個々に大事なことではあるのですが、それを行う、進める上でこの方針の変更が支障になるかどうかという事を多分検討する場だと思いますので、個々に対する意見は色々あるのですが、それについてはこの変更がそれぞれの事案について、支障になるかどうかという確認をもって終わった方がいいように思いますがいかがでしょうか。

【会長】

ご意見と言う事ですね。

只今いただいたご意見につきましては、私の方で対処した方がいいように思います。

今委員がおっしゃったことが正論で、そのご意見について皆さんにも伺いたいと思います。

ただ、目につく件としてこの保留区域の話がありますから、この点について皆さんから認識を深めていただく議論をいただいたという事で私の方は理解しております。

従いまして全体の話もそうですけれども、一つ一つの事柄を判断して全体の答えを見出していくこともいいのかなと思いますので、気になることがあればご意見いただいて、ただ、その答えについてはまだ煮詰まっていないものもたくさんあると思いますので、その点はご了承いただきたい。ただ、大阪府の整備、開発及び保全の方針の変更についてはきちんと意見を返していかなくてはいけない、ということでございますので、その点については、皆さんからのご意見もあれば、是非、出していただきたいと思います。

こういう進め方でこの議題につきましては進めさせていただいてよろしいでしょうか。

<一同同意>

【会長】

ありがとうございます。このことを踏まえて、他にご意見・ご質問等がありましたら、宜しくお願い致します。

特にご意見ないようでしたら大阪府の方から出されております整備、開発及び保全の方針につきまして、基本的にはこれについては意見なしとする回答でいいかと思いますが、いかがでしょうか。

それでは、第102号議案につきまして、原案どおり承認させていただきたいと思います。

改めましてご異議ないかどうか確認させていただきたいと思います。宜しいでしょうか。

<異議なしの声>

【会長】

ありがとうございます。では異議なしということですので、原案のとおり承認するということで、答申させていただきたいと思います。

どうもありがとうございました。

【会長】

続きまして、次の議題でございますが、事務局の方でほかの案件がありましたらご紹介をよろしくお願いします。

報告事項 高槻市都市計画マスタープランの改定について

【事務局】

報告事項が1件ございます。

内容につきましては、担当の方から報告させていただきますのでよろしくお願いいたします。

【事務局】

それでは、報告事項の「高槻市都市計画マスタープランの改定について」ご説明いたします。

前回の審議会以降、学識経験者で構成する常務委員会での調査・審議や庁内会議での検討を踏まえ、都市計画マスタープランの改定を進めて参りましたので、その内容について報告させていただきます。

前方のスクリーンをご覧ください。

見えにくい場合もございますので、お手元の「報告事項、都市計画マスタープランの改定について」と表紙に記載している資料も併せてご覧ください。

なお、資料について訂正がございます。

申し訳ございませんが、正誤表もご確認いただきますよう、お願いいたします。

目次にありますとおり、本日は主に「2都市づくりの方向性」及び「3将来都市構造」、「4分野別の方針」についてご報告いたします。

次に「1-1スケジュール」をご覧ください。

1行目から4行目にかけて、検討体制ごとのスケジュールを示しております。前回は1月21日に本審議会を開催しております。

その後、本日までに学識経験者で構成する常務委員会を1回、策定委員会及び幹事会を計4回開催し、資料の作成を行ってまいりました。

本日は時間の関係上、抜粋して報告させていただきますが、とりまとめた資料は参考資料1として配布しておりますので、のちほどご確認ください。

下から3行目、昨年11月に実施した「地区別懇談会(オープンハウス形式)」については、参考資料2として「地域別意見概要」を配布しておりますので、こちらにつきましてものちほどご確認ください。

次に「1-2計画改定に向けた検討項目」をご覧ください。

前回までに「1都市計画マスタープランの改定に当たって」から「2都市づくりの現状と課題」、「3全体構想」の一部「都市づくりの基本理念とありたい姿」の項目について、本審議会でご報告いたしました。

本日は、「3全体構想」の後半部分の「都市づくりの方向性・将来都市構造」及び「分野別の方針」についてご報告いたします。

次に「1-3前回の振り返り」ですが、前回の審議会では「基本理念」「ありたい姿」「重点課題」をご覧のとおり、お示しいたしました。

このうち「基本理念」のサブタイトルについては再考し、「対流を生み出す持続可能な都市をめざして」に変更しております。

これは今後人口の減少が予想される中においても、いかににぎわいや活力を維持し、住みやすいまちにしていくかを改めて検討したところ、人口が減っても人やモノ、情報などが動き回り、その動きが市内はもとより市外からも加わることによって、にぎわいや活力が維持され、課題解決が図られるのではないかと考えたことから、それらが動き回る様を「対流」と表現し、サブタイトルとしました。

なお、「対流」という表現は一般には馴染みのない言葉であるというご意見もいただいておりますので、言葉の説明は丁寧にしていきたいと考えております。

次に「1-4都市計画審議会及び常務委員会での主な意見」について、今回の検討内容に関係するものをまとめております。「コンパクトシティ・プラス・ネットワークのネットワークの部分を示すべき」といったご意見や「都市計画マスタープランですべての課題を解決することはできない」「人口増加の圧力がない時代の都市計画をどう実現するかが重要」「人口増加の圧力に代わるものとして、地域コミュニティの力がある」といったご意見をいただいております。

次に「2都市づくりの方向性」です。

前回の審議会では、「ありたい姿」を実現するための取組として5つの「重点課題」を設定しておりました。

ここでは、この5つの「重点課題」と国の動向を踏まえ、取り組むべき都市づくりの方向性を「コンパクトシティ・プラス・ネットワークの推進」としております。

次に「3-1将来都市構造」ですが、右側に「将来都市構造図」を示しております。

この「将来都市構造図」は将来の主要な都市の骨格構造を示すものとして、「ゾーン」「拠点」「軸」の3つの要素で構成しております。

次に「3-2将来都市構造の構成要素」です。

ここからは、先ほど示した3つの要素について、それぞれ説明いたします。

「1ゾーン」は、「同じ方向性を持った土地利用のまとまり」を表しております。

現状の土地利用を基本として本市全域を「森のゾーン」「まちのゾーン」「人と自然の共生ゾーン」の3つのゾーンに区分しております。

「2拠点」は、「人やもの・情報などが集まり、交流が生まれる場所」を表し、「中枢都市拠点」「都市拠点」「広域交流拠点」の3種類の拠点を設定しております。

既存の拠点に加え、新駅の検討地や十三高槻線と牧野高槻線が交差する前島地区を新たな拠点として設定しております。

「3軸」は「人やものなどの移動や連携を促すネットワーク」を表しております。

「広域連携軸」「地域連携軸」「水と緑の軸」の3種類の軸で構成しております。

次に「4-1分野別の方針」です。

「分野別の方針」は、都市のありたい姿の実現に向けた都市づくりの基本的な方針であり、これまでの都市計画審議会や常務委員会において、「都市計画マスタープランですべての課題を解決することはできない」や「都市計画の実現に向け、人口増加の圧力に代わるものとして、地域コミュニティの力がある」とのご意見をいただいたことを踏まえ、「都市整備の方針」と「協働のまちづくりの方針」の2つから成る構成で整理しています。

さらに、「都市整備の方針」については、主要な都市計画の前提となる「土地利用」「市街地整備」「交通体系」「都市施設等」の4つの分野区分で方針を設定しました。

次に「4-2都市整備の方針」です。

ここからは、「都市整備の方針」として設定した4つの分野について説明します。

それぞれの分野ごとに、「基本的な考え方」と「方針図」を示しております。

まず、「土地利用」の方針についてです。

「基本的な考え方」として、「無秩序な市街地の拡散を抑制し、高水準な人口密度が維持されたコンパクトなまちづくりを推進」など3つの考え方を示しております。

「土地利用の方針図」は、現在の土地利用を基本とした図にしておりますが、新駅の検討地や前島地区での今後の土地利用の変更を見据えた表記も行っております。

次に「市街地整備」の方針についてです。

「基本的な考え方」として、「都市拠点においては、都市機能の集積や高度化を誘導」など3つの考え方を示しております。

「市街地整備の方針図」についても新駅の検討地や前島地区周辺での市街地整備を見据え、新たに拠点として設定しております。

次に「交通体系」の方針についてです。

「基本的な考え方」として、「都市拠点と地域の徒歩生活圏を結ぶネットワークの形成と持続可能な交通体系の構築」など4つの考え方を示しております。

「交通体系の方針図」は、広域ネットワークである高速道路や鉄道のほか、中枢都市拠点と市内各地を結ぶ放射状道路や中枢都市拠点を中心とした環状道路などを表記しております。

次に「都市施設等」の方針についてです。

「基本的な考え方」として、「地域資源の活用と公園・緑地、河川・水路等の整備により、やすらぎと魅力を感じる都市空間を形成」など3つの考え方を示しております。

「都市施設等の方針図」は、主な公園や緑地、葬祭センター等の施設や主な河川を表記しております。

次に「4-3協働のまちづくりの方針」についてです。

基本的な考え方として4つ示しております。

まずは、市民・事業者・行政の果たすべき役割を理解していただいた上で、自分たちのまちを知り、考えてもらい、最後には地域でまちづくりに取り組んでいただくことで、都市施設整備や市街地開発などのハード整備だけでなく、それらを補完するようなソフト面について協力し合いながら、都市づくりを進めていくことができればと考えております。

次に「5今後の予定」についてですが、常務委員会、パブリックコメントを経て、本審議会で報告の上、年度内の計画改定予定としておりますので、よろしくお願いいたします。

説明は以上でございます。

【会長】

ご説明ありがとうございました。

ただ今の報告事項につきまして、ご意見ご質問ございましたら、挙手をしてご意見をお願いしたいと思います。

【E委員】

今回の計画の大きな方針として、「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」が掲げられており、この「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」のネットワークや都市拠点については詳しく述べられていますが、ネットワークをつないだ先の徒歩生活圏に関する表現が弱いのではないかと思います。

おそらく「地域の特性をいかした質の高い市街地の整備を計画的に推進」の部分に当たるのではないかと思うのですが、徒歩生活圏についてはどのようにお考えか詳しく教えていただければと思います。

【会長】

ありがとうございます。では、事務局お願いします。

【事務局】

徒歩生活圏の充実につきましては、資料の3ページ、「ありたい姿」や「重点課題」の中で示しており、「ありたい姿」では「誰もが住みやすさを実感できる快適な都市(まち)」、「重点課題」では「都市機能等が充足した高質な居住環境の形成」としています。

また、参考資料1の「土地利用」の方針では「徒歩生活圏においては、スーパーマーケットや保育園など、生活サービス機能の確保をめざします。」といった記載をしております。

本市としても徒歩生活圏の更なる充実は重要であると考えておりますので、今後は地域別構想の中でも示していきたいと考えております。

また、将来像を示すイメージ図の作成も考えておりますので、そのような部分で生活拠点や誰もが住みやすさを実感できる都市に向けた方針を示していきたいと考えております。

【E委員】

ありがとうございます。

今、お話しいただいたように、地域別構想や色々な部分で具体なことが出てくるかと思いますが、大きな方針としてもそのような話は必要かと思います。

また、立地適正化計画の中においても、先ほどお話に出ていたスーパーマーケットや保育園を誘導施設としていますが、本来であれば、都市施設、地域医療施設なども含まれると思いますので、しっかりと都市計画マスタープランの中で考えていただきたいと思います。

もう一点。資料の5ページ「森のゾーン」の考え方について、「本市の環境や景観を維持する重要な要素」とあり、「保全や活用を図る」とありますが、土砂災害や台風による被害により600ヘクタールという大きな面積が被害を受けたことを踏まえると、「保全」も重要な要素ですが、「再生」を行うことも重要です。

山の「再生」が保水力の向上、災害対策にもつながり、市全体のことにつながるのではないかと思いますので、もう少しこのようなことが表現できないのかと思うのですが、どうでしょうか。

【会長】

1点目はご意見ということでよろしいですね。

2点目の「森のゾーン」については、ご質問ということで、それについては事務局の方からご説明をお願いします。

【事務局】

森林につきましては、保水力など防災の面でも多面的機能を有することから、都市計画マスタープランでは、無秩序な開発を抑制して適切な保全を誘導するというような方針を掲げております。

先ほど意見がございましたように、北部の状況を踏まえまして、保全を含めた、再生につきましても重要な項目になると考えておりますので、今後作成していく地域別構想につきましても、関係部局と連携しながら再生の在り方について、記載を検討していきたいと考えております。

【会長】

お答えありがとうございます。よろしいでしょうか。

【E委員】

是非その方向でよろしくお願いしたいと思います。

【D委員】

今のE委員のご質問で、確かに大きな拠点のことしかあまり記載されていないように思います。

どこに記載したらよいかを考えると、参考資料1の14ページに国土形成計画でいう小さな拠点のような話も含めて、「上位の拠点と適切な機能分担を図り誘導していく」など、入れてはいかがでしょうか。

文言は会長、事務局にお任せします。

しっかりと階層的に整備していくことを示し、具体的には地域別の計画などに示すとよいのではないでしょうか。

【会長】

ありがとうございます。その点につきまして、事務局の方から何かあればお願いします。

【事務局】

市街地整備につきましては、現在の資料では、都市拠点を中心に記載していますが、ご意見の通り、生活拠点の在り方についても重要であると考えておりますので、記載について検討したいと思います。

【会長】

ご指摘ありがとうございました。他にご意見、ご質問ございますでしょうか。

【A委員】

災害に関してお伺いしたいのですが、水防法が改定された関係で想定氾濫区域について、今年の3月末に大阪府が新たに公表しました。

高槻市においても浸水エリアや浸水深が大幅に変更になることから、ハザードマップが今年度中に更新されることになっています。

この都市計画マスタープランについても、新たな災害リスクを想定した計画にしていく必要があると考えますので、ご意見をお伺いできればと思います。

【会長】

ありがとうございます。事務局の方からお願いします。

【事務局】

災害リスクにつきまして、本市では、淀川が決壊した場合、JR東海道本線から南側は浸水するということで、市民の皆さんに浸水リスクを周知して、適切な避難行動を誘導していくことが何より重要と考えております。

今後につきましても、河川管理者に対して更なる整備を要望するとともに、関係部局と連携して、ハザードマップの周知や避難訓練の実施など、ハード・ソフトの両面から浸水被害の軽減に努めていきたいと考えております。

本市のように、市街地の大部分が浸水想定区域に含まれる都市は、全国に存在することから、国においても災害リスク等を踏まえた都市計画の在り方の検討が進められていますので、その動向も注視しながら検討を進めていきたいと考えております。

【会長】

常務委員会においても、ハザードマップの浸水想定区域と市街化区域の関係については議論を重ねましたが、それを都市計画マスタープランの中に位置付けるのは、なかなか難しいという話でした。

詳細については防災の計画に委ね、都市計画マスタープランの中では、土地利用との関係や住民への周知を他の計画と連携しながら進めていくという方向性になっています。

【E委員】

参考資料1の10ページ、「都市施設等」の基本的な考え方に「地域資源や公園・緑地、河川・水路等の整備により、やすらぎと魅力を感じる都市空間を形成」とありますが、今のお話を伺っていると、これだけではなく防災の面も加えておくべきではないかと思います。

【会長】

ありがとうございます。事務局お願いします。

【事務局】

参考資料の5ページ「水と緑の軸」の記述の中で、「市民の安全を確保しつつ」と、安全面について触れています。また、18ページの「都市施設等」の方針の河川・水路・ため池の中で「流下能力などの機能確保とあわせて、水辺に親しめる憩いと潤いのある空間形成に努める」と記載しております。

【E委員】

記載されているというのは分かりますが、基本的な考え方として、「災害に強く」と「都市施設等」の方針の中にも書かれていますが、もう一言加えていただいた方がよいのではないかと思います。

【会長】

事務局お願いします。

【事務局】

ご意見の通り、記載する方向で検討していきたいと思います。

【会長】

安全・安心については、河川・水路の整備や公園整備の中で避難する場所としての整備の在り方などが出てくると思います。

ご指摘の点を踏まえてこの辺りを充実していきたいと思いますので、事務局と相談して進めたいと思います。

他にご意見ご質問ございますか。

【B委員】

先ほどのお話の中で、都市計画マスタープランの中でどこまでの表現ができるかという話がありましたが、その辺りも踏まえて意見を述べさせていただきます。

参考資料1の14ページに「富田都市拠点」のことについて触れられていますが、この地域に住まう人たち、富田駅を利用する人たちに明るい希望を持ってもらえることが大事ではないかと思っております。

参考資料2の昨年度の地区別懇談会でのご意見では、高槻西部地域の利用者の方からは、「商店が少ない」、「憩いの場所が欲しい」など、賑わいづくりに対するご意見がありました。

一方で、お住まいの方からは「踏切の危険性」「道路の安全性」などの交通課題についてのご意見がありましたし、北側については、マンションがあるのでそれに対応できているかという懸念の声もありました。

人口が急増した時代の住宅開発地では、コミュニティの高齢化や住宅の老朽化が非常に困難な課題であるというご指摘がある中で、今後コンパクト化を進めていくに当たり、「多世代で育てていくまち」という考えも重要ではないかと思います。

キーワードとして「対流」という表現が打ち出されていますが、ライフステージが変わったとしても循環していくシステムの構築が必要ではないかと思います。

また、民間の投資を動機づけていく上でも、富田駅周辺の都市機能について「従来のものを引き継いでいくだけでよいのか」という議論も深くしておかなければならないと考えております。

老朽化した施設を集約化していくことを進めていく中では、跡地の活用も含めて、拠点の形成など住民の方のアイディアもいかしながら協働のまちづくりを進めていただきたいと思います。

【会長】

ご意見ということで、お言葉をいただきたいと思います。

【A委員】

交通体系につきまして、細かい内容ではありますが、地区別懇談会の意見で「物流センターができたことにより渋滞が発生している」という意見がありました。

市役所から唐崎に向かう府道大阪高槻線は、高槻市としても重要な道路であると思いますが、最近、物流センターやパチンコ店など、車の出入りが多い施設が増えている印象があります。

また、これによる渋滞が発生しているのではないかと思っております。

都市計画マスタープランに記載すべき内容ではないかもしれませんが、車両出入り用道路の整備など道路環境の改善に向けた取組については、どのように考えているのかお伺いしたいと思います。

【事務局】

物流センター等につきましては、立地する施設に応じて交通環境の影響を踏まえた協議・調整を行っております。

大阪府の区域マスタープランにおいても、無秩序な立地により都市構造や都市環境に悪影響を及ぼすことがないよう、適切な誘導を図ると記載されており、高槻市においても、そのように進めていきたいと考えています。

【会長】

ほかにご意見、ご質問ございますでしょうか。宜しいですか。

それでは、本件につきましても以上ということにさせていただきたいと思います。

以上で本日の案件はすべて終了ということになります。

事務局として今後の予定等ございましたら、ご連絡いただければと思います。

宜しくお願いします。

【事務局】

今後の予定でございますが、常務委員会を8月27日に予定しておりますので、常務委員の皆さんよろしくお願いいたします。

また審議会につきましては来年1月頃に「高槻市都市計画マスタープランの改定について」などについて審議いただきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

事務局からは以上でございます。

【会長】

ありがとうございます。

本日も皆さん方から大変活発なご意見ご質問いただきまして、色んな視点でマスタープランの方についても俯瞰できるのではないかと思います。

これからも都市計画審議会において都市計画を支えていただく、もちろん、委員会の外側でも、市民の皆さんに内容についてお話しいただければ、安心してもらえることがいい街づくりにつながっていくと思います。

委員の皆さん方にはいろんな形でお世話になることも多いと思いますのでので、どうぞよろしくお願いします。

それでは以上で終了とさせていただきたいと思います。

長時間皆さんありがとうございました。

参考

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)