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令和2年度第1回高槻市保健医療審議会

ページID:002656 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

1.会議の名称

令和2年度第1回高槻市保健医療審議会

2.会議の開催状況

日時

令和2年8月4日(火曜日) 14時00分から15時30分

場所

高槻市役所 本館3階 第2委員会室

公開の可否

傍聴者数

4名

出席委員

川口委員、玉置委員、高鳥毛委員、齋藤委員、永尾委員、木野委員、後藤委員、久保委員、石田委員、青木委員、高須賀委員、倉橋委員、伊藤委員、河野委員、内藤委員、塩見委員

3.議題

  1. 「第3次・健康たかつき21」の取組状況について
  2. 「高槻市国民健康保険第2期データヘルス計画」の取組状況について
  3. 今後の効果的な成人健(検)診の在り方検討について
  4. 高槻島本夜間休日応急診療所の弁天駐車場敷地への移転に係る整備方針
  5. その他

4.配布資料

資料1-1 「第3次・健康たかつき21」の取組状況(令和元年度実績・令和2年度予定)

資料1-2 健康たかつき21ネットワーク会員の取組状況等(令和元年度実績・令和2年度予定)

資料2 「高槻市国民健康保険第2期データヘルス計画」の取組状況

資料3  成人健(検)診の在り方検討について(案)

資料4-1   高槻島本夜間休日応急診療所の弁天駐車場敷地への移転に係る整備方針【概要版】

資料4-2   高槻島本夜間休日応急診療所の弁天駐車場敷地への移転に係る整備方針

5.担当課

健康福祉部 保健所 健康医療政策課

6.審議の内容

(事務局)

ただ今から、令和2年度第1回高槻市保健医療審議会を開催いたします。

委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。本日は、新型コロナウイルス感染症対策として、出入口扉及び部屋の窓を開放させていただいております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

それではまず、審議会の定足数についてご報告申し上げます。

本審議会の委員数は17名でございますが、現在16名のご出席を頂いており、委員数の過半数に達しておりますので、本審議会は成立しておりますことをご報告申し上げます。

(事務局)

出席委員の紹介、事務局職員の紹介

(事務局)

議事に入ります前に、資料を確認いたします。

「資料確認」

(事務局)

それでは、以後の進行は会長にお任せいたします。よろしくお願いいたします。

(会長)

会議が円滑に進むよう努めてまいりたいと考えております。委員の皆様方におかれましては、それぞれの立場から活発なご意見をいただきますよう最後までご協力の程よろしくお願いいたします。

(会長)

それでは、傍聴希望者の状況について、事務局から報告をお願いします。

(事務局)

4名の方が傍聴を希望されております。

(会長)

「高槻市保健医療審議会の会議の公開に関する要綱」に基づき傍聴を認めます。入室してください。

(会長)

それでは、次第に沿いまして審議会を進めてまいります。議題1の「第3次・健康たかつき21の取組状況について」、議題2の「高槻市国民健康保険第2期データヘルス計画の取組状況について」、あわせて事務局から説明をお願いします。

(事務局)

議題1、議題2について説明

(会長)

ただ今の説明についてご意見・ご質問はありませんでしょうか。

(委員)

データヘルス計画に関してですが、第1期計画を健康づくり推進課が策定されて、第2期計画を医療給付課が策定されたと思いますが、掲載されているデータが、第1期計画に掲載されて、第2期計画には載っていないデータがあったので、要望になりますが、比較できるように掲載データを合わせてほしい。すでに記載しているデータを載せない場合は、その除外した理由の記載が欲しい。自分が透析を受けていますので、なぜそうなったのかなど、前回の計画では透析に係る詳細なデータが載っていた記憶があるのですが、今回は糖尿病等に係るデータ等だけが載っているのでご注意いただきたい。よろしくお願いいたします。

(事務局)

計画策定につきましては、第1期計画も健康づくり推進課ではなく、医療給付課で策定しております。掲載データをはじめ取組事業につきましては、その計画策定時における時々の状況に応じて必要と思われる事業を中心に記載させていただいております。

(委員)

資料1-2、項番188の「健康たかつき21シンポジウム・活動展示会」については、今年度中止が決定しているのですか。

(事務局)

今年度は中止と決定しております。

(委員)

他のイベントは、資料では新型コロナウイルス感染症の影響により中止と記載されているが、このイベントは新型コロナの影響に関係なく中止なのですか。

(事務局)

資料作成時点で、このイベントは11月19日に開催予定でしたが、今般の状況を鑑みまして、新型コロナの陽性者数も右肩上がりで増えてきておりますので、今後の状況を見込んだうえで、今年度の中止が決定したということで、また健康たかつき21ネットワーク会員の各団体には通知させていただきますのでよろしくお願いいたします。

(委員)

今年度も展示出展を予定していたので、急な決定報告に戸惑いましたのでお聞きしました。

(事務局)

いつもご出展いただきましてありがとうございます。今後、各団体へは中止についての通知はさせていただきますし、各コミュニティ地区には、コミュニティ市民会議幹事会にもご報告させていただいたうえで通知を送付させていただきますのでよろしくお願いいたします。

(委員)

健康たかつき21シンポジウムとは別のイベントについてですが、会長の参加予定のシンポジウムは開催される予定なのでしょうか。

(会長)

私も開催されるのか心配しておりますが、いかがでしょうか。

(事務局)

現状そして今後の状況を見ながら中止も視野に入れながら、検討させていただきたいと考えております。

(会長)

まだこれから検討するということですね。わかりました。

(委員)

資料1-1、項番1の受動喫煙についてです。今年度4月1日から大阪府受動喫煙防止条例の施行にあわせて、市役所本庁舎は敷地内全面禁煙になっていますが、市議会には議員が喫煙できる場所が残っています。このことについては、議員同士で議論をしていかなければならないと思いますし、私自身もしっかり取り組んでいかなければならないと思っています。市民の皆さんも含めて喫煙場所が無い一方で、議員だけが喫煙できる場所があるという現状ですので、市庁舎と同じように禁煙に向けて議員が取り組まなければならないと思います。まずは、皆さんに現状を知っていただきたかったので、お伝えさせていただきました。

次に、5ページの項番17、保健予防課の「こころの相談の充実」についてです。令和元年度実績と令和2年度予定欄の、相談(来所・電話・訪問)の延べ人数の記載の下に、注意書きで自殺未遂者相談支援含むと記載されているのですが、この人数が非常に重要な人数だと思いますので、今後は記載していただきたく、要望とさせていただきます。

次に、12ページの項番46、健康づくり推進課の「市バスdeスマートウォーク事業」についてです。路面表示(201か所)を継続し、ウォーキング環境の向上に努めたと記載されておりますが、すごく良い取組で、「1区間歩いたら何キロカロリー消費され、それだけ皆さんの健康にとって良いですよ。」という旨の表示がなされていて、非常に効果があると思うのですが、このシートの劣化対策、結構見にくくなってきているところも出てきているのですが、この劣化対応についてはどのように対応されているのかお聞かせください。

(事務局)

ご意見いただきましたとおり、場所によっては、通行する方が多くて、汚れていたり、劣化しているところはございます。毎年、きちんと貼られているか職員が確認しておりまして、明らかに劣化している箇所等は、毎年何枚かですけれども予算内でメンテナンス・修繕は実施しております。ただ、約200枚ございますので、1年間で一度にメンテをするということは難しいところがございますので定期的に、劣化状況のひどい所から実施しておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

(委員)

私も路面表示として判別できないものは貼り替えればいいと思います。現状利用できるものは現状維持でよろしいかと思いますので、今後も定期的な点検・シート交換をお願いいたします。

続いて、資料2の1ページ、項番2、3、6についてですが、取組状況報告として経年比較がしづらく、平成30年度と令和元年度の実績は分かるのですが、例えば項番2の特定健診では、平成30年度事業実績が受診率40.5%と記載されていますが、データヘルス計画の中で目標値45%と設定されているので、目標値がこれだけで実際の受診率が40.5%でしたという表記にしていただきたいと思います。ちなみに令和元年度実績であれば、目標値48.0%、当然、今後コロナの影響で、この目標値と大きな乖離が生じるとは思いますが、原則としてデータヘルス計画の目標値を目指してみなさん、私ども含めてしっかりと努力しているわけですから、その部分が比較できるような取組状況の記載にしていただきたいと思います。項番3のがん検診の受診率についても、第3次・健康たかつき21の中で現状値と目標値が記載されていますので、比較できるように記載していただかないと我々委員としてもどのように判断したらいいのか分かりません。記載方法を少し工夫していただくだけで、「現状単年度では増加している」といった事実だけでなく、長期的にどのように取組が進められているのかが分かると思います。項番6「特定保健指導」も同様です。平成30年度実施率19.6%、データヘルス計画の目標値は30.0%という部分を含めて、日常業務は大変だと思いますが、もう少し、資料への記載方法を改善していただければと思います。この点についてはお答えいただけますか。

(事務局)

今後の記載方法につきましては、頂きましたご意見等を踏まえ今後は作成してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

(委員)

保健所の職員の皆様は、本当にコロナ対応でものすごく大変で、いろいろ奔走されていると思いますので、皆様の頑張っておられる姿、日常的な努力が見えてくる姿はきちんと示していただいて、私たちも評価したいし、一緒に頑張り、共通認識を持ちたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

(会長)

そうですね。委員のご意見のとおり記載されていると丁寧だと思いますのでよろしくお願いします。議員の喫煙場所については、議員同士で議論をしてください。よろしくお願いします。

(委員)

資料1-1、項番3、国民健康保険課の「人間ドック等助成事業」についてですが、個人的に昨年度末に、令和2年度は実施されるのかどうかお聞きしたところ、まだ市の予算が決まっていないので実施できるかどうかわかりませんとのご回答だったのですが、令和元年度、令和2年度予定ということで、市の予算が決まるまでそういう対応になるのでしょうか。

(事務局)

おそらく窓口での説明だと思いますが、言葉足らずのところがあったのかなと思います。基本的には市役所の仕事は予算がなければ実施できないということになりますが、例年、実施させていただいているところでもありますし、急に人間ドック助成をやめるといった話もありませんでしたので基本的には同規模で実施させていただいているところではございます。

(委員)

来年度以降も実施していただけるということでよろしいでしょうか。状況によって変わるかもしれないでしょうけれど。

(事務局)

そうですね。一つ大きなところで国民健康保険制度は、令和6年度には大阪府の統一基準に保険料も統一になるという話をしているところですが、人間ドックの助成につきましては高槻市独自で大阪府よりも上乗せ等しておりますので、令和6年度の段階で改めて整理が出てくるのかなと思いますが、それまでは大きな財政上の問題がなければ、この方向性で進んでいくというところで、そのあたりは国民健康保険運営協議会での議論になるのかなと思います。

(委員)

要望ですが、助成金を頂けるので、あまりわがまま言えないのですが、申請の時には2回窓口に行かなければならないとなっているようですが、これは工夫していただいて1回で済むようにならないのですか。

(事務局)

2回お越しいただくうちの1回目に検査の報告、人間ドックの助成の最低限この項目が必要ですよ、とお示しさせていただいているのですが、後で当てはまらなかったりすると、人間ドックを受けていただいたけれども助成対象にならない事態となると困りますので、実際、助成対象に該当するかどうかを事前にお伺いして、手続きさせていただいているところでございます。

そのあたり、おっしゃられていることは分かりますし、1回で対応できれば良いという思いはありますが、スムーズに申請手続き、給付手続きができるように 2回お越しいただいているところであります。

(委員)

もう1点ですが、人間ドック、脳ドック、肺ドックはそれぞれ別に考えて上限3万円なのか、それともトータル3万円なのでしょうか。

(事務局)

今、手元に資料がございませんので、またお知らせいたします。

(委員)

わからなかったので、速やかに答えられるように担当窓口としてしっかりしておいてください。後で教えていただければ結構です。

(委員)

元号表記ですが、改元されて西暦とぜひ併記していただきたい。第3次・健康たかつき21は、きちんと併記されているのですが、私が普段西暦も活用しているので資料を読み込む時に、いちいち西暦の上に元号を書いているので、第3次・健康たかつき21はしっかりと併記できているので、審議会資料についても今後併記していただければ資料を読む際に非常に見やすく、比較もしやすいと思いますので、要望させていただきます。お願いいたします。

(事務局)

対応する方向で進めてまいります。

(会長)

他にご質問がなければ、次に議題(3)の「今後の効果的な成人健(検)診のあり方検討について」に進ませていただきます。

(事務局)

議題3について説明

(会長)

ただ今の説明についてご意見・ご質問はありませんでしょうか。

(委員)

4、5ページですが、22会場で廃止検討しているとのことですが、保健センターから一番遠い会場はどのあたりか教えていただけますか。

(事務局)

西方面で言いますと、赤大路コミセン、北方面では、北清水公民館あたりでございます。南方面の、三箇牧、柱本あたりは、集団健(検)診のニーズが高い地域となっておりますのでこの辺りは継続していく方向性となっております。

(委員)

シャトルバスについて、まだ細かいところは決まってないと思いますが、ピストンにはならないと思います。何回も走ることは困難だと思いますが、乗り遅れてしまったら予約していた健(検)診も受けることができなくなるだろうし、地域によっては1時間ほどバスに乗って来られることになるだろうし、実際にこの時点で廃止と決めている感がありますが、5ページの考え方では新型コロナの感染拡大となっているため、この新型コロナ感染拡大以前は、通常、全会場で実施していたわけですし、理由としてはこれが一つとなっているので、まずは休止等にして、いずれどのくらい時間がかかるかわかりませんが終息していくわけですから、終息した時に廃止とすでに決めてしまっているとなかなか元に戻しにくい部分もあるかと思いますので、ある程度様子を見る等、慎重にされたほうが良いのかなと思います。もちろん、資料に記載されているようにかかりつけ医による個別健(検)診への移行を進めるのがベストだと思いますが、なかなかそれも上手くいくのか不透明な中で廃止ありきというよりは、どのような可能性があるかは残しておくべきかと私は考えますが、その点はいかがでしょうか。

(会長)

実は、前回の会議で結論を出したところです。今のご意見を受けまして、もう一度考える余地はあるのかどうか皆様いかがでしょうか。

(委員)

健(検)診の実施については、医師会の協力が非常に大きいですよね。高槻市の健(検)診実施方針は非常に良いと思いますので、資料に記載の考え方に賛成です。

(会長)

この件については、これまでも何度も議論してきた内容でありますが、事務局はいかがですか。

(事務局)

まずは、全国的にも個別健(検)診を優先的に進める方向性を前提に、バスの運行方法につきましても今後どのような形で進め行けばよいのかご意見等を踏まえながら検討してまいりたいと考えております。

(委員)

新たな実施手法で、トータルの受診者数がどのように推移していくのかは、しっかり見極めていかなければならないと思います。それが一番肝となる点なので、その点は注意しながら進めていただきたいと思います。

(会長)

私の理解では、新型コロナウイルス感染症が発生したからではなく、この健(検)診の実施手法については、以前から議論してきており、受診率が低い会場であり、基本はかかりつけ医が個別健診をしていただくのが基本ですが、それが難しい場合は、いろんな方法で会場による受診者数の少なさという課題解決に向けてこのような議論・結論になりましたので、ご理解いただきたいと思います。よろしいでしょうか。

(委員)

大きな方向性としては、これで良いかと思います。考え方として今年度は保健センターに会場を変更して実施するとのことですが、来年度、再来年度はどのようにされるのか。

(事務局)

今後、新型コロナウイルス感染症の影響がどのように進展するかは分からない状況でありますので、最後のページのスケジュール案をご覧いただきたいのですが、令和5年度から資料に記載の新たな方法による健(検)診を進めていきたいと考えております。そのため令和3年度、令和4年度につきましては、その時々の状況によって、クロスパルや市総合センターで健(検)診を組み入れるかは判断していきたいと考えております。

(委員)

保健センターでの健(検)診は、小児対象の健診が子ども保健センターへ移った影響で、スペースができたということが大きいかと思います。そうでなければマンモグラフィの導入など施設の設備充実を図ることは難しかったと思います。

(事務局)

子ども向けの健診実施が、新しくできた子ども保健センターに移りましたので、城東町にある保健センターにつきましては、成人健(検)診拠点施設としての位置づけを、設備面を踏まえて強化を図っていきたいと考えております。

(委員)

今年度は、保健センターに変更して実施するけれども令和3年度、4年度の健(検)診実施手法についてもまたお示ししていただけるということでよろしいでしょうか。また、マンモグラフィの導入についてですが、これは保健センターの改修に併せてということですか。

(事務局)

そうですね。マンモグラフィ導入については保健センターの改修に併せてということです。もちろん導入するとなった場合には、設置部屋を設けないといけないですし、工事の際には、何台導入するのか等によって、部屋のレイアウトも変わってくるでしょうし、設計時点で台数決定していなければなりません。そして、令和5年度から導入した機器を使って検診を実施するスケジュールを資料としてお示しさせていただいております。

(会長)

このあたり、高槻市医師会のご意見はいかかでしょうか。

(委員)

医師会からの意見ですが、巡回型健(検)診の縮小に伴って、保健センターでの健(検)診を実施するにあたって、廃止会場地域の市民に対してシャトルバスの運行を年1回だけだとすると、受診者減少に結びついてしまうのではないかと思いますので、医師会としては、年2回くらいは同一区域に運行していただきたい。マンモグラフィについては、現状2台で実施しているため、1台だけの導入であると、マンモグラフィの撮影方向は受診者の年代により異なり、50代以上は1方向、40代は2方向からの撮影が必要となるため、1台だけでは受診希望者数に対応できない課題が生じますことから2台の導入を強く要望します。

土・日の健(検)診については、業者の確保が困難で、病院から人を派遣できるのではないかといった検討もしているが、業者と一緒に仕事ができるのか、病院から人を派遣した場合、安全面や費用面等をどのようにするのか今後の検討課題と考えております。受診者は増えるとは思いますので、できるだけ拡充していく方向で検討していきたいと考えております。

胃内視鏡検査については、現在、個別検診で実施しております。胃透視検査の方を廃止するほうが良いのではないかというご意見につきましては、放射線機器が不要となり、スペースができ、マンモグラフィの導入には好都合かもしれませんが、やはり胃透視検査による検診を受けたいという方が一定数おられますので廃止するのは難しいと考えております。また、集団検診での胃内視鏡検査の実施については、安全面の確保が困難で、機器の消毒等もあるので難しいと考えております。

(委員)

マンモグラフィが痛いという方がおられて、エコー検査により実施されているところもあると聞いております。

(委員)

若年者は良いのですが、精度管理上、エコー検査だけでは画像を見る際、主観が入ってしまいやすいところがあります。実際、エコー検査は、どうしても画像で複数の人できちんとチェックする必要が生じますので、エコー検査だけでは見た人は分かっても他の画像がないので精度管理上課題があります。

(委員)

土・日の健(検)診もそうですが、夜間の健(検)診について、サラリーマンの方が仕事から帰ってきて予約していれば受診できるといった手法があるのですが、やっておられるのでしょうか。

(委員)

個別健(検)診は、時間の制限を設けていない場合は実施しているものと思われますが、夜間に診察しながらの健(検)診の実施は難しい面があるでしょうし、採血も食事抜きとなるので検査データの精度も低いのではないかと思います。

(委員)

シャトルバスの運行についてですが、新型コロナが終息していれば定員数乗れると思いますが、そうでなければ乗れないと思います。1台で数名から10数名であれば、何台も運行させなければならないと思いますが、そのあたりは検討されているのでしょうか。

(事務局)

バスの運行方法について、頻度等は今後検討してまいります。

(委員)

今後検討ということですね。定員数乗れず、難しいというのは予想がつきますが。

(事務局)

「地域に受診者を迎えに行って、保健センターに運んで、健診終了後に地域に戻る」といったイメージの1往復だけの運行方法は考えておりません。

1台のバスを巡回させることを念頭に、ピストン運行(複数往復)させる手法で考えております。バスは絶えず動いているイメージを持っていただければ良いかと思います。

(会長)

他にございませんか。

(会長)

ないようですので、議題4の「高槻島本夜間休日応急診療所の弁天駐車場敷地への移転に係る整備方針」に進ませていただきます。事務局から説明をお願いします。

(事務局)

議題4について説明

(会長)

ただ今の説明についてご意見・ご質問はありませんでしょうか。

(委員)

1点だけ要望です。駐車台数に関して約50台を確保したいとなっていますが、現状の年末年始では国道171号線まで駐車車両が溢れている状況を何度か見たことがありまして、現状の倍ということで十分確保しているという見方もあるかと思いますが、出来るだけ多く確保していただくようお願いします。

(事務局)

委員がおっしゃった全く同じことを事務局も思っておりまして、出来るだけ50台ということに限らずに臨機応変に対応していきたいと考えております。

(委員)

駐車場について聞きたいのですが、軽(自動車)の制約という観点で普通車を停めることができる設計をされるのでしょうか。市民会館の駐車場の3分の1だったか、何割かが軽(自動車)専用の駐車場になってしまっているので、そのあたりどう考えているのでしょうか。

(事務局)

1台の駐車台数の広さが、軽(自動車)なのか、普通車のどちらになるのかということですが、現段階においては普通車でも十分に停めることができるスペースを考えています。

(委員)

駐車場の関連で、今の弁天駐車場は一般の駐車場であったかと思うのですが、それはなくなるということでしょうか、応急診療所専用の駐車場を50台で賄い、一般の駐車場としての機能はなくなるということでしょうか。

(事務局)

市立の弁天駐車場は除却されてなくなります。その跡地に応急診療所が単独で建つことになりますので、駐車場についても応急診療所の専用の駐車場になります。駐車場を利活用してはどうかという意見もありますが、基本的には応急診療所の専用の駐車場になるものと考えています。

(委員)

確か以前は周辺地域の違法駐車対策を目的として駐車場を設置したという経緯を聞いているのですが、そのあたりの対策は大丈夫なのでしょうか。

(事務局)

ご指摘の点があったため、今回の場所を確保するまでに時間がかかったものと考えています。違法駐車対策の所管課と協議する中で、ご指摘いただいたような周辺地域の駐車場環境については、設置した当時と比べて民間駐車場が増えてきましたので、問題ないだろうという判断をされています。

(委員)

ありがとうございます。また、応急診療所の整備手法として選定されたリース方式になりますが、資料に記載のとおり民間事業者の資金とノウハウの活用を行うことは良いと思いますが、実際に現場で診療する立場として、診察スペース、どういった検査機器を入れるのか、動線の問題など様々あるかと思いますので、民間事業者との契約の前に十分に医療関係者との協議を行い、より良い、少なくとも今できている内容が十分できるような診療体制が組めるような施設にしていただきたいと思います。

(事務局)

本市としても、医師会から先生方に出務していただいていますので、ご相談に乗っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

(会長)

それから資料11ページのスケジュールを見ていると、民間事業者の選定が決まってから設計業務が開始されるような印象があるのですが、そうではないのですか。

(事務局)

民間事業者を先に決めることになりますが、民間事業者を決めてしまうと設計内容も決まってしまうわけでなはなく、選定後についてもこちらの要望を取り入れるための協議ができる余地はあるものと聞いています。

(会長)

そこが少し不安になりますが、そのあたりはどうですか。

(事務局)

ベースとして考えているのは、少なくとも現行の応急診療所の診療スペースを確保した上で、現行の運営主体となります公益財団法人大阪府三島救急医療センターで課題を挙げていただきましたので、出来る限りその課題の解決が図られるような基本的な図面案を作成いただいた後、医師会にご相談させていただきたいと考えています。

(委員)

民間事業者との契約が決まると、必要なものが入らないということが十分に考えられますので、出来れば民間事業者と契約する前から医療関係者との協議を重ねた上で進めてほしいと思います。

(事務局)

ありがとうございます。応急診療所に求められるものについては、医師会をはじめ医療関係者にご意見等を伺った上で進めていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。

(委員)

2つあります。まず、資料の整備手法の比較を拝見すると、リース方式というのは十分なメリットがあるということですが、少し気になるのは今議論がありましたように民間事業者の選定については、民間事業者が建物の提案内容を示すコンペで行うということでよろしいでしょうか。

(事務局)

はい、そうなります。一般的に市の建物になると仕様書発注と言いまして、市が細かい部分まで決めて民間事業者に発注することになりますが、今回考えている機能発注については、市が求める必要な機能を満たしている施設を民間事業者から提案してもらうものになります。

(委員)

オリンピックのメインスタジアムのように、民間事業者からコンペでおおよその機能を満たした、市では考えられないような様々なプランを提示してもらい、それに係るコストや提案内容が最も適切なものを提示した民間事業者を選定した後で医師会と協議していくというスケジュールになりますか。

(事務局)

概ね委員がおっしゃったとおりになります。機能発注のこういった機能は必ず満たしてほしいという意見等についても、今般、応急診療所の利用者、出務していただいている先生方及びその他の医療従事者にもアンケートを実施し、現状の課題や改善してほしい点を意見として事前に伺っておりますので、それを踏まえた上で機能発注を実施していきます。

(委員)

実際に業者を選定し、建物が完成して応急診療所の事業が始まってから、不具合や経営上成り立たないなどの経営のマネジメントについての責任も民間事業者が取ることになるのでしょうか。

(事務局)

運営主体については、現行は公益財団法人大阪府三島救急医療センターとなっていますが、我々としてはこれまでの医療体制の継続の観点から、財団で実施いただきたいという意向はありますが、実際にやっていただけるかどうかは今後のことになります。

(委員)

リース方式のメリットになりますが、資料4-2の8ページを拝見しますと、補助金の活用がなければ、市民のニーズが高くても経営上芳しくなくて民間事業者が破綻することも考えられますが、応急診療所はなくなっても良いという施設ではないので、そういった意味で8ページの維持管理について、PFI方式では民間事業者となっていますが、リース方式では市または民間事業者と書いていながら補助金が活用できないということは、経営の安定性という点で大丈夫なのでしょうか。

(事務局)

現在の応急診療所の運営につきましても、先ほど申し上げました公益財団法人大阪府三島救急医療センターに委託のような形でお願いしております。引き続き、リースで実施するに当たっても運営主体に委託のような形になりますので、その委託料の中にリース料等も含まれていきますので、行政側が負担するものになると考えています。また、そちらについては、今後、検討していきたいと思いますので、おっしゃっていただいたような運営主体の負担となって経営が成り立たなくなるようにはならないようにしていきたいと考えています。

(委員)

補助金という形ではなくとも、こういった行政からの委託という形で経営の安定性が図られるということなのでしょうか。

(事務局)

資料に記載の補助金については、診療所の運営に係る補助金ではなく、建物の建設時の補助金を示しております。

(事務局)

資料に記載の補助金は建設時のものになりますので、民間事業者が民間資金で建設する一方で、委員がおっしゃった補助金などについては、委託料としてお支払いしていくと考えています。

(会長)

確かに民間事業者の資金とノウハウの活用で少しは効率的になると思いますが、救急外来の機能だけで経営を行うというのはちょっと厳しいです。我々が民間で実施できるのは、救急患者さんを入院させるからある程度の経営が成り立っています。そのあたりのことは要検討になると思います。

(事務局)

今、委員がおっしゃったように、そもそも論に戻りますが、救急医療は不採算医療になると認識しております。現在の指定管理料あるいは委託料、様々な呼び方がありますが、救急医療だけで収支が均衡することはありませんので、診療報酬だけでは均衡しない部分について市や行政のほうで負担するという形をとっていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

(委員)

現在、三島医療圏の3市1町で運営していると思いますが、引き続き、高槻市以外の市・町からも費用を負担していただくということで良いのですか、そういった話で進んでいるのかお聞きしたい。

(事務局)

応急診療所は高槻市の行政財産として島本町とともに運営してきましたが、今おっしゃっていただいたとおり、平成25年度から小児科を中心として摂津市や茨木市と広域的に運営しております。書き方が市ということでご質問いただいていると思いますが、引き続き、3市1町で協力してやっていきたいと考えておりますし、また、本日の資料につきましても3市1町の行政担当者と共有して検討して進めてきたところでございます。

(会長)

建設に当たっても効率性を追求することは当然のことなので、それでリース方式を選定されたということはよくわかりますが、これだけの公共事業になりますので、なかなか黒字は難しい状況ですので、やはり公共的な観点を勘案して支えていくということは同意見だと思いますので、そこだけよろしくお願いします。

(会長)

他にございませんか。

それでは、議題(5)の「その他」に進ませていただきます。

事務局から報告事項等はございませんでしょうか。

(事務局)

次回の審議会の開催時期については、未定です。開催が決まり次第お知らせをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

(会長)

折角の機会ですので、委員の方からその他ご意見・ご質問等はございませんでしょうか。

(委員)

これまで健康でほとんど医者にもかかったことがなかったが、年齢を重ねてきて、体調面に不安が出てくることがある。そんな時に、例えば循環器内科や整形外科などどこの医療機関に行けばいいか分からない。そういった場合に、どこに相談したらいいのか。医師会でも相談に乗ってもらえるのでしょうか。

(委員)

かかりつけ医の紹介については、医師会でしています。個別の専門医については、個人でお探しになるよりも、かかりつけ医から紹介をしてもらうのが確実だと思います。

(委員)

高槻市でもそういった相談の窓口はあるのでしょうか。

(事務局)

保健所の通常業務として、医療機関についての相談を受けております。お住いのお近くの医療機関を紹介することもできます。

(会長)

ほかはよろしいでしょうか。それでは、事務局と調整しながら、必要な対応をさせていただきます。これで、本日予定しておりました議題は全て終了しました。

(事務局)

本日は、貴重なご意見、ありがとうございました。

それでは、これをもちまして、令和2年度第1回高槻市保健医療審議会を閉会いたします。委員の皆様、ありがとうございました。

以上