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高槻市自殺対策連絡協議会会議録(平成30年11月14日)

ページID:002968 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

1.会議の名称

平成30年度第2回高槻市自殺対策連絡協議会

2.会議の開催状況

日時:平成30年11月14日(水曜日)14時から15時まで

場所:高槻市役所本館3階 第2委員会室

公開の可否:可

事務局(担当課):健康福祉部保健所 保健予防課

傍聴者数:1名

出席委員:大西会長、稲田副会長、池原委員、小澤委員、恩田委員、小畑委員、清水委員、鈴木委員、鳥山委員、原委員、東口委員、松村委員、吉井委員

以上、13名

3.議題

議題1 「高槻市自殺対策計画」(素案)について

議題2 その他

4.配布資料

  • 平成30年度 第2回高槻市自殺対策連絡協議会 次第
  • 高槻市自殺対策連絡協議会 委員一覧及び配席図
  • 資料 「高槻市自殺対策計画」(素案)

5.審議等の内容

事務局:

定刻となりましたので、ただ今から平成30年度第2回高槻市自殺対策連絡協議会を開催したします。

委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。

只今、ご出席いただいております委員の方は、17名中13名でございます。高槻市自殺対策連絡協議会規則第3条第2項の規定に基づき、出席委員数が過半数を超えておりますので、本会議は成立しておりますことをご報告申し上げます。

<資料確認>

それでは、以降の進行は大西会長にお任せいたします。会長、よろしくお願いいたします。

会長:

議題に入ります前に、審議会等の会議の公開に関する指針及び高槻市自殺対策連絡協議会の会議の公開に関する要綱に基づき、ただいまから傍聴を許可することといたします。

傍聴希望の方の人数を、事務局からご報告お願いします。

事務局:

ただいまの傍聴希望者数は、1名となっております。

会長:

傍聴希望の方を、お席までご案内してください。

<傍聴者、着席>

会長:

それでは、議事に移らせていただきます。

議題1 「高槻市自殺対策計画」(素案)について、事務局から説明をお願いします。

<前回本会議からの変更点について事務局より説明>

会長:

ありがとうございました。ただいまの事務局からの説明について何かご意見等ございませんでしょうか。

<意見等なし>

会長:

引き続き事務局から説明をお願いします。

<「高槻市自殺対策計画」(素案)第4章、第5章について説明>

会長:

ただ今の報告について、ご意見・ご質問等ございませんでしょう。

委員:

23ページの評価指標について、ゲートキーパー養成研修の受講者数は書かれていますが、ゲートキーパーの方が実際に医療機関につなぐなどの活動ができた人数等を把握しているのでしょうか。ゲートキーパーの数が多くても、実際効果をあげていなければ、人数が何人増えても意味がないのではないでしょうか。

また、30ページの主な具体事業の中で、「老人クラブへの活動支援」がありますが「老人」という言葉に抵抗を示す方がいると思います。「予防」を意識する効果的なネーミングがあれば良いと思いますが、その点についてどうでしょうか。

事務局:

まず1点目につきまして、ゲートキーパー養成研修について、「医療機関につないだ件数」につきましては、現時点では把握しておりません。ゲートキーパーの役割につきましては、医療機関へのつなぎ等を行う人を幅広く養成するということで、関係機関等で働いている人へのつなぎということを期待するものですが、それだけでなく大学生であるとか身近な家族や友達が危険なサインを出しているということに早く気づいていただくという意味合いも含めてゲートキーパー養成研修を受けていただいているところです。

今後、活動の把握につきましてはどういうところで受講したかも含めまして、そういう集計のとり方も今後検討していきたいと考えております。

事務局:

2点目につきましては、委員がおっしゃるように「老人」という言葉に抵抗があるのは事実です。市でも、以前は「老人クラブ連合会」という呼称が使われていたところ、「シニアクラブ連合会」と言う使われ方をしております。適宜こういった名称につきましてもそのときに応じた使い方が必要かと思っております。ただ一方で、法律上、「老人福祉法」と残っているということもございますので、時にはこういった言葉も使わざるを得ないということもございますのでよろしくお願いいたします。

委員:

25ページ、「基本施策4 生きることの促進要因への支援」の主な具体事業の中で、「支援団体へのつなぎ」について、「支援団体や専門相談について情報提供を行い、必要な支援につなぎます。」となっているが、一方、32ページで保健予防課の「こころの健康相談」において、「相談を行っている」との記載があり、実際に相談を行っておられるので、この表現だけ見ると単に情報提供を行ってつなぐだけというふうになってしまいますので、適切に相談対応しているということを記載した方が良いのではないかと思いました。

同じような記載がもう一点。29ページ、「アルコール健康障がいの正しい知識の普及啓発」において、主な具体事業の1点目。「医療や支援機関へのつなぎ」のところで、「治療が必要な方を早期に医療につなぎます。」となっているが、早期に医療につなぐ前に相談対応されていると思いますので、ここでも一言入れている方が、より丁寧に高槻市が取り組まれていることを記載できるのではないかと思いました。

また32ページ、「(2)健康問題を抱える人への支援」について、【取組】「1.精神の健康問題を抱える人への支援」という文言について、「2.身体の健康問題を抱える人への支援」に対応して「精神の健康問題」という文言になっているかと思いますが、あまり聞き慣れない言葉なので、修正が可能であるなら、「精神面」「身体面」などという表現に改めたほうが聞き慣れた言葉になるのではないかと思いました。

会長:

この件に関して、事務局いかがでしょうか。

事務局:

専門的な視点から、ご意見ありがとうございました。

今いただいた指摘につきまして、ぜひ積極的に修正の方向で事務局にて検討したいと思っております。会長と相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

会長:

その他、ご意見等ございませんでしょうか?

<意見等なし>

会長:

各機関の記載内容について、ご説明をお願いしたいと思います。

まず、25ページの社会福祉協議会の取組、「地域の居場所の拡充と活用」について、本日参加いただいている民生委員児童委員協議会から、ご説明いただければと思います。

委員:

高槻市全体で、41地区の民生委員児童委員が活動しており、社会福祉事業としては37地区あります。高齢化に伴い、夫婦のあり方、生きがいが大きく変わってきました。高齢者夫婦の中でお互いがお互いをいじめあっている。怒鳴りあっている。中には怪我人がいる事実も把握しています。そのケースについては、包括支援センターに連絡し、包括からデイサービスに誘って、お風呂に入るときに怪我をしているかどうか見極めてもらって、怪我があればこちらの方にも連絡してもらっている現状です。

また、お子さんが近くにいても、親子関係が希薄で兄弟関係や近所付き合いがない中で、民生委員としては、社協の「支えあい事業」のボランティアと連携しながらその方の声かけ、見守りが大事だと思って行っています。

また、街かど相談、ふれあい喫茶など行っていますが、相談しようと思っても、相談するための場所に移動することで、人から見られているから嫌と言う方もおられ、翌日に電話がかかってきたりします。それに対しては、よく傾聴して見極めて、包括や医療機関、行政につなぐべき内容なのか判断して、必要な機関につなぐことが多いのが現状です。

また、高齢者の一人暮らしで、うつから認知症のような症状に変わってきている人もいます。政府は地域で見守るようにと言っていますが、限界があると感じています。ここ十数年を見ていますと、60代であった夫婦が70代になり、家に居ることでけんかになったり、離婚して妻が出て行ったり、夫がアルコール依存症で治療を受けたりする様子を直に見てきています。今後、地区としてどう取り組んでいけば良いのか話し合っているところです。

その中でも、子育て支援やふれあい喫茶や食事サービス、支え合い事業等の事業をできるだけお年寄りが参加できるように誘っていますが、足腰が弱り、催事場所まで行けない等、参加に踏み切れる方が少ないのではないかと思っています。

4、5年前に社協のCSWが配置された時には、2人であったのが、現在は人数が増えてきたので、そういった方も巻き込んで、一緒に活動してきた経験もあります。その中で、皆が見て見ぬふりをするのではなく、声をかけ、その人の言葉を聴くことが一番大事ではないかと思っています。聴くだけで返答がないと、「話を聴いてもらえなかった」と思われてしまうかもしれませんので、話の最後には、言い切るのでなく、「○○した方が良いのではないですか?もう一度○○に話を聴いてもらった方が良いのではないですか?」などクエスチョンをつけて話をしています。

会長:

ありがとうございます。

最終的には、連携の強化ということになっていくと思います。

続きまして、28ページの「働く世代に対する取組の充実」について、高槻商工会議所から、よろしくお願いします。

委員:

商工会議所では、会員事業所向けに会報を毎月25日に2500部発行しています。そこに、9月の自殺予防週間や3月の自殺対策強化月間の周知記事の掲載や、保健予防課が実施する自殺予防やメンタルヘルスに関する研修であるとか、セミナーを共催あるいは協力等という形で参画し、会員事業所へ周知する等、連携を図っていきたいと思っています。

健幸経営の普及啓発については、2017年度より健幸経営宣言を推進しており、市内の健全な企業の経営と従業員の幸福な生活の実現を目指し、様々な施策を実践しているところです。

そのひとつが、経済産業省主催の健康経営優良法人2019の中小規模法人部門の申請受付をされており、当所では取得を目指すとともに取得を目指す企業への支援を行っていきたいと思っています。

情報発信につきましては、メールマガジンを毎月第2木曜日に配信しています。そこで、健幸経営実践コラムを毎月掲載しています。内容としては、職場で簡単に取り組める健康作りに関する知識等を提供しています。また、健幸経営宣言セミナーを開催することとなり、平成31年1月15日午後2時から商工会議所4階において、特定非営利活動法人健幸経営研究会理事長を招いて、セミナーを開催予定です。対象者は、経営者や人事労務の担当者を予定しています。

今後も、健幸経営宣言事業によりまして、経営者や従業員の自殺の防止につながるような企業の健全性を高める事業に取り組んでまいりたいと思っております。

会長:

ありがとうございます。

続きまして、12ページのコラムの内容や日頃の診療を通じてのご意見をいただきたいと思います。副会長、よろしくお願いします。

副会長:

「うつ病、アルコールと自殺」をテーマにコラムを書かせていただきました。

アルコールに関して言いますと、やはり自殺のリスクを高めるところがあり、健康被害に対するタバコとよく似ていると思います。実際、アルコールを提供する事業所が「アルコールは20歳になってから」という文言だけでコマーシャルを良くされるので、アルコールを摂取される方は非常に増えていると思います。女性のアルコール依存症者の方も増えています。販売に力が入っていて、アルコールは危険だということが書かれていません。タバコであれば「危険を伴う」とパッケージに書かれていますが、アルコールは「飲みすぎに注意しましょう」と言うぐらいです。アルコールを製造されているところや販売提供者に対してゲートキーパー養成研修を積極的にやっていただき、アルコールの危険性等が広がれば、一般の方にも広がっていくのではないかと思います。

診療して感じることは、働く世代の方の自殺もあるかと思います。医師の立場から申しますと、50名以上の従業員のいる職場に産業医が居ると思います。産業医業務の強化というところで、対策を色々するように言われていますので、そういったところとも連携をしていただければと思います。

若者への取組というのも、妊産婦への支援についても、すでにされていると思いますが、特定妊婦さんへの対応ということも、医師の立場や医師会の方でもやっていけたらと思います。

会長:

ありがとうございました。皆様、ご意見ありがとうございました。

それでは意見も出尽くしたと思いますので、議題1につきましてまとめに入りたいと思います。

本計画素案について、事務局案で進めさせていただいてよろしいでしょうか。

<異議なし>

会長:

それでは、次の議題に移りたいと思います。

議題2 その他について、事務局より説明をお願いします。

<パブリックコメントと次回会議について、事務局より説明>

会長:

それでは、これで本日の議題は全て終了いたしました。進行のご協力ありがとうございます。次回は、パブリックコメント後の審議となります。委員の皆様におかれましては、第3回の本会議につきましてご協力をよろしくお願いします。

それでは、平成30年度第2回高槻市自殺対策連絡協議会を閉会させていただきます。ありがとうございました。

<閉会>