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第2回高槻市総合計画審議会会議録

ページID:001275 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

会議の概要

会議の名称

高槻市総合計画審議会

会議の開催日時

令和2年2月10日(月曜日)午後4時00分から午後5時50分まで

会議の開催場所

高槻市役所本館3階 第2委員会室

傍聴者数

9名

出席委員

林 宏昭会長、青木 和成委員、五十嵐 秀城委員、内山 和久委員、岸 兵太委員、木野 昌也委員、木本 祐委員、国久 昌弘委員、倉橋 隆男委員、越山 健治委員、島田 洋子委員、杉本 真一委員、高須賀 嘉章委員、真鍋 宗一郎委員、馬渕 晴彦委員、山口 重雄委員、吉田 長裕委員、和田 美砂江委員

会議の議題

(1)第6次高槻市総合計画(行政素案)について
(2)その他

高槻市総合計画審議会委員名簿

高槻市総合計画審議会委員名簿(PDF:147.7KB)

配付資料

審議内容

1 開会

<委員紹介(初出席の委員のみ)>

<傍聴者入場>

2 議題

(1)第6次高槻市総合計画(行政素案)について

【会長】

議題(1)の第6次高槻市総合計画(行政素案)に入る。予定していた基本構想の審議の前に、前回いろいろなご意見を頂いたので、その対応について事務局からの回答をお願いする。

【事務局】

<資料確認>

<説明(資料2)>

【会長】

前回の皆さんのご意見を踏まえ、事務局で修正点について検討していただき、私のほうで確認した内容である。今の説明について、前回欠席の委員から、ご意見はないか。

【委員】

修正点を確認させていただいた。

【委員】

  • 概ねこれで良いのではないかと思う。
  • 行政素案11ページの防災関係、「高槻市を取り巻く社会環境」の「(2)自然災害の増加」のところで、災害が増加するという話とともに、国として、首都直下地震や南海トラフ沖の巨大地震について2035年前後の発生を想定している。第6次の総合計画は、その前10年間の期間なので、そのような巨大災害に対して高槻市としてどう備えるかということをこの項目に入れても良いのかなと思う。南海トラフの津波が高槻に来ることはほとんどなく、揺れの被害がそんなに大きくなることもない。首都直下地震の直接的な影響が高槻に来ることもないが、両方とも日本国内を揺るがす大きい災害なので、放っておくわけにはいかないし、大阪への通勤圏である高槻市が、南海トラフのことは知らないとすることはできない。影響は非常に大きい。大阪府北部地震の比でないぐらい間接的な影響が大きいので、そのような自然災害が2030年から40年辺りに日本を襲うかもしれないと国は備えている中、高槻はどうするのかということを入れておいても良いと思う。第7次の10年は災害が起きる10年で、切羽詰まっている。準備できる最後の10年が第6次である。
  • 防災や災害に関しては相当気合を入れてやらなければいけないという覚悟なり記述を入れてもいいと思う。

【会長】

  • いろいろな社会背景や課題ということが前回も話に出ていたので、その辺り事務局とも相談して考える。今言われたことは入っているほうがいいと私も思う。個別の計画について、それに備えて何をするというところまで書けるかどうかは別にしても、国の想定が出ているというのも1つの背景なので。
  • その他で何かあるか。前にも言ったように、具体的なところが出てきて、最初の記述と合わないところが出てきたら、その都度修正も可能だということで進めていきたいと思う。
  • 私から事務局のほうにもお願いしたが、前回のものと若干構造が違っている。中身の本質的な話ではないが、総論があって、基本構想、基本計画になっているので、総論から各論という構造になっていないのが気になっている。その意味でいくと、2章のところが高槻市の特長や背景ということで、1章は計画の名称という話なので、2章のところは高槻市の課題なり背景なりという形でもっと明確にした上で、全体の前振りになっているということが分かる構造にしたほうがいいのではないかと事務局とも話している。
  • 目次の構成が改めてきちんと出たらまた提案するが、総論があって各論という構造になっていないのが気になったので、ここは中身の話ではないが、事務局と相談させていただきたい。
  • それも含めて、改めて議論するということも可能なので、今日は予定どおり基本構想の審議に移りたいと思う。
  • では、基本構想案についての説明を事務局からお願いする。

【事務局】

<説明(資料1)>

【会長】

  • 前回、課題になっていた部分を説明に加えて、この基本構想のところを説明していただいた。どなたからでもご意見をいただければと思う。
  • 私が口火を切るが、ほぼ前回の背景などで出てきた課題に対応した形で基本構想の8つが並んでいるという理解でいいか。

【事務局】

そうである。前回の第5次総合計画の基本計画を平成27年度に見直しており、現行の基本計画をベースにしている。

【会長】

前の背景のところで、例えば充実した子育て・教育環境があるというのが高槻市の特長に挙がっている。だが、基本計画で子育て・教育の環境が整ったまちを目指すということになっていて、中身を見ていくと、今の状況では何が足りないのかがもっとはっきりしてくるという理解でいいか。

【事務局】

表現的に「整った」というのは、既に整っているけれども、もっと良くするというニュアンスも入れないといけなかったかなと、今提案しながら思った。「整った」と言うと、まだ十分でないという受け止め方をされるのかなというのもある。思いとしては、今も十分満足いただける水準ではあるが、更にその良さを高めていきたいという思いで書いている。

【委員】

  • 前文だが、2段落目に「これを継承し」というのが、どこを指しているのか、1つ疑問としてある。「先人の英知と努力によって、豊かな歴史と文化を育んできました」を継承すると読めるが、本質的には恐らく「先人の英知と努力によって」つくられてきた高槻というまちの、まちづくりをしっかりと継承していくという形のほうが適切かなという気がしている。なので、豊かな歴史と文化というくくりにとらわれず、もう1つ大きく、まちづくりという形の表記のほうが適切ではないかと思うのが1点である。
  • 続いて、高槻市の特長、強みをいかすようなものであったり、本市を取り巻く社会環境、課題をどう解決していくかという視点から見たらどうなのかという点でいくと、まず1項目目は、本市は「利便性の高い都市空間が形成されている」というところに関して、今後、本市の東側で新駅等々の動きがあるというのを鑑みると、新たな市街地の形成であったり、そこに本市の1つの特長である商工業の集積が雇用を生むという視点でつながっていく必要があると考える。というのは、雇用も「ゆとりとうるおいのある良好な住環境」に必要な要素であろうかと思うので、この辺りに触れるような要素があったほうがよいと感じる。1項目目については、新たな市街地の形成や、本市の強みである商工業の集積と雇用の生まれるところまで踏み込んだ、本市独自の10年間の向こうを見た取組になるのがいいのではないかと思う。
  • 続いて、「安全で安心して暮らせるまち」について、防災であっても防犯であっても、最後はやはり自助、そして自助が高まる中での共助をどうしてもお願いしていかなければならない中で、本市の課題の中にも、災害に対する準備というところで文言として自助や共助という項目が挙がっている。こうした自助・共助の意識を市民の皆さんにしっかりと高めてもらうことが、非常に重要ではないかと考えるので、こうした自助や共助といった文言がここに出てきてもいいのではないかと思う。
  • 3項目目の「子育て・教育の環境が整ったまち」について、子育て・教育の環境が一定整っているのは認識するが、今後、変化があるだろうということで、その変化にどう対応していくかが非常に重要だと思っている。その中で、国全体の課題として出生率の問題がある。10年後に将来の都市像が実現することを目指すのであれば、やはり出生率を向上させることをはっきりと打ち出すことが大事ではないかと思う。人口減少に係る取組の一番大きな課題として、このまちの出生率をどうやって上げていくかが、その後の計画につながっていくべきだと思っているので、この基本構想の時点でも出生率の向上という文言がうたわれる必要があるのではないか。また、社会環境の中で言うならば、子どもの貧困の課題等々というのが新たな変化だと思う。本市は今、子育て・教育にかなり力を入れているという自負があるわけだし、市長が目指している姿でもあろうと認識しているので、そのような部分の変化に対しても踏み込んだ内容になればいいのではないかと思う。
  • 「行き交う人々でにぎわう魅力あるまち」について、本市に来ていただく交流人口が増えること自体は望ましいと思うが、今の課題としては宿泊が足りない、ホテルも一定数はあるが、足りないという声がある。要は、人を呼び込むには足りないのではないか。なので、今、ホテルが造られていることもあるし、10年後を目指すのであればそのような宿泊に対する取組に踏み込んでもいいのではないか。
  • また、本市は医療に強いまちだということであれば、医療ツーリズムのようなものが考えられる。これからの社会状況、10年後を見れば、実際にまちの強みとして実現できる可能性はある。そのため、こうしたものが総合計画の中に書かれれば、「本市はこの土地にある医療の要素を使って、利便性を鑑みると、医療ツーリズムが実現できる」という基本構想ができるわけで、これが具体的な計画になって政策になれば、本市の打ち出しになると思う。なので、基本構想の中にこのまちの医療は充実しているという強みをいかす視点が盛り込まれていいのではないかと思う。
  • 6項目目の「良好な環境が形成されるまち」については、環境に係る取組に対しては、最後は市民の皆さんの意識が極めて重要だと感じている。今回、SDGsという持続可能な開発目標のようなものを盛り込んでいくのであれば、太陽光や風力という再生可能エネルギーに対する市民の意識の高まりを求めていくような基本構想のほうが、後々それを落とし込む施策に当てやすいのではないかと思う。
  • 最後に8項目目の「効果的な行財政運営が行われているまち」について、濱田市長が目指している「みらいのための経営革新」に関わる取組がうたわれているのは非常に良いと思うが、併せて税収をいかに増やすかという意識が極めて重要だと感じている。基本的には非常に厳しい社会構造の中で財政が厳しくなるという視点が前に出がちだが、そうした時代だからこそ、本市における税収増を、例えば1項目の新たな市街地の形成や、商工業の集積や、企業誘致という部分から実現させていくという取組を、行政の中の計画に打ち出しておいたほうがいいのではないかと思う。
  • 実際には、現行の基本計画28を見ると、このまちの財政上の課題がうたわれていて、法人市民税の占める割合が少ない。これは1つ前の計画では、北摂他市に比べても低いという分析がされていることを鑑みると、税収増を目指していくという取組は、まち全体として行っていくべき大きな課題だと考える。新たなまちづくりの中に税収増に対する意識をどう織り込んでいくのか、行政の運営・取組の中に税収増に対する意識をどう織り込んでいくのか、ということこそ、効果的な行財政が行われている中での強い財政に当たると考えるので、こうした視点を盛り込んではいかがかと思う。

【会長】

文言をここの段階で追加しておいたほうがいいのではないかというご意見と、若干、施策に踏み込んでご発言いただいた。今すぐこれをどうするというのは、すぐにお答えできないと思うので、整理をしていただいた上で行いたい。

【委員】

林会長が先ほど言われたように、基本構想の将来の都市像を目指すという前文があって、8項目を拝見しているが、文末の表現が全て「なっています」で統一されている。パッと見た感じ、2030年の高槻をこんなまちにしていこうという構想だと思うが、「なっています」であれば、それでいいのではないかと思ったりする。先ほど事務局からは、現状を更に良くするということだったので、「なっています」というのは少し不思議に思った。

【会長】

この「なっています」は私も気になった。

【事務局】

我々内部でもこれは「目指します」ではないかという話があった。特に強くこだわることはないが、「なっています」は10年後にこうなっているという意味で書いている。

【会長】

今も高く評価されているがもっと高みを目指すという部分と、例えば今ないような新駅うんぬんという話であれば、これは新たにこうなることを目指すということで、表現を統一しなくても良いようにも思う。

【委員】

  • 1番の「利便性の高い」というのは、交通利便性を主に見たという説明だった。そのような中で次に続く「ゆとり」は、交通利便性とマッチする言葉になるかなと思うが、このままの文章で次に続く「うるおい」が入ってくると、少し分かりにくくなる。同じく「調和のとれた風格のある」という表現についても、イメージが湧かない。
  • 2番については、「強靱なまちづくり」というのはハードの部分を想像するので、これに「行政と市民が協力して」という枕詞を付ける必要があるのかどうか。前回尋ねたときには、国土強靱化計画や国土強靱化地域計画の話をされたが、「強靱なまちづくり」という部分があると行政主導になろうかと思うので、この書き方はいかがかと感じた。
  • 3番の「若い世代のニーズ」という書き方について、1つは今、ダブルケアの問題がよく報道されるように、子育てと介護を同時にやらなければならない世帯が増えている。またその中で、子育て・教育は、いずれも子どもを主眼に置いた取組になるが、子どもが生まれる前の施策として晩婚化の問題がある。高槻も商工会議所などと連携して幾つか取組をやっていたが、そのようなところの対策を、将来像を含めて表現していくことはできないか。
  • 同じことで、4番の「一人ひとりが健やかに」という書き方があるが、SDGsの理念の中に誰一人置いていかないという書き方がある中で、「健やかに」という部分だけでなく、生きがいや働きがいといったところも必要なキーワードになるのかなと思う。
  • 「一人ひとり」という表現の仕方について、もう少し広げて言うと、7番のコミュニティの活動で、前回に自治会加入率の話もあったが、高齢化で言うと、今までコミュニティ、地域を支えてきた中心の方々の大変な高齢化の現状を見る中で、次に承継してくれる地域人材がいないのであれば、もう1つ「人づくり」という言葉もキーワードになってくると思う。

【会長】

今、幾つかキーワードが出た。最後の「人づくり」という言葉だったり、あるいは表現として、子育てだから「若い世代」ということがもっと前面に出ていいというご指摘だと思う。

【委員】

  • 議論を進めるに当たって、何点か質問がある。1項目から8項目について、先ほどの事務局の説明がこの下にあれば理解しやすいと思って聞いていた。先ほどあったような背景が頭の中に入っていなければ、この基本構想についてきっちり腹に落ちないように感じる。
  • 例えば2次、3次、4次のときにはいわゆるキャッチフレーズがあった。例えば2次では「心ふれあう緑豊かな活力あふれる文教福祉都市」というものがあった。3次は「水と緑の生活文化都市高槻」。4次は「心ふれあう水と緑の生活文化都市」。そして、まちづくりの合い言葉で、「さわやか未来、ふるさと高槻」という言葉を使って、市民に総合計画をアピールした。第5次でキャッチフレーズをなくした。そのときには今も提案されている「憩いの空間で快適に暮らせるまち」以下、6項目であった。しかし、第5次のときには重点目標を掲げていた。「次代を担う世代が住みたいと思うまちをつくる」、「誰もが安心して生活できるまちをつくる」、こういう重点目標なり各項目に合わせて、今回提案されている基本構想の1から8までという形であったから、大変議論しやすかったことを覚えている。
  • そういう点から、事務局の先ほどの説明の中で、前回と今回で項目を変えている部分があるように思う。例えば、1と3と5と7は前回の内容を踏襲している。新しく追加されたのが4の「健やかに暮らし、ともに支え合うまち」、6の「良好な環境が形成されるまち」、最後の「効果的な行財政運営が行われているまち」、このように前回と変えられたが、素案の中でどのような視点をもってこのような形の構成をされたのか。それがなければ議論がしにくいので、その辺を説明いただければと思う。

【事務局】

  • 第5次の総合計画は、今言われたように6つの将来都市像を掲げていた。その中で、今回でいうと4の「健やかに暮らし、ともに支え合うまち」、8の「効果的な行財政運営がおこなわれているまち」、7の「地域に元気があって市民生活が充実したまち」といった項目は提起されていなかった。どうなったかというと、前回の「地域に元気があって市民が誇れるまち」は、今でいう7と8の「効果的な行財政運営」と一緒になってしまった。また、4で「すこやかに暮らし、ともに支え合うまち」を今回出しているが、前回では「安全・安心のまち」の中に包含されていて、健康といった側面が分かりにくかったのかなということがある。
  • 第5次の総合計画を5年目で中間見直しをしたときに、取組の方向が明確になるように、一定分野ごとに基本計画を体系化している。そのときに健康の部分や行財政運営の部分をより分かりやすくするために、行政の分野と対応した形で体系化をしたところで、今回提案している8項目については、中間見直しの際のように取組の方向が明確になるような、分野ごとの体系化という形で整理をしたところである。口頭で申し訳ないが、以上である。

【会長】

  • 基本計画28のときは、いろんな施策を中へ全部出して、1つの施策が1つの都市像に必ずしも1対1で対応しない、この施策をやることでこっちにこういう効果があり、こういう効果もあるという縦横のマトリックス型で作った。今回は、始めるに当たって、前回のマトリックスではなく、大きな目標ごとの形で行くと説明を受けた。マトリックスは時間もかかるし、はっきり言ってマトリックスにしたから良かったというところが、行政的にも我々的にもあまり見えなかった。それで、先祖返りして、大きな目標ごとに施策を掲げていくという4次までの構造に戻ったのが今の状況である。この辺り、ずっと続けてきていて、今回の変更点を説明していただいていなかったので、今のご質問が出たと思う。
  • キャッチフレーズについては、ほかの自治体の総合計画に関わった先生もおられると思うが、すごく悩ましい。必ずこの市のキャッチフレーズと分かるようにと言われる。現状で地域名を書けばはっきりするだろうが、高槻市のものだと分かるキャッチフレーズはなかなか大変である。その意味で、高槻市はここが優れているから、それをもっとという書き方をするとか、ここが重要だというメリハリを付けると分かりよいと思う。
  • 従来の5次までのものとの接続の話は、事務局で追加をしていただきたい。

【事務局】

接続の件については、今、林会長が言われたとおり、5次の前までは1つの将来都市像を掲げていたが、5次のときに将来の都市像を具体的な姿で記述するということで6つ掲げた。その6つについても施策を決めていく中でもう少し整理をしたほうがいいと考え、今回の取り扱いにさせていただいた。

【委員】

  • 前回の経過を含めて理解ができた。ただ内容的に、10年先の高槻のまちがどのようなまちになっていくかということが先ほどあったが、この計画で、どのようなまちにするのかということになっていくと思う。また行政の関係の皆さんは、10年先こういうまちにしたいという思いをもって今回の素案を作られたと思うが、市民から見て分かりやすい総合計画にどう仕立てていくのかが問われていると思う。先ほど林会長がおっしゃったようにこれからのまとめ方が大きなポイントになってくると思う。
  • 高槻の特長を先ほど説明されたが、それがここに出てこない。例えば交通の利便性、自然、史跡、医療等々を含めて前回議論が出た。そういうことが現状と将来どうなのだということは、この基本構想と基本計画と合わせて議論すれば分かりやすいかもしれないが、これだけで議論となると、なかなかできない。

【会長】

この2ページで議論しようというのはなかなか難しい。できれば何件かご指摘があったが、基本構想の中にこのキーワードが入っているべきだとか、この言い回しでは含まれない部分があるとか、そういったご指摘をもっと頂けたらと思う。これについても、基本計画に次回以降入ってくるが、例えば基本計画の中に施策が入っているのに、基本構想からはこんな政策が出てくるのが全然想像できないということがあれば、基本構想にもう少し文言を追加しないといけないかもしれないので、それは後ほど基本計画のときに議論させていただきたい。

【委員】

  • 総合計画の基本構想というのは、各自治体同じようなもので、一般的な表現になってしまうが、逆に言えば全ての自治体の住民がそれを望んでいるということであろうと思う。今後、人口減少、超高齢化社会の中で、自治体同士の都市間競争が激しさを増していく中において、本市が勝ち抜いていこうとなれば、先ほどあったように高槻の特長、魅力を前面に打ち出して、誰が見ても高槻というまちは中長期的にこういうまちを目指していて、夢や希望にあふれているという心を打つインパクトやメッセージ性があってもよいと思う。もう少し高槻の特長を出していく必要性があるのではないか。
  • 前ページの市民の意識を見ると、住み続けたい理由の1位は交通の利便性がよいこと、まちの発展のイメージの6位は交通環境が整ったまちと、交通に関わる項目が上位にある。行政素案でも高槻市の特長が7つ挙げられている中で、1番目に高い交通利便性が挙げられている。そのように市民意識や特長が高い項目にもかかわらず、基本構想の中に交通関係の記載がない。高槻の最も特長の部分が抜けていると思う。交通関係では前回各委員からあったように、公営バスなども高槻の特長である。交通関係の中で言えば、道路など交通市街地形成、空間の機能に加え、防災、減災、バリアフリー、通学路の課題なども含めた安全・安心に関する問題など、項目は多岐に関わる。商工業の活性化の観点からも交通機能の充実は必要になってくると思う。
  • 高槻の場合はインターチェンジ、ジャンクションもでき、JR高槻駅のホーム拡張もでき、駅周辺道路整備も一旦終えたところで、ある程度充実したと思うが、先ほど東部の新駅の可能性等々の話もあったとおり、中長期的な方向を示す総合計画の基本構想において、高槻の最たる特長、交通関係の更なる向上を目指すという視点を加えていただければと思う。

【委員】

基本構想はイメージやコンセプトに当たると思うが、6番の「良好な環境が形成されるまち」のところで「廃棄物が循環的に利用されるなど」とあって、ここだけ非常に具体的である。18ページを見ると、6番の基本構想につながる基本計画では、廃棄物以外に温暖化対策や緑化などをつなげようとしているので、廃棄物だけが前面に出ないような表現のほうがよい。全体的にそろったトーンで書かれているので、できれば6番もこれから議論する基本計画が包括的に含まれているような表現に変えたほうがいいと思った。

【委員】

  • 5次までの計画よりも打ち出しが弱くなっている総合計画という感覚である。総合計画がどのように読まれるかを考えると、基本構想までの部分に10年のメッセージ性を込めたい。基本構想につながる社会情勢の分析という前段階があり、高槻市の特長があって、こういう情勢になっているからこの構成で10年行く、というところが市民も含めて共有できるメッセージだと思う。
  • この総合計画が市民とともに作る計画であると位置付けるのであれば、ここにこそメッセージを込めるべきだと思う。今ここに挙げられているのは、今の総合力を更にアップしていく、という形の都市をこの10年でつくるというメッセージが読み取れる。一方で、得意な部分は更に伸ばすとか苦手な部分は捨てるというメッセージは読み取れない。高槻はそんなに悪い都市ではないというのが今の評価なので、少しずつ全部の力を伸ばす基本構想であるといえば、そうかなとは思うが、それで良いのかとも思う。個人的にはもう少しストーリー性とかメッセージ性を持たせて作ったほうがいいと思った。どこをとがらせて、どこを打ち出すかはもう少し絞ったほうがいいかもしれない。施策は基本計画で全部書くのだから、想いを込めるのなら、基本構想のところまでのストーリーで、「この10年高槻はこういうところを目指す」とチャレンジングに打ち出すことが必要だと思う。
  • もう一つ言うと、人口減少のところを見てもらえば分かるが、この10年は人口減少時代に突入する、絶対避けられない社会潮流に踏み込む10年で、1次から5次までとは異なる。ここを失敗すると大変なことになる10年で、それは多分日本全国どこも避けられない。そのときに高槻という特長のあるまちはどうするのか、と問い掛けられていると思う。防災も開発も、まちづくりも福祉も、いろんな分野がこの10年を踏み外すと、次の10年は変化が加速する。それは日本全国的に変わらない。ここは今までの拡張型、持続型、今まで10年やってきたことを更にもう10年頑張ってやっていくのとは違ってくる10年なので、書きぶりも「より何とかする」ではなくて、「厳しい環境の中、どう変えていくかにチャレンジする」という文言に全ての項目がなっていくと思う。

【会長】

  • なかなかメッセージ性は難しいとは思う。言えることは、もっと高みを目指すのか、そうではないのかをはっきりしたほうがいいということ。また、社会的に人口が減るだろうという、地域によってはコンパクトシティを目指して公共施設は中央に集めることを迫られているところもあるが、高槻市ではそうではないだろう。とはいえ高齢化が進むことは確実で、その中でもっと便利にするよとずっと言い続けてきたことと同じことを言っていいのかというのが、今のご指摘と思う。
  • この構想の中にどう組み入れていくかだが、具体的に、もう少し今言ったような、ここがかなり抜きん出ているとか非常に良いとかまで書いて、それをもっと高めようみたいなことまで書くというイメージか。

【委員】

基本的にはそうである。前に人口・財政の状況や高槻の特長を書いているわけだから、書いてある状況を踏まえて、今後の社会状況のポイントを加えたうえで、こっちに持っていくよとか、こっちの方向を打ち出すというのが基本構想だと思うので、それをつなげていただければと思う。

【委員】

  • 強靱なまちづくりという表現である。「行政と市民の努力」など、こういう形の表現は全体的に受け入れられるかと思ったりするが、「強い財政」「強い組織」という、この言葉が果たしていいのか。強い、強いと強さばかり強調されているという気がしないでもないという気持ちで見ていた。
  • もう一つは、確かに高槻は豊かな水と緑が強調されるのは当然のまちだと思うが、6番にいくと「森林や都市のみどりが保全され」、また「水とみどり豊かな」と、「みどり」が重なっている。これは少し言い過ぎではないかという気がする。
  • それから、3番目で「若い世代のニーズに応え」、結論が「あらゆる世代の市民が互いに学び合えるまち」になっているが、若い世代のニーズに応えることで、果たしてそのまま全体に影響を及ぼしていけるかなと疑問に思う。実際、コミュニティ活動などでPTAとのつながりを作ったが、若い世代の動きがそのまま全体へのつながりになっているかというと、そうではない。若い世代がどう動くかによって次の高槻を作る大きな要素になってくるのではないか。
  • また、高槻に今住んでいる方々がどこで働いているのかを調べると、高槻からほとんど出ていっているのかなと考えたりしている。その辺をもう少し詰めていって、高槻にいる若い世代を見直していくことも大事かと思う。

【会長】

「強靱な」というのは私も少し気になっている。国土強靱化は国が使っている。ただ、ここで言っているのは、さっき自助・共助という話が出たが、要するにソフト面でもハード面でも強靱という意味だとは思うが。

【事務局】

そうである。どういう意味合いで受け止められるかという視点で考えて、伝わるかと言われると、そういう懸念もあると考える。

【会長】

あと、強い財政という、「強い」というのは高槻のどこかで使われているのか。

【事務局】

行政のほうで、強い財政と強い組織を実現しようということで使っている。

【会長】

  • 若干好き嫌いがあるかもしれない。
  • 今の意見に関連してでも、ほかの面でも、ご意見はないか。

【委員】

8ページの将来人口推計の中で、実際今、高槻は35万人が令和12年には約33万人と、年々減っていく。このまま1.4ぐらいの出生率でいくと、人口がどんどん減り、最終的にはコンパクトシティという中で、フルサービスの行政はしづらい状況になってくると思う。その辺りを市民にもある程度知らせるべきではないか。10年後には33万人、またその後には28万人とどんどん人口が減り、フルサービスでサービスを受けられる状況ではないことを、こういう総合計画の中である程度書いておくべきではないかと思う。

【会長】

いわゆる限界集落みたいなところもあって、そこではフルサービスは無理だとか、あるいはインフラは、高槻は下水道は十分だろうが、それを維持していかないといけない。維持するときに今までと同じに、何の不便もなくというのは難しくなる可能性がある。そういう意味では、さっきの「強靱な」というのは、そういうことがあっても、それこそ一番始めに書かれているようにいきいきとしたまちでないといけない。その辺りは、先ほど意見のあったメッセージ性みたいなものが入っていると、読んでいて、「こういうのを目指すんだな」とはっきりする、あるいは覚悟がはっきりするかもしれない。

【委員】

2の「安全で安心して暮らせるまち」は、前回は「共に支え、安全・安心に暮らせるまち」だったが、今回は「強靱なまち」という形になっている。先ほどもご指摘があったように、コミュニティの関係で、防災組織を作って、高槻市民全体の避難訓練をやったりいろいろな取組をして、市民が支え合う。先ほど意見のあったように自分で自分の身を守るのが基本であるが、やはり地域で支え合うというのが安全・安心のために大事ではないか。例えば今、自治会に入る人も少ない、ボランティアに参加する人も少ない中で、子どもたちの朝の通学時間帯のセーフティボランティアの皆さんも少なくなっている。その背景には定年制の延長、就業の関係も含めて、ボランティアをされる方が少なくなっているのは事実である。そういう中で、地域でどう支え合っていくか。こういう点が1つあるのではないか。

4の「健やかに暮らし、ともに支え合うまち」は、ハンディを持っている、そういう立場の方も共に支え合っていこうということで、これも思いとしてはよく分かるが、ただ、先ほど言った防災の面等を含めて地域でどう支え合っていくかが求められているのではないか。

【会長】

おっしゃるとおりである。さっき申し上げた「強靱な」というのは、ソフト面もハード面も、ということであり、ソフト面の強靱さを具体的にどうしていくかが後ろの基本計画で出てくるので、その辺りをこの基本構想の中でどこまで書くかという話だと思う。思いは事務局的にはお持ちだと思う。

【委員】

  • 先ほど意見があったが、我々住民がどのように向かうか、キャッチフレーズ的なものがあればいいと思う。例えば北摂では一言で言えるようなものがどこにでもあり、分かりやすい。この構想が8つあるので、せめて2つぐらいを挙げるとか。第5次のときは重点目標でされたみたいだが、それをやったほうが分かりやすいのではないか。
  • この10年で一番大事なのは高齢化の問題である。高槻はほかの都市と比べて極端に高齢化率が高いし、この問題にはどうしても当たっていかなければいけない。確かに4番に項目はあるが、これは病気の話ばかりである。やはり高齢者をどのようにいかしていくか、行政にどのようにいかしていくか。行政改革とNPOの問題や市民活動も含め、どのようにこの10年間で高齢者をいかしていくかが重要である。
  • 今後内容を追加するなら、キーワードとして「高度情報化」が欠けていると思う。
  • それと、文化を大事にする。先人に学ぶ。この辺のところも何かに含まれているか分からないが、こういうキーワードも欠けていると思う。

【会長】

高齢者については、さっきのソフト面での強靱化でもそうだし、子育てもそうだし、どうやって関わっていただいて、どうやって生きがいを求めてもらうか、多分どこのところにも出てくる話になると思う。その辺り、キーワードとして高齢者うんぬんを入れるかどうか、少し検討させていただきたい。

【委員】

少し確認したい。今回の総合計画の高槻市を取り巻く社会環境の中で、(5)持続可能な社会づくりということで、SDGsをあえて取り上げられている。その最後の段落の中で、「本市においても、SDGsの目標を踏まえ、施策を推進していくことが求められています」と書いている。これは17の目標があって、見ているとほとんどの分野にわたる取組が必要だと思うが、今回の総合計画の素案を作られるに当たって、この項目を入れられた意味合いは分かるが、それならばその上で基本構想なり分野別の計画の中でどういうスタンスを持って取り組んでこられたか、ということがよく分からない。基本構想にこういうことを入れるとかという部分もない。「持続可能な」という言葉もあまり出てこない。16ページで廃棄物が出てくるが、基本計画の中でも、少し表現は違うが、持続可能な循環型社会うんぬんという言葉が出てくる。新たに本当に全世界で取り組まなければならない問題に対して、市としてどういうスタンスでこれから取り組んでいくのか、事務局のスタンスをお伺いできたらと思う。

【事務局】

SDGsの関係について、今、自治体で取り組んでいる取組は、SDGsと同じ方向であるものが多い。社会環境の中で出させていただいたのは、世界的にもSDGsの達成に向けた取組がなされているということで、我々も当然、今既に取組をしている部分もあるが、今後の施策推進に当たってはこういった目標も念頭に置きながらやっていかなければならない。現時点では総合計画とSDGsの目標との関連性というところまで踏み込んで記載することは考えていないが、施策推進に当たってはこのことを意識した上で取り組んでいく必要があるということで出させていただいた。

【委員】

前回と比べて、基本構想の中に前文で「北摂山系の美しい山並み」うんぬんという文言が2行入っていて、それと6番の「良好な環境が形成されるまち」の記載が重複している。

【会長】

これはむしろ施策的にはさっきお話に出た廃棄物とかの話が出てくることが大きいと思う。ただ、文言として山系うんぬんがこの中に出ているのは言われるとおりで、少し検討したい。

【委員】

持続可能性の話でSDGsのキーワードが出ているが、SDGsは基本的には国連が設定した全世界における共通目標で、先進国はこの目標を達成するために、できていないところを救う施策を考えるということ。17項目あるが、先進国のように開発が進んでいるところで更に開発しようではない。世界全体で持続可能な社会をつくるために何をしていくかである。これを高槻が掲げるのはチャレンジングだと思う。先進国のトップレベルがSDGsをするのは、開発途上国や貧困国に対して、もしくは全世界に対する取組をきちんと進めていくもので、今ある国の総合力をアップするものではない。つまり今後、高槻でも高齢者が増え、生産年齢人口が減り、税金を払う人が減る中で持続可能をどう考えるかは、この10年の1つのキーワードだと思う。総合力を増していくのでは矛盾が起きる。なので、持続可能性という言葉はチャレンジングなキーワードで、ずっと伸びていくには何を伸ばすのかという話になる。何を持続させるのか、そのために何を削り、何を打ち出すのか、得意分野をどこにして、下げるところをどこにして、何を行政運営でやっていくのかというキーワードだと思う。12ページに「持続可能な社会づくり」を載せるのであれば、基本構想でそのチャレンジを書いたほうがいいと思う。

【会長】

ただ、SDGsはいろいろ言われていて、大学でも書いてあって、様々な活動がSDGsになるというイメージである。ご意見のように大上段に掲げて国連が言っているSDGsに高槻市として何が貢献できるかという話ではないと思う。

【事務局】

SDGsの17の目標の中には日本になじまないゴールもあるので、市の施策が17の目標にぴたりとはならないが、そういうことも念頭に置きながら施策をやっていくということで、チャレンジングなところまでは考えていない。

【会長】

  • 先ほどの廃棄物の持続可能性は、このままだと廃棄物処理がパンクする、循環していかないと維持できないという話だと思う。その取組はSDGsの一環と書けないことはない。だから、今ご指摘いただいた点も含めて、前段のSDGsの書きようも、これがあるから高槻はということではなく、それを取り巻く環境なので、その中で高槻市は何ができるかというトーンにしたほうがよい。
  • 先ほどのストーリー性とかメッセージ性という意味で言うと、もう少し文言を追加して、それから末尾が「なっています」ではなくて、より高めるのであれば「より高める」だろうし、維持するなら「維持する」。維持することだけで汲々とする部分もある。その辺のメリハリをはっきりすることを大きな宿題にして、もう一度この内容について提示する機会を設けたいと思う。今日まだご発言いただいていない委員の先生方から何か。

【委員】

  • 「緑」と「みどり」が4つも出てくる。漢字の「緑」と平仮名の「みどり」が混じっているのも少し気になる。
  • 「強靱な」は「豊かな」ぐらいにするのがいいのではないか。
  • 「十分な医療体制」を入れていただいたのはありがたいが、「高齢者、障がいの方に優しいまちづくり」とか、そのようなものを入れてもいいかなと思う。

【会長】

ありがとうございます。非常に重要なことで。これは一番大きな柱を立てるとしたら「緑」なのか。

【事務局】

検討させていただく。

【委員】

  • 1つは皆さんが言われていたように、「なっています」というのは、普通の人が読んだとき変だなという感じがするので、違う言葉に変えたほうがよい。
  • 1番のところで「調和のとれた風格のあるまち」となっているが、私が文化振興審議会でホールができて、いろんな市を調べたときに、風格は「風格のある町並み」とかは使うが、まちの場合は「品格のある」という言葉を使っているところが多い。小田原市などもそうで、できたら「品格のあるまち」とか、そういった言葉のほうがいいかなと思った。

【委員】

  • 18ページの施策体系一覧のところで基本構想と基本計画の関係を見ていくと、基本計画に書かれているそれぞれの内容が十分に反映されていないかと思う。どんなキーワードを共通するものとして抜き出すのかということであれば、基本的にそれぞれの分野ごとに4つか5つあるので、この中身は少なくとも頭出しとして構想の中に含めつつ、そのタイトルとして共通する概念とか幅広に捉えられる言葉をどう作り出したらいいかを考えていくといいと思った。
  • 例として、1番目の憩いの空間について、では基本計画の分野の中で憩いとかが出てくるのか、何を指すのだろうと思ったときに、やはり市民サービスに関わるところのいわゆるインフラに関わる部分であると考えた。このように、憩いの空間と市民サービスとは普通の人からすると一致しないと思うので、この基本計画に書いてあるそれぞれの目標から言葉を作っていくのも1つの方法かと思った。

【会長】

構想の各項目は、その前の条件とか課題から出てきているが、構想を見て基本計画を見たときに、この構想を実現するにはこの基本計画だというつながりが必要だと思うので、そこは意識をした形でやりとりをしていかないといけない。

【委員】

  • 7ページの(6)の「中学生の健やかな成長」と、その後の「子どもたちが健やかに育つ」について、「健やかに」はきれいな言葉だが、どちらかを削ったほうがいいのではないかという気がした。
  • それと質問だが、15ページの2、「消費者意識の向上」というところを具体的に教えていただけたらありがたい。

【事務局】

消費者意識は、基本計画の各論に落ちてしまっている部分もあるかもしれないが、消費者トラブルが結構あることと、若年層についても、先ほどネットの話があったが、トラブルや被害に巻き込まれやすい環境があるので、高齢者や若年層に対してそういった被害に遭わないような啓発をしっかりとしていく必要があるということで入れている。

【会長】

そこも基本計画の消費者の安全・安心の確保のためには、消費者意識の向上を図らないといけないという、順序としてはそうだと思う。その意味では、さっき何点か出ていたが、レベル感が違うところの1つかなと思う。消費者意識だけではなくて当然仕組みの問題もあるわけなので。

【委員】

スケジュールで言うと、来月に基本計画の審議予定だと思うが、基本構想の審議が終わっていない中で、基本計画の審議をしていくことに不安を感じる。

【会長】

事務局はどうお考えか。

【事務局】

  • 今日いろいろ、高槻の特長なり高槻らしさをしっかり出したほうがいいのではないかというご意見や、ここは特に力を入れるという、その辺も入れるべきでないかというご意見を頂いたところである。我々としては、高槻らしさをしっかりと出して、この10年やっていきたいと考えているので、高槻の特長をいかして、これを更に高いところに持っていきたいと考えている。
  • 次回以降、基本計画のご審議をいただくが、口頭でもお話ししたとおり、基本計画をご審議いただかないと構想の部分もしっかりご意見を出していただきにくいのかなと思う。基本的には、しっかり高槻の強みを出していきたい思いがある中で、次回以降、基本計画をご審議いただきたいと考えている。

【会長】

基本計画の議論を基本構想のほうにもフィードバックして、事務局で再度案を作成していくということでいいか。

【事務局】

本日のご意見と基本計画でいただくご意見、全てを踏まえて、また事務局から再度案を出していきたいと思う。よろしくお願いする。

【会長】

  • 私から。この10年でこれが随分進んでいるので、更に進めるとか、これが10年であまりできなかったので、今回もう少しきちんと書かないといけないという話なのかが分かる形で示していただけると議論がしやすい。前回はこれは問題になっていなかったが、今回はこれを入れないといけないなど。そのように皆さんに聞いていただけると議論がしやすいかなと思うので、よろしくお願いする。
  • スケジュールも含めて事務局にお返しする。

(2)その他

【事務局】

<説明(資料3)>

<第3回の日程連絡>

本日頂いたご意見については、次回以降の基本計画の審議と併せて対応させていただきたい。

【会長】

イベントは、広報か何かで知らされているか。

【事務局】

広報の2月号でご案内している。

以上

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