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本文

令和3年度 第2回下水道等事業審議会会議録

ページID:034380 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

会議の概要

会議の名称

高槻市下水道等事業審議会

会議の開催日時

令和3年10月15日(金曜日) 午後2時から午後3時

会議の開催場所

高槻市役所本館2階  全員協議会室

傍聴者数

0名

出席委員

8名

会議の議題

(1)第1回審議会の意見について

(2)高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)について

(3)答申について

 

 

高槻市下水道等事業審議会委員名簿

高槻市下水道等事業審議会委員名簿 (PDF:79KB)

配布資料

次第 (PDF:22KB)

(1)第1回審議会の意見について

第1回審議会の意見 (PDF:1MB)

局所対策実施位置図 (PDF:489KB)

(2)高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)について

高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案) (PDF:3.13MB)

高槻市下水道等事業経営計画改訂箇所一覧(PDF:133KB)

(3)答申について

「高槻市下水道等事業経営計画」の中間見直しについて(答申)(PDF:44KB)

審議内容

 

【開会】

(開会を宣言)

【会議の公開】

(会長が傍聴希望者の有無を確認)

【配布資料の確認】

(配布資料を確認)

【審議】

<会長>

それでは、早速ですが、本日の審議に入ります。本日の審議会は、お手元の「次第」に従いまして進めさせていただきます。

まず、案件1の「第1回審議会の意見」についてでございます。この検討事項につきまして、事務局から説明をお願いします。

<事務局>

(事務局より、「第1回審議会の意見」について説明)

<会長>

ただ今、事務局から説明がありましたが、ここまでの説明内容に関して、何かご質問やご意見はございますか。

第1回の審議会の重要な論点である「1.総合雨水対策の目標設定について」、「2.計画降雨毎時48ミリという基準について」、「3.下水道使用料の改定について」という3点について整理していただきましたが、論理的・政策的に問題がないかどうか審議していただきたいと思います。

まず1点目の「1.総合雨水対策の目標設定について」ですが、前回の審議会において、貯留施設の整備率が当初目標設定33%から改訂案8.1%にすると、目標が達成できないから下方修正しているような印象を与えるとの意見がありましたが、その点についてはいかがでしょうか。

<委員>

計画なので当初の目標設定は変えずに、最終的に達成できなかった場合に理由を説明する方法と、中間見直しの時点で確実な目標に部分修正するという二つの方法があると思いますが、市民の皆様が分かるように、現時点で改訂するのはなぜかという説明が計画の中に入っていれば問題ないと思います。

<会長>

中間見直しの方法として、現状を反映させた形で、見直しをしたという明確な記述がなされていれば目標の修正もあるのではないかという意見がございました。他にございますか。

この意見については後程、事務局の改訂版(素案)の説明の際にもみていきたいと思います。

続いて、「2.計画降雨毎時48ミリという基準について」に関して、質問や意見はございますか。

<委員>

基本的な考え方としては良いと思います。懸念があるとすれば、今後、貯留施設の数や貯留容量が十分であるかどうかの判断についてだと思いますが、その点について、考えをお聞かせください。

<事務局>

貯留容量がこのままでいいのかという問題ですが、現在、貯留量の全体整備規模として、319,000立方メートルを目標に貯留施設の整備を進めております。この算出根拠ですが、総合雨水対策アクションプラン策定時の平成26年度末の雨水整備率46.1%の状況で、下水道管では流しきれずに溢れ出る量を算出し、必要な貯留量としております。

計画降雨対策についても超過降雨対策と並行して進めており、雨水整備率は令和2年度末で52%となっており、徐々に進捗を伸ばしております。計画降雨対策の整備が進めば、下水道管で流せる量も増えますので、この結果、溢れる量も軽減することができ、必要貯留量を縮減することができます。

総合雨水対策アクションプランでは、計画降雨対策の雨水整備等の進捗状況にあわせて、超過降雨対策の必要貯留量を適宜見直すこととしており、令和7年度のアクションプランの中間見直しで検討を行う予定としております。繰り返しとなりますが、計画降雨対策の整備が進めば、超過降雨対策の必要貯留量も少なくできるため、整備率も改善できると考えております。今後の必要貯留量については、現在は検討中ですので、次期経営計画策定時に新たな目標値をお示しさせていただきます。

<委員>

貯留容量については納得いたしました。将来的には雨水幹線などで排除するということですが、大阪府の流域下水道の基準があり、高槻市だけ基準を変えることができないということで、将来的には国が方針を示すことになると思いますが、計画降雨量を上げるなど、下水道で浸水被害を防ぐべき目標降雨の見直しについて時間的なスケジュールはどう想定しているのでしょうか。

<事務局>

国の方でも、下水道で浸水被害を防ぐべき目標降雨の見直しについて検討されるほか、農地やため池といったグリーンインフラの利活用や民間開発の雨水貯留施設の整備に対して補助する仕組み等、自治体や企業、住民など河川流域に関わるものすべてで行う流域治水の考え方も進められているところですので、複合的・総合的に雨水整備を進めていきたいと思っております。

しかしながら、現段階におきましては、国や大阪府から整備基準等を変更するといったような具体的な話は伺っておりません。

<委員>

分かりました。

<会長>

他にございませんか。よろしいでしょうか。流域治水については国においても進めていくということですので、高槻市においても、自然と技術を融合し、民間活力を活かし、積極的に高槻市らしさを出していってもらえればと思います。

次に3点目の「3.下水道使用料の改定について」に関して、質問や意見はございますか。

<委員>

当初の計画では赤字になる見通しがあったので値上げの料金改定を考えておられたと思います。見直し後は経常収支比率が102.6%ということですが、逆に経常収支比率がどの程度であれば、値下げの料金改定を検討するのでしょうか。また基準はあるのでしょうか。

<事務局>

経常収支比率がどの程度になれば値下げの料金改定を検討するといった基準は特段ございませんが、市民の皆様のご意見や近隣市町村との料金比較といったところになってまいります。

経常収支比率について、高槻市では時系列的にみて100%を超えて健全であると言えますが、経常収支比率が高い他の団体の一部においては、値下げの料金改定の議論が出てきているところもあると伺っております。

結論といたしましては、基準はなく、各団体の判断になります。

<委員>

将来的には、実績を積み上げていく段階で考えていくものであると思います。値下げの料金改定の可能性もあるということでしょうが、料金の改定については、市民の皆様も関心のあるところだと思います。

<事務局>

経常収支比率でございますが、100%以上であれば健全な経営ができているという指標になります。今回の見直しによる経常収支比率は102.6%と大きく黒字という訳ではなく、なんとか健全な経営を保っているという状況でございますので、今後、赤字にならないように計画をまとめながら事業を進めていきたいと考えております。

<会長>

他にございませんか。無いようですので、ただ今、「第1回審議会の意見」について、ご確認頂きましたので、案件2の「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)」に進ませていただきます。

それでは、事務局から説明をお願いします。

<事務局>

(事務局より、「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)」について説明)

<会長>

ただ今、事務局から「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)」についての説明がありました。これまでのところで、何かございませんか。

今までの議論を踏まえてこの素案ができておりますが、今日の審議の中で承認されますと、改訂版となります。文言等を含め、質問、意見等はございませんか。よろしいでしょうか。それでは特に無いようですので、ただ今、「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)」について、ご確認いただきましたので、案件3の答申について、進ませていただきたいと思います。答申書の鑑の配布をお願いします。

<事務局>

(事務局から答申書の鑑を配布)

<会長>

それでは、事務局の方から答申について説明願います。

<事務局>

(事務局から答申について説明)

<会長>

事務局から答申についての説明がありましたが、去る9月2日に高槻市長より諮問がございました「高槻市下水道等事業経営計画の中間見直しについて」に対する答申書の鑑ということでございます。

答申の内容としましては、先ほどご確認いただいた「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)」ということでございます。特に、委員の皆様から、投資計画と使用料の改定について、ご意見をいただきましたので、その文面を加えております。

これまでのところで、特にご異議はございませんでしょうか。

<委員>

(「異議なし」の声)

<会長>

ありがとうございました。ご異議がないようですので、この後、準備が出来次第、私の方で署名をして、高槻市長に答申をお渡ししたいと思います。

なお、本日の会議録につきましては、事務局で作成次第、私の方で確認をさせていただきました後、委員の皆様に送付させていただきますので、よろしくお願いいたします。

それでは、この後の議事進行を事務局側にお渡しします。

<事務局>

仲上会長ありがとうございました。恐れ入りますが、ここで答申の準備のため、暫時休憩をいただきたいと思います。

なお、この時間をお借りしまして、前回の審議会で触れさせていただいた下水道のPR動画でございます「管チューブ」のご紹介をさせていただきますので、よろしくお願いたします。

(「管チューブ」動画上映)

ありがとうございました。先ほどご確認いただきました経営計画にも広報活動の充実と明記させていただいておりますが、どうしても地下の下水道ということがありますので、皆様へのご理解も含め、あらゆる媒体を通じてPRしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

(濱田市長が入室)

【答申】

<事務局>

お待たせいたしました。それではここで、下水道等事業審議会を代表して仲上会長から濱田市長に対しまして、ご答申を頂きたいと思います。仲上会長並びに濱田市長は、中央の方にお進みください。

(仲上会長と濱田市長、会長席の前方に移動)

(仲上会長 答申書(鑑)を読上げて、濱田市長に手交)

(仲上会長と濱田市長、自席に戻る)

<事務局>

ただ今、仲上会長より、「高槻市下水道等事業経営計画の中間見直し」について答申を頂きました。ここで、答申書の受理に当たりまして、濱田市長から、ご挨拶を申し上げます。 

(濱田市長 挨拶)

<事務局>

どうもありがとうございました。高槻市下水道等事業経営計画の中間見直しについてご審議いただきました、本審議会は、本日をもって終了といたします。

なお、本日答申いただきました「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)」につきましては、パブリックコメントを実施いたしました後、所定の手続を経て、正式の「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】」として、公表する予定でございます。

委員の皆様におかれましては、今後とも本市下水道等事業につきまして、格別のご高配を賜りますようよろしくお願い申し上げます。仲上会長、高須賀副会長をはじめ、委員の皆様、まことにありがとうございました。最後に、仲上会長の方から閉会のご挨拶をいただきたいと思います。

【閉会】

<会長>

それでは、高槻市下水道等事業審議会を閉会するにあたりまして、私から一言ご挨拶申し上げます。

本審議会において、議論いたしました「高槻市下水道等事業経営計画【改訂版】(素案)」につきましては、委員の皆様からのご意見やご指摘をいただき、それを反映して事務局で最終案としてまとめていただくことで、本日、答申書として市長にお渡しすることができました。こうして、無事、審議会の大任を果たすことができましたのも、副会長の高須賀委員をはじめ、委員の皆様に、ご多忙中のところをご出席いただき、審議にご尽力いただいた賜物と、心より感謝申し上げる次第でございます。今後はパブリックコメントの手続もございますが、この答申の趣旨を十分踏まえ、公営企業として自立し、効率的で持続的な下水道等事業の経営に取り組んでいただくことを期待しております。

これをもちまして、令和3年9月2日に高槻市長より諮問のございました「高槻市下水道等事業経営計画の中間見直し」に対する審議を終了いたしましたので、令和3年度高槻市下水道等事業審議会を閉会いたします。委員の皆様、事務局の皆様、まことにありがとうございました。

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