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令和5年度第1回高槻市社会教育委員会議 会議録

ページID:109851 更新日:2023年12月6日更新 印刷ページ表示

会議の名称

令和5年度第1回高槻市社会教育委員会議

開催日時

令和5年11月10日(金曜日)午後1時30分から午後2時20分まで

開催場所

高槻市立城内公民館2階 多目的室

出席状況

出席委員7名

傍聴者

0名

議題

1 議長・副議長の選出について
2 令和5年度機構改革について
3 令和5年度近畿地区社会教育研究大会(滋賀大会)について
4 その他

事務局

教育総務課

会議資料

会議録

(議長)
案件2の主要事業について、説明をお願いします。

(教育総務課)
案件2 機構改革についてご説明いたします。
資料1-1「令和5年8月1日付け機構改正」 をご覧ください。
こちらは、市のHPの写しです。今回の見直しは、市政運営を円滑かつ的確に行い、迅速に施策を展開することのできる組織機構を整理し、市民サービスの更なる向上を目指すことを目的に実施されました。     
社会教育関連機関においては、表の中段、図書館・公民館が教育委員会事務局から市民生活環境部へ移管となりました。
また、4年前の機構改革では、博物館を所管する文化財課が教育委員会事務局から街にぎわい部に移管しています。全体の機構は、お手元の資料1-2高槻市行政組織図をご参照ください。
これら社会教育機関の移管は、法令に基づいていますので、その説明をさせていただきます。
資料1-3「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」をご覧ください。
趣旨に記載されておりますとおり、教育委員会が所管する公立の図書館、博物館、公民館その他の社会教育に関する教育機関について、条例により地方公共団体の長が所管することを可能とする、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条の改正が令和元年に行われました。
当該地教行法第23条の規定に基づき、4年前の機構改革において、博物館である歴史館を所管する文化財課が市長部局へ移管されております。
今回の機構改革におきましても、当該規定に基づき、図書館、公民館を市長部局へ移管いたしました。
市長部局へ移管された社会教育機関については、移管後は「特定社会教育機関」として位置づけられております。
資料1-3の概要の点線四角囲みに記載のとおり、社会教育機関を市長に移管する場合には、学校教育との連携や教育の中立性等の確保の観点から、社会教育の適切な実施を確保するため、教育委員会の関与に関して、関係法令にその旨の規定が設けられております。
教育委員会といたしましては、特定社会教育機関における教育の中立性等の確保の観点から、必要と認める場合にあっては、その事務について市長に意見を述べることが可能となっております。
市長部局へ移管された特定社会教育機関に関する事務については、この社会教育委員会議の場において、特定社会教育機関各部署から事業内容の紹介や進捗状況についての報告を受け、委員の皆様からのご意見等を伺い、場合によっては教育委員会として意見を述べていくこととさせていただきます。
本日は、この場での各部署からの報告は時間の都合上省略させていただきますが、お手元にお配りしている、資料2主要事務執行報告書抜粋をご覧いただくことでご報告に代えたいと存じます。
機構改革についての説明は以上です。

(議長)
事務局の説明は終わりました。
委員の皆さん、ご質問がありましたら、挙手にてお願いします。

(委員)
今年度、公民館、図書館が移管したと説明を受けました。4年前にも博物館が事務局から移管したということですが、その際にどのようなメリットや効果があったのか、お聞かせいただけたらと思います。

(文化財課)
教育委員会から市長部局へ、博物館や遺跡の調査を担当する埋蔵文化センターも含め、文化財課全体が移管されました。
これまで、街にぎわい部の中に入ったことにより、街づくりや観光振興など、これらの分野を一体的に取り組むことができるようになり、シティプロモーションを活かす中で、庁内の連携が非常にとりやすくなったと思います。
また、ベースは社会教育というのがあるのですが、さらにその上に、例えば交流人口の増加や街づくり、そのような基本の歴史のまちづくりをどのようにしていくか、というような意識も向上したと考えております。
そのうちの一つとして、街にぎわい部でつくってきた芸術文化劇場については、高槻城の景観を活かすような形での整備も進めさせていただいております。

(議長)
ありがとうございます。
社会教育の施設が市長部局へ移管されるということで、これまで教育委員会の中で連携をとれていたところが、とりづらくなるのではないかという懸念もでてくるかと思います。
そこで、この社会教育委員会議が、実際に教育委員会として市長部局に意見を言えるという意味でも、重要な会議だと思いますので、また事業報告書等をご覧いただいて、意見がありましたら、会議でおっしゃっていただければと思います。

(教育総務課)
本日ご欠席の田中委員から、ご意見をお伺いしております。
「この度の機構改革に関しまして、目的が設定されているかと思うのですが、各機関につきまして、よりよく、今まで以上の成果を達成いただけるよう期待しております。」というようなご意見がございましたのでご紹介しておきます。

(議長)
ありがとうございます。
最近、企業と連携したキャリア教育をすることが多くなっているのですが、このような小学校、中学校での教育は、必ず図書館や博物館、公民館等との連携がとても大事になってくると思います。ここにご出席の皆さんはこれから学校と密接に連携して、また、カリキュラム等をつくっていく方々だと思いますので、そのような観点からも、さらにこのような連携をとるためにも、このようなことをすればいいのではないかというような意見がありましたら、またぜひお寄せいただければと思います。

(委員)
社会教育委員会議が実際コロナ禍もあって、2回あったのが1回になったりなど、回数があまりありませんよね。
回数に関しては決まっているのでしょうか。

(教育総務課)
ご意見ありがとうございます。
機会については検討させていただきますので、よろしくお願いいたします。

(議長)
他に何かありますでしょうか。

(委員)
今日は社会教育委員の会議があると話すと、子どもから、「社会教育って何?」と聞かれました。
社会教育というのがまず何かというのが一般の方には浸透していないのかなと思います。学校教育と言われたら、学校の教育だと分かるのですが、社会教育というのは定義が広いと思っているので、そこが市民からは分かりにくいかなと思います。また、それがどのような形がいいのかというのはもっと見えにくいと思っています。
社会教育とは何なのか、簡単に子どもにも言えるように教えていただきたいのと、それが分かった上で、社会教育というのはこのような形がいいという、それを目指しているというのが端的に分かれば、今後話をさせていただく時に分かりやすいと思っています。

(議長)
貴重なご意見ありがとうございます。
そのことについて学ぶべき場が案件3になるかと思いますので、案件4以降でご意見等ありましたら、よろしくお願いいたします。
では、次に案件3、令和5年度近畿地区社会教育研究大会(滋賀大会)についてを議題とします。事務局から説明をお願いします。

(事務局)
お手元にございます、黄色の「令和5年度近畿地区社会教育研究大会(滋賀大会)大会開催要項」をご覧ください。
近畿地区社会教育研究大会は、近畿各府県の社会教育委員をはじめ、社会教育関係者が一堂に会し、各地域における社会教育活動の実践や研究の成果について交流を深め、今後の社会教育活動の一層の振興を図るとともに、時代のニーズに応じた、これからの社会教育の在り方について、研究協議を行うものです。
今年度は、研究主題を『地域への愛着と誇りを育てる社会教育』として、9月8日に立命館大学びわこ・くさつキャンパスにて開催されました。
今回は田中委員が全体会の記念講演及び第1分科会「学校・家庭・地域の協働」にご出席されました。本来であればこの場で研究大会のご報告をお願いするところではありますが、本日あいにくご欠席されておられます。ご本人から報告書をお預かりしておりますので代読させていただきます。お手元には資料3としてお配りしていますのでご覧ください。
それではご紹介させていただきます。
1、大会概要
令和5年9月8日(金曜日)、立命館大学びわこ草津キャンパスにおいて「地域への愛着と誇りを育てる社会教育」を研究主題として開催された。冒頭挨拶では、本大会において、人々の学びを通して地域への愛着を育て、また地域を活性化させ、多様な人々とのつながりを進めることが本大会の大きな目的であると語られた。基調講演として「ここで ともに ぶじに 生きる」(上田洋平滋賀県立大学特任講師)が行われた。分科会では「1学校・家庭・地域の協働(京都府)」、「2地域づくり(和歌山県)」、「3青少年教育(兵庫県)」、「4家庭教育支援(大阪府)」、「5人権教育(奈良県)」がそれぞれ開催された。来年度については、開催地は京都府であり開催時期は令和6年9月6日(金曜日)、開催場所は京都テルサで行われることが報告された。
2、記念講演 講師 上田洋平氏 演題「ここで ともに ぶじに 生きる」
記念公演は滋賀県立大学地域共生センター特任講師で米原市・高島市社会教育委員の上田洋平氏により行われた。上田氏によると、これまでさまざまな活動は、「分けて集めて縛る」(同質のものを集める)ことを基準として行われていたが、これからの時代は「混ぜて散らして繋ぐ」ことを方針とすることが望ましいとされた。また地域の重要性を力説する上田氏は、昔の人々は自分の村と繋がって生きていたが、現在そのようなつながりを自覚している人がほとんどいないことを指摘した。経済合理性だけではなく、生命の共生原理の世界が示されねばならないとし、上田氏はこの事態を、地域共同体には「ビジネス」モデルではなく「ブジネス」モデルが必要であると表現した。ビジネスモデルでは、「いますぐ」「わたしに」「見返りを」という3点が基軸であったが、それに対して同氏の言う「ブジネスモデル」とは「ゆっくり」「みんなに」「お返しを」という3点を基軸とし、この観点が地域を建て直すことを可能とすると提唱した。また同時に社会教育の到達点もここにあるとされた。1000年以上の時間軸で生きてきた地域共同体を重視し、それぞれの風土に根差した「持続可能なブジネスモデル」を構築することが肝要であると述べられた。
また上田氏は「つながりが病んでいる」という問題について考察を行った。現在社会においてさまざまな問題が起きているが、後で考えると「一言かけてくれれば」ということが多い。しかしその「一言かける」ということが難しくなっている。またコロナの時期、コロナに罹患することへの恐れよりも、隣人との関係が崩れることへの恐れの方が人々の間に強かった。
このような現状に対して上田氏は「つながり」を取り戻す活動を行なっている。とりわけ同氏は大学生を地域社会に導き入れ、地域社会の活性化を行なっている。同氏の活動では、地域に若者を導き入れることによって、さまざまなことを誘発している。学生が地域を活性化させるだけではなく、地域の近隣他出子を呼び込み、さまざまな人々が共に地域を活性化させるという結果をもたらした。同氏の活動では、学生の関心からさまざまな活性化が生まれ、多くのつながりが生じた。社会教育委員の役割としても、さまざまなつながりを支援することが必要であると考えられる。
3、分科会報告
分科会1 「地域と学校の連携・協働を推進する(京都府)」に参加した。本分科会では京都府長岡京市における、地域と大学との連携について紹介された。まずは京都府長岡京市の活動紹介、とりわけ地域学校協働活動におけるボランティア活動、たとえば「すくすく教室推進事業」、「中学校教育支援事業」などの事業が紹介された。さらに長岡京市と立命館高等学校との連携について述べられた。立命館高校は長岡京市に位置するにもかかわらず、生徒の中には長岡京市について知らない生徒が多い。長岡京市は、地域に役立つ人材の育成が重要であるとの立場から同校との連携活動が行なっている。たとえば市役所が抱える課題(ガラシャ祭を活発にするには、など)について、立命館高校の生徒とともに考える活動などが行われている。次に長岡京市と京都西山短期大学との共同プログラムが紹介された。大学の研究を社会に還元するのは大学の務めの一つであるとの立場からさまざまな講座が提供されている。具体的には中央公民館でさまざまな講座が開設されている。以上のような活動を通して、社会教育の意味を再度確認し、社会教育委員が自覚を持ち活動することの重要性が述べられた。
以上、田中委員のご報告を紹介させていただきました。
 
(議長)
ありがとうございました。
続いて案件の4、その他ですが、事務局から何か連絡事項などありますでしょうか。

(事務局)
今後についてでございますが、令和5年度の会議の開催につきましては、今回のみとさせていただく予定です。ただし、案件がございます場合にはもう一度、調整させていただきまして、開会となるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。また、本日の議事の内容や資料につきまして、特に案件2の関連でお配りしております資料2、各所属の主要事務執行報告書について、各所属の主要な事務をご紹介させていただいておりますので、今後、ご質問、ご意見等ございましたら事務局までご連絡いただきますようよろしくお願いいたします。
ご質問等につきましては、回答を添えまして、委員の皆様に共有させていただこうと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
事務局からは以上でございます。

(議長)
ありがとうございます。
何かご質問等ありますでしょうか。

(委員)
先程もありましたが、学校と私たち市民、教育現場とのつながりというのが、関わりたいと思っても、やはり少し壁があるように思います。
私も清水地区の会長兼市民会議の事務局をさせていただいているのですが、高畑先生が清水小学校の校長先生で今お付き合いさせていただいています。お互いに協力し合って地域を良くしようということで話し合いをさせていただいていますが、先生は先生で用事があるし、私は私で協議会等ありますし、なかなか時間がとれません。でも何らかの形で協力し合って社会を良くする、教育の方も一緒にやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(議長)
ありがとうございます。
ご説明はなかったのですが、文部科学省で社会教育士という学校と社会をつなぐための専門職を育てているというくらい、学校と社会と地域のつながりというのがもっともっと求められてくると思います。恐らく、それはスポーツの方でも関わっておられると思いますので、ぜひ一言お願いいたします。
 
(委員)
スポーツ団体協議会ですが、高槻市の30のスポーツの団体が加盟しており、高槻市民の健康増進やスポーツの普及等の活動をしており、私は陸上競技団連盟から来て、副会長をしています。
これまで、団塊の世代が団体を引っ張ってきましたが、理事のなり手がなかなかおらず、非常に寂しいです。
他の団体も苦労されているかと思いますが、今後、ボランティア精神をもった高槻のスポーツの普及活動をしてくれる人が、どんどん出てきてくれたらいいと思います。
 
(委員)
今のことに関連することなのですが、社会教育委員会議の条例によりますと、第2条で委員は社会教育の関係者や学識経験者等とありますが、私は文化団体協議会から選出されております。
文化団体協議会はほとんど高齢者の方たちで、私に代わって出てきてほしいと思う方がいません。もう少し選出するメンバーの団体を考慮していただければと思います。

(議長)
ありがとうございます。
また、何かございましたら事務局の方までお寄せいただければと思います。
これをもちまして、本日の案件をすべて終了しましたので、進行を事務局に返します。

(事務局)
議長、ありがとうございました。
委員の皆様には、貴重なご意見等いただきまして、ありがとうございました。
また、次回につきましては、各事務局からの事業説明をさせていただこうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
これをもちまして、令和5年度第1回社会教育委員会議を閉会いたします。
ご多忙のところ恐縮ではございますが、このあと、14時30分より隣のしろあと歴史館にて令和5年度大阪府社会教育振興協議会北ブロック研修会を開催いたします。
引き続きご出席くださいますようよろしくお願いいたします。
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