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令和5年度第1回高槻市都市計画審議会 開催概要

ページID:120612 更新日:2024年3月19日更新 印刷ページ表示

令和5年度第1回高槻市都市計画審議会 開催概要

会議の名称

令和5年度第1回高槻市都市計画審議会

開催日時

令和6年1月24日(水曜日)午前10時00分から午前11時00分

開催場所

高槻市役所 本館3階 第2委員会室

出席状況

出席委員14名、欠席委員5名

傍聴者

4名

案件

付議案件

  • 第114号議案 北部大阪都市計画道路の変更(大阪府決定)に関する意見について
  • 第115号議案 北部大阪都市計画用途地域の変更(高槻市決定)について
  • 第116号議案 北部大阪都市計画高度地区の変更(高槻市決定)について
  • 第117号議案 北部大阪都市計画防火地域及び準防火地域の変更(高槻市決定)について
  • 第118号議案 北部大阪都市計画生産緑地地区の変更(高槻市決定)について

その他

結果 原案のとおり承認されました。

会議録

開会

【事務局】

定刻になりましたので、ただ今から令和5年度第1回高槻市都市計画審議会を開催させていただきます。委員の皆様におかれましては、お忙しい中、本審議会にご出席賜りましてありがとうございます。私は、本審議会の事務局を預かっております、都市創造部長の北野でございます。しばらくの間、進行役を務めさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

なお、誠に恐縮でありますが、発言をされる場合は、マイク右側のスイッチのオン・オフの操作をよろしくお願いします。それでは、開会に先立ちまして、八十副市長よりご挨拶を申し上げます。

 

【副市長】

副市長の八十でございます。

令和5年度第1回高槻市都市計画審議会の開会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。

委員の皆様におかれましては、公私何かとお忙しい中、本日の審議会にご出席を賜り、誠にありがとうございます。また日頃より、本市都市計画行政に関しまして多大なるご支援ご協力を賜っておりますこと、改めて御礼申し上げます。

まず、令和6年1月1日、震度7の能登半島地震が発生し甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。

本市も平成30年の大阪府北部地震を経験しており、国・府と連携し、速やかに職員を派遣するなど、被災地の状況に合わせて、できる限りの支援をしているところで、改めて自然災害は、必ず起こることを前提に、災害に対する事前の備えの重要性を感じたところです。

さて、本市では、昨年3月に「高槻城公園芸術文化劇場」が開館し、本年は、将棋の聖地である「関西将棋会館」がJR高槻駅西口前に移転する運びとなっております。

また、組合施行で土地区画整理事業が進められ、事業完了が目前に迫っている、高槻インターチェンジ周辺の成合南地区につきましては、スーパーや製造業をはじめ、様々な業態の企業進出などにより、本市の玄関口にふさわしい新しいまちの姿がみえてきております。

これらの取組は、いずれも、将来にわたって本市の活力や魅力の向上に大きく寄与するものと考えております。

さて、本日の審議会でご審議いただく案件ですが、都市計画道路変更に関する意見についてや、当該変更に伴う用途地域等の変更のほか、生産緑地地区の変更など、合計5つの議案について、付議させていただいております。詳細につきましては、後ほど事務局よりご説明申し上げますので、ご審議賜りたいと考えております。

こんにち、少子高齢化や人口減少に加え、自然災害の頻発・甚大化など、社会を取り巻く環境は厳しさを増す一方ですが、そのような中であっても、本審議会のご意見を賜りながら、安全快適で持続可能な都市を創造できるよう、取り組んでまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

以上、誠に簡単ではございますが、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。

 

<事務局より出席委員及び行政側出席職員の紹介>

 

<会長の選出及び会長職務代理の指名>

 

【会長】

それでは、議事に入りますが傍聴の方はおられますか。

 

<会長に傍聴希望者があることを知らせる>

 

【会長】

傍聴希望の方が4人おいでになります。今回、市の付議案件に、公開することが不適当なものは認められませんので、傍聴を許可したいと思います。

では、傍聴の方を入場させてください。

 

<傍聴者入場>

 

第114号議案 北部大阪都市計画道路の変更(大阪府決定)に関する意見について

第115号議案 北部大阪都市計画用途地域の変更(高槻市決定)について

第116号議案 北部大阪都市計画高度地区の変更(高槻市決定)について

第117号議案 北部大阪都市計画防火地域及び準防火地域の変更(高槻市決定)について

【会長】

それでは、議事に入りたいと思います。案件、第114号議案から第117号議案につきましては、関連する案件とのことですので、一括して説明していただきたいと思います。事務局より説明をお願いします。

 

【事務局】

それでは、第114号議案から117号議案につきましては、都市計画道路富田奈佐原線の変更に関する都市計画決定となりますので、まとめて説明させていただきます。

まず、資料の確認として、事前にお配りしております議案書をご覧ください。第114号議案が都市計画道路の変更で、議案書の114-1ページは市から本審議会への付議依頼文となっています。

次の114-2ページは、大阪府から本市への意見照会文、114-3ページは計画書、114-4ページは変更の理由書、114-5ページは変更路線全体を含めた都市計画総括図、114-6ページは変更路線南部分の計画図、114-7ページは変更路線北部分の計画図です。

次に、第115号議案が用途地域の変更で、議案書の115-1ページは市から本審議会への付議依頼文となっています。

次の115-2ページは高槻市全体の用途地域を示した計画書、115-3ページは変更の理由書、115-4ページは変更箇所周辺を含む都市計画に関する総括図、115-5ページは用途地域変更箇所の計画図です。

次に第116号議案が高度地区の変更で、議案書の116-1ページは市から本審議会への付議依頼文となっています。

次の116-2ページから3ページは高槻市全体の高度地区を示した計画書、116-4ページは変更の理由書、116-5ページは変更箇所周辺を含む都市計画に関する総括図、116-6ページは高度地区変更箇所の計画図です。

最後に、第117号議案が防火及び準防火地域の変更で、議案書の117-1ページは市から本審議会への付議依頼文となっています。

次の117-2ページは高槻市全体の防火及び準防火地域を示した計画書、117-3ページは変更の理由書、117-4ページは変更箇所周辺を含む都市計画に関する総括図、117-5ページは防火及び準防火地域変更箇所の計画図です。

次に別冊の審議会資料をご覧ください。資料の114-1ページから114-6ページには、第114号議案から第117号議案に関する変更概要を示した資料を添付しております。

それでは、具体的な議案の内容につきましては、前方のスクリーンを用いて説明させていただきます。お手元の審議会資料114-1ページから114-6ページと対応するものとなっておりますので、恐れ入りますが、前方をご覧ください。

まず、変更概要ですが、大阪府において、富田奈佐原線の一部区間の変更及び廃止を行うものです。また、廃止する区間の一部において、用途地域・高度地区、防火・準防火地域もあわせて変更するものです。

都市計画道路富田奈佐原線は、起点が茨木市との市境である高槻市西町、終点が高槻市南平台三丁目の全長約4.5km、標準幅員22m、4車線の高槻市と茨木市を結ぶ広域幹線道路の一部区間を構成する路線です。

本路線につきまして、大阪府において計画の必要性や事業の実現性を踏まえた計画の見直しがされ、事業化に向けた検討を行った結果、案がまとまり、関連する都市計画を変更されるものです。

変更内容としましては、(1)の区間において、富田奈佐原線の車線数及び幅員等の変更、(2)の区間において、富田奈佐原線の廃止、(3)の区間において、用途地域、高度地区、防火・準防火地域の変更を行います。(1)と(2)につきましては、大阪府決定、(3)につきましては、高槻市決定となります。

次に変更内容の詳細をご説明します。

まず、富田奈佐原線一部区間の変更についてです。こちらの地図は、右側を北向きで示しております。変更の対象区間は、国道171号から市道郡家茨木線までの約1.2kmで、車線数及び幅員の変更を行います。

現況道路の状況ですが、幅員約7mで、歩道がなく狭隘である一方、高槻市北西部地域からJR摂津富田駅方面へのアクセス道路となっており、本市市営バスの運行路線でもあり、歩行者や自動車等の通行量が非常に多く、交通安全上課題が多い路線となっています。

そこで、当該路線の早期整備を大阪府に対し、強く要望してまいり、協議を重ねてきた結果、今般、事業の実施に向け、大阪府が都市計画の変更を行うことになったものでございます。本路線の現在の都市計画は、標準断面図上側のとおり、幅員22mで、4車線で計画されています。

将来的な交通量を踏まえますと、2車線で交通処理が可能なことから、歩道や自転車通行空間を確保した幅員18mの計画に変更されます。断面の内訳は、車道が1車線あたり 3m、自転車通行帯が1.5m、路肩等が1m、歩道が3.5mです。

また、国道171号との交差点部大畑町交差点、および市道郡家茨木線との交差点部については、右折車線を設けるため、それぞれ幅員21mとなります。

続いて、道路線形ですが、大畑町交差点から巡礼橋までの区間につきましては、現在の都市計画線が、ほぼ現況道路の西側、画面上側に沿って計画されているため、現況道路の西側を基準とし、そこから18mの幅員で、東側、画面下側に都市計画線を設定されています。

巡礼橋から市道郡家茨木線までの区間につきましては、現況の道路敷を最大限活用できるよう計画しており、西側、画面上側は現況道路を基準とし、東側、画面下側は女瀬川に架かる氷室大橋付近の現況道路や現都市計画線を基準とし、新たな権利制限をかけないように計画されています。

次に、富田奈佐原線の一部区間の廃止(府決定)についてです。

廃止する区間は市道郡家茨木線から市道南平台日吉台1号線までの約1キロメートルです。現況道路の状況につきましては、市道郡家茨木線から名神高速道路までの区間は幅員約22mで、両側歩道が整備されています。

名神高速道路から北側の区間は、幅員約9mで、西側には歩道、東側には路側帯が設けられています。この区間は、大阪府が都市計画道路見直しの基本方針に基づき検証したところ、現道の2車線で交通処理が可能であること、両側もしくは片側に歩道が整備されていることなどから、この度の都市計画変更に合わせて廃止とされます。廃止に伴い、都市計画の終点位置は高槻市南平台三丁目から氷室町一丁目に変更となります。

続きまして、用途地域等の変更(市決定)についてです。大阪府の都市計画道路富田奈佐原線の変更にあわせて、名神高速道路から北側の都市計画道路廃止区間 約650mにおいて、用途地域、高度地区、防火地域・準防火地域の変更を行います。

まず、用途地域ですが、現在の用途地域は、都市計画道路の中心を用途地域の境界として、西側、画面の上側を黄緑色で示す第一種中高層住居専用地域、東側、画面下側を緑色で示す第一種低層住居専用地域に定めていました。

今回、この都市計画道路が廃止されるにあたり、用途地域の境界を都市計画道路中心から、現道の道路中心に変更し、再設定を行います。これにより、赤い点線で囲まれる区域 約0.5ヘクタールが、用途地域等の変更範囲となります。

具体的には、赤い点線で囲まれる区域が、緑色の第一種低層住居専用地域から、黄緑色の第一種中高層住居専用地域に変更となります。この用途地域の変更に伴い、容積率が100%から200%、建ぺい率が50%から60%となります。

また、用途地域に合わせて高度地区が変更されます。赤点線の区域内において、第1種高度地区から第2種高度地区への変更により、敷地北側境界の高さ制限が5mから10mに変更となります。同じく赤枠内の地域では、現在防火地域の指定はありませんが、今回の変更で準防火地域に指定することになります。

準防火地域に変更となることで、屋根は、金属屋根・瓦ぶき、開口部を鉄製のドアや網入りガラスなど、防火認定を受けた不燃材料の使用が課せられます。

なお、今回の用途地域、高度地区、防火・準防火地域の変更により、新たに既存不適格となる既存の建築物はありません。

最後に、都市計画法に基づく手続きについてご説明します。今回の変更に係る説明会を7月20日と22日に開催し、それぞれ参加者は85名、79名でした。次に、大阪府が、都市計画道路の変更に係る公聴会を予定しておりましたが、公述申出がなかったため、開催されておりません。

次に、都市計画案の広告・縦覧を11月6日から11月20日まで実施し、意見書の提出はございませんでした。

そして、本日の高槻市都市計画審議会に続き、2月6日の大阪府都市計画審議会において審議されます。答申後の都市計画決定・告示につきましては、令和6年3月を予定しております。

次に、都市計画に係る意見等の概要ですが、さきほど申し上げましたとおり、公述申出、縦覧時の意見書の提出はございませんでした。

説明会においては、質疑がございましたので、その代表的な質疑の要旨とそれに対する回答を紹介いたします。「現道より東側に拡幅する都市計画となるのはなぜか。」という質問に対し、大阪府は「現在の都市計画が概ね現道の西側に沿って計画されているため、都市計画変更後も新たな制限をかけないよう、西側を基準に東側に拡幅する予定です。」という回答をされております。

次に、「都市計画の廃止に反対。既にセットバックしてある物件もあり、計画を存置すべき。」という意見に対し、大阪府は「大阪府全体の将来交通量予測等から本路線を見直した結果、廃止することとしたものです。」という回答をされております。

最後に、「用地買収や工事着手、完成等のスケジュールはいつ頃になるのか。」という質問に対して、大阪府は「令和5年度の都市計画変更告示後、令和6年度に国道171号から市道郡家茨木線の1.2kmのうち、事業化区間を決定し、事業認可の取得を目指します。その後、用地買収、道路工事の工程になりますが、事業実施区間や時期については現時点では未定です。」という回答をされております。

その他の質疑、応答の内容に関しましては、別冊資料114の5ページ、6ページをご確認ください。

それでは以上で、第114号議案から第117号議案の説明を終わります。

 

【会長】

ありがとうございました。それでは、ただ今ご説明いただいた、第114号から第117号までの一連の議案について、質疑に入りたいと思います。

本件に関しまして、ご意見・ご質問がありましたら、お願いいたします。

 

【A委員】

 先ほどの質疑の中にもありましたが、幅員22mの都市計画道路の変更について、大阪府が見直しの中で交通量の予測を行った結果、4車線を2車線に変更するとのことですが、交通量については、当初の予定からどのぐらい減った数値になっているのかお聞きしたいと思います。

 

【会長】 

事務局よろしくお願いします。

 

【事務局】

昭和44年における都市計画決定をした際の将来交通量については、手元に数値はございませんが、現在の交通量及び将来交通量に基づき、道路構造を決定したということでございます。

直近の令和3年度の道路交通センサスの交通量におきましては1日あたり9,691台、そして令和22年度の将来交通量につきましては、約8,900台でございます。それらの数値をもとに、道路構造令の道路区分第4種第2級の道路設定、道路構造を設定しているということでございます。

 

【会長】 

よろしいですか。

 

【A委員】

基準に見合った見直しということで妥当かなと思っております。

交差点部分も右折レーンの計画もあるということですが、特に大畑町の交差点の渋滞の解消と、バスも通っておりますし、狭小の歩道もない道路ですので、今回の計画によって、市民の安全が図られて交通もスムーズになるということであると思っておりますので、ぜひしっかり取り組んでいただきたいと思います。

 

【会長】 

はい。ありがとうございます。

他にご意見・ご質問等がありましたら、お願いします。

 

【B委員】

私は、7月20日の説明会に出席させていただいて、どんな意見が出るかと聞きに行ったのですが、概ね反対するような声はなかったと思っています。ただやはり、スケジュールがいつになるのかというのが皆さん気になるところだったようで、「説明会に来ていない人や都合で来られない人もいるから、お知らせを今後しっかりして欲しい、チラシも配布して欲しい」という意見があって、それは持ち帰りますということでした。

資料の114-6ページの6でお答えになっていて「具体的にはまだわかりません」というお話だったのですが、その後、こうした市民の方からいただいた意見に何か返せるような答えを、大阪府から周知方法など何か聞いていることがあれば教えて欲しいと思います。

 

【事務局】

現在、市と大阪府で地元に対して、事業スケジュールや測量を行うときのアナウンスの方法について、どのようにしていくかということを協議しているところです。また時期が来れば、地元はもちろん、関係者の方々にも説明しながら丁寧に対応していきたいと考えております。

 

【B委員】

ぜひよろしくお願いします。以上です。

 

【C委員】

意見を申し上げます。

長らく地元で狭いがゆえに危険な道路として、地元の皆様も改善を求めてきたという、長い経緯があって、今回の必要性や事業の実現性から、こうした変更がされること自体は妥当な取組ではないかと考えております。

先ほど、B委員からもありましたとおりスケジュール等々気にされておられますが、特に大阪府にはこうして変更するよと言って地元が気運を高めてから、これが長らく動かないということになりますと、やはり今度はまたそれが失望やマイナスの形に変わってしまうのはよくないと思いますので、今、見えないスケジュールということですが、早期の取組をしっかりと高槻市としても大阪府に求めていただきたいと思います。

 

【会長】

はい、ありがとうございます。他に皆様からご意見あるいはご質問いただければと思いますが、よろしいですか。

特にないようですので、これら4つの議案について、一つずつ採決に入りたいと思います。

まずは、第114号議案「北部大阪都市計画道路の変更(大阪府決定)に関する意見について」は、原案のとおり承認としたいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

<異議なしの声>

 

【会長】

異議なしということですので、原案のとおり承認する旨、答申させていただきます。

続きまして、第115号議案「北部大阪都市計画用途地域の変更(高槻市決定)について」は、原案のとおり承認したいと思いますが、いかがでしょうか。

 

<異議なしの声>

 

【会長】

異議なしということですので、原案のとおり承認する旨、答申させていただきます。

続きまして、第116号議案「北部大阪都市計画高度地区の変更(高槻市決定)について」は、原案のとおり承認したいと思いますが、ご異議はございませんか。

 

<異議なしの声>

 

【会長】

異議なしということですので、原案のとおり承認する旨、答申させていただきます。      

続きまして、第117号議案「北部大阪都市計画防火地域及び準防火地域の変更(高槻市決定)について」は、原案のとおり承認したいと思いますが、ご異議はございませんか。

 

<異議なしの声>

 

【会長】

異議なしということですので、原案のとおり承認する旨、答申させていただきます。

以上で、第114号から第117号までの一連の議案についての採決が終わりました。ご審議ありがとうございました。

少しだけ先ほどのご意見に申し添えますと、ご承認いただいたので非常にありがたいと思いますが、計画を決めないとなかなか事業の話が進まないということがあります。今ご質問いただいた「いつ事業をやるのか」というのは事業の話ですので、計画が決まった後、事業を進める大阪府とこの内容についてスケジュール感をもって中身を詰めていただくと。

予算が関わってくるもので大変かもしれませんが、高槻市の総意として審議会でこの計画を進めていくことが異議なしとしてご承認いただきましたので、その点の努力につきましてもよろしくお願いいたします。

 

第118号議案 北部大阪都市計画生産緑地地区の変更(高槻市決定)について

【会長】

続きまして、第118号議案「北部大阪都市計画生産緑地地区の変更(高槻市決定)について」を議題といたします。

事務局より説明をお願いします。

 

それでは、第118号議案「北部大阪都市計画生産緑地地区の変更(高槻市決定)について」を説明いたします。

まず、事前にお配りしております資料の確認をお願いします。こちらの議案書でございますが、118の1ページは、市から本審議会への付議依頼文となっております。次に、118の2ページから118の9ページまでは、今回の変更後における全地区の計画書で、それぞれの生産緑地地区の名称、位置及び面積などを記載しております。

次に118の10ページは、今回の変更理由でございます。

また、別冊の審議会資料118の2ページ及び118の3ページには、「新旧対照表」として、今回変更しようとする生産緑地地区を一覧表に取りまとめており、続く118の4ページから118の8ページは、当該生産緑地地区の位置を示す「新旧対照図」でございます。

また、右上に補足資料と書かれた、A4、1枚物の資料は、補足資料として生産緑地地区制度の概要を取りまとめたものとなっております。

それでは、具体的な議案説明につきましては、お手元の議案書などのほか、前方のスクリーンにて、説明をさせていただきますので、恐れ入りますが、前方をご覧ください。

はじめに、改めて生産緑地地区制度の概要について、説明いたします。

 生産緑地地区は、市街化区域内において緑地機能及び多目的保留地機能の優れた一定規模以上の区域の農地等を都市計画に定め、建築行為などを規制し、計画的に保全することにより、良好な都市環境の形成に資することを目的としているものです。

 この行為の制限は30年間、農地等として管理することを義務付けられることとなります。このように建築などの行為制限を課す一方で、市街化区域内農地の固定資産税は宅地並み課税となるところを、生産緑地に指定されると農地評価となり軽減され、更に相続税の納税猶予の適用を受けるなど、農地等として維持し易くなるよう税制面での優遇措置が講じられています。

また、所有者への救済措置として、市に対し、公共施設用地として買取りの申出ができる制度が設けられています。この申し出ができる要件といたしましては、生産緑地の指定から30年を経過した場合、また、農業の主たる従事者の死亡や、農業を継続することが不可能となる身体的な故障を有するに至った場合となっています。

この買取りの申出の日から1か月以内に買い取るか、または買い取らないかを所有者に通知したあと、あっせんに努め、3か月以内に所有権の移転がなければ、建築等の行為制限が解除となり、農地等以外の土地利用が可能となるものです。

なお、本市では平成4年8月18日に最初の生産緑地地区の都市計画決定を行っており、以後、地区の廃止や追加指定などに伴う変更について、ご審議をお願いしているところでございます。

 以上が、生産緑地地区の概要でございます。

次に、今回の変更理由を申し上げますと、生産緑地指定から30年を経過したことや農業従事者の死亡又は身体的故障により、買取りの申出が行われた結果、建築物の建築などの行為制限が解除され、生産緑地の役割を終えたものが生じてきました。

そのことから、該当する生産緑地地区について、下の図のような、ひとつの地区内にある一部の生産緑地の買取り申出により区域が変更となる「区域変更」及びその右側の図のような、買取り申出により地区内に生産緑地が残らない「地区廃止」に関する都市計画の変更を行うものでございます。

それでは次に、今回の変更について説明いたします。

今回は、買取りの申出がされ、3か月以内に所有権の移転がなかったことにより、33地区において行為制限が解除されたため、高垣町2地区など18地区の区域変更を行い、高垣町1地区など15地区を廃止し、面積にして約3.73ヘクタールの減少となるものです。

今回、変更する生産緑地地区の位置につきましては、お手元の議案書別冊の審議会資料118の4ページから118の8ページの「新旧対照図」をご覧ください。

前方のスクリーンにも、審議会資料118の4ページの新旧対照図を表示しております。円で囲っている生産緑地地区のうち、黄色で表示されている区域が変更・廃止する区域でございます。

次に118の5ページをご覧ください。円で囲っている地区が変更・廃止する区域でございます。

次に118の6ページをご覧ください。円で囲っている地区が変更・廃止する区域でございます。

次に118の7ページをご覧ください。円で囲っている地区が変更・廃止する区域でございます。

次に118の8ページについては変更・廃止する区域はございません。

以上が今回、都市計画変更をしようとする地区の位置でございます。

改めて前方のスクリーンをご覧ください。

生産緑地地区全体としては、変更前の291地区、約60.04ヘクタールから、今回、18地区の区域変更と15地区の地区廃止により、地区数は15地区減少し、面積では約3.73ヘクタールの減少となり、その結果、276地区、面積としては約56.31ヘクタールに変更するものでございます。

なお、今回の変更について、都市計画変更案の公告縦覧を、昨年12月4日から12月18日までの2週間にわたり行いましたが、意見書の提出はございませんでした。

以上で、第118号議案の説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

【会長】

ありがとうございました。これから質疑に入りたいと思います。

本件に関しまして、ご意見・ご質問がありましたら、お願いします。

 

【会長】

特にないようですので、第118号議案「北部大阪都市計画生産緑地地区の変更(高槻市決定)について」は、原案のとおり承認したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

<異議なしの声>

 

【会長】

異議なしということですので、原案のとおり承認する旨、答申させていただきます。

どうもありがとうございました。

本日の議案としましては、以上でございます。事務局の方で、その他案件がございますか。

 

【事務局】

はい、報告事項が1件ございます。

内容につきましては、担当から報告させていただきますので、よろしくお願いします。

 

報告事項 (仮称)地域共生ステーションの整備について

【事務局】

それでは、報告事項につきましてご説明いたします。前方スクリーンをご覧ください。また、資料については、スクリーンと同じものをお手元に配布いたしておりますので、適宜ご参照ください。

本案件は、来年度に用途地域の変更に関する審議をお願いする予定をしているもので、本日はその審議に関わる、市が現在進めている(仮称)地域共生ステーション整備事業の概要等についてご説明いたします。

まず、社会背景、福祉の状況です。少子高齢化や人口減少の進行に加え、住民同士のつながりが希薄になり、福祉ニーズの多様化・複合化など個別の福祉制度のみでは十分な解決が図れない事例や制度の狭間の問題が生じています。本市の高齢化率は令和3年9月末で29.3%となっており、全国の28.9%を上回っています。

図は、本市の人口ピラミッドの推移で、本市の人口構造の特徴として、1960年頃から全国にもまれにみる人口急増を経験しており、その時の急増した人口が、働く世代やその子どもが中心であったため、それ以降、約50年以上が経過し、その方々が一斉に高齢者世代を迎えられているという構造となっています。

そして、高槻市人口ビジョンにおいては、2065年に高齢化率は39.5%になると予測しております。

地域共生社会づくりの必要性です。ここでは、福祉の切り口から地域共生社会の必要性を説明しています。介護と育児のダブルケアや、80代の高齢者が50代のこどもを家で見ているなど、福祉ニーズの多様化・複合化が進んでいます。また、社会的孤立や、一人で住んでいるために発生する身近な生活課題や、軽度の認知症による様々な課題なども表面化しつつあります。

そして、今後もさらなる高齢化により多くの人の生活の中心が職場から地域に移っていく中で、人々の生活基盤となる「地域」の重要性が一層高まっており、地域共生社会への移行が必要となっています。

今後、人口減少、超高齢化社会を迎えていくにあたり、生活の基盤となる地域の力を高めていくために、あらゆる世代の多様な人々が自然と集まり、社会的障壁を超えて交流できるような地域の核となる空間が必要であると考えています。(仮称)地域共生ステーション整備事業は、核となる空間を整備し、そこでの様々な取組により、地域共生社会の実現に向けた気運を市民とともに醸成していくことを目標としています。

(仮称)地域共生ステーション整備予定地です。整備予定地は、図の中央あたりのマルで囲んでいる場所で面積は約20,000平方メートルです。整備予定地周辺は、地域の特色として、地区コミュニティと地区福祉委員会などが連携して、祭りや運動会、文化祭を実施しているなど、地域活動や地区福祉活動が活発な地域で、主として人口急増期に住宅地として発展してきた地域となっております。

都市計画の状況です。図は、当該地域の用途地域を色分けしてお示ししているもので、整備予定地周辺は、主に第一種中高層住居専用地域となっております。この住宅地として発展してきた当該地区において、整備予定地を含む一体の街区について、「地域共生社会」という新たな公共の福祉に資する土地利用を目指すべく、都市計画の変更を検討しております。

 これは、現段階での土地利用計画の一例です。本事業については、PFI事業にて整備を進めていく予定としており、具体的な計画は今後募集することとなるため、現段階での一例となります。ポイントとしては、すべての人が障がいの有る無しを超えて交流できるような核となる公共施設を一つ整備するとともに、様々な使い方ができる広い広場を設けていきたいと考えているところでございます。

公共施設に持たせる機能や規模の現時点の候補となります。地元のコミュニティや各種団体との意見交換、また、地域の方々へのアンケートやワークショップ等を踏まえ、候補としているものです。

 あらゆる世代の人々が、障がいの有無等に関わらず、ともに楽しく過ごせるために必要な諸室・機能を導入する。という考え方に立ち、表に記載のものを計画しています。

屋内施設は、生活利便施設としては、カフェやベーカリー等で、障がい者の雇用や障がい者と利用者の交流が生まれるものを複数導入するとしています。

また、広いバリアフリー空間で様々な使い方ができるみんなの居場所や、それと一体的に使えるエントランスホールのほか、ギャラリー・ショップから資料右側に行きまして、事務所まで屋内合計で4000平方メートル程度の複合施設を検討しています。屋外は、インクルーシブ広場・屋根付きテラスのほか、駐車場やバスも入れるロータリーを設ける予定としています。

 この想定している諸室の生活利便施設やホール・事務所等の規模から、現行の用途地域では対応できず、本施設については、地域共生社会という新しい社会の形を創造していくために、用途地域の緩和を検討しているものです。

また、併せて地区計画を定め、秩序ある土地利用の規制・誘導を図ってまいります。

 最後に、目指すイメージをまとめております。資料記載の4つの視点から、先ほどの土地利用計画、施設内容を考えているところでございます。

説明は以上です。よろしくお願いいたします。

 

【会長】

ありがとうございました。本件に関しまして、ご意見・ご質問がありましたら、お願いします。

今回は、事前に内容を知っておいてほしいいうことで、次回の用途地域の見直しの際にもう少し具体的な内容について、皆様からご意見をいただくということでよろしいですか。

 

【事務局】

はい、その通りでございます。

 

【会長】

ありがとうございました。特にご質問等なければ、本件に関しましては以上になります。

以上をもちまして、本日の案件等は終了いたしました。事務局の方で今後の予定など、何かありましたらよろしくお願いします。

 

【事務局】

本日はご審査まことにありがとうございました。

今後の予定でございますが、次回の都市計画審議会において、本日報告させていただいた、「(仮称)地域共生ステーション」に関する案件などのご審議をいただく予定としております。日程については、後日調整いたしますので、よろしくお願いします。

今後も引き続き、本審議会運営にご協力賜りますよう、よろしくお願いします。

事務局からは以上でございます。

 

【会長】

それでは、以上をもちまして令和5年度第1回高槻市都市計画審議会を終了させていただきます。

皆様、ご協力ありがとうございました。

 

参考

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