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高槻市自殺対策連絡協議会会議録(平成30年2月13日)

ページID:002966 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

1.会議の名称

平成29年度第2回高槻市自殺対策連絡協議会

2.会議の開催状況

日時:平成30年2月13日(火曜日)14時から15時10分まで

場所:高槻市役所本館3階 第2委員会室

公開の可否:可

事務局(担当課):健康福祉部保健所 保健予防課

傍聴者数:1名

出席委員:隈部会長、稲田副会長、池原委員、石田委員、恩田委員、小畑委員、佐藤委員、鈴木委員、砂野委員、鳥山委員、名越委員、原委員、山岡委員

以上、13名

3.議題

  1. 自殺対策の状況について
  2. 今後の自殺対策の方針について
  3. その他

4.配付資料

  • 平成29年度第2回高槻市自殺対策連絡協議会 次第
  • 高槻市自殺対策連絡協議会 委員一覧及び配席図
  • 資料1-1 平成28年中における高槻市の自殺の状況
  • 資料1-2 平成29年度自殺対策事業実績
  • 資料1-3 自殺未遂者相談支援事業の状況
  • 資料2‐1 今後の自殺対策の流れについて
  • 資料2-2 「自殺総合対策大綱」(概要)
  • 資料2‐3 高槻市自殺対策計画に盛り込む内容について
  • 資料2‐4 自殺対策関連業務一覧
  • 参考資料 高槻市自殺対策連絡協議会規則

5.主な審議内容

下記のとおり

審議の内容

事務局:

定刻となりましたので、ただ今から、平成29年度第2回高槻市自殺対策連絡協議会を開催いたします。

委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。私、健康福祉部保健所次長の國只でございます。議事に入るまでの間、私が進行を担当させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

只今、ご出席いただいております委員の方は、17名中13名でございます。高槻市自殺対策連絡協議会規則第3条第2項の規定に基づき、過半数を超えておりますので、本会議は成立しておりますことをご報告いたします。なお、大西委員、中山委員、松村委員、吉井委員から事前にご欠席の連絡をいただいております。

それでは次に、お手元の資料につきましてご確認をお願いいたします。

<資料確認>

資料等おそろいでない方がおられましたら、挙手にてお知らせいただけますでしょうか。

その他本日ご出席いただいております委員の皆様の紹介につきましては、お手元の配席図をご覧くださいますようお願いいたします。

また、本日出席しております事務局職員につきましても、お配りしております配席図により、紹介に代えさせていただきます。よろしくお願いいたします。

それでは、以後の進行は隈部会長にお任せいたします。隈部会長、よろしくお願いいたします。

会長:

会長の隈部でございます。どうぞよろしくお願いします。

それでは、まず議題に入ります前に「審議会等の会議の公開に関する指針」、及び「高槻市自殺対策連絡協議会の会議の公開に関する要綱」に基づき、只今から傍聴を許可することとします。傍聴希望の方の人数を事務局から報告願います。

事務局:

傍聴希望者は1名でございます。

会長:

では、傍聴希望の方をお席まで案内してください。

(1)自殺対策の状況について

会長:

それでは、議題1の「自殺対策の状況について」事務局からお願いします。

事務局:

(資料1-1、資料1-2、資料1-3について説明)

会長:

ありがとうございました。

事務局から、3点の資料に基づきまして、説明がありました。只今の報告につきまして、委員各位、何かご意見・ご質問等はございませんか。

それでは、自殺未遂者相談支援事業で関わりのある関係機関として、ご発言いただけますでしょうか。

委員:

三島救命救急センターにおける2017年1月1日から12月31日までの自殺企図者のデータをお示しします。救命センターに全体としては49名の方が来院されました。男性24名、女性25名です。うち、高槻市から来られた方は23名で男性が13名、女性が10名です。全体の49名中、外来でお亡くなりになられた方が18名、ICUに入院になられた方が31名です。内訳ですが、軽快・退院された方が13名、転院された方が16名、お亡くなりになられた方が2名という結果になりました。

会長:

ありがとうございました。同じく、自殺未遂者相談支援事業の関係で高槻警察からご報告をお願いできませんでしょうか。

委員:

警察の方で取り扱いますのは年で統計を出しております。平成29年の1月1日から 12月31日までということで、自殺未遂の取り扱いが52件ございました。これについては前年より12件の減少でありました。このうち説明いただいた自殺未遂者相談支援事業ということで、保健所に情報提供させていただいたのは31人。全体の約60%の提供でした。昨年よりは若干増えております。昨年は45%しか提供できていなかったのですが、平成29年は60%です。

情報提供のなかで一例を挙げると、自殺を図られて、家族の同意を得て支援事業として保健所に情報提供させていただいた。相談者に対して訪問であるとか電話連絡で支援をしていただくのだが、「もういいです」と支援を断ってしまった。その後また数ヶ月後に自殺を図ったということで、救助して一命は取り留め、その段階で入院してもらいたいが、なかなか医療機関の方も受け入れ先が少ないということで家に帰された。こういった現状がけっこうな件数ある。命を救いたいということで、なんとか医療機関で治療させられないか、保健所のほうの努力で何か別の対策をするとか、保健所だけで無理であれば警察が支援するとか、そういったことも前向きに進められたらというのが実際の気持ちです。

会長:

ありがとうございました。ただ今、2つの機関から現状の問題提起も含めてご意見を頂いたわけですが、他にご意見、ご質問等はございませんでしょうか。

副会長

今の自殺の件ですが、自殺企図や自殺未遂された方は、だいたい外傷があったり、一酸化炭素中毒等があり、そういった場合は総合病院での対策、合併症での入院というのが必要になってくると思います。合併症での精神科医療機関というのが大阪府内に極めて少ない。入院ベッドというのはほぼ無い状況。積極的に自傷他害ということで、医療保護ではなくて措置で対応していただいたにせよ、なかなか難しい。総合病院のベッドも収益が上がらないからと、どんどん閉じられていっている状況ですので、府の方からでも積極的にあげていただければ、もう少し受け皿ができるのではないかと思います。

(2)今後の自殺対策の方針について

会長:

ありがとうございました。他の委員はいかがでしょうか。それでは、最後にまた全体の振り返りということで、お時間を取りたいと思いますので、次の議題に移りたいと思います。議題2の「今後の自殺対策の方針について」事務局から説明をお願いします。

事務局:

(資料2-1、資料2-2、資料2-3、資料2-4について説明)

会長:

ありがとうございました。事務局から「資料2-1 今後の自殺対策の流れについて」 「資料2-2 自殺総合対策大綱」(概要)」「資料2-3 高槻市自殺対策計画に盛り込む内容について」「資料2-4 自殺対策関連業務一覧」について報告がありました。高槻市では、これまで若年層対策に重点を置いて取組んでこられたところでございますが、新たな自殺総合対策大綱では、11番目といたしまして、子ども・若者の自殺対策を更に推進すると明記され、より一層積極的に取組むことが求められているところでございます。こういったことを踏まえまして、非常にボリュームの多い説明でしたが、委員の皆様、せっかくの機会ですのでご意見等ございませんでしょうか。

それでは、子ども・若者の自殺対策と言う部分でご意見賜れますでしょうか。

委員:

今ご説明いただいた資料の2-2の裏面を見ながら、これからどういったことをしていったらいいだろうと考えながら聞かせてもらっていました。もうすでに何個かは取り組みが進んでいるところもあります。例えば一つ目に「いじめを苦にした子どもの自殺の予防」というところで言うと、子どもがヘルプを出しやすいように「はにたんの子どもいじめ110番」という取り組みをしております。「SOSの出し方に関する教育の推進」というところで、まずは子どものそういう状況を把握できるように教員へのゲートキーパー研修も行っています。また、スク―ルカウンセラーの配置もそれに繋がるのかなと思っています。子どもたち自身がSOSを出す力をつけていく、ということについてはまだまだ全市的な取り組みはできていないところもあります。関係機関と協力をしながら進めていかなければならないと思っています。

会長:

ありがとうございました。今のご意見の中で、「はにたんの子どもいじめ110番」は年間どれぐらいの実績があるか教えていただけますでしょうか。

委員:

今、実数値を持っていないのですが、アクセス件数だけでいうとかなりの数があるのですが、実際にホームページから入って電話相談等の行動に移したというところで言うと、昨年度で2件ありました。本当は相談したいのに、勇気が持てず、そこまで行き着けない子ども達もいるのではないかと考えています。

会長:

急な質問に回答いただきありがとうございます。それでは、他にもご意見いただけますでしょうか。

委員:

資料1-2の裏面に記載されている若年層の、特に大学生に対してのゲートキーパー研修の今年度実績を拝見しました。やはり「聴ける人」がいるといいのかなと。私自身も学生の悩みなどを、よく聴けるようになりたいと思っています。また、学生同士でも身近でいうと同じ研究室の仲間同士などで、落ち込んだり悩んだりしている人に気づき、寄り添い傾聴できるような場が醸成できればいいなと思っております。次年度は資料2-3の裏面に記載がある大学生対象のゲートキーパーの養成などに本学でも取組むことができればと思っております。

会長:

ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。他の委員はいかがでしょうか。これから取組まれようとしていることでも、どんなことでも結構です。

委員:

先ほどの委員の発言の中で、「はにたんの子どもいじめ110番」については、どのような形で啓発をされているのでしょうか。

委員:

毎年、カードを作成してアクセス先を掲載したものを配っています。

委員:

私はこれを初めて聞いて、すごく良い取組みだと思ったので、ぜひ普及させていけたらなと思っているんですが、だいたい小、中学生が対象ですか?

委員:

そうです。小、中学生に毎年、年度の当初に配っています。

会長:

ありがとうございます。大綱は非常に多岐に渡る分野での取組みが求められる内容となってございます。何かご意見ございませんでしょうか。

副会長:

若年者対策という部分で言うと、委員の仰るとおり色々されているということなのですが、やはり事後の対応に重点をおかれているのかな、という気がします。2次予防、3次予防になっているかと思います。児童、生徒に直接働きかけるような1次予防をもっと積極的にやっていくべきではないかと思います。

会長:

ありがとうございます。他に何かご意見ございますでしょうか。

委員:

若年層の自殺を全体に減らしていかなければならないのですが、若年層のゲートキーパー養成研修で、医大生や看護学生にはしてるんですが、小、中、高でゲートキーパー養成講座はないのでしょうか。

委員:

教員向けの研修自体は教育センターでやっています。センターで毎年やっているわけではなく、こういう風に外部が掲載しているものに、養護教諭が参加するというような研修を組む等、提携しながらやっています。

委員:

年1回くらいは開催できるようになればいいかなと思います。

副会長:

保健の授業でも実施可能だと思いますし、スクールカウンセラーさんを入れられていて結局職員の相談だけになっているというような事態ではあまり好ましくない。積極的に、例えばうつ病対応としては予防的な認知療法などは、健康な方でもやっていただいて良いものなので、そういった知識をつけさせるということでは、一次予防につながると思います。そういったことにも取組んでいただけたらと思います。

委員:

私も教育センターでやってらっしゃるものに参加させていただいていますが、10分、15分の時間でいいから、こういうのもやってもいいかな、と思います。

会長:

そうしましたら、ぜひ検討していただいて前向きに取組んでいただきたいと思います。

たまたま、1月18日の新聞を見ておりますと、未成年の自殺が増えているという記事が載っておりましたので、取組みを進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

他に、何かご意見ございますでしょうか。

委員:

若年層でなくてもいいですか。7番の社会全体の自殺リスクの低下ということですが、ICT,インターネットからSNS利用というのが書いてありますが、難しいかと。

逆に自殺を促進してしまうようなところもあるので、そこは考えながらやらなければならないと思います。社会全体的な取組みをしていかないといけない。ここが一番重要と思います。そこをどう考えているか、具体的に何かと言えるようなことは思いつかないが、ここは重点的にやっていかないといけないと思います。若年層の件は高槻はよく取組みできていると思います。

また、先ほどの、はにたんの件ですが、高校生に対してはそういうものはないのでしょうか。自殺というのは小学生というより、中、高校生が多いかなという感覚が私にはあります。高校生に対してそういうケアはありますか。保健の時間等であるのは分かるが、もう少し踏み込んでの企画はないのかな、と感じました。

会長:

やはりトータルな形で取組みを進めていかなければならないことかと感じました。

別の資料で「別報いばらき」というのをいただいています。ご発言をお願いします。

委員:

ハローワークは受給調整とか雇用の安定、失業の防止、能力開発とかを担っています。

直接自殺防止には関わっていないが、就労支援ということで取組み等あります。雇用失業情勢とあわせてご説明します。全国の12月の有効求人倍率が前月より0.03ポイント上昇の1.59倍と、3ケ月連続の上昇になりました。前回の協議会で6月の状況として1.37倍とご説明させていただきました。わずか半年間で0.22ポイントも上昇したことになります。大阪だけでいうと前月と同水準の1.68倍でした。同じく前回の協議会では、6月の状況、1.39倍とご説明させていただいたので半年間で0.29ポイント上昇したことになります。失業情勢は着実に改善していると言えます。

続いてハローワーク茨木の窓口状況です。カラー刷りの「別報いばらき12月号」をご覧ください。1.一般職業紹介状況の表の上から2つ目、月間有効求職者数ですが8,448名、前月比マイナス7.3%、前年同月比マイナス2.8%と求職者の減少傾向が続いております。表の一番上の新規求職申し込み数を見てください。1,234名、前年同月比マイナス7.6%減っています。全体の求職者の減少が続いていますが、新規求職申し込み者数の内訳としまして、高年齢者というのがあります。55歳以上を指します。対前年比6.5%増加しています。高年齢者の登録の増加傾向は大阪府内全体でも同様で、また65歳以上の方も多くあります。これは高年齢者の就労機会の増加と、昨年1月から65歳以上の方が新たに採用になった場合、雇用保険の適用対象となったことが考えられます。高年齢者については年金受給の関係や、一人暮らしの方も多くいらっしゃいます。いずれにしても一定の収入が必要なので、引き続き生涯現役社会の実現ということで就労支援を行ってまいります。

続きましてJR高槻駅前のクロスパルたかつき、総合市民交流センター5階に設置しています「ワークサポートたかつき」の状況です。裏面をご覧ください。3.新規求職者の数160名と、前年同月比マイナス21.2%と大幅な減少となっております。これも雇用失業情勢が着実に改善されていることが理由だと考えております。ハローワーク茨木が取組んでいる事業としまして、前回もご説明しましたが生活保護受給者を中心としました就職困難者を対象とした「生活保護等就労自立促進事業」がございます。生活困窮者、生活保護受給者、児童扶養手当受給者などの就労支援ということで、高槻市役所内にハローワーク窓口を設置しております。就職によって一定の収入を得ていただく、生活リズムを改善され健康面においてもプラスとなるので、今後も高槻市との連携を密にし事業を進めてまいります。

ここまでハローワークの窓口状況ですが、前回もご説明させていただきました、直接ハローワークの事業でありませんが、ハローワークで連携をとっています委託事業について説明します。

まず「こころのサポーター相談コーナー」です。ここでは求職活動をされる際に、精神的に不安を抱えておられる方への不安の解消、課題の整理のために、精神保健福祉士によるカウンセリングを行っています。相談日は委嘱されているサポーターにもよりますが、毎週水曜日10時から17時まで(昼休みを除く)の6時間で1時間単位の予約制となっています。相談件数は昨年とほぼ変わらず月平均15件といったところです。発達障がいの方の相談が増えていると聞いています。前回、「心療内科などクリニックも増えていると思うが、ご家族、在職中の方であれば職場内などに周りを気にされて受診されない精神疾患のある方もおられると聞いている」とご報告させていただいたが、ここ数年の好景気と障がい者の方の就労支援機関と医療関係機関とネットワーク機能ができていることもあり、心療内科に通院されている方の相談は少なくなって、就労が難しい状況の方の相談も少なくなっていると聞いています。

もう一つ、三島地域サポートステーションの事業でございます。こちらの事業は、ひきこもりとかコミュニケーションが困難な方、仕事探しの段階までいかない方を対象に支援をしているところです。お仕事探しができることになったらハローワークで職業相談ということになるので今後も連携してやっていきたいと思います。

会長:

ありがとうございます。続きまして、他の委員にご発言お願いします。

委員:

商工会議所としましては重点施策の12番、勤務問題による自殺対策の推進につながるかなと思いますので、最近の商工会議所の動きを紹介させていただきます。

昨年、おかげさまで創立70周年を迎え、それを機に「健幸経営宣言」を実施いたしました。

最近、協会けんぽや経済界などが推進する「健康経営」という言葉をよく聞きますが、これは社員の健康づくりに積極的に取り組み、生産性向上や業績アップにつなげようという経営手法の一つです。大企業だけでなく、最近は中小企業さんも取り組むところが増えてきています。当所の場合は健康経営の健康の康を「幸」と書きます。

なぜ幸せかというと、一つ目の理由としては行政との統一性の観点からです。高槻市がすでに「高槻市ますます元気健幸ポイント事業」を実施されていたためです。二つ目の理由としては、健幸経営は健全な会社と幸福な従業員から成り立つと考えたためです。健幸経営宣言の取り組みが企業の健全性を高めて、また従業員とその家族の幸福な気持ちが芽生えることは、ひいては自殺の防止にもつながると考えますので、当所では、市内事業所の「健全な経営」とその従業員の「幸福な生活の実現」を目指して、具体的な取組みについては検討中ですが、来年度から様々な施策を実施していきたいと考えています。

会長:

ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。他にご発言いただけますか。

委員:

歯科医師会としましてはパンフレットを会員に配布をするようなことで努めています。会員の方からこれといった声が上がっている状況ではないです。ゲートキーパーの研修会なんかも開催して啓発事業も行っていますが、今のところ具体的に救ったという話は聞いていません。通院でうつ病の患者さんが多いような気がします。引きこもりの患者さんがいたりなど結構な数があります。痛くなったらどうしても来ないといけないので通院には来られるが、まったく歯を磨いていない状態で、付き添いで来られます。お声がけとか手助けできる機会になれば、とは思っていますが、先ほども言われたように干渉しないでほしい、ということもあります。そのあたりをどう考えたらいいのかなと思います。

資料を見てですが、資料2-2の自殺対策の目標値で、先進国の水準まで減少させるということですが、先進国と比べて少し数字が大きいようで、日本の特徴があるのでしょうか。先進国と比べて日本はこういうところが多いから減少させたら良い、などヒントになると思います。

もうひとつ、目標値13というと、今、高槻市が13ですね。先進国同様の悩みの域まで落ちているので、ここから20、30下げようと思うと、病んでいる人に力を入れなければならない。若い人でみると、10、20代よりも30代の人の方が多い。若年層も大事ですが、30代から50代の層の人に働きかけるのが実質的な数字を下げることには有効だと思います。会としてのどういう心がけをしたら良いか考えていけたら、と思います。

会長:

ありがとうございました。資料2-2の自殺対策の数値目標のところで、事務局から補足の説明はありますか。

事務局:

数値目標については、それぞれの市町村の実状を踏まえて適切に設定してください、というのが国としての示し方になっています。今後、計画策定をしていくにあたって、今後検討していく事項かと考えております。実際は13.4になっています。大阪府の平均よりは少し低いのが現状です。そういった現状もふまえて検討していきたいと思っています。

委員:

WHOの指標。イタリア、アメリカ、イギリス、カナダのような国になれば良いと思います。

会長:

おっしゃるとおりですね。他に何かご意見はございませんでしょうか。

委員:

先ほど、子ども・若者の自殺対策、若年層向けのSOSの出し方の教育の推進について話がありました。大阪府では、小・中・高校生の方には教育庁の方で対応していると思いますが、若年層というと20代30代も含まれますので、その層に対してどのようなことが必要かということを考えています。現在行っているゲートキーパー研修では、悩んでいる人に気づいてください、気づいたら悩みを聞いて、どこかにつなげて見守りましょうということになりますが、その前に自ら、困っています、悩んでいます、と言えるようになるよう、子ども、若者に伝えられるようなプログラムができないかと検討しているところです。それができれば各市町村にお伝えしたいと思います。自殺する方の中には事前に悩んでいる、と伝えている方、あるいはどこか相談機関に行かれている方もいますが、そういうことなく亡くなられている方もいます。悩んだらどこかに相談したら良いんですよ、こういう風に相談してください、というところを上手く伝えることができればいいな、と思っています。

(3)その他

会長:

ありがとうございました。各委員から本当に貴重な意見をいただきました。それぞれ引続き自殺対策に取組んでいただきたいと思います。議題2につきまして、他によろしいでしょうか。それでは、議題3「その他」に移ります。事務局からお願いします。

事務局:

・自殺予防街頭啓発キャンペーン(3月)について

会長:

ありがとうございました。以上で、本日予定しておりました議題をすべてご審議賜ったわけですが、その他委員の皆様からご意見、ご質問はございませんか。

では、事務局からお願いします。

事務局:

本日は、高槻市自殺対策連絡協議会にお集まりいただき、ありがとうございます。

私は、高槻市健康福祉部長の西田でございます。

本日は、委員の皆様におかれましては、貴重なお時間を割いていただき、また、本市の自殺対策に対し、今年度2回の当協議会において貴重なご意見を賜り、誠にありがとうございました。

さて、委員各位におかれましては、本年6月末を持ちまして任期が満了しますことから、今回が最後の協議会になるものと考えております。任期中、本市の自殺対策に対して、貴重なご意見を賜りましたこと、併せてお礼申し上げます。また、事務局からの説明にもありましたが、次年度は、本市における自殺対策計画の策定に取組んでいく予定でございます。今後も引き続き、高槻市の自殺対策へのご指導ご鞭撻を賜りますようお願いいたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

会長:

ありがとうございました。それでは、これで閉会とさせていただきます。

<閉会>