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令和3年度第1回高槻市保健医療審議会
令和3年7月28日(水曜日) 14時00分から15時30分
高槻市役所 本館3階 第2委員会室
可
2名
川口委員、高鳥毛委員、内田委員、松本委員、木野委員、後藤委員、砂野委員、石田委員、青木委員、古前委員、吉里委員、伊藤委員、寺前委員、河野委員、 長舩委員、吉田委員
資料1-1 「第3次・健康たかつき21」に係る行政の取組状況
(令和2年度実績・令和3年度予定)
資料1-2 健康たかつき21ネットワーク会員の取組状況等
(令和2年度実績・令和3年度予定)
資料2 「高槻市国民健康保険第2期データヘルス計画」の取組状況について
資料3 今後の成人健(検)診の在り方について
資料4 夜間休日応急診療所の医療体制等について
健康福祉部 保健所 健康医療政策課
(事務局)
ただ今から、令和3年度第1回高槻市保健医療審議会を開催いたします。
委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。
私は、高槻市保健所次長の馬場と申します。本日は、新たに委員を委嘱しましてから初めての審議会ですので、正副会長の互選を行い、その後、会議を行いたいと思います。正副会長が決まりますまで、事務局で進行をさせていただきます。
なお、本日は新型コロナウイルス感染症対策として、出入口の扉及び部屋の窓を開放させていただいております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
まず、審議会の定足数についてご報告申し上げます。
本審議会の委員数は17名でございますが、現在16名のご出席を頂いており、委員数の過半数に達しておりますので、本審議会は成立しておりますことをご報告申し上げます。
続きまして、会議を開催するにあたりまして、事務局を代表いたしまして、健康福祉部長の根尾より、一言ご挨拶を申し上げます。
(部長)
「部長挨拶」
(事務局)
「出席委員の紹介、事務局職員の紹介」
(事務局)
議事に入ります前に、資料を確認いたします。
「資料確認」
(事務局)
次第に沿いまして、審議会を進めさせていただきます。
議題(1)の「会長・副会長の選任について」でございます。
高槻市保健医療審議会規則第2条第1項の規定により、会長及び副会長につきましては委員の互選によって選出することとされております。皆様、ご推薦はございませんでしょうか。
特にご推薦がないようでしたら、事務局から提案をさせていただきたく存じますがよろしいでしょうか。
(各委員)
<異議なし>
(事務局)
ご異議が無いようですので、事務局の案をご提案させていただきます。
会長には高槻市医師会の木野委員、副会長には高槻市歯科医師会の砂野委員、高槻市薬剤師会の石田委員にお願いしたいと存じますが、いかがでしょうか。
(各委員)
<異議なし>
(事務局)
ご異議等がなければ、拍手をもって専任の確認とさせていただきたいと存じます。
(各委員)
<拍手>
(事務局)
ありがとうございます。それでは、木野委員を会長に、砂野委員、石田委員を副会長に選出することにします。
それでは、会長、副会長、恐れ入りますが、正面の会長席及び副会長席へお移りください。
<会長席、副会長席へそれぞれ移動>
(事務局)
それでは、以後の進行は会長にお任せいたします。よろしくお願いいたします。
(会長)
会議が円滑に進むよう努めてまいりたいと考えております。委員の皆様方におかれましては、それぞれの立場から活発なご意見をいただきますよう最後までご協力の程よろしくお願いいたします。
それでは、傍聴希望者の状況について、事務局から報告をお願いします。
(事務局)
2名の方が傍聴を希望されております。
(会長)
「高槻市保健医療審議会の会議の公開に関する要綱」に基づき傍聴を認めます。入室してください。
(会長)
それでは、議題(2)の「第3次・健康たかつき21の取組状況について」、議題(3)の「高槻市国民健康保険第2期データヘルス計画の取組状況について」に進ませていただきます。事務局からあわせて説明をお願いします。
(事務局)
議題(2)・議題(3)について説明
(会長)
ただ今の説明についてご意見・ご質問はありませんでしょうか。
(委員)
資料1-1、12ページの47番の地域で活動する栄養士の支援というところで、内容としては、「高槻市栄養士会」所属の栄養士を支援するということですが、具体的には、栄養士の方への支援は何が行われているのでしょうか。
(事務局)
高槻市栄養士会に所属されている栄養士の方につきましては、社会福祉協議会に、健康づくり事業を委託しておりまして、その中で育成をお願いしております。
(委員)
その育成をお願いしていること自体が支援ということでしょうか。実績としては、随時実施となっていますが、中身がこの表記だけではわかりにくいので、その点をお伺いしたいが、今の答弁がすべてでしょうか。
(委員)
内容については、昨年度と同様ですが、例えば、子ども保健課や健康づくり推進課からの依頼事業を年間通して実施させていただいく形となっております。
(委員)
意見ですが、例えば、先ほど説明のありました9ページの38番ですが、健康・食育フェアもオンラインを中心とした形式に変更と記載されています。
現在もまだコロナが厳しい状況に向かっていると思われますが、昨年度同様、コロナだから中止という考え方だけでなく、どういった形でやっていくのかという考え方に切り替えるべきだと思います。令和3年度の予定を見ても、「新型コロナの流行状況により変更又は縮小の可能性がある」と記載されていますが、オンラインで実施できる可能性が探れる事業がいくつか散見されるので、ずっと中止でいいのかというところを検証していく必要があるかと思います。その点よろしくお願いいたします。
(委員)
この事業は、去年は確かに影響があり、中止せざるをえなかったのですが、今年は、9月にオンラインを中心として開催いたします。摂津市や茨木市もオンラインで開催しました。
オンラインで開催すると1ヶ月間ぐらい講演をずっと見られます。特徴としては、いつでも随時、参加できるという形がメリットかと思っています。
(会長)
何回も見返せるのがメリットですね。
(委員)
そうです。
(会長)
コロナで個人の行動変容が起こりましたので、我々もいろいろと考えていかなければいけないですね。
(会長)
他にご質問がないようですので、次に議題(4)の「今後の成人健(検)診のあり方検討について」に進ませていただきます。事務局から説明をお願いします。
(事務局)
議題(4)について説明
(会長)
ただ今の説明についてご意見・ご質問はありませんでしょうか。
(会長)
それでは、本件については、これまで本審議会で議論を重ねてまいりまして、本日をもって、一定の方向性がまとまったとさせていただきたいと思います。
成人健(検)診は、個別健(検)診の推奨を最優先とすること、巡回型健(検)診は縮小となるが、廃止会場には無料シャトルバスを運行し、利便性を図ること。
保健センターについては、マンモグラフィは設置しないが健診スペース拡張の工事を実施し、また、セット健診のバリエーションを増やして受診環境の向上に努めることとなります。
これらについて、令和5年度からスタートできるよう、着実に準備を進めていただくようお願いをしまして、本議題を終了したいと思います。
(会長)
それでは、議題(5)の「夜間休日応急診療所の医療体制等について」に進ませていただきます。事務局から説明をお願いします。
(事務局)
議題(5)について説明
(会長)
ただ今の説明についてご意見・ご質問はありませんでしょうか。
(委員)
先ほどの説明について確認ですが、高槻市と島本町以外に近隣の茨木市などからも対象者を受け入れているということもあるのでしょうか。
(事務局)
小児科につきましては、平成25年度から摂津市と茨木市の患者の方も対象としております。
(委員)
小児に限ってということでしょうか。
(事務局)
基本はそのとおりです。
(会長)
茨木市も摂津市も同様に休日診療をもっておられますよね。
(事務局)
はい。
(委員)
耳鼻科と眼科に関しては、大阪市に診療所があるので、そちらにまわしていただくという説明があったと思いますが、どこに行ったら良いかわからないときに、救急に電話をかけると、場所や連絡先を案内していただけるのですか。
(事務局)
高槻消防にかけていただいても、症状等を聞く中で、その症状によっては、二次救急医療機関を案内することになると思います。
(委員)
軽症であれば自分で行くと思います。消防でも緊急性があると判断したときは、救急車を出してもらえると思いますが、自分で行けますから教えてくださいと言ったときは、ちゃんと案内していただけるということですか。
(事務局)
案内はしていただけると思いますし、大阪府の#7119という番号に電話していただいても、耳鼻咽喉科や眼科といった特定科目については、大阪市の中央急病診療所を案内される場合もあります。どうしても急いで行きたいということであれば、他の医療機関を紹介することになると思います。
(委員)
ありがとうございます。
(会長)
耳鼻咽喉科とか眼科の特殊救急については、みなさんが心配されているので、様々な形で十分に案内してあげられたら良いかと思います。大事なことでございますので、市民代表の方はいかがでしょうか。
(委員)
私もここにお世話になったことがありますが、もっと患者さんの立場に立った施策が大事になってくると思います。大人でしたら症状等が自分で申告できると思いますが、お子さんを持つお母さんは、やはり気が動転されていることもありますし、私も病院に勤めていました経験からそのように感じることがあります。そういったことも気にかけていただいて、患者さんが安心してかかれるような医療施設を目指していただけたらありがたいと思います。
(委員)
小児に関しては、現在は、土日は2人体制で診療に当たっていると思います。特に病状が急変するような場合は、2人の医師でどちらかが対応できるようになっております。それから、診療時間の延長という議論がありましたが、診療する医師を確保するためには、医師の労働時間が今問題になっておりまして、特に日曜日などに休憩が取れないと、大学からの派遣が受けられず医師が確保できないなどの事情がありますので、現在の診療時間を維持するということで話し合いをしています。
(事務局)
患者さんの状態に応じて臨機応変に対応して欲しいという点については、応急診療所ではトリアージナースを配置しておりますので、患者さんの容態を確認し、症状を聞かせていただいた上で、症状の重い方については優先的に対応するということもしています。
(委員)
ありがとうございます。
(委員)
三島救命救急センターと夜間休日応急診療所について、少しごっちゃになられている方がいるようですが、あそこには夜間休日応急診療所と三島救命救急センターの2つの施設がございます。三島救命救急センターは三次救急医療機関でございまして、来年度に大阪医科薬科大学病院のほうに入っていただき、夜間休日応急診療所は大学病院の近くの弁天駐車場敷地に移転するという形になります。
(会長)
いつも我々は医療現場にいて、救急というと、患者さんの立場と医療提供側の立場とがずれていると感じます。医療提供側の立場を説明しますと、最近はいきなり整形外科を診察してほしいとか、脳神経外科を診察してほしいとか、眼科を診察してほしいというふうに、患者さんから診療科を希望されることが多くなっています。医療提供側からすると、すべての専門科に、24時間勤務で医師を配置することは不可能です。救急の原則というのは、内科系と外科系に大きく分けて対応していますので、耳鼻科と眼科であれば、外科系に来ていただいて、もしだめならすぐその段階で専門科を紹介させていただく、あるいは、外科系として来られて、症状を診てすぐ脳神経外科のほうが良いな、整形外科が良いなとなれば、すぐにそこに送らせていただくということになります。最初から診療科を指定されるとなかなか困ることはあります。
(会長)
夜間休日応急診療所については、医療関係者との協議を踏まえ、移転後も診療科目や診療時間などについて、現行の医療体制を維持していくとの報告でした。
引き続き、関係機関とも充分に調整を図り、円滑に準備を進めていただくようお願いをいたしまします。
なお、現在、整備事業者の選定手続中ということですので、次回の審議会では、施設概要の詳細等についての報告をお願いします。
(会長)
それでは、議題(6)の「その他」に進ませていただきます。
事務局から報告事項等はございませんでしょうか。
(事務局)
事務局からは特にございません。
(会長)
委員の方からその他ご意見・ご質問等はございませんでしょうか。
(委員)
マンモグラフィの件ですが、今日この場でもう設置しませんということになった時点で、永遠に設置しないということになるのでしょうか。それとも、スタッフがいずれ見つかった時点で、スペースがあるのかどうかといったいろんな問題も絡んでくると思いますが、毎年検討できる状況は残しておくべきではないかなという思いはあります。その辺はいかがでしょうか。
(事務局)
恒久的なことをここで決めるということではないので、いろんな状況が変わればまた検討は変わろうかと思います。ただ、マンモグラフィにつきましては非常に大きな機器設備となりますので、例えば1年毎に「入れる」か「入れない」かというのを決めていくような設備ではないかと思っています。
この件につきましては、非常に長くこの審議会で検討いただきました。また、医師会の委員会の中でも、専門の先生方に非常に長くご議論いただき、中期的な視点を持って、検討を進めて参りました。
この高槻市域におきましては、個別の医療機関でもマンモグラフィの機器を設置しているのが11ヶ所あり、他の地域よりも非常に充実しています。受診する人にとっても、基本的には、個別の同じ医療機関で継続的に検診を受けていただくと、1年前の画像、2年前の画像と比較して、より精度が高い健診結果が市民にお渡しできるという利点もあります。
あくまでも今の市域の状況と市民にとって何がいいのか、中期的な視点を持って検討したのが今回の案でございます。もちろん恒久的にやりませんということではないですが、かなり議論を重ねた上での案ということにご理解いただきたいと思います。
(事務局)
マンモグラフィについては機械だけ買うのであればそこまで負担ではないのですが、機械を維持するための専門の放射線技師を常勤で雇ってメンテナンスをし続けていかなければいけない。マンモグラフィができる放射線技師は、女性じゃないとできないという状況だが、男性の方が比率として多い中で、また、医療機関でも取り合いの状況の中で、我々が毎日ではない検診のために、そのスタッフを確保するというのが現状では難しい。
将来的にもっと技術的に進んで、そういう専門の技師が検診のときだけいればよいという形に変わっていけば、また検討する余地があるかと思いますが、現状ではいろいろと調べて検討いたしましたが、市が機械を持って、専門技師を確保するのは極めて困難だという結論を出さざるを得なかったものです。誠に申し訳ないですが、当面マンモグラフィについては、設置しないということでご理解いただければと考えております。
(委員)
中期・長期的に考える余地があればそれでいいと思います。
(事務局)
技術的な革新があって、健診の時だけ技師が来て撮るということでよいというような機械に変わっていけば、また検討の余地はあるかと思いますが、前後のメンテナンス等の問題があって断念せざるを得なかったということでございます。
(委員)
追加させていただきますと、マンモグラフィの機械を入れたあと、精度管理委員会の認定を受けなければいけないので、そのためには、ある程度の枚数の写真を撮らないといけないが、検診だけでは撮れない。病院で置いているところは病院の保険診療ではなくて、データを取るためにかなり沢山の枚数の写真が必要となり、それを提出して、フィルムのでき具合が精度管理委員会で認定されると、その機械がマンモグラフィとして撮ってよいということになります。
しかしながら健診センターに置いた場合はそれが不可能です。それと、技師を確保するというのが非常に困難なので、長期的に検討をしていくとしてもなかなか難しいというのが現状です。
(委員)
機械の性能をちゃんと確認しなければいけない、それが大変だということもあるということですね。
(委員)
そうです。
(委員)
マンモグラフィが痛いというのが女性から言われますが、将来的にエコーを採用するということはあるのですか。
(委員)
エコーだけでは微細病変をどうしても見つけにくく、見落としがかなり出てくる。塊があるものに関しては、エコーの方がいいですが、そうでなくて微細な石灰化などを見つけるには、エコーでは不可能なので、マンモグラフィが適していると思います。
(会長)
一見ゴミのように見える所見を見分けなければならないので大変です。
各病院でも精度が求められているが、技師の人数が限られている。もっとたくさんの技師を養成すればいいが、なかなかそういう訳にもいかない。
今回はそういった事情が一番大きいですね。
その他よろしいでしょうか。
(委員)
今後の成人健(検)診の在り方について、今後の実施方法の優先順位は大変結構かと思います。
もう1点の巡回型健(検)診についても、利用状況で見直すのは当然と思います。
3.の巡回型健(検)について一番気になるのが、高齢化が進み集団健(検)診に行きにくくなるということ。半分寝たきりのなどで移動困難となる方です。かかりつけ医を持ち、元気なときから健康状態をチェックできる状況のときに適切に管理することが大事。
個別検診というのは、元気な人が、診療所で受診しますが、訪問診療や対策ケアでかかりつけ医の先生が関わっておられる方に対しての、一定管理という視点ではなく、年に1・2回、かかりつけ医の推進を含め、かかりつけの医師が病気を見るだけでなく、こういう市民の健康状態を見ていただくという点により力を入れた形で1.(個別健(検)診)を進めていただきたいということをご意見させていただきます。
(委員)
巡回型健診でシャトルバスを走らせますが、それに乗るのが億劫な方については、やはりかかりつけ医を持っていただいて、日頃から健康管理をしていただくことが一番重要だと思います。そうすると、早期にいろんな病気が発見できて、早期に治療に結びつきます。かかりつけ医を持っていただくことを市も医師会も推奨しておりますので、ぜひかかりつけ医を持っていただきたいと思います。
(会長)
この件に関しましては、医師会だけでなく歯科医師会と薬剤師会のご意見もいただければと思います。
(委員)
歯科の場合は、定期的に来ていただいている患者さんが比較的多いと思います。ただ、在宅で健診をするのはなかなかハードルが高く、訪問を伴ったかかりつけ医はまだ対応ができていないので、今後検討していきたいと思います。
(会長)
今後よろしくお願いいたします。薬剤師会はいかがでしょうか。
(委員)
かかりつけ薬局を持っていただきたい。どの病院に行っていただいてもいいが、薬をもらう場所は家から近い薬局や便利な薬局などを選んでいただくと一元管理できるのでよいと思います。
(会長)
シニアクラブからご意見はございますでしょうか。
(委員)
巡回型はどこまで対応できるのか。高齢者からすれば会場に行くということができない人がいる。かかりつけ医で日頃お世話になって、かかりつけの先生に訪問してもらえる方向をもっと表にだしていく。巡回の先に訪問しますというステップが必要ではないかと思います。
(会長)
高齢者がなかなかバスに乗っても行くのが大変だということで、できるだけ近くのかかりつけ医を持っていただいて、そちらで見ていただく。自宅近くでできるだけ済むようにするのがいいと思うが、事務局としてどうか。
(事務局)
おっしゃるとおりで、かかりつけ医を持っていただいて、そこで検診を受けていただき、体の調子の変化を年々見ていただくというのが大きいことと思います。いろんな検査項目で正常値が設定されていますが、その正常値の中でも微妙な動きがあって、そこから身体の変化に気づくこともあります。相性のよい医療機関を定めていただいて、そこで長年つき合っていただいき、いろんなデータを積み重ねて、適切な生活指導のアドバイス等を受けていただく、これがやはり市民の方の健康づくりに繋がると考えております。よろしくお願いします。
(委員)
ただ、健診に行かなければいけないが、来年でいいかとなる方が高齢者になるほど多いと思う。そういう人を捕まえにいかないといけない。逃がしてしまうと受ける人が減ってくる。高齢者を対象にすると捕まえ方が難しい。どうしても億劫になって健(検)診やめておこうという人が相当数いると思う。
啓発の仕方になるのか、そういう方に対して意識づけするためにどうするべきか。
(事務局)
そのためにもかかりつけ医を持っていただくのが大事だと考えております。私自身も内科、歯科のかかりつけ医を持っておりますが、かかりつけ医から定期チェックの案内ハガキをいただくと、やはり行かないといけないなと思い行きます。自分の体のことを心配していただけるかかりつけ医から声をかけていただくというような道筋を作っていけば、億劫だけどやっぱり受けないといけないということで、来ていただける方が増えるのではないかということを我々期待しております。
(委員)
例えば、今回のコロナのワクチン接種を個別と集団で実施していますが、開業医の先生方に非常に協力していただきました。
かなりの方が個別で接種されている。ということは、かかりつけ医を持っておられる方がかなりおられるということとなります。集団接種の方が少し、空いたりしたときもありました。個別でかかりつけの先生のところでワクチン接種を受けられた方が全体の8割。是非ともこれからもかかりつけ医を利用していただけたらと思います。
(委員)
摂津市は個別健診がまだできていない。もちろん精度管理の問題もあって、協力を得るのが難しい。高槻は、医師会、歯科医師会、薬剤師会のご協力もあって、かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局がかなり進んでいる。大阪府内でもそういう点ですごく、誇れる市だと思う。今のお考えは大事だと思います。
(会長)
シニアクラブで啓発をお願いしたいと思います。
その他はございませんか。
(委員)
1点、私共で作成している健康カレンダーですが、大変好評で、市内全戸配布しています。自治会を通してやっておりましたが、自治会を形成されてないところが多く、なかなか加入率が低い。そういった点で今回、市の広報と一緒にやらせていただきました。市民から非常に好評な理由といたしまして、開業医の先生方の専門科目、どういう健(検)診をやっているか、診療科目が何か、電話番号等全部書いてあります。薬剤師会も歯科医師会もありますし、非常に有効です。ぜひ使っていただければと思います。
(会長)
本日、各委員からいただきましたご意見の処理については、会長の私にご一任いただいてもよろしいでしょうか。
(各委員)
<異議なし>
(会長)
それでは、事務局と調整しながら、必要な対応をさせていただきます。それでは事務局に進行をお返しします。
(事務局)
ありがとうございました。次回の審議会の開催日時等についてですが現時点では未定です。
開催が決定しましたら改めてご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。
本日は、貴重なご意見、ありがとうございました。
それでは、これをもちまして、令和3年度第1回高槻市保健医療審議会を閉会いたします。委員の皆様、ありがとうございました。
以上