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令和3年度第1回高槻市水道事業審議会

ページID:032450 更新日:2023年9月19日更新 印刷ページ表示
会議の名称 令和3年度第1回高槻市水道事業審議会
会議の開催日時 令和3年12月20日(月曜日) 午前10時00分から午前11時30分
会議の開催場所 水道部北側庁舎2階会議室
事務局 水道部総務企画課
傍聴者数 0人
出席委員 10人
会議の議題 水道事業の経営や計画について
配付資料

水道事業審議会委員名簿 (PDF:44KB)

(資料1-1)高槻市水道事業経営効率化計画(平成28年度から令和2年度)主な事業計画の計画と実績 (PDF:89KB)

(資料1-2)高槻市水道事業経営効率化計画(平成28年度から令和2年度)数値目標と達成状況 (PDF:123KB)

(資料1-3)高槻市水道事業経営効率化計画(平成28年度から令和2年度)財政関連指標の推移 (PDF:64KB)

(資料2)高槻市水道事業基本計画実施計画(令和3年度から令和7年度) (PDF:1.55MB)

審議内容

<管理者>

【開催挨拶】

 

<事務局>

【委員及び事務局の紹介】

【会長及び副会長の選出】

「高槻市水道事業審議会規則第2条」に基づき、委員の中から互選により、

会長・副会長を選出

 

<会長>

【審議会の成立と傍聴者の確認】

 

<事務局>

本日、傍聴希望者はおりません。

 

<会長>

審議事項の(1)審議会の進め方等につきまして、事務局より説明願います。

 

<事務局>

【審議会の進め方等について説明】

 

<会長>

今の説明の中で、ご質問等はありますでしょうか。

 

<各委員>

(なし)

 

<会長>

審議事項(2)高槻市水道事業経営効率化計画(平成28年度から令和2年度)について、事務局より説明願います。

 

<事務局>

【資料1-1から資料1-3について説明】

 

<会長>

まず、資料1-1につきまして何かご質問・ご意見がございましたらお願いします。

 

<委員>

最初のご挨拶の中で和歌山市の水管橋の崩落に衝撃を受けましたが、特に(和歌山市の)水管橋が落ちたのは平時ですよね。

今回高槻市でも水管橋を再点検されたのは通常点検ということでしょうけれども、震度5前後の強い地震が来た場合、耐えうるのでしょうか。高槻市内にも沢山の水管橋がかかっているとのことですので、大地震で折れたりひびが入ったりした場合、給水に支障をきたさないのでしょうか。

全体のバランスとして、水管橋だけでなく管路の耐震化も進めておられるかと思いますが、水管橋についてはどうされているのかお尋ねしたいです。

 

<会長>

非常に関心のあることだと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

<事務局>

水管橋につきましては、定期的な点検を行っております。

橋の種類として、鋼管と鋳鉄管がございまして、鋳鉄管の場合は鋳鉄管単体での水管橋がほとんどで、かなりの数を占めております。

橋の構造になっているのは鋼管です。それにつきましては、定期的な点検を繰り返し行っております。

老朽化の診断も行っており、その診断によって、点検のスパンも決めております。健全である橋は5年に1回、今後も点検が必要になる橋は2年1回など、それぞれ老朽度具合を確認したうえで、点検のスパンを決めています。

ご心配されている震度5以上のような地震がきた場合、高槻市の場合は、前回の大阪府北部地震の時もそうでしたが、市の水道管につきましては、ほぼ配管本管の被害を受けることはなかったので、今の段階ではその心配はされなくて大丈夫だと思います。

 

<会長>

和歌山市の水管橋の落橋というのは全国的に有名になって、各水道局は大丈夫かと注目が集まっていると思います。

高槻市の場合は、大阪府北部地震(震度6弱)も経験していますので、先程委員からご指摘の震度5に対してもクリアできる状況にあるということでよろしいでしょうか。

 

<委員>

和歌山市の水管橋の話で気になることが2点あります。

1点目は、(和歌山市では)目視点検で大丈夫だったとのことですが、新聞記述を見ると、吊り材の4か所の腐食が問題とされており、これらは見にくい箇所という指摘をされている箇所でした。それについて、高槻市ではどういう点検をされて大丈夫と判断されたということですか。

和歌山市については送水ルートの複線化について考えていくとのことですが、高槻市はどうされていますか。

もう1点は、都道府県の耐用年数を超えた水道管の割合、大阪府は31.7%と書いてありますが、高槻市は31.7%に対していくらでしたか。

昨年度計画を立てるに当たり、いろんな指標が出てきたと思います。財政的な部分を考えて、耐用年数は高槻方式で変えていこうということでしたが、この辺の再度の見直しを考えておられますか。

 

<会長>

3点に亘っておられますので、それぞれお答えになられる方を整理いただければと思います。

1点目は、目視点検を高槻市は具体的にどのようにやっているのかということ。

2点目は、和歌山市の水道ビジョンでも水管橋の複線化をすべきと提案されているが、現実にはできていなかった。高槻市においても、複線化について議論されているのかということ。

3点目は、耐用年数。大阪府で31.7%となっているが、高槻市ではいくらであるかということ。

事務局の方で整理されて答える方を指名していただければと思います。

 

<事務局>

点検方法については、基本的にはおっしゃっているように目視点検が中心になっています。

高槻市の水管橋は、和歌山市のような大きな橋はございません。高槻市では芥川にかかっている橋が一番大きなものです。目視点検でも目が届く範囲の高さの水管橋ですが、点検する中で点検しにくい場所については、カメラのズームを使って確認しています。

次に、送水ルートの複線化の話ですが、基本計画においても送水管ルートの二重化にも取り組んでいるところです。なお、一部の送水ルートに水管橋がございます。

特に芥川を渡っている大阪広域水道企業団から清水受水場への送水ルートに水管橋がございまして、清水受水場への送水ルートとしては今のところ1つしかない状態になっています。しかし、この清水受水場に行く送水ルートには、通常運用している送水ルートの他にもう1つ配水管を経由して清水受水場に行くルートがございます。この配水管ルートにつきましては、非常時に即時使えるようにするには若干の改良が必要であると考えており、課題であると認識を持って今後対応していきたいと考えています。また、他の送水ルートには、橋構造の水管橋はございません。

次に耐用年数を超えた管路延長の割合については、基本計画の38ページをご覧ください。その中に、「管路経年化率」という表がございます。令和元年度の数字つきましては、15.32%となっておりまして、令和2年度につきましては、16.1%というところになっています。府内でもかなり少ない方になっているという認識を持っております。

 

<委員>

新しい計画で見直した、耐用年数を延ばそうという点についてはどうお考えでしょうか。

 

<事務局>

現在のところ、計画のままでございます。

 

<会長>

只今の委員のお話は、高槻市民もかなり関心がありますので、事務局の言われたことをまとめて広報で高槻市の現状について言われた方が良いのではないかと思います。

和歌山市の水管橋の崩落事故はインパクトがありましたので、(ご対応)よろしくお願いいたします。

 

<委員>

追加でよろしいでしょうか。

根本的に、大阪広域水道企業団から引いてくる水道のライフラインは淀川を渡ってくるわけですね。これが2本になるとのこと。方向としてはそちらからだけなので、果たして複数からと言えるのでしょうか。本来危機管理・安全確保という意味では、淀川を渡らない系統で別のルートを引く方が良いのではないかと私は思いますが、そういったことは検討されていないのでしょうか。

 

<事務局>

今のご質問につきましては、大阪広域水道企業団の管路の内容ということで、直接我々が管理している管路ではございませんので、「こうです」という説明はできかねますが、現在大阪広域水道企業団の管路としては、枚方の水管橋と大阪市の庭窪浄水場(鳥飼のところ)の2本のルートで北部地域に送っているところになります。

大阪広域水道企業団の浄水場は淀川の南側にあり、取水地点もほぼ南側、全てが南側から渡ってくるというルートになっています。

先日の和歌山市の事故を受けまして、直後に、大阪広域水道企業団北部事業所に危機管理体制について問い合わせました。その回答としまして、高槻市については通常枚方から渡ってくる水管橋1本ということになっていますが、何かあった場合の対応としては、庭窪からのルート(千里・箕面を経由)での対応を考えているとの回答を受けました。瞬時に切り替えることはできないとは思いますが、和歌山市ほど長引くことなくできるだけ早い形で受水復旧することが可能であると思います。

 

<委員>

切り替えの所要時間はどのくらいで想定されていますか。

 

<事務局>

具体的な所要時間は聞いていませんが、和歌山市のように長期間に渡り断水することはない、との回答をいただいています。

 

<委員>

ご存じのように東京電力の福島原発事故と同じで、実施の訓練をしていないのですよね。(水道部でも)一度想定して、実際に訓練をしてほしいと思います。(大阪広域水道企業団に)要望しないといけないです。東京電力では実際原子炉の窓を開けて抜くなどはしておらず、諸外国ではやっているようです。実際にやってみることは大事なことで、理論的にはできても実際にそうなった場合にはできるのですか、やってみてください、と、市民の立場としては言いたいのですが、いかかでしょうか。

 

<事務局>

この件に関しても大阪広域水道企業団の話になるので、私が「こうです」というお話はできませんが、枚方から千里の方に流れていくのを逆から水を流す中で何に一番時間がかかるかというと、水質の確保に時間がかかります。まず水が逆方向に流れることで水が濁ってしまいます。この前の地震でもそうでしたが、復旧作業よりも皆さんに飲んでもらえる水質を確保するまでに時間を要します。実際に訓練をするには、水道を止めないと現実的には不可能です。大阪広域水道企業団としても、「机上の話の前提のもと、このような対応をとると考えています」というところです。

 

<委員>

物理的にできるということは保証されているわけですよね。

 

<事務局>

大阪広域水道企業団に確認しています。

 

<会長>

今の委員の発言は、水に対する危機感の認識が高まってきているので、(市民からも)そういう要望がありうるということです。

東日本大震災を受けて、岩手県遠野市の市長が1回2・3億円かけて防災訓練を2回くらい行いました。実際に行うのは大変かもしれませんが、現実的にはすごく役に立ったといいますか、かなり危機感のレベルが高く、万が一の時にはどうなるのか現実味が帯びています。

机上の空論は理解できるけれども、市民のために少しはそういった(現実味が帯びるような)部分も視野に入れられたら(市民のみなさんも)少し考え直されるのではないでしょうか。

 

<委員>

資料1-2、有効率が平成28年度から令和元年度までは下がっているが令和2年度に上がっているのには理由はあるのでしょうか。

2番目に記載のある老朽管の解消について100%の解消はいつごろになりますか。

この2点についてお願いします。

 

<事務局>

まず有効率については、原因追及は難しいくらいかなり高いレベルとなっています。若干漏水も影響していると考えられます。特に高槻市の場合は、本管の漏水よりも給水管の漏水がほとんどで、常に漏水調査の検討を重ねており、漏水の可能性が高い地域を重点に漏水調査を回った結果、高水準の有効率を維持し続けてきたところです。的確な回答ではないかもしれませんが、有効率が下がって上がったことについては、対策を常に行っているレベルの上下です。

市内の漏水調査に力を入れており、どんどん漏水を潰していっている状況で、道路上で漏水が出ていなくても、音調(地下漏水を耳で確認)を行い、細かい漏水を潰しています。大きな漏水があるということはございません。

 

<委員>

有効率が下がり傾向なのが上向いたのは何か具体に対策されたからですか。

 

<事務局>

実際に有効率というのは、正確にその年度に反映されない時もあります。我々がつかめる情報として、配水量は配水時点で量が確定しますが、実際に使用された量は検針時に確定するので、ずれが生じます。そのずれが年度毎に影響するので、実際に変動自身が的確な変動内容を示すのが難しい状況です。

配水系統毎で夜間の一番配水量が減る時間帯で配水量を監視しており、その配水量に変動があれば漏水が疑われますので、その地域を中心に漏水調査をするなど絞り込みをしながら漏水調査をしているところです。

平成28年度から令和2年度の間で、特に対策をしたから有効率が上がったのではなく、たまたま上がったものであり、下がったものについても、たまたま下がったものになります。

次にCIPの解消についてです。道路改良する際には配水管入れ替え箇所と重複するところが何か所かあります。あとは市の事業やその他の事業と重複するところがあり、その際は事業全体の中で水道部も入っていく形で進めさせていただいています。何か所か今年のうちに解消する箇所もありますし、数年のうちに事業が進むものもございます。概ね3年くらいで大半の大きな箇所は解消されると見込んでいます。

 

<委員>

水管橋そのものが600か所もあり、市民の皆さんも心配されると思います。水管橋というと和歌山市のようなものを思い浮かべられると思いますが、水路の上にかかっている小さなものも水管橋と言うので、本来重要度の高いものについての対応と、通常管理での対応とを整理し、市民に説明できるような体制をお願いしたいと思います。

 

<会長>

審議事項(3)高槻市水道事業基本計画実施計画(令和3年度から令和7年度)について、事務局より説明願います。

 

<事務局>

【資料2について説明】

 

<会長>

事務局からは実施計画についてのフレームワークのご説明がございました。

少し補足させていただきますと、令和3年度の実績欄には、今の12月時点での実績や見込みが記載されていますが、進捗管理のイメージを理解しやすいように暫定的に示しているものですので、本日は、一つひとつの個票や取組についての議論よりも、進捗管理を進めるために、このような個票を用いて進めていきたいということで、こういうフレームワークでよろしいでしょうかということをご議論いただければと思います。

このような実施計画のフレームワークは高槻市独自ではなく他事業体でもございます。年数を重ねるに従って、実績値に数値の中身が入り、その実績値について個々に議論するのは令和4年度以降になりますので、今日はフレームワークだけご議論いただきたいので、お願いいたします。

 

<委員>

ゼロカーボン社会を目指すということの取組で、色々と行政関係で取り組んでいるかと思いますが、それについてはここで取り上げられないのですか。

 

<事務局>

ゼロカーボン、環境に関する取組ということでございますが、実施計画の中で申し上げますと16ページをご覧いただけますでしょうか。

持続2-4、地域社会貢献への取組ということで、中ほどの「省エネルギーに向けた取組推進」の項目がございます。この中で計画としまして「配水量1立方メートルあたりのCO2排出量削減」ということを計画に記載させていただきまして、これに沿っての取組を進めてまいりたいと考えています。

 

<会長>

只今の委員のご質問の概要は社会的にも注目されており、特にCOP26以降テレビで毎日ゼロカーボンと言われておりますので、実際16ページで少し触れられているけれども、深堀りしてはどうかというような意見かと思います。

前回の基本計画を作る時に、新型コロナウイルスのことも踏まえた方が良いと委員からも言われましたし、このフレームワーク全体は問題ないですけれども、市民の方だけでなく全世界的に注目されていることなので、余力があれば、フレームワークは変えずに補強版のような感じで、例えば「ゼロカーボンに対しては高槻市の水道事業はこういう風に取り組んでいる」という議論を事務局でされてみてはどうでしょうか。

委員が言われました、水道部全員がもし新型コロナウイルスにかかってしまった場合、水の供給が出来なくなってしまうので、そういった対策はどうしているのかということがありました。基本計画のフレームワークプラスアルファという形の留意事項として、今の社会にどう対応しているのかということも必要だと思いますが、委員よろしいでしょうか。

 

<委員>

結構です。

 

<委員>

実施計画のフレームワークについてはこれで結構かと思いますが、例えば18ページの持続3-2業務の更なる効率化の推進ということで、計画が令和7年度まで全部「調査・研究」や「契約方法の検討」など数字に出せないような計画について、どういう形で実施したというのを出していくのか、ずっと「調査・検討しました」と表すのでは、どこまで計画が実施されたのか分かりにくいのではないかと思います。

 

<会長>

その辺り、委員、専門とされているので何かお願いします。

委員がご指摘のありました18ページのように「調査・研究」だけでは何もやっていないようなイメージがありますけれども。

 

<委員>

行政評価に繋がってくる話になりますけれども、昔から言われている根本的な問題で、客観的に評価できないものに関しては担当者の主観でもって評価するわけです。そうすると自分のやっている事業に対しては思い入れがあるので、多少バイアスがかかってしまう危険性があるというのが昔からよく指摘されています。そのため、ある程度第三者評価みたいなものをしていく必要性がある、そういう仕組みを取り入れていかなければならないという話になると思っています。今回我々がやっているこの審議会の位置付けが良くわかりませんが、そこが多少チェックしてその役割を果たしていく話だと思っています。

実施計画のフォーマット自体はどこでもやられていることなので、概ね問題ないかと思います。

ただ、前述の行政評価や執行管理の根本的な問題となる部分で、ここで根本的な解決策を見出していくのは難しいですけれども、外部からのチェックをしていく形にしていくのが重要だと考えています。

 

<会長>

今、委員が言われたのは「調査・研究」がずっと続くのは芸がないのではないかということで、例えば調査・研究するための検討会を年1回なり2回なり開いてチェックのしようがないものを計画に入れると実績も分かりにくいということで、もう少し「調査・研究」という言葉以外にも工夫が必要になるのではと思いますが。

 

<委員>

周知についても住民に対して「何回行った」というのが数値として出てくるのですよね。今までも恐らくされているかと思います。数値目標を住民にいろんな情報提供をするということで、「年5回勉強会を地元にやります、それが今回は4回しかできませんでした」というような数値の部分、他に数値化できるのが、予算が伴いますから、その予算によって「10年間でこのくらいの管路を整備します」と書いています。そのうち5年分についてどれだけ進むかというのをこれから年度毎に出てくるのではないかと思います。

今は資金に関するものが全然ないですが、その辺は実施計画と合わせた予算編成をされるので、それが決算書等の数値で出てきます。数値として把握できる部分が次回以降から出ると思っているので、できるところはできるだけ数値で出していただき、分かりやすい形にしていただけるとありがたいです。

 

<事務局>

まず、計画のところが「調査・研究」のような表記になっている点につきましては、実施計画を策定する中でも課題であると思いながら策定作業をしてきたところです。現時点の整理としまして、数値で計画を定めている箇所は基本計画のKPI(重要業績評価指標)として定めているものにつきましては、毎年数値でもって目標を段階的にお示しさせていただいています。KPI以外の事業につきましては、大半が該当しますが、具体的な行動指標をもって記載させていただいております。現時点で具体的な内容がわからないものにつきましては「調査・研究」というような表記が5年間続いています。ただ、そこで終わりというのではなく、今後毎年随時実施計画の見直しをしていこうと思っておりますので、その中で具体的に内容が定まってきたものにつきましては、記載を改訂させていただいて、より具体的なものにしていきたいと思っておるところでございます。また、来年度以降に実績をお示しさせていただきますけれども、その時には冒頭に申し上げましたように決算数値など経営状況に関する内容についてもお示しし、今後料金改定等を見据えていることもありますので、その辺りに関してもご意見をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

<委員>

もし間違っていたら申し訳ないですけれども、市長部局で事務事業評価のようなものを別にされているのではないかと思います。そちらではもっと総合的な視点からアウトプット・アウトカムということころも含めて色んな指標を作って予算関係の数値も入れて評価されているのではないかと思います。これはあくまで進行管理なので、進行管理に目的を置いて作られたものだから、こういったものになっているのではないかと思います。その理解で間違いないですよね、どうでしょうか。

 

<事務局>

おっしゃっていただいているとおりです。

 

<委員>

今の委員が言われたように、進行管理だと思いますので、どういった形で進行したのかという出し方をしていかないと、我々審議会の委員は説明を受けているので分かるかもしれませんが、他に見た人が分かるような形で出していってもらいたいということを質問したつもりでした。

 

<会長>

委員が言われましたように、性格としては進行管理ですが、ぶっきらぼうに「調査・研究」というだけでは芸がないのではないかということで、行政の立場もありますが、もう少し具体的な記入がないと進行管理そのものも的確な評価がしにくくなるのではないかと。少し工夫していただいた方が良いのではないかという受け止めでよろしいでしょうか。

 

<委員>

(「調査・研究」という計画に対して)実績を書くときに、実績については具体的な記入が要るのかな、ということです。

 

<委員>

フレームワークというお話だったので、そのことについては委員等が言われましたので、それで良いかと思います。

違った視点を述べさせていただきたいのですが、水道事業は非常に重要インフラになると思います。今一番世の中で騒がれているのは、環境関係とサイバーセキュリティ、そういう問題が2点あると思います。

まず、サイバーの攻撃があるかどうかでななくて、サイバーセキュリティ的なものを考慮した考えが今回の計画の中には見受けられなかったので、その辺りについてはどうなのかというころが1点。

それと、重要インフラとして何かが突然起こった場合、どういう風に復旧し、対応するのか。一番重要になってくるのが組織の力・各個人の能力だと思っています。「組織体制の強化」のところに、「水道技術の資格取得」とか「研修」が書かれていますが、もっと何かが起こった場合、一体どういう風にするのですか。水道部としてこれこそが予行演習として実行可能かなと思っています。自身の場合、仮に「ポンプが止まった。そうしたら、どのようにして復旧するのか」というエマージェンシーに対応する場合「こういうことをやります、その場合このような訓練をやっています」ということを、人材・組織の強化の観点については、そういう目で見ていただけたらと思っています。

 

<委員>

途中で申し訳ないですが、先程の話で関連する質問があります。

この実施計画で「業務の更なる効率化に向けた調査・研究」というところで話がありましたが、これは1つになっていることがおかしいと思います。

業務の内容をもう少し大きく分けて、業務毎にやっていかないと、あまりにも一括でやりすぎていて、事務的なことなのか現場のことなのか、何の業務の更なる効率化なのかを分けて対応されたらもう少しわかりやすくなるかと思います。

 

<会長>

業務一般ではなく、もう少し分けていただきたい、ということですね。

委員が言われたことについて、また事務局でご検討いただければと思います。

そして違った視点で、委員の方からは、もう少し根本的と言いますか、今の時期において重要な課題としてサイバーセキュリティ、もっと言えばテロ、そういう問題になったときに、その時に慌てるのではなく、例えばKPIで指標化にはならないけれども、特別な状態にも常に対応できるような組織を作っておくのが今の時代ではないかということです。万が一の状態が毎日起こっているような時代に、水道事業としてはどうあるべきなのかということも、フレームワークには入らないかもしれないが必要なのではないかというご意見でした。いかがでしょうか。

 

<事務局>

私ども水道事業体として、重要なインフラであると十分自覚しています。いかにどういう状態になろうとも安定給水を続けることが私どもの使命と感じています。様々な事象が生じますけれども、どれだけ多くのことが想定できるのか、想定外と言わないために、どれだけ想定するか、それは日々の意識の問題であると思いますし、当然訓練も必要になってくると思います。どんなことが起きるという想定のもとできちんと安定給水をこれからも続けていくために水道部全体で取り組んでまいりたいと考えていますので、様々なご意見を賜りたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

<委員>

委員のご発言にも関わってきますが、危機管理を考えたときに、ここは特殊性が1つありまして、高槻市の水道は、ここだけがやっているのではなく、先に出た大阪広域水道企業団に依存している部分も多々あります。

サイバーセキュリティについて、高槻市だけでいくら考えていても、大阪広域水道企業団の方が考えていないと何にもならないわけです。その働きかけも含めて、常に連携を取られてやっていただきたいと思います。2つ合わせて高槻市の水道行政だと思いますので。

どうしても行政は自分の管轄区域の中のことだけ100%やろうという視野になりがちなところがありますが、そこから脱していただいて、常に大阪広域水道企業団はしっかりやっているのかチェックするくらいの感覚で注意を向けて連携していただき、高槻市の水道行政の危機管理を考えていただけると良いかなと思います。こちらだけがいくら考えていても何も意味がないので。

 

<副会長>

私は府の水道部におりました。その時、毎年1・2回危機管理対応ということで、地震が起きた場合、送水管のどこが破損した場合、どう対応するかなど、関係市と連携を取りつつ対応するという訓練を一定していたと思います。今も当然なされているかと思います。北部地域・東部地域・南部地域など地域毎に対応が変わりますので、常に地域エリアでどう対応していくかが大事になってきます。当然、市町村の皆さんと連携を取りつつ、先程の送水管デスク上でのシミュレーションもしていたと思います。それを市の方からも検討してほしいと大阪府や大阪広域水道企業団に要望されてはと思います。

 

<委員>

もう終盤だと思いますので、本件とは関係ないですが、気になっている数字が1つございます。

先程の資料1-3に戻っていただき、給水人口のところです。平成28年度からずっと右下がりになっています。ところが、2020年の国勢調査によりますと、352,698人で、2016年から869人増えているというわけで、この給水人口は本当に合っているのかと思ってしまいます。

濱田市長は高槻市に人口をできるだけ引っ張り込もうという施策を講じることになってきますので、私ども市民としては、水道料金がどうなのか、そのベースとなる給水人口はどうなのか、正しい数字を書いていただきたいと思っています。

検討いただきますようお願いいたします。

 

<会長>

給水人口自体は正しい数値だと思いますが、国勢調査の人口は確かに増えています。間違いといっているわけではなく、チェックだけはしておいて、なぜこうなっているのかを見ていただければと思います。

それでは、先程の委員のご意見もございますが、今回のフレームワークはこのように進めていただきたいと思います。このフレームワークの背景は新しい水道ビジョンに基づいて、持続や強靭というような要素を反映して作られていますが、この新水道ビジョン以降に起こった現象として、新型コロナウイルスもありますし、ゼロカーボンの問題もありますし、サイバーセキュリティの話もあります。そういう問題は新水道ビジョンの際にあまり議論されていません。ですので、この中に無理矢理入れるのはまだ難しい面があるかと思いますが、補足事項のような形で前述の事柄に対して少しずつ準備をしていくことが将来の水道行政にとって重要な役割を果たしてくるのではないかと思いますので、このフレームワーク以外の検討も少ししていただければと思います。

委員、重要なご指摘をいただきましたので、検討するという方向でいきたいと思います。

 

<委員>

それで結構でございます。

 

<会長>

審議事項(4)その他ということですが、事務局から何か報告事項等はありますか。

 

<事務局>

【次回審議会の日程についての報告】

 

<会長>

【閉会宣言】

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