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令和5年度 第3回高槻市自殺対策連絡協議会会議録

ページID:119295 更新日:2024年3月18日更新 印刷ページ表示

 

会議の名称

令和5年度 第3回高槻市自殺対策連絡協議会

会議の開催日時

令和6年2月7日(水曜日) 14時00分から15時00分

会議の場所

高槻市役所本館3階第2委員会室

公開の可否

事務局(担当課)

健康福祉部 保健所 保健予防課

傍聴者数

1名

出席委員

市原委員、恩田委員、岸本委員、関本委員、津田委員、戸板委員、中川委員、中嶋委員、北堂委員、松川委員、松村委員

以上、11名

議題

  • 議題(1) 「第2次高槻市自殺対策計画」(素案)に対するパブリックコメントの結果について
  • 議題(2) 自殺対策の取組状況について
  • 議題(3) その他

配布資料

令和5年度第3回高槻市自殺対策連絡協議会次第 (PDF:81KB)

令和5年度第3回高槻市自殺対策連絡協議会次第委員一覧 (PDF:107KB)

令和5年度第3回高槻市自殺対策連絡協議会次第配席図 (PDF:90KB)

【資料1】「第2次高槻市自殺対策計画」(素案)に対するパブリックコメントの結果について (PDF:226KB)

【資料2】第2次高槻市自殺対策計画(案) (PDF:6.13MB)

【資料3】【令和5年1月から11月時点報告】令和5年中における高槻市の自殺の状況(警察庁自殺統計) (PDF:201KB)

【資料4】【令和5年4月から12月時点報告】令和5年度における自殺未遂者相談支援事業の状況 (PDF:348KB)

【参考資料1】高槻市自殺対策連絡協議会規則 (PDF:84KB)

【参考資料2】高槻市自殺対策連絡協議会の会議の公開に関する要綱 (PDF:124KB)

【参考資料3】審議会等の会議の公開に関する指針 (PDF:279KB)

高槻市自殺対策計画 (PDF:1.47MB)

高槻市自殺対策計画概要版 (PDF:1.22MB)

審議等の内容

事務局:

それでは定刻になりましたので、ただいまから令和5年度第3回高槻市自殺対策連絡協議会を開催させていただきます。本日は皆様方大変お忙しい中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。

議題に入るまでの間、進行を担当させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

まず、本協議会の定足数についてご報告申し上げます。

ただいまご出席いただいております委員の方は、17名中11名でございます。過半数を超えておりますので、本会議は成立しておりますことをご報告申し上げます。

<委員紹介>

<資料確認>

 

事務局:

次に本会議は原則公開となっておりますので、議事録につきましても、市のホームページ上にて公表してまいります。ご発言の際、個人情報の保護に十分ご留意いただきますようお願いをいたします。

また、議事録作成のため録音させていただきたいと思いますので、ご了承お願いいたします。それでは以降、会長に進行をお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 

会長:

円滑な議事進行に努めてまいりますので、皆様のご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

それでは、本会議は「高槻市自殺対策連絡協議会の会議の公開に関する要綱」、及び「審議会等の会議の公開に関する指針」に基づき公開としており、傍聴することができることとなっております。それでは、傍聴者の状況について、事務局から報告をよろしくお願いいたします。

 

事務局:

現在、1名の方が傍聴を希望されておられます。お入りいただいてよろしいでしょうか。

 

会長:

異議ないものとしてお入りいただきます。なおこの後、傍聴希望者の方がこられた場合は、適時傍聴を認めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

<傍聴希望者を傍聴席へ誘導>

 

会長:

それでは、議題(1)について、進めさせていただきます。

議題(1)は「第2次高槻市自殺対策計画」(素案)に対するパブリックコメントの結果についてでございます。事務局より説明をよろしくお願いいたします。

<事務局から議題(1)説明【資料1、資料2】>

 

会長:

ありがとうございました。

パブリックコメントの対応結果をふまえた計画案については、この間、皆さまの方から様々な意見を頂戴してきましたが、特段のご意見等はありますでしょうか。

<ご意見・ご質問等なし>

意見等はないようですので、議題1は終結とさせていただきます。

 

会長:

それでは、次の議題に移りたいと思います。

議題(2)は自殺対策の取組状況についてです。

事務局より説明をよろしくお願いいたします。

<事務局から議題(2)説明【資料3、資料4】>

 

会長:

ありがとうございました。

本日は委員の皆さまから各機関で取り組まれている自殺対策について報告いただき、意見交換できればと思いますのでよろしくお願いいたします。

まず、私の方から指名させていただきますので、よろしくお願いいたします。

ただ今、事務局より自殺未遂者相談支援事業の報告がありましたが、情報提供元の高槻警察署での自殺未遂事案の対応状況について、いかがでしょうか。

 

委員:

まず報告のあった受理件数13件について、情報提供しているのが13件で実際の警察での取り扱いというのはこれ以上になります。家族や本人の同意が得られなかったり、情報提供を控えてほしいといったことがあるのでこの数字が氷山の一角であるという認識をお願いします。

単純に情報提供を拒まれるというようなケースもありますが、既に関係機関との相談をしていたり、既に機関に関わっているなど、家族の中でもう一度検討したいというようなケースもあると認識をしています。

取り扱いの中で警察の場合、他には薬物の多用やリストカットといった現場にも当然向かいますが、単に死にたいという言葉だけを発するような状況で客観的に見ても緊急性が高くないだろうというケースも幅広く扱っているのが現状です。このようなケースに対しても、当然受傷されている部分に関しては適切な対応という形で医療機関の方につなぐという形をとりますが、言葉だけを発しているようなケースでも保護の必要性を認めた場合に、家族、親族、周りの知人などに引継ぎをしています。

取り扱いをしている中で困る事例も紹介します。保護者などしかるべき人につなげられない場合、ひとり暮らしで周りに知人がいないという人など、どうしようもない場合は行政の方にお願いする形になるなど、いろんな関係機関を通じて協力しながら対応をしています。全体的に早期の支援体制が必要になってくるのではないかと感じます。

またケースの中で同一の人が何回も繰り返すという人もいます。こういうケースの場合はおそらく精神的なものも踏まえて症状が悪化しているのではないかと思われ、取り扱いの際に組織的に内容を検討しながら対応していかなければならないと感じています。

 

会長:

ありがとうございました。

なお、質問・意見等がございましたら、最後に一括でお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

それでは続けさせていただきます。事務局からの報告にて、未遂手段として市販薬等の過量服薬があげられていましたが、薬剤師会での市販薬等の過量服薬に対する取組などについて、いかがでしょうか。

 

委員:

高槻市薬剤師会としては一貫して未成年者の自殺を阻止したいと考えています。未成年者の自殺はいじめやセクハラ、パワハラなどが起因になることも多く、また家庭環境なども大いに影響すると考えています。周りがその状況を察して、ゲートキーパーにつなげることが重要だと考えています。

薬剤師は調剤、医薬品販売で地域住民の健康情報に接する機会がとても多く、ゲートキーパーの役割が大いに期待される職種の一つと考えています。また、患者やその家族に声かけや傾聴を行い、その際に睡眠薬などの残薬や他科受診、睡眠薬の重複がないかなどの聞き取りや、お薬手帳の確認を行っています。

昨今問題視されているオーバードーズの問題ですが、オーバードーズや自傷行為は非致死的な結果を予測して自らを傷つけると定義されていると聞いています。短期的には自殺を延期する行為と言われていますが、長期的には自殺の危険因子と言われています。オーバードーズはさらなる依存性や中毒性の高い違法薬物に手を染める可能性も十分にありますので、そのために未成年者に対し、学校薬剤師による薬の教育の必要性が年々増していると考えています。

違法薬物やオーバードーズを含む医薬品の適正使用を伝えるのは、これからも薬剤師の重要な使命の一つだと考えています。

また、薬剤師は日常業務において一般用医薬品購入時の聞き取りに注力しています。オーバードーズの危険を回避すべく以下を義務付けられています。1番目として、若年者と思われる少年少女が乱用等の恐れのある医薬品を購入する際にはその氏名や年齢、使用状況を確認し、学生証などによって確認する場合もあります。2番目として、同じ医薬品を他の店で購入していないか、すでにそれを所持していないかを確認します。3番目は原則1人1包装、複数の場合は利用や使用状況を確認し支障ない場合に限り販売を行います。4番目、その他の適正な使用を目的とする購入、譲受であることを確認するために必要事項を確認します。5番目、乱用が助長されないための注意喚起等、このように若年者への不適切な販売の防止に努めています。

繰り返しになりますが、高槻市薬剤師会としては自殺防止のゲートキーパーになるべく、地域住民の健康状態の変化を察すること、オーバードーズの危険を回避することに注力しています。さらに、学校薬剤師は学校と相談した上で役に立てることができればと考えています。

個々の地域や組織にとって実施可能な取り組みや重点領域が異なる可能性があるので、地域の実情に合わせて具体的な対策を検討することが必要と考えています。

 

会長:

ありがとうございました。

次に大阪府の若年者向けの取組について、大阪府こころの健康総合センターより情報提供をよろしくお願いいたします。

 

委員:

今日は事務局の方で若者の自殺未遂対応チームについての案内チラシを手元に配布させていただいておりますので、説明をさせていただきます。若者の自殺未遂、自殺者の数が多いという統計も出ていますが、大阪府では今年度から国のモデル事業を実施しています。

案内チラシについては、大阪府の保健所あるいは市町村の自殺対策の担当課宛に事業を活用していただくために配布したものです。

若年層に対する自殺の取り組みとしては、地域で高槻市であれば保健所を中心にそれぞれの機関で取り組んでおられると思いますが、その中でも若い人たちの対応というのは難しいということを聞いています。そういうような状況から、地域の中で対応している事例のうち、対応に苦慮している事例に対して、その支援者に精神科医や弁護士等の支援チームを構成し助言のために現地に赴くという事業を今年度から開始しているところです。

案内チラシの中の図を見ていただくと、具体的な関わり方への助言や、地域での支援体制をどのように構築していくかなど、支援チームが話し合いの中に入らせていただき検討していくという形で取り組んでいます。地域においては、多くの機関で相談を受けたり、対象になる方に関わっている支援者がいらっしゃると思いますが、この事業では保健所や市町村の自殺対策担当課、高槻市では保健所から、対象となる事例があれば当センターに対応チームの事業利用の依頼をしていただくという流れになっています。

若年の事例があれば高槻市の保健所にご相談いただければと思います。

今年度本事業を活用した事例ということで他市の事例になりますが、当初は学校と市の自殺対策の担当課のみの関わりで対応に困っておられた事例があり、その市役所の担当課の方から依頼がありました。助言の中では今後の関りというものを想定し、担当課が教育委員会や児童の福祉面での相談を受ける家庭児童相談室などにもこういう事例があるということで声をかけていただき、本人に関係のある地域の関係者が一堂に会して事例を共有するという場になりました。支援チームからは精神科医と弁護士、相談員のチームで出席をさせていただきました。参加者からは兄弟の関わりなども含めて様々な角度から検討ができ、新たに参加していただいた支援者との顔の見える関係もでき、有意義な時間になったという評価をいただきました。

来年度も国のモデル事業ということで継続して事業実施する予定ですので、こうした地域の中で対応に困られている事例があればどうぞよろしくお願いします。

もう一点、資料がないのですが、「こころの健康について考えよう!」というSOSの出し方教育の取り組みについて報告します。これについては当センターで子ども向けのテキストを作成し、学校現場の普及を目指して取り組みを進めているところです。テキストの内容は子どもたちが自らのストレスについて知ったり、こころの健康について考える内容になっています。授業を希望する学校は年々増えており大変ありがたく思っています。ただ当センター職員だけが授業を担うということには限界があるため、併せて学校の先生やスクールカウンセラー、市町村の担当者対象に、講師養成のテキスト講習会を実施し、講師を増やす取り組みも併せて行っています。これにより学校と地域の支援機関との連携につながればとも思っています。

高槻市保健所の管内では大阪府立大冠高校で昨年度と今年度と継続してSOSの出し方教育の授業を実施しています。保健所の担当者にもご協力いただいており、今後も学校との連携の部分でご協力いただければと思います。

 

会長:

ありがとうございました。

資料3によりますと、自殺未遂者は若年者が多くなっていますが、自殺者数をみると高齢者の割合が多くなっている状況にあります。

地域で実際に民生委員として活動する中で、高槻市民生委員児童委員協議会より相談の状況など、ご報告よろしくお願いいたします。

 

委員:

安岡寺地区で担当させていただいています。基本的に民生委員という職務については、重点的にひとり暮らしの高齢の方、以前は65歳以上でしたが、75歳以上のひとり暮らしの方の見守りが重点的な職務となっています。年齢に関わらず住民の相談事を行政につないでいくというパイプ役としての意識を持って活動しています。

安岡寺地区の例をとりますと、今ひとり暮らしの65歳以上の方は約400名ぐらいおり、市内の中でも非常に高齢化率の進んでいる地域です。非常に坂道が多い地区であり、高齢の方はかなり移動にご苦労されています。先ほどの統計では、70代から80代の自殺の方が多いということで、より一層我々の活動が重要ということで再認識をさせていただきました。

基本的に今のひとり暮らしの高齢者の方の訪問は、月1回以上個別に訪問をして声掛けをし、健康状況や困り事をお伺いし、もし困り事があれば行政につないでいくという活動をしています。我々と行政のつながりだけで解決するものではないので、地域の連合自治会や地域包括支援センターと連携を取りながら物事を解決していこうということになっています。

一方で民生委員児童委員ということで、児童の方の役割も担っているわけですが、各地区の小学校単位で民生委員の地区の割り振りをされていますが、我々は地元の安岡寺中学校、芝谷中学、第九中学校の校区があります。若年層のいわゆる家庭の事情によるいろんないじめや虐待についての自殺へのつながりというのも各学校と連携を密にしながら解決していこうとしています。日頃、町内を周っている中で、そのような情報を得たら速やかに学校等に連絡し物事の解決に動き、また行政に応援を求めるという活動をしています。

高齢者の孤独死や自殺が多いということで、特に高齢の方の自殺のきっかけは、家にひとりで引きこもって外に出かけられないというようなことになりますが、それも地元の老人会等と連携し、いろんなイベントを一緒に取り組み、引きこもりの高齢の方も近隣の輪の中に入っていただくことで自殺の予防といった活動も行っています。

基本的には地域包括支援センター、自治会、連合自治会、老人会等と意見交換をし、また学校との連携もしながら、特に高齢の方の自殺防止に尽力をしていきたいと思っています。

 

会長:

ありがとうございました。

次に民間企業での取組状況について、情報提供をいただきます。

西日本旅客鉄道株式会社より、現在の自殺対策の取組状況について情報提供よろしくお願いいたします。

 

委員:

JR西日本の阪奈支社から、まず鉄道の自殺ということについて報告します。鉄道自殺の影響について、こちらは公共交通機関ということで目撃者や関係者の方々に精神的なショックを与えるだけでなく、安全で快適な鉄道輸送の妨げ、また二次災害防止のために安全の確認や現場検証等で時間を要し、列車の遅延、運転休止を招くことで大きな社会的、また会社的に損失を生み出す原因となっていることから、その対策の必要性が問題となっています。

続きまして各種取り組みについてご説明させていただきます。自治体との連携として常時高槻市と情報共有し、高槻駅にある異常時情報配信システムで通常時には弊社の宣伝であったりいろんな情報を共有させていただいていますが、こちらに併せて高槻市からいただいた自殺防止の情報も一緒に共有させていただいております。

また、各種自殺防止の対策ということで、ブルーライトによる自殺抑制を実施しています。ブルーライトというのは人間の気持ちを落ち着かせる作用があるとされているので、自殺を思い止まらせる効果への期待があるということで、使用しています。データを調べたところによると、首都圏の鉄道会社でブルーライトを設置し自殺者数の分析を行った結果、84%下落したという報告もございます。

次に、いのちの電話による自殺抑制ということで、人が生きていく上で何より辛いのは孤独であるということで、ひとりでいるというのはすごく寂しく、そのような時に不適切なことを考えてしまったりするため、いのちの電話という孤独で辛い思いをしている方々に生きる力を取り戻させようとする市民活動を特定の駅に掲示しているというものです。

また、駅ホームに鏡を設置し、鏡に映る自分を見てもらうことによって我に返っていただき今一歩というところで踏みとどまっていただくことを期待して設置しております。

続きまして、社員による見守りについて説明します。JRでは社員によるお客様の見守りということを実施しており、自殺を未然に防いだ事象がありますので、教育ビデオの方に落とし込み広く社員に周知しています。そちらの教育ビデオについてみなさんにもご覧いただきます。

 

<西日本旅客鉄道株式会社の自殺対策について、動画で紹介>

 

現在、ホーム転落への対応として、特にこの高槻駅においては市の協力もあり全てのホームにホーム柵を設置しています。隣の摂津富田駅については、先ほどの係員による見守りを継続して実施しつつ、ハード的に見守りを可能にする装置、ホーム安全スクリーンというものを設置し、1月から稼働しております。センサーにより、ホームから線路に転落された場合は自動的に非常ボタンが動作するという取り組みを行っております。鉄道として自殺防止の対策、また人身傷害事故防止の対応を取っているところです。

 

会長:

貴重なビデオを見せていただきました。

自殺に至る背景については様々な要因があると思いますが、就労支援の側面から茨木公共職業安定所からご報告をお願いいたします。

 

委員:

資料で配布させていただいた、こころのサポーター相談コーナーのご利用についてというものをご覧いただきます。こちらは月に4回大体毎週金曜日に実施しており、求職活動の長期化や失業によるストレスが強く求職活動を進めることに不安があるという場合に、相談に申し込みをされる方のケースではやはり、前職での辛い経験であったり退職勧奨からの不安であったりと次に就職できるのか、就職してから大丈夫なのかというところに不安を感じていることが多いです。

また職場関係や人間関係、コミュニケーション面での疲労やストレスを強く感じるという項目にもあるように、やはり就職活動の中で人間関係や職場関係がうまくいくかどうかというところに不安を抱え前に進めなかったり、面接であったり応募についてもやはりコミュニケーションになってきますので、これまでの経験であったり仕事状況をうまくまとめられない、心の面で不調であれば順序だてて物事が考えられないといった、うつの傾向があるケースも多くあります。

生活面、服薬管理や生活リズムの崩れについて課題があると感じているという項目では、本人が課題を感じている場合もあれば、カウンセリングをしていく中で本人は気になっていないが就職に向けて気になる点があるというケースは多いです。例えば服薬管理でいえば、やはりクリニックにつなげていった方がいいかと思いますが、病院であったり通院への不安や抵抗感などがある場合は、本人の話を聞いて関係を構築しつつ地域にどんな病院があるのか、クリニックがあるのかというところについて保健所とつなぎながら話をしていったり、生活リズムの崩れや昼夜逆転、衣服の清潔感など、関係構築できていなければ指摘できない点などを改善していくことによって、生活面の改善が少しずつ前に進んでいくこともあります。ハローワークだけではなく市町村や保健所であったり行政の関係であったり生活保護の関係であったりと、そういった連携をしながらこころのサポーターの相談というのを行っています。

やはり今風の問題でいくと、少し改善をしていくことでゲームであったりスマホへの依存や借金の問題が出てきたり、クリニックや病院に受診したことで違う疾病などについての相談が出てくることもあります。

 

会長:

ありがとうございました。

予め予定しておりました報告等は終わりました。ただ今の報告等の他、皆さまからご報告等はございますでしょうか。

 

委員:

消防本部からご報告します。消防本部は、自殺が起こっている状況で出動することが多いですが、数字的なことについて紹介させていただきます。令和5年は自殺による出動が239件、死亡者数が37件となっております。また、令和4年は177件出動し38人、令和3年は174件出動し39人と、死亡者数に関しては横ばいの状態ですが、出動件数に関しては80件ほど多くなっています。

最近は通報がほのめかしであっても出動したり、最近は自分でほのめかしする場合もあるが友達からSNSやLINEや電話で今から死にたいと言って電話を切られたと遠方の方から通報があったりと、そういうことで出動が多くなりました。消防署的には通報があればなかなか事実かどうか確認する暇もありませんので、出ていくのが通常となるため件数が多くなっていると思われます。救急出動自体が多くなっているため、そのあたりも関係するのかもしれないですが出動件数は多くなっています。

また件数の計上においても、自殺自損行為であると確定した場合や、推測される場合を計上しており、先ほどあったようなオーバードーズなどは分かりづらいところがあり、間違いで飲んだのか意図的に飲んだのかというところが分かりづらいところがあります。そのあたりまできっちりと計算すればもう少し正確になるかもしれませんが、消防本部的には特にそこはあまり気にしていないところでもあり、その場で言われた通り自殺自損行為についてはチェックし計上しています。推測されるところも計上した結果が、報告した数字になっています。

他人通報というのは多くなってきている印象があります。以上です。

 

会長:

ありがとうございました。

その他にご報告はございませんでしょうか。

それでは改めまして、ただ今の報告等に対しまして、ご質問等はございませんでしょうか。

<ご意見・ご質問等なし>

 

会長:

それでは議題(2)については終結とさせていただきます。

次の議題に移らせていただきます。議題(3)は「その他」です。

事務局よりお願いいたします。

<事務局から議題(3)その他について説明>

 

会長:

ありがとうございました。

これですべての議題説明が終わりましたが、全体を通しまして、皆さまの方からご意見等ございますでしょうか。

<ご意見等なし>

 

会長:

ご意見等ないようでしたら、以上をもちまして本日の議題を終了させていただきますので、進行を事務局にお返しします。

 

事務局:

関本会長、ありがとうございました。

委員の皆さま方におかれましては、大変お忙しい中、貴重な意見交換をしていただき、ありがとうございました。

本連絡協議会につきましては、地域での意見交換等、地域連携構築の場として設置しております側面もございますので、今後につきましても活発な意見交換をお願いできればと考えております。

それでは、これをもちまして閉会とさせていただきます。ありがとうございました。

<閉会>

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