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令和4年度第3回高槻市社会福祉審議会児童福祉専門分科会会議録概要

ページID:116769 更新日:2024年2月19日更新 印刷ページ表示

令和4年度第3回高槻市社会福祉審議会児童福祉専門分科会会議録概要

1 会議の名称

令和4年度第3回高槻市社会福祉審議会児童福祉専門分科会

2 開催日時

令和5年2月10日(金曜日)午後2時00分から午後4時00分

3 開催場所

高槻市役所本館2階全員協議会室

公開の可否:可

4 傍聴者数

1名

5 出席委員

寺見陽子委員、竹内悦子委員、岡部祥光委員、高島佐浪枝委員、坂本玉器委員、上田惠子委員、池田美保子委員、近棟健二委員、高谷陽子委員

6 議題

・「第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画」の策定について

・令和5年4月に設置・認可を予定する幼保連携型認定こども園・小規模保育事業所について

・その他(報告)

7 資料

・資料1-1  「第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画」(素案)に対するパブリックコメントの結果について

・資料1-2  第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画

・資料2   令和5年4月に設置・認可を予定する幼保連携型認定こども園・小規模保育事業所について

・資料3  日輪保育園について 

8 事務局(担当課)

子ども未来部子ども育成課

会議録

1 開会

事務局挨拶、資料確認、出席状況確認

2 議事

案件1 「第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画」の策定について

​(事務局)

 それでは案件1につきまして、子ども育成課よりご説明申し上げます。お手元の資料1-1をご用意ください。
 第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画(素案)に対するパブリックコメントの結果についてでございます。
 昨年11月に開催した第2回の本分科会にてご説明申し上げましたように、計画(素案)につきまして、市民の方からのご意見を募集するパブリックコメントを実施いたしました。実施期間は、昨年12月20日から1月19日までの1か月間で、募集方法・閲覧場所につきましては、資料に記載のとおりです。
 パブリックコメントを実施した結果、市民の方から寄せられたご意見はありませんでしたので、第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画を原案通りとするものです。
 なお、資料1-2として、第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画をお付けしておりますが、内容につきましては、前回の分科会にてご説明させていただいておりますことから、本日の説明は省略させていただきます。
 最後に、今後のスケジュールにつきましてご説明いたします。
 3月にパブリックコメントの実施結果とあわせて、第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画を高槻市議会に報告した後、計画冊子の印刷・製本や市広報誌・ホームページへの掲載を行う予定でございます。
 簡単でございますけれども、案件1の説明は以上となります。

(会長)
 ありがとうございました。ただいまの報告に対して、何か意見や質問はございませんでしょうか。
 意見等無いようですので、案件1についてはこれで終了します。

案件2 令和5年4月に設置・認可を予定する幼保連携型認定こども園・小規模保育事業所について

(事務局)
 それでは、案件2の「令和5年4月に設置・認可を予定する幼保連携型認定こども園・小規模保育事業所について」、保育幼稚園指導課よりご説明いたいします。
 資料2の1ページをご覧ください。
 本市の教育、保育提供区域は、高槻市子ども・子育て支援事業計画に基づきまして、6区域に設定されております。このたび、令和5年4月に設置・認可予定の幼保連携型認定こども園・小規模保育事業所の一覧となってございます。
 まず第2区域にキラキラ園、第3区域に、ぽぷらの里富田保育園、富田認定こども園、以上の3園を、この度、小規模保育事業については認可、幼保連携型認定こども園については設置しようとするものです
 2ページをお願いいたします。こちらは3園の概要となっております。
 まず、第2区域のキラキラ園ですが、実施主体は株式会社ニコニコグループで、所在地は浦堂本町、定員は18人で、内訳は、0歳児0人、1歳児と2歳児はそれぞれ9人です。延床面積は137.75平方メートルで、鉄骨造2階建ての1・2階部分での運営、連携施設及び特記事項は記載のとおりでございます。
 第3区域は2園ございます。
 まず、ぽぷらの里富田保育園でございますが、実施主体は株式会社BEIT、所在地は富田町三丁目、定員は19人で、内訳は、0歳児3人、1歳児と2歳児はそれぞれ8人でございます。延床面積は142.61平方メートルで、鉄骨造4階建ての1階部分での運営、連携施設及び特記事項は記載のとおりでございます。
 次に富田認定こども園ですが、公私連携の幼保連携型認定こども園で、実施主体は社会福祉法人高槻市社会福祉協議会、所在地は昭和台町1丁目で定員は176人、内訳は0歳児6人、1歳児が18人、2歳児22人、3歳児から5歳児までは、下の特記事項に記載しておりますけども、3歳児が38人、4歳児が44人、5歳児が48人で、32人又は33人での異年齢保育を4部屋で行うことになっております。延床面積ですけども、既存の富田幼稚園舎の鉄骨造1階建ての部分、もう一つが軽量鉄骨造2階建て、1、2階部分の仮設園舎この2つを合わせました967.4平方メートルでの運営、連携施設はございません。
 次の3ページをお願いいたします。3ページにつきましては、各基準条例及び基準省令一式、のご案内となっております。
 次の、4ページから9ページまででございますが、家庭的保育事業、小規模保育事業所のことですが、こちらと幼保連携型認定こども園の設置認可基準適合調書となっております。
 今回の3園の設置認可につきまして、園長・管理者の状況、開所時間、保育時間、食事提供の状況、職員の配置基準、保育室等の面積基準、屋外遊戯場の状況など、該当する条例に定める基準に合致していることを確認いたしております。
 8ページをお願いいたします。左側の上から2つ目の表をご覧ください。
 富田認定こども園の保育室等の面積基準でございます。3歳児から5歳児までの4部屋につきまして、幼稚園からの移行特例が適用されておりまして、施設整備後の令和7年4月1日からは園児1人当たり、1.98平方メートル確保される予定となっております。
 次の10ページ以降は、それぞれの園の付近見取図、平面図をとなっております。園庭を保有していない小規模保育事業所につきましては、屋外遊技場への移動時の経路や安全対策をお示しております。
 説明につきましては以上でございます。

(会長)
 ただいまのご説明に対して何か質問、意見などありますでしょうか。

(委員)
 全国的に虐待などの不適切保育のニュースが多く報道されておりますが、人手不足による負のスパイラルが要因となっていると考えます。その中で、新たに小規模保育事業所を認可することにより、さらなる人手不足が発生してしまうという懸念をもっているため、今後職員体制等について対策が必要ではと考える。

(事務局)
 ご指摘のとおり、小規模保育事業所等が増えていくことにより、保育士、幼稚園教諭が必要となり、そういった方々の処遇や働き方が全国的な課題となっている中で、他市においては保育所の定員割れが発生して、保育施設が今後運営できなくなってくる可能性が出てきているとも聞いております。
 その中で、モデル事業として保育所等に空き定員がある場合、空き定員を活用して未就園児を一定期間預かり、保育所、幼稚園のノウハウを生かしながら、預かった児童の発達促進、育児疲れ等の支援を行うような事業を国が打ち出しております。
 そういったことを勘案すると、今後保育施設等が供給過剰状態になり、定員の空きが増えてくることになる可能性があります。高槻市の場合は、定員を超えて保育施設が受け入れておりますが、衛星都市においては保育の需要が急に減ってくるらしいので、それへの対応も考えていく必要があります。そういった中で、職員の流動的な採用や、処遇の改善などの課題もございます。しかし、今の段階では、高槻市としては受け皿確保を優先して、利用保留児童の減少に向けて取り組んでいきたいと考えております。

(会長)
 他にご意見等ありますでしょうか。

(委員)
 定員割れについては京都市や、堺市ですでに起こっているとお聞きしております。中でもニュータウンのある地域が顕著であるとのことです。高槻でも団地がありますので、地域によっては急激な定員割れが発生するかもしれない。特に、0歳児については、定員を満たして入ることは少ないのではないかと考えます。その中で、小規模保育事業所を新たに建てるということで、定員割れが起こってしまうと、どんどん小規模保育事業所や認可外保育所がつぶれていってしまうと考えます。そういったことから、保育施設を設置するにあたっては、地域ごとの人口動態を把握していく必要があると考えます。

(会長)
 ありがとうございました。海外では、育児休暇や手当等が豊富で、保護者が家庭養育をして仕事に復帰することが可能であるとききます。政策が充実しているため、乳児の保育園に入る需要が減少しているとも聞きますが、政策的に充実していることが要因で、乳児の保育園利用が減少しているということはとてもいいことであると考えます。

(委員)
 先ほど事務局からもあったように、今後保育園、幼稚園の役割が大きく広がっていくと考えます。国が示しているような、現在預けていない児童への支援がますます広がっていき、子育てしている家庭のいろんな課題をサポートしていくような事業が増えていくような気がします。

(会長)
 私から質問失礼します。
 園庭が無いため、公園に遊びに行くと思うのですが、遊びに行く公園が少し遠すぎるのではないかということと、散歩のための動画マニュアルなどのようなものはあるのでしょうか。

(事務局)
 まず公園から遠いのではないかというところですが、今回2園とも園庭をお持ちではないです。まずきらきら園については、15ページに園から近隣の児童遊園のルートを記載いただいております。児童は2列で、保育士は前方、中間、後方につくということになっております、あと、保育幼稚園指導課の職員でもこの道を歩いたのですが、ほとんど車は通らない道となっております。自転車、歩行者に気をつけ、車がきたときは、道の端により止まって車の通過を待つということになっております。距離は確かに大人の足でも、10分弱かかっておりますので、幼児の足となりますと、おさんぽ車に乗っても一定時間を要するものかと思いますけども、こちらも既に、他の認可園も運営しておりまして、一定お散歩マニュアルなどには注力されておられます。安全面に十分に気をつけていただくように、引き続き助言指導してまいりたいと考えております。
 もう1つ、ぽぷらの里富田保育園も近隣の公園に行かれるということで18ページですが、園の予定地から、こすもす公園というところに行かれます。
 こちら、(1)(2)(3)というところで、注意ポイントに写真をつけていただいて公園まで往復5分ちょっとぐらいだったかなと思うのですけども、こちらも既に他の認可園を運営されておりまして、きらきら園と同じく安全マニュアル等十分留意してご対応いただけると認識しております。同じく引き続き助言指導してまいりたいと考えております。以上です。

(会長)
 厚生労働省からも散歩のための事前準備をしっかりしましょうといったような趣旨の通知もでておりますので、マニュアルをみんなが共有でき、可視化されているといったことが大事かと思います。
 もう1点質問です。異年齢保育を行う際の指導案などはありますでしょうか。

(事務局)
 富田認定こども園については、公立の富田幼稚園と富田保育所が統合する形で高槻市の社会福祉協議会が運営していくことになるのですが、現在富田幼稚園においては、4歳、5歳の異年齢保育を実施しており、富田保育所におきましても、3歳、4歳、5歳の異年齢保育を実施しているところでございますので、現在行っている保育を継承していく形で異年齢保育を実施していきたいと考えております。異年齢保育のメリット、デメリットはあるものの、保護者会等と協議し進めております。

(会長)
 現在も異年齢保育が行われているのであれば安心です。異年齢保育を行うことでの縦の発達と通常の年齢ごとに行う保育を行うことで培われる横の発達の両方を組み合わせていかないと、児童の育ちに見落としが起こりやすくなるので、そのあたり気を付けていただきたいと思います。

(委員)
 私は、異年齢保育について、違う年齢の児童が触れあうことでのメリットも多くあるとは思うのですが、やはり年齢に応じた保育や教育を行う方がいいのかと思っております。
質問ですが、今後の高槻市の新規の保育施設設置や、保育施設の民営化をどう考えているのかをお聞きしたいです。近年、全国的に定員割れが起こっています。定員割れが起こると、調整弁として、まず、その地域の公立の保育施設を廃止していくケースが多いと思われます。しかし、一方で、公立にしかできない役割もあると考えているため、民営化を推し進めていくことについては、必ずしも正しいことではないと思います。

(事務局)
 まず、今後の新しい保育の受け皿確保についての見通しについてですが、高槻市の子ども・子育て支援事業計画というものがあり、毎年保育施設がどれだけ必要であるか等記載されております。その計画で各教育・保育提供区域における2号、3号の供給に対しての需要については、需要が供給を上回っており、全く足りていない状況ですので、今後も新たにつくっていく方向であります。施設の新規開園以外に、既存の園の建て替えや整備を行い、定員増を図っていただいている状況もございます。
 近年、子育ての制度が充実しており、育児休業の期間が長く取れたりしておりますが、育児休業給付金が満1歳を超えると、保育所が待機になってないと継続して受給出来ない、ということもあり、人気のある保育園に申し込んで、待機になることを前提に申し込んでいる人が利用保留児童に計上されていることもあります。そういったことも勘案しながら、今後の保育施設の整備を考えていく必要があります。
 公立の幼稚園については現在定員割れを起こしている状態です。定員が140人であるところに4歳、5歳の保育で10人ほどしかいないといった幼稚園もあります。一方、公立の保育所については、申し込みが多く待機児童が出ている状況にありますので、市としては、認定こども園配置計画に基づき、保育所、幼稚園を認定こども園として再配置するにあたり、第2期認定こども園配置計画の中で明らかにしていきたいと考えております。ある地域の公立の保育所、幼稚園を廃止にするが、同じ地域に認定こども園を配置することによって、もともとの保育所、幼稚園の役割を果たしていくといった形で整備を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(会長)
 他にありますでしょうか。
 意見等無いようですので、次の案件に進みたいと思います。

案件3 その他(報告)

(事務局)
 案件3のその他報告案件でございます。
 資料3の、日輪保育園の資料をお願いいたします。日輪保育園ですけども、現在は休園状態でございます。その経緯等や現状について御説明をさせていただきます。
 基本情報ですが、名称は日輪保育園です。所在地はご覧のとおりとなっております。
 次の2の休園状態に至る経緯等です。まず、昭和47年5月に、120人の定員で保育所認可されております。昭和58年4月に、定員を20名増やしまして140人定員になられました。次の平成27年6月でございます。適切な保育環境を確保することを目的に、保育所定員に対する職員数が十分に確保されたと認められるまで、当面の期間、平成27年7月からの新規児童の入所を停止することを子ども未来部より通知しております。半年後の平成27年12月、保育士数が十分に確保されたと認められないため、在籍する全ての子供に対して適切な保育環境を確保することを目的に、引き続き、新規児童の入所を停止することを通知しております。この状態が、平成31年3月まで継続をいたしております。次は平成28年4月でございます。健康福祉部福祉指導課による、特別監査を開始しております。平成28年10月、実施している特別監査におきまして、基準に達していない事項が認められたため、改善勧告を行っております。平成29年4月、その改善勧告に対して、改善結果の報告を受け、施設の立入りを行った結果、基準条例に定める施設運営に必要な数が保育士が配置されていることが確認されたとして、特別監査を終了するとございますが、これは入所停止による園児数の減少もございまして、必要な数の保育士の配置となったことも特別監査が終了した要因として考えております。平成31年4月、在園児が全員卒園し休園状態となりまして、4年経過しまして現在に至るというものでございます。
 3の現状ですけども、この休園状態となってから保育幼稚園指導課で3度、状況確認のため、園に訪問いたしまして、理事長同席で対応いただいております。なお、今年度中にも、一度訪問する予定でございます。こちらに書いておりますように、非常勤職員を雇用し、建物、園庭の清掃を実施されております。雨漏り等園舎の遊具にも老朽化がみられ、通常の園では行われている消火器の更新や、半年に1度の点検は未実施という状況です。
 説明は以上でございます。

(会長)
 ただいまのご説明に対して何か質問、意見などありますでしょうか。

(委員)
 こういった状態に至った原因は、人手不足なのかそれとも労働的な何か問題があって、たくさんの職員がいなくなってしまったのか、どちらなのかということと、この児童福祉専門分科会で取り上げられる理由についてお伺いします。

(事務局)
 まず1点目の人手不足が原因なのか、大量に退職があったのかというところでございますけども、平成17年当時の資料を確認いたしますと、その両方があったというふうに理解をしております。今回、児童福祉専門分科会に報告した理由としては、日輪保育園の現状を委員の皆様に認識していただくことを目的としております。
以上でございます。

(事務局)
 先ほどの説明に付け加えさせていただきますと、例えば、昨今報道されているような不適切保育が起こった場合は、改善命令等を出していくことになるかと思いますが、その場合は、この分科会などで、意見をお聞きした上で対処していくことになります。
 しかしながら、本案件の日輪保育園については、なかなか保育士の雇用ができず、児童を預かっていない状況が長期間続いておりましたので、委員の皆様方に現状を知っていただくということを目的としておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

(会長)
 他にご意見等ありますでしょうか。他に意見等無いようですので、本案件について以上となります。
では委員の皆様に本日の案件について全体を通して、何か意見等があればお聞きしていきたいと思います。それぞれ委員の皆様お願いいたします。

(委員)
 近頃、不適切保育についてよく報道されているのですが、実際どのような保育が行われているかなどお聞きしたいです。

(事務局)
 保育幼稚園指導課の立場で申し上げますと、年に1回、園に訪問し実地指導監査を行っております。内容については、保育内容、給食の状況、職員の状況、会計面など多方面より確認しておりますが、高槻市内の保育施設の状況はとても適切に保育等をされており、指摘をすることが少ないです。
保育については、先ほどお話にありました、異年齢保育などの各園独自の取り組みもあり、それぞれ特色のある保育を行っておられます。

(会長)
 保育所、幼稚園ともに保育内容を公表することが義務付けられているため、どのような保育が行われているか、これを機会に知ってもらえればと思います。
他にございませんでしょうか。

(委員)
 先ほどの、各施設の保育内容について、私もご質問したかったことです。本校には、毎年大体80人弱の生徒が入学するのですが、いろんな就学前の施設から来られます。体育に特化したり、英語に特化したりなど、多種多様な施設から来られますので、小学校に入ったタイミングで、一律に同じことを行うことがなかなか難しかったりします。
 そして、特に今後は保育所、幼稚園から小学校に上がる際の連携について、今後はしっかりと考えていきたいと思いました。

(委員)
 それぞれいろいろな立場からのご意見をお聞きしていると、とても勉強になります。
 保育士の方の事務仕事がとても増えていることなどから、しっかりと保育に集中できる環境づくりをする必要があると感じました。


(委員)
 国の制度などで、育休がとりやすくなったりすることはとてもいい傾向だと思います。
 保育所の定員割れについては、子育てを行う中で、少し休みたいという保護者のための受け皿となるような事業に活用するなどしてはいいのではないかと考えます。
 そして、保育士の方々が事務仕事に忙殺されるのではなく、本来の保育の仕事に専念できるような環境になってほしいと思います。

(委員)
 私は公立幼稚園出身なので、公立幼稚園が先細りなのは、そのとおりだと思いながら、先ほどおっしゃった、公立の役割を果たすということを考えたときに、行政の立場だけでなく、現場の立場からもなにができるかを提唱していくことが必要になるのではないかと考えておりました。私自身も子育てをしているときに、刻々と年齢を重ねる子どもたちにどう対応していけばいいかということを保育所で学んだ覚えがありますので、定員という形で満たされるわけではないですが、相談を受けるといった役割を担っていただければと思います。
 それから、富田認定こども園ですが、仮園舎で保育をする際には、園庭がほとんどない状態になるので、近隣の園庭に行かれるのかと思いますが、そのあたりはいかがお考えでしょうか。

(事務局)
 令和5年度、6年度の間の仮園舎の園庭の件ですが、今の富田幼稚園の園庭部分に仮園舎を建てるのでここの園庭はなくなりますが、その代わりに富田小学校の校庭をお借りして、園庭としていく予定としております。主に富田小学校の南側に、新たに遊具を新設し、安全対策もしっかり行いながら活動していくという予定にしております。

(会長)
 保育所の今後の役割として、保護者の方々が子育てで悩んだ時の相談員のような役割を果たすことができればいいかと思いました。施設の定員が割れて、児童が少なくなったからといって、園を閉めるということではなく、預かるわけではないけれども、地域の保護者の方々と一緒により良い子育てができる環境づくりをしていくということを実現できれば良いと感じました。
他にございませんでしょうか。

(委員)
 先ほど別の委員から保育の内容についてのご質問がありましたが、保護者の方に対しては、システムを通じて、どんなことを行っているかなどを発信しておりますし、民間の保育所であれば、いろいろな方針のもとで多種多様なことを行っております。ホームページにもある程度記載したり、見学を行ったりなどいろんな方法で確認ができますので、ぜひ見に行かれてください。
 それから、保育所と幼稚園の連携については、今後もっと重要になってくると思いますので、市民の方にとって子育てしやすい町を目指していければと思います。

(委員)
 新型コロナウイルス感染症の影響が一番大きいのは子育て家庭で、中でも母親が特に影響が大きいといわれております。要因としては、経済的なものであったり、社会的なつながりをもつことが難しくなり孤立したりなど様々なものがあります。今後、新型コロナウイルス感染症の取り扱いが変わっていくかと思いますが、保育所の子育て家庭に対しての支援について、より多種多様なことを求められていき、預かるというところだけではない部分をどのようにして支援していくかというところがこれから大事になってくるかと思います。

(会長)
 ありがとうございました。他にございませんでしょうか。
 特に意見がないようなので、以上で、本審議会を終了いたします。お疲れ様です。