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令和5年度第2回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会の議事録

ページID:113629 更新日:2024年1月22日更新 印刷ページ表示
概要
会議の名称 令和5年度第2回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会

会議の開催日時

令和5年10月5日(木曜日)午後2時00分から

会議の開催場所

高槻市役所 本館3階第2委員会室

事務局

(担当課)

健康福祉部 長寿介護課
傍聴者数

3名

出席委員

金沢委員、きよた委員、河野委員、薦田委員、島津委員、高家委員、土井委員、富田委員、松田委員、横井委員、飯田委員

議題
  1. 高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の構成骨子(案)について
  2. アンケート調査結果概要について
  3. その他
配布資料

(資料1)次期「高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」策定のプロセス

(資料2)在宅介護実態調査の集計結果

(資料3)介護保険・高齢者福祉に関するアンケート調査の集計結果

(資料4)地域包括ケア「見える化」システム等を活用した高槻市の現状について

(資料5)高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画構成骨子(案)

主な審議内容

1.開会

【事務局】

それでは、ただ今より、令和5年度第2回高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会を開催いたします。

 

(配付資料の確認)

 

【会長】

それでは、ただ今より、令和5年度 第2回 高槻市 社会福祉審議会 高齢者福祉専門分科会を始めさせていただきます。

本日は、委員全員で13人のところ、11人の出席をいただいております。

高槻市社会福祉審議会条例第6条第3項の規定により、本分科会は成立しております。

なお、傍聴の希望がありますので、高槻市社会福祉審議会傍聴要領に基づき、傍聴を許可しております。本日は、会議の円滑な進行の観点から、委員の皆様のご質問、ご意見、並びに事務局側の答弁も簡潔にお願いします。

それでは、次第に沿って会議を進めます。事務局から説明をお願いします。

 

2.議事

議事1:高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の構成骨子(案)について

議事2:アンケート調査結果概要について

(資料1・2・3の説明)

 

【会長】

ただいま事務局より、議事の説明を受けました。

事前質問を受け付けていましたが、この範囲で何かございましたでしょうか。

 

【事務局】

本日配付させていただきました参考資料3をご覧いただきますようお願いいたします。

資料1から3に関して、御質問がありました資料の1ページをご覧ください。

資料1に関連するものとして、地域包括ケアシステムと現状、公的支援の強化についてです。

 「2019年度と比べて、2022年度は、ますます元気体操は、10団体増えていますが、参加人数は1,569人減っています。生活支援サポーターは、サポーター登録人数は、51人増、利用人数は38人の増。老人クラブは27クラブ減、会員数2,281人減。老人福祉センターの延べ利用者数は18万2746人の減。街かどデイハウスは3か所減、延べ参加人数は7,143人の減です。民生委員は、2019年度は499人(定数549人)、2022年度は498人(定数553人)で、民生委員は55人の欠員になっています。3年前と比べても、高齢者を支えるマンパワーや、社会的資源が減っています。これで、国が言うような地域包括ケアシステムは可能なのですか?利用者負担を増やさない方法で、国が公的支援や、体制を強化することが必要です。市の考えを教えてください。」

 

回答ですが、次期計画策定に向けた国の基本指針において、今後高齢化が一層進展する中で、高齢者の地域での生活を支える地域包括ケアシステムは、地域共生社会(「支える側」と「支えられる側」という従来の関係を超えて人と人、人と社会がつながり、一人ひとりが生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていける包摂的な社会)の中核的な基盤となり得るものであるとともに、すべての人が地域、暮らし、生きがいを共に創り、高め合う地域共生社会の実現が地域包括ケアシステムの目指す方向である、とされています。次期計画においてはこの指針を踏まえて取り組んでまいります。

 

次に、2ページをご覧ください。資料1に関するものとして、本人負担についてです。

「介護保険利用料について、2015年度、2018年度、2022年度の1割負担、2割負担、3割負担の利用者の人数を教えてください。」

 

回答ですが、介護保険の利用者負担割合の内訳については、介護保険事業状況報告、各年度8月時点の数値となります。平成27年2015年には、1割負担が13,659人、2割負担が2,188人、3割負担の制度がなかったため、合計15,847人となっております。

平成30年2018年については、1割負担が14,645人、2割負担が1,346人、3割負担が864人、合計16,855人となっております。

令和4年2022年については、1割負担が17,550人、2割負担が1,428人、3割負担が926人、合計19,904人となっております。

 

次に資料1に関連するものとして、本人負担についてです。

「7月の厚生労働省の部会での介護利用料、保険料の案について、現時点でわかっていることを教えてください。また、結論が出るのはいつ頃になるのか。市の計画に反映させるには、いつ頃わかれば間に合うのでしょうか。また、これ以上の本人負担を増やすのは限界ではないでしょうか。」

 

回答ですが、厚生労働省において、介護保険制度の持続可能性を確保するため、負担能力に応じた負担の観点から、介護保険利用料の負担割合の判断基準や第1号被保険者保険料の標準段階の多段階化などが審議されています。次期の介護保険料については、国の通知を踏まえ、令和6年度から令和8年度までのサービス等の費用見込みについて推計をもとに算定し、第4回の当分科会において、ご審議いただく予定としています。

次に、3ページをご覧ください。

資料2の3ページ、資料3の6ページ、16ぺージに関連するものとして、高齢者の耳の聞こえ、補聴器についてです。

 「耳の聞こえの問題は、補聴器の費用は高額で、買いたくても我慢する人もいます。また、耳が聞こえにくい事で、人との接触をさけたり、認知症になるリスクも増えます。補聴器をつけることは必要です。しかし、補聴器を持っていても、調整が難しいため、使っていないという人も多いです。たとえば、高齢者向けの補聴器の使い方の説明会や講習会をするなど、使用方法についての支援も必要です。市の考えを聞かせてください。」

 

回答ですが、高齢者の聞こえの問題については、認知症の発症リスクとの関係も指摘されていることから、生活習慣病予防やフレイル予防など、その予防や進行を遅らせる取組が重要であると考えています。高齢者の聞こえに対する支援については、他の自治体における取組状況を参考にしてまいります。

資料1から3までの事前質問に対する回答については以上でございます。

【会長】

それでは、委員の皆様からここまでの説明に対して、ご質問ご意見を頂戴したいと思います。

 

【委員】

1つ目の、地域包括ケアシステムについては、社会全体で支え合い、国の方針に則り行うとの話だったかと思います。高槻は特に高齢化率が高いところでもありますし、団塊の世代の方が80代ということになっていくと、ボランティアをする人も減ってくるという状況も出てくるのではないかと思われます。この先、老老介護という状態で、色々な社会問題がある中で心配されるところです。そういう点では、支える側の体制が後退しているというところは、しっかり見ないといけないと思っています。

やはり、公的な支援や、体制強化は絶対必要だと思うので、その点は検討をお願いしたいと思います。

 

2つ目について、本人負担についてですが、厚生労働省の介護保険部会では、介護保険サービスの利用者2割負担の対象拡大と、高所得者の保険料引上げが論点になっていて、今年夏までには結論を出すとしていましたが、7月の高齢者の介護保険部会では年内を目途にと、先送りになっています。先送りになるというのはやはり無理なことを求めるからではないかと思います。

介護保険利用料は、要介護1だと、限度額は月167,650円で、上限まで利用すると、1割負担の場合、自己負担は16,765円、2割負担になれば33,530円に跳ね上がってしまう。これ以上の負担は出来ないという声が、多数寄せられております。昨年10月には、75歳以上の医療費が一定所得の人が2倍になったばかりです。

物価高騰もあり、これ以上負担を増やすというのは、高齢者の生活自体が持続不可能になってしまうので、低所得者はもちろん、国の制度改正の影響で負担増になる世帯についても、高槻市独自に何か考えていただきたいと思います。

 

3つ目について、耳の聞こえについてですが、補聴器は調整に時間がかかりますし、人が多いところは、聞こえ過ぎるなど、場面による調整が必要です。

高齢になると、出掛けることもしんどくなりますので、例えば生活圏の老人福祉センターなどで、繰り返し教えてもらえるような支援を考えてもらいたいと思います。

また補聴器補助や、聞こえの検診についても、ぜひ、検討をお願いします。

 

【会長】

ご意見ありがとうございます。その他いかがでしょうか。

 

【委員】

資料3の6ページについて伺います。「買い物や通院の際に自動車を使っていますか」についてですが、「自分で運転する」と回答頂いた方の年齢が、何かの形で調べられればと思います。

もう1点、設問内に、市バス利用について伺う項目が無い。高槻市は公共交通として市バスがあり、私自身利用している。外出や趣味を行うにしても市バスは非常にありがたいです。

市バス利用についても、何らかの形で把握出来ればと思います。

 

【会長】

ご意見ありがとうございます。何か事務局でご意見ございますか。

 

【事務局】

市バス等については、前回との比較のために項目に入れていなかったところです。次回以降の調査の際に、今回のご意見も含め検討させていただきます。

 

【会長】

市バス無料化について、非常に有効な手段と思っています。長くこれを存続してもらえればと思います。

市バスの問題は非常に大きく関与していますので、是非項目に入れていただければと思います。

 

【委員】

先ほどの高齢者の耳の聞こえの問題について、参考資料3「ご質問・意見等」に公的支援を求める記載がありますが、私も同意見です。

私も補聴器を使用しているのですが、片耳だけで1つが10万円する。本来ならやっぱり両耳分欲しいと思うのですが、高額で補聴器を買えないということがあります。

また、補聴器を使用していると自動車の音などが入ってきたりするので、音量の調整も必要です。補聴器の販売店に行けば、使用方法を教えてもらえますが、1日付けていると、精神的に疲れを感じることがあります。こういったことが、高齢者の病気に発展していかないかという心配があります。

あと、「他の自治体における取組状況を参考にしてまいります」とのことについて、どのように参考にしていくのか、もう少し具体的に伺いたいです。

 

【会長】

貴重なご意見だと思います。

これにつきましてはいかがでしょうか。

 

【事務局】

まず、高齢者の聞こえの問題につきましては、加齢に伴って誰でもなり得ることです。

誰でもなり得るということで、国の方でも一定、制度として何か考えてもらえないのかということを、要望しているところでございます。

その上で、市としてどういった取組ができるかは、既に取り組んでおられる自治体を参考にしたいというところでございます。

 

【会長】

次回ぐらいに、他の自治体の状況を確認出来ればと思います。

その他いかがでしょうか。

 

【委員】

補聴器に関することで、私も両方使用している。調整については個人では難しいので、購入した店舗に持って行って、調整頂いている。

それと最近耳にしたのですが、首からぶら下げる集音機をつけると非常によく聞こえるそうです。

 

【委員】

集音器は、安価なものもあるが、聞こえの問題を考えると、10万、20万と高額の物になるので、国や市で補助があればといいと思います。

 

【委員】

補聴器や集音器と、色々試していると最終的にそれぐらいの値段がかかるというのは同じ状況かと思います。あとは、やはりメンテナンスが結構大変なので、ちゃんと信頼できるところで買わないと、すぐに粗悪品になるとの話を聞きました。

 

【会長】

ありがとうございます。

メンテナンスの問題も、他の自治体の状況などを参考にしていただければと思います。

その他いかがでしょうか。

 

【委員】

資料3の15ページの病気についての問いで、高血圧や高脂血症が上位にあります。高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の36ページに、対策は書いてあると思うのですが、生活習慣病対策とあって、具体的には書いてないかと思います。栄養について、減塩とたんぱく質という対策は取られているようなこと聞いたのですが、長寿介護課でも、栄養士がおられるということは聞いている。具体的にはどんなことをされているかというのを伺いたいです。

 

【会長】

高齢者の健康づくりの生活、いわゆる生活習慣病です。

これはどうでしょうか。

 

【事務局】

長寿介護課で一般介護予防事業を実施するにあたり、介護予防教室や、地域の通いの場に、専門職が訪問しているのですが、その中で、運動習慣と合わせて、食生活の習慣を改善するための活動を行っている状況です。フレイル対策としての健康推進に加えて、介護予防には生活習慣病対策が重要な要素だと考えております。健康相談を通じて生活改善ポイントの工夫もお伝えする等を行っています。

 

【事務局】

健康づくり推進課では、生活習慣病の予防の事業としまして、適塩プロジェクトを行っております。高槻市は、高血圧の方が多いということがございまして、少しでも摂取塩分を減らそうと、塩分を少なくしても、それでもおいしく食べられるという、レシピを提案し、ホームページ、ケーブルテレビ、広報誌等で周知しております。また、「血圧にいいコト」キャンペーンにて、適塩の取組をして頂くことも行っておりますので、是非参加頂ければと思います。

 

【事務局】

適塩レシピや、タンパク質をしっかり取りましょうと言うことは、栄養改善の教育の要素として取り入れております。地域包括支援センターが主催する、地域ケア会議でも、介護職の方の参加がございますので、会議の場での周知や、長寿介護課にて介護事業者向けの研修会で、高齢者の栄養支援というところをテーマに、研修してきたところでございます。引き続き、御意見を参考にしまして、取組を充実していきたいと思います。

 

【委員】

ヘルパーさんが料理を作るときのヒントとして、レシピ集があれば良いと思います。

研修等で指導するだけではなく、見たらすぐ分かるようなレシピ集があるのか伺いたい。

 

【事務局】

適塩に関しましてはレシピ集がございまして、新しいメニューも続々と考案中ですので、また新しい冊子を作っていきたいと考えております。

 

【会長】

委員の皆様から、これまでのご質問、ご意見を頂きました。また次回に、事務局の対応等も含めてまた議論をお願いしたいと思います。

それでは、続きまして引き続き事務局からご説明をお願いいたします。

 

○事務局より資料4について説明

 

【会長】

ただいま事務局より、説明を受けました。

事前質問を受け付けていましたが、この範囲で何かございましたでしょうか。

 

【事務局】

事前質問を御紹介させていただきます。参考資料3をご覧いただきますようお願いいたします。資料4に関するものとして、高槻市の特徴についてです。

「高槻市は、他市に比べて高齢化率、ひとり暮らし高齢者の割合が高いですが、要介護認定率や介護費用が大阪府に比べて少ないです。この状況をどう分析していますか。」

 

回答ですが、要介護等認定率等が低い要因についてですが、高槻ますます元気体操や健幸パスポートの取組等、住民の主体的な健康づくりに資する介護予防事業を積極的に推進してきたことや、健康寿命が男女とも府内トップクラスであることなどが要因の一つであると考えています。事前質問に対する回答については以上でございます。

 

【委員】

先ほど報告の中でも、健康意識が高い人が多いと言われていたように、私も感じるのは、できるだけ外出をしようとか、健康への意識が高い人が多いのはそのとおりだと思います。

先ほど委員からもお話がありましたように市バスがあるということも大きいと思っています。行きは歩いていき、荷物が多いので、帰りはバスに乗って帰ってくるというように、毎日意識的に外に出るという人はおられます。市内に市バスがあって、路線も隅々にあって、敬老パスがあるということは、やはり出かけやすい環境があり良い事だと思います。健康増進の結果、費用が抑えられるというのも、数字でありますので、抑えられた部分で、補聴器を補助するとか、そういうことを考えてもらえれば、好循環になるのではないかと思います。

 

【会長】

貴重なご意見ありがとうございます。

そのほかのご質問ご意見いかがでしょうか。

 

他にご意見等がなければ、ここで総括を行いたいと思います。

事務局におかれましては、委員の方々から出た意見等を参考にして、素案の作成をお願いします。それでは、本日予定されていた議事は以上ですが、最後に、事務局から連絡事項等はございますか。

 

【事務局】

本日は本分科会へのご参集、ご審議ありがとうございました。

次回は、11月中旬に第3回を開催したいと考えておりますが、詳細な日程等は、会長と調整の上、改めてご案内させていただきますので、よろしくお願いいたします。

以上でございます。どうもありがとうございました。

 

【会長】

それでは、これをもちまして、令和5年度第2回高槻市社会福祉審議会 高齢者福祉専門分科会を閉会します。

(以上)

資料

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