会議の名称
令和元年度高槻市防災会議
会議の開催状況
日時:令和2年1月30日(木曜日) 午前10時00分から11時00分
場所:高槻市役所本館2階 全員協議会室
出席委員:委員38名中(会長を除く)出席委員30名、委員以外の出席4名、欠席4名
傍聴者数:6名
議題
1 案件
(1)高槻市地域防災計画の修正スケジュールについて
2 報告事項
(1)高槻市国土強靱化地域計画(案)の策定について
(2)高槻市業務継続計画(BCP)の修正等の中間報告について
(3)令和元年度訓練結果および令和2年度訓練計画案について
(4)令和元年度の災害状況について
(5)その他
主な会議内容
開会
- 高槻市防災会議会長 濱田市長からあいさつ
- 各委員等の自己紹介
案件
(1)高槻市地域防災計画の修正スケジュールについて
以下のとおり事務局から説明を行い、各委員に意見を求めた。
次回の修正の主なポイント
- 国の防災基本計画の修正(平成30年6月)等:法改正に伴う新たな制度の創設等
- 大阪府地域防災計画の修正(平成31年1月・令和元年11月):市町村の災害対応体制の強化等
- 本市における取組等:大阪府北部地震における対応の実績・教訓等
修正スケジュール
- 令和元年度:高槻市業務継続計画(BCP)の修正、高槻市受援計画の策定、各対策部マニュアルの修正等
- 令和2年度:高槻市地域防災計画の修正
質疑応答
意見・質問等は特になし。
審議結果
案件について承認された。
報告事項
報告事項1 高槻市国土強靱化地域計画(案)の策定について
以下のとおり事務局から報告を行った。
計画策定の目的
平成30年の大阪府北部地震等の災害の教訓を踏まえ、大規模自然災害が発生しても「致命的な被害を負わない強さ」と「速やかに回復するしなやかさ」をもった「強靱な地域」をつくりあげる施策を推進していくことを目的に策定する。
計画期間
令和元年度から令和6年度までの6年間
基本目標
- 人命の保護が最大限図られること
- 市及び社会の重要な機能が致命的な障害を受けずに維持されること
- 市民の財産及び公共施設に係る被害の最小化
- 迅速な復旧復興
基本的な方針
- 的確な維持管理と施設の強靱化
- ハード面・ソフト面を組み合わせた適切な対策の実施
- 市民等の連携や主体的な参画
- 効率的・効果的な施策推進
主な取組
- 民間住宅・建築物の耐震化及びブロック塀等撤去の促進など
- 治水対策及び豪雨時の冠水対策など
- 災害時の情報収集・共有など
- 業務継続計画及び受援計画の運用など
パブリックコメントの実施結果
- 実施期間 令和元年12月20日(金曜日)から令和2年1月20日(月曜日)
- 実施結果 意見なし
高槻市防災会議各機関のご意見
3機関から4件のご意見をいただき、うち1件の意見に関して計画案の修正を行った。
質疑応答
質問等は特になし。
報告事項2 高槻市業務継続計画(BCP)の修正等の中間報告について
以下のとおり事務局から報告を行った。
大阪府北部地震での課題
- 大規模災害時を想定したBCPであったため、今回の地震のような中規模災害を想定していなかった
- 計画していた非常時優先業務以外の業務を実施する必要があった
- 応援職員の受入体制の整備(人、施設、物)が整理されていなかった
BCPの修正の主な内容
- 大規模災害時に加え、大阪府北部地震程度の中規模災害時の2パターンで検討
- 災害発生後、迅速な応援要請を行うため、業務継続に係る不足人数を、非常時優先業務毎に時間区分単位で算出し、どの時点でどの程度不足するかを算出
受援計画の策定の主な内容
- 他市等からの応援を受ける受援可能業務の抽出
- 人、施設、物などの受援体制などを整理
- 応援要請の手順・様式を整理
質疑応答
質問等は特になし。
報告事項3 令和元年度訓練結果及び令和2年度訓練計画案について
以下のとおり事務局から報告を行った。
令和元年度訓練結果について
ア 高槻市地域防災総合訓練
- 主催 高槻市防災会議
- 日時 令和元年8月10日(土曜日) 午前9時30分から11時30分
- 場所 堤運動広場及び芥川河川防災ステーション
- 概要 風水害・土砂災害を想定した各種訓練を実施
- 参加者 29機関約700名
イ 高槻市市民避難訓練
- 主催 高槻市
- 共催 高槻市コミュニティ市民会議
- 日時 令和元年11月24日(日曜日) 午前10時から12時
- 場所 高槻市南西地域の避難所15施設
- 概要 避難所開設等の訓練と地域住民が考案した訓練を併せて実施
- 参加者 約1,800名
令和2年度訓練計画案について
ア 災害図上訓練
- 主催 高槻市
- 日時 令和2年度(予定)
- 場所 高槻市総合センター6階他
- 概要 地震災害を想定した災害対応活動を実施
イ 高槻市市民避難訓練
- 主催 高槻市
- 共催 高槻市コミュニティ市民会議
- 日時 令和2年11月(予定)
- 場所 高槻市北東地域の避難所
- 概要 避難所開設等の訓練と地域住民が考案した訓練を併せて実施
質疑応答
質問等は特になし。
報告事項4 令和元年度の災害状況について
以下のとおり事務局から報告を行った。
令和元年度の災害状況について
気象警報の発表に伴い警戒体制を1回設置したほか、災害対策本部を3回設置し対応に当たった。主な対応は以下のとおり。
ア 大雨
- 発生日 7月3日から7月4日
- 配備体制 災害対策本部(第1次防災体制)
- 避難情報の発令 避難準備・高齢者等避難開始(【土砂災害】北部山間地域)
- 避難所開設数 4箇所
- ピーク時避難者数 27名
- 主な被害 なし
イ 大雨警報(台風第10号)
- 発生日 8月15日から8月16日
- 配備体制 災害対策本部(第1次防災体制)
- 避難情報の発令 避難準備・高齢者等避難開始(【土砂災害】北部山間地域)
- 避難所開設 4箇所
- ピーク時避難者数 29名
- 主な被害 倒木2件、土砂崩れ1件
ウ 暴風警報(台風第19号)
- 発生日 10月12日
- 配備体制 災害対策本部(第1次防災体制)
- 避難情報の発令 なし
- 避難所開設 31箇所
- ピーク時避難者数 75名
- 主な被害 倒木2件、軽症者1名
質疑応答
質問等は特になし。
その他
(委員)
高槻市においては、一昨年、地震の震源地になった。また、その後の豪雨災害、台風被害等を踏まえて、かなりの多くの取組をされているということがうかがえる。
令和2年度の地域防災計画の修正に向けて、BCP修正、受援計画策定、その他各部局でのマニュアルの修正等の数多くの対策の充実を図られていることは、非常にいいことだと思う。
ただ、同時に、市民の方々の立場にも立っていただきたいと思う。これは、各市役所、町役場においてお願いしていることだが、一昨年の地震以降、市民の方々の防災に対する注目というのは確実に高まっていると感じられる。自分たちの生活が一体どうなるのか、普段はどんなことをしてくれているのかというような視点を持って、特に、地域防災計画については、努力目標に終わらずに、色々答えにくいことはあるかと思うが、できるだけ具体的に、わかりやすい記述をお願いしているところである。当然、そういったことは今現在考えていると思うが、今、多くの取組をされている中で、こういうことをポイントに置いていただけたらというお願いである。
(事務局)
委員のご意見をいただきながら、各施策等に取り組んでいきたい。
(議長)
大阪府のご支援もしっかりとお願いしたい。
閉会
配布資料
- 会議次第、委員名簿、配席図
- 資料1 高槻市地域防災計画の修正スケジュールについて
- 資料2-1 高槻市国土強靱化地域計画(案) 概要版
- 資料2-2 高槻市国土強靱化地域計画(案)
- 資料2-3 高槻市国土強靱化地域計画(素案)に対するパブリックコメントの実施結果について
- 資料2-4 高槻市国土強靱化地域計画(素案)に係る高槻市防災会議各機関のご意見
- 資料3 高槻市業務継続計画(BCP)修正および高槻市受援計画策定について
- 資料4-1 令和元年度訓練結果について
- 資料4-2 令和2年度訓練計画案について
- 資料5 令和元年度の災害状況について