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高槻市総合計画審議会
令和2年1月7日(火曜日)午後2時00分から午後3時45分まで
高槻市役所本館2階 全員協議会室
4名
林 宏昭会長、松尾 光洋副会長、青木 和成委員、五十嵐 秀城委員、内山 和久委員、岸 兵太委員、木野 昌也委員、木本 祐委員、国久 昌弘委員、倉橋 隆男委員、杉本 真一委員、高須賀 嘉章委員、新美 英代委員、真鍋 宗一郎委員、馬渕 晴彦委員、山口 重雄委員、吉田 長裕委員、和田 聡子委員、和田 美砂江委員
【参考資料】高槻市総合戦略プラン(第5次高槻市総合計画)基本計画28
【参考資料】高槻市行財政改革大綱
追加資料 基本計画28 進捗状況一覧(PDF:396.5KB)
<資料確認>
<市長挨拶>
<委員紹介>
【事務局】
参考資料2「高槻市総合計画審議会規則」第3条第1項では、本審議会の議長は会長が担うことと定めており、また第2条では、会長および会長を補佐する副会長は「委員の互選によって定める」こととされている。正副会長の選任について、委員の皆様のご意見を伺いたいが、どうか。特にご意見がないようであれば、事務局から提案をさせていただくがどうか。
【委員】
異議なし。
【事務局】
それでは、本市の行政に広く通じておられるお二方で、会長については、これまで本市の現行の総合計画基本計画策定時の審議会会長や行財政改革推進委員会の委員長、まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会の会長を務めていただいていた林委員に、副会長については、同じく現行の総合計画基本計画策定時の審議会副会長や、まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会の副会長を務めていただいていた松尾委員にお願いしたいと考えているが、どうか。
【委員】
異議なし。
【事務局】
異議がなければ拍手をもってご承認をお願いする。
【委員】
(拍手)
【事務局】
それでは、会長には林委員、副会長には松尾委員にお願いしたい。林会長、松尾副会長、正副会長席へお移りいただきたい。会長、副会長からご挨拶をお願いする。
【会長】
引き続き会長ということで責任を感じている。前回の総合計画の時もそうであったが、かつて作っていたような、こんなビル・まち・施設を作ろうという総合計画ではなくなってきている。それは前回も同様で、高槻は大阪に近く、財政も比較的健全で、恵まれた状態であり、それをいかに発展させながら持続していくかということが計画の大きな目的になるのではないかと思っている。委員が大勢いるため、できるだけ効率的に、なおかつ中身のある会議にして、出来るだけ多くの意見を伺っていきたい。どうぞよろしくお願いします。
【副会長】
副会長の任は重いと思うが、林会長が長年総合計画に関わってこられて、そのサポートができればいいかと思っている。ご協力のほどよろしくお願いします。
【事務局】
以降の議事進行を林会長にお願いする。
【事務局】
<説明(資料1・資料2)>
【会長】
何かご質問等があるか。特に意見がなければ、この要綱および要領によって会議の公開と傍聴について定め、会議の写真の広報誌やホームページへの公開についても承認するが、どうか。
【委員】
異議なし。
【会長】
それでは、このように定める。それに基づいて、今から傍聴を許可するが希望者はいるか。
【事務局】
傍聴希望者が4名いる。
<傍聴者入場>
【会長】
濱田市長より、本市議会への諮問をお受けしたい。
【市長】
<諮問書読み上げ、手交>
【会長】
ただ今、本審議会に対して濱田市長から第6次高槻市総合計画の策定について諮問を受けた。市民、委員の皆さんのご協力を得て、皆さんの期待にそえるよう審議を尽くしたいと思うので、委員の皆さん、どうぞよろしくお願いします。
<市長退席>
【事務局】
<説明(資料3)>
【会長】
・何かご質問等があるか。月に一回ぐらいのペースで、もしかしたら回数が増えるかもしれないという説明であったが、タイトなスケジュールになっていると思うが、何かご意見等があるか。
【委員】
なし。
【会長】
それでは、基本的にはこのスケジュールに沿って進めさせていただくので、よろしくお願いする。
【会長】
ここは、何が出来て、何が出来ていなくて、何が残っていて、今まで入っていなかったものは何かということを見つけ出すうえで、非常に重要なところである。
【事務局】
<説明(資料4)>
【会長】
行財政改革大綱に基づくとあったが、私は行財政改革の委員会にも入っていたが、今回は総合計画の中に行財政改革の取組についても含めていくことになっており、これも一種の行革かもしれないが、行財政改革の会議をこちらで引き継ぎ、別途大綱を作っていたのを、総合計画の中の一つとして位置付けるということになっている。
ご質問等はないか。もしお気づきの点があれば、ご指摘いただいてもよい。
【委員】
49ページの主な取組や成果の部分について、第5次総合計画では5-2の分野の「市内事業者への支援体制の強化」にあたるかと思うが、上から二番目が、商業に特化した書き方になっている。商工会議所では商業者だけではなく商工業者全体の支援や相談を行っているが、ここで商業に特化したことに何か理由があるのか。また、50ページの今後の課題の四番目の「創業開始後2年で個人事業所の半分が廃業するという統計もあり」というところで、この統計については高槻市での創業における統計か、全国の一般的な統計のどちらなのか。補助金を出していても半分が廃業しているということであれば、補助金の出し方がどうかということが問われるのではないかと思われる。
また、今後の課題の下から二番目について、これも「商業者への支援については」ということで、商業者に特化しているのは、市として商業者に対して力を入れようとする姿勢なのか。商工会議所としては商業者に特化するわけではなく、中小企業・商工業者全てに支援をしていくというスタンスをとっているが、商業を強調しているのは、商業を活性化しようという市の姿勢なのかどうかについて疑問に思った。
【事務局】
商業について特化したような記載になっているが、ご指摘のとおり、本来は商業に限らず工業等広い職種を対象としている内容となっているものだった。創業開始2年で個人事業主の半分が廃業するという統計については、国の中小企業白書のデータを参考にしたもので、市だけのデータではなく、国全体のデータである。
【会長】
この資料集について、これを修正して正式な資料として残していくのか。
【事務局】
この資料は、第6次総計の検討のための材料としているので、本日いただいたご意見を踏まえて第6次総計には反映したいと思うが、この検討資料自体はこのままにしたいと思う。
【会長】
記述は商業についてとなっているが、49ページの、取組の方向性の四番目は「市内事業者への」となっていて、「商業者」となっていない。統計については全国のものだということであるが、高槻市だけの統計はあるのか。
【事務局】
確認する。補助した事業者がその後どうなっているかは確認できると思う。調べてお伝えする。
【会長】
それでは、これを受けて第6次総計に向かっているということで、第6次総計の議論の時に、第5次総計の時はどうだったのかと戻っていただくこともありということにする。
【会長】
第6次総合計画の総論の部分について、1から13ページまでについて審議をする予定である。
【事務局】
<説明(資料5)>
【会長】
最初の、本市の特長等の状況を説明している総論の部分についての意見は難しいが、後半の施策体系一覧以降の部分はここがスタートになるので、特にこの部分についてもご意見を伺いたい。
【委員】
【会長】
今のご指摘は、基本計画の中身に入っていくに当たっての質問であると思うが、景観、農業、人口、住みやすさの問題など個別の内容で、また住みやすさについて議論する際にはエリア別のことを念頭において進めていくべきということであった。この内容を踏まえながら個別の内容について考えていってほしい。
【事務局】
【委員】
基本構想について、どこの市でも同じようなことが書かれているが、もっと高槻の特長を入れられないのか。高槻はどこに向かっているのか、会社での社是みたいなものがあれば、目標ができて進めやすい。例えば、昭和の初期であれば「文教都市」のような、うたい文句があれば皆が頑張れる。どこに向かっているか、目標があれば良い。
【会長】
大都市圏のベッドタウンで表紙が無いとどこの市かわからない、というような計画は避けなければいけない。最初にご質問いただいた、地域ごとの問題や山林の関連、地震や台風などの防災において、全国共通の対策では対応できない部分だと思うので、ご指摘のとおり、高槻市の計画だとわかるような内容にしていかなければいけない。
【委員】
【事務局】
10ページ「(1)人口減少と少子高齢化の進行」について、高齢者施策の重要性についてを中心に記載しているが、国においても昨年12月に第二期まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、人口減少の緩和に向け、結婚して子育てをしやすい環境の整備等を目標として掲げていることなどを踏まえ、人口減少や少子化の克服のための取組の方向性などを記載するように検討していきたい。また、マイナンバーについては、現時点ではこの素案に記載がないが、今後、マイナンバーの活用によって行政サービスの利便性が高まることや、事務の効率が図られることなどについて触れることを検討していきたい。
【事務局】
SDGsの考え方に資する取組というのは、既に自治体で各般に取り組んでいる。国全体としてSDGsの実現がうたわれているので、市としてどういう見せ方をしていけばいいのか、我々がやっている取組がSDGsそのものだとは思っているが、それをどう見せていくか、計画の中に入れるのか検討が必要だが、市としても見せていく必要はあると思っている。
【会長】
最初の二点は、記述を追記されるという理解でよいか。人口などは総合戦略の方で触れているもので、ここでは全然触れられておらず、それも少し入れていたければいいと思う。
【委員】
9ページの表の中で積立金現在高とあるが、上の文章では基金現在高となっており、同じ意味だと思うが表記が違うので、統一したほうがわかりやすいのではないか。
【事務局】
訂正する。
【委員】
今まで行財政改革の委員としてご縁があり、自分の専門でもある、行財政、財政の部分を中心に感じたことを申しあげる。9ページの(3)財政の状況 で、今までの計画と見比べるとあまり変わりがない。行財政改革の内容を総合計画に入れていくという話であったので、もう少し攻めたような形にすればよい。行財政は削減ばかり強調しがちであるが、「創生する」「生み出す」という観点も非常に大事である。この書きぶりでは、現状のものと今後のものに変わりがないので、今までの高槻市の取組についても記載し、そのうえでの財政の状況について書くとよい。第2パラグラフの、「こうした厳しい状況においても」というところで、平成29年の「高槻市みらいのための経営革新」のことに触れているのは新しい文面を入れているので良いが、各論で行財政運営のことが入っているので、「こうした厳しい状況においても、将来を見据え、輝く未来の実現に向けて、持続的な成長につなげるため」の後に、「従来より高槻市行財政改革大綱の策定を行うとともに、積極的な行財政運営を進めてきた」というように取組について入れたうえで、「高槻市みらいのための経営革新」を進めてきたというように、現状だけではなく、これまでやってきたことについての文面を入れると、市民が見た時に積極的な部分が見えると思う。そうでなければ財政の見通しに繋がらず、厳しい、硬直化が進んでいるといったような文面ばかりなので、従来の基本計画から脱皮した新たな部分を入れていただきたい。
【会長】
私もそう思う。本文の方には出てくるが、総論の現状のところで、今までこうやってきたのだということを、きちんと押さえたほうが良いと思う。
【事務局】
おっしゃるとおり、これまで取り組んできたが、もっと厳しくなるということを、しっかりと伝える必要があるので書き方を検討する。
【委員】
背景について、5ページ(1)交通の利便性 にて、五領地域などでジャンクションができ、新名神が更に東に延びるという背景が挙げられているが、(2)豊かな水と緑、歴史資源による良好な景観 には良好な田園風景を形成していると記載されており、異なる光景ができてきていることがわかる。現実に、高槻市がどんな形になってきているのか、もう少し詳しく書くと良い。また、交通利便性ということで、バス運営の存続の問題もあるが、市バスの話が全く触れられていないのもどうかと思う。また、地域の状況をみると高齢化が進んでいると同時に空き家が増えているのも特徴だと思う。そういった悪い部分ももう少し踏まえて、今後どうしていくかということを考えていかなければ、これからの高槻は無いと思う。
【事務局】
新名神と良好な田園風景というところについて、関連性があいまいなので、書き方については考えていきたい。市営バスについても、交通の利便性について市外からのアクセスを中心に書いているが、市内での移動の利便性の高さも特長だと思うので記載を検討したい。高齢化率については人口の動向で記載があるが、この中でも記載できるか事務局で検討する。
【会長】
高槻市の特長のところで、市バス運営の存続問題について書くかどうかは悩ましいが、交通網が整備されていて、それを維持していくことが課題であるというように繋いでいけばいいのか。
【事務局】
市バスなどの交通については、交通の審議会で審議している。
【会長】
市内については市バスがあることで利便性が高いということを、高槻市の特長として是非入れておくべきだ。
【委員】
高槻北部の森林の話があったが、防災・減災、災害に強いまちづくりというのは最近よく言われており、雨水貯留槽の整備にも力を入れているが、一方で、今までに経験の無い豪雨災害や風の脅威も経験した。そういった中で、災害ごとの体系化、それぞれの対応の仕方、また、防災・減災といいながら、避難訓練など災害発生後の準備は進んでいるが、災害そのものを減ずるとか防ぐとかいうことについては、総合計画の中ではどのような表現や考え方を示すことができるのか。
【事務局】
自然災害の増加について、10ページに記載しているが、市としては国土強靭化計画の策定に向けて取り組んでおり、事前防災・減災の取組を積極的に進めていこうとしているところである。訓練は事後の対応になるが、市の取組としては事前防災・減災についても力を入れて取り組んでいきたいと思っている。
【会長】
高槻の森林は民有地なのか、市が介入できるのか。今度、高槻も森林環境税が入ってくると思うが、どこに使うつもりなのか。
【事務局】
所有は、ほぼ民有地である。森林環境税は大阪府を通じて一定配分がある。
【委員】
大阪府の森林環境税が4・5年前にできたが、それについては森林面積などの関係で高槻が一番多くもらっていると思う。ここで尋ねたいのは、今度、国の方でも森林環境譲与税が出てくる中で、市町村に分配される部分を、どのように使おうと思っているのかということである。使い道について国からいろいろと方針が出ているなかで、使い道がない市町村は基金に積み上げるとか、計画を作ってやっていくというところもあるようだが、高槻市では使い道はどうするのかということを聞いている。
【担当所属】
森林環境譲与税は、令和元年度の見込みで1,700万円、令和二年度の見込みは3,400万円となっている。本市では災害の復旧などに充てる予定になっているが、それでも十分な財源ではないと考えている。
【委員】
基本計画などの中で、そのあたりの議論をしたいと思っている。高槻市の北部区域は激甚災害指定を受けているので国からも財源が出る。ただし区域が決まっているので、激甚災害指定を受けていない区域をどうするかということで、国からの財源の使い道含め考えていかなければならない。
【委員】
【事務局】
商工業の一行目の文章については検討したい。医療の部分について、三島救命救急センターが大阪医大に移転することに関しては、着実に進めており、市と救命救急センターが連携することや、特別救急隊を含めた運用については、今のところ大きくは変わる予定はないと思っている。事実関係を整理する中で変更があれば、またご報告するが、現在のところ関係については大きく変わりはない。
【委員】
10ページの「5 社会環境の動向」の「(1)人口減少と少子高齢化の進行」について、地域福祉に関わる者としては、少子高齢化も大きな問題ではあるが、基本計画の各論には記載されているが、核家族化・単身世帯の増加・高齢者世帯の増加・個人の価値観の多様化・ライフスタイルの変化もある。昔は大家族で子育てを助けてもらえたが、今は子育てに悩み虐待することもあるし、また高齢者世帯ではどうしても外に出なくなるので、孤立することがある。また個人の価値観の多様化で、人々のつながりがなくなったりする。そういったいろんな面で、地域社会の中で課題として現れてくる。基本計画のそれぞれの体系の中では家庭の教育力や地域の力をつけるということが課題として挙げられているが、起きている変化として、総論的な部分にも、人口減少と少子高齢化に加えて書き込んでもいいのではないか。例えば、54ページの「地域福祉の充実や生活困窮者への支援」の現状・課題の中に書かれている、「ひとり暮らし世帯や核家族世帯が増加し、(略)課題が生じています。」、48ページの「社会教育・青少年育成の充実」の、「価値観の多様化や少子高齢化の進行、(略)地域力の強化が強く求められており、」の部分について、市は課題の認識はされているが、総論部分で、このような話も入れて良いと思う。その方が、後ろの方でばらばらになるよりも見やすいと思う。また、情報社会の進展について、スマホの普及に伴って、スマホ依存症、SNSを介して事件に巻き込まれるといった危険性についてもここで認識しておく方が良いと思う。
【会長】
基本計画で出て来るが、後で受けやすいように冒頭でも記述しておいた方が良いということだった。修正できるか。
【事務局】
施策に至る背景ということで、空き家の話なども関連してくると思うが、検討する。
【委員】
5ページの「2 高槻市の特長」の、「(2)豊かな水と緑、歴史資源による良好な景観」の中で、「樫田地区・原地区(略)、南部の三箇牧地区・五領地区(略)」と記載があるが、他の地区についても宅地と農業地が混住された地域がたくさんあるので、そういう記述も入れていただければと思う。樫田地区・原地区・三箇牧地区・五領地区は住宅地と農業地が離れているが、混住しているところが住みやすい環境であるということも入れてほしい。また、先ほどおっしゃっていたように、高槻市の「医療を中心としたまちづくり」というのは、他の市町村と比べて特に医療が充実しているところが高槻市の大きな特長である。
【会長】
地区の特長を、もう少しプラス面で記述できるのではないかというご指摘であった。
【委員】
6ページの「(4)商工業や学術機関の集積」の5行目に記載されている、京大の研究施設はまだあるのか。京大農場があったが安満遺跡公園になっているのではないか。
【事務局】
過去にあったということと、現在も阿武山に地震の観測所がある。
【委員】
「(5)充実した医療」について、高槻市の救急の充足率が非常に高いので、それを記載すればアピールになる。また、三島救急救命は再来年の6月に大阪医大と合併するので今後は大阪医大が担うことになる。
【委員】
5ページの「(5)充実した医療」について、三次救急とか二次医療機関など機能の役割についてうまく書かれていると思う。例えば、三次救急医療をやっているのは三島救命救急センターだけでなく大阪医科大学もあるし、産科や小児に関しては高槻病院も担っている。そういった意味で三次救急医療機関が所在していると書かれている。それから、市と救命救急センターが連携して、これらを運営しているということがうまく書かれている。全国的な医療の状況を見ても、世界でも誇れる医療環境だと思う。そんな医療環境が整っている地域だということをもっと押し出して書いていただけると有難い。
【委員】
12ページの「住み続けたい理由」のグラフで、「交通の利便性が良い」がトップになっているが、この要素に市バスが含まれていると思う。「昔から住んでおり慣れ親しんでいる」というのが、なぜこれほど割合が高いのか不思議である。かつて人口急増都市であったころからスタートして「昔から」という表現になるのか、それを乗り越えてこの結果になっているのか。その分析も知りたい。
【会長】
「昔から」というはいつからなのか。質問の内容によっては受け止め方がちがうかもしれない。
【事務局】
居住歴も聞いているので、クロスの分析が可能か確認する。
【会長】
もし、クロス分析ができれば、内容に反映されるようにしてほしい。
【委員】
【事務局】
定住促進の取組もしっかり進めていかないといけないと思う。
【会長】
個人も法人も、どちらにも力を入れていくことが必要だと思う。そのバランスの良さが高槻の特長でもある。定住促進といっても、やはり生産年齢世代にたくさん入ってきてほしい。それと同時に働く場もということである。そのあたりも施策を検討する際に、ある種めりはりのきいた書き方ができればと思う。
【委員】
9ページの決算状況の表について、平成30年度で市債とその他収入のところで大きな変化があることの原因に関心が集まると思うので、補足の説明が必要かと思う。
【担当所属】
平成30年度はごみ処理施設の整備で多額の市債の借り入れをした関係で、一気に増えており、それに伴い市債現在高も大きく増えた。合わせて市債以外の財源としてその他収入についても、ごみ処理施設整備基金からの繰り入れも行っているほか、災害の関係で突発的な支出が増えたため、財政調整基金からの繰り入れを行ったという背景もあり、積立金現在高も減少した。
【会長】
扱いをどうするかまた相談させてもらう。
【委員】
12ページの「6 市民意識」について、今住んでいる高槻市民の想いは入っていると思うが、特長と合致していないと思うところがある。また、13ページの「(2)まちの発展のイメージ」のところも、特長と今住んでいる人の想いと今後の想いについて、バランスが違うと思う。これらを結び付けながら、今後、個別施策にうまくつなげていく必要があると思う。
【委員】
高槻市は大阪に働きに行く人が非常に多い。子どもを高槻で預けて、大阪で仕事をしている。もちろん交通の便利がいいというのは良いことでもあるし、夜遅くなっても市バスがきちんと走っている。危険なところでは子どもを預けられないので、安心安全なまちであるといえる。
7ページの「(7)活発な市民活動」について、いろんな活動が活発になることは当然であるが、共稼ぎが非常に増え、子どもを預ける必要性が高まるなか、市民の活動をどのようにとらえて、どういうことを目指していくのか。そのために、大きな施設で文化ホールも作っているが、それをどう生かしていくか、活発な活動をどう進めていくのかが難しいところである。
【会長】
おそらく、施策とも関連してくると思う。
【委員】
市民活動の観点から、コミュニティの市民活動や市民団体が、高槻では活発である。サポートセンターにも200近くの団体が登録しており、高槻は市民活動が盛んだということはアピール出来ているところではあるが、一方で自治会の加入率が減っており、特に高齢の単身世帯の加入が減ってきている。マイナス的な要素かもしれないが、社会環境の動向である人口減少や少子高齢化にも関係するが、自治会の加入率が減ることで、災害が起きた時の共助が損なわれるし、福祉でも助け合いや、近所付き合いが減ってきており、そういったことも踏まえていただければと思う。
【会長】
市民活動の話にも繋がると思うが、自治会などの活動はどこでも悩んでいるところなので、書いてもいいかもしれない。
【委員】
5ページの「(5)豊かな水と緑」について、芥川の水は本当に豊かなのかと疑問に思っている。
また、自治会の中の自主防災に入っているが、自治会については高齢の単身世帯が、災害時に自分の命は守ってほしいので、体が不自由で活動にはできないが自治会費だけは払うという人が増えている。一方で、共働きの世帯が増え、自治会の活動に参加できないということで、若い人が自治会に入会しないというのが現状である。
また、交通利便性については、JRや阪急の電車の利便性が高い。市バスに関しては、全国で市バスを運営している市は少数であり、貴重である。市バスの運営では、70歳以上は無料としているが、財政が今後どこまで維持できるのかと不安を感じる。
【会長】
後半の部分は施策で検討するが、市民活動の部分で、従来型の自治活動が若干弱っているということを現状の部分に書くかどうかは、事務局と相談する。
【委員】
第2章の書き方で、高槻市、国の動向、過去と現在と将来、というのが混ぜて書いてある。前回の第5次と比較すると、第5次の方は、比較的まとまって書かれている。ここで書いたことをベースにして基本構想につなげるのであれば、まず、国がどんなことをやっていて、市が今どういう状況で、課題が何かということを書いておき、それを基本構想につなげるのが一つの方向性だと思うが、課題は全て後ろに記載しているということになると、なぜこれが基本構想になったのかというところが少し弱くなる。この部分をコンパクトにしたいということならそれでいいが、最初から読んでいくと、市の課題がないので、次の10年に何をするのかという一般的な計画の書き方とうまく整合していない。皆さんにわかりやすく伝えるということであれば、「市の現状の課題」「国が言っていること」「次の10年何をしていく」というようなかたちにならないか。
【会長】
スタートのところで特長から始まっているが、その中に課題というものをどこまで書き込むかというところだと思う。市民が目にするので、特長として良いことばかり書いてあるが、課題もあると思う人もいるので、高槻で特に課題になっていることについて「特長」の部分に書いてもよいと思う。
【委員】
1次から5次の総合計画をやってきたこと、特に第5次計画での成果によって現在このような状態にあるということ、これまでの計画に基づいてこのような成果があったということも入れてもいいのではないかと思う。
【会長】
行革の取組があったから、今こういう状況なのだということも含めて、ボリュームの関係もあるかもしれないが、それも入っているほうが、全員が全部を通して読むとは限らないので、最初の部分しか読まない人もいるかもしれないので、それも検討していくと良いかと思う。
【副会長】
7ページの「3 土地利用の状況」で、割合が足して100にならないので100にしてほしい。
【会長】
今日はいろいろなご意見をいただき有難うございました。修正できるところ、追加できるところはしていくことになるが、次回に間に合うか。
【事務局】
対応できるように努める。
【会長】
一旦事務局で検討いただいて、その後に会長・副会長が確認してから、皆さんにご意見をいただくということにする。総論であるからこそ、いろんな意見が出たということかもしれないが、次回以降、個別の内容に入っていく。そのときに総論にこれ書いておいたほうが良かったというのが出てくるかもしれないので、そのあたりも含めて対応していきたい。
【事務局】
以上