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日本人が座っていたり横になっていたりする時間は、先進20カ国のうち最も長く、一日平均7時間です。座る時間が長くなると、心身の健康が損なわれると言われています。普段日中の過ごし方を見直し、座りっぱなしの時間を少しでも減らしましょう。
座り過ぎは足の筋力が衰え、肥満につながります。また血流が悪化することにより、糖尿病などの生活習慣病や心疾患の発症リスクも高くなります(下グラフ)。
また身体活動の減少は、うつなどのメンタルヘルスの悪化や認知機能の低下にも、影響することが指摘されています。
テレビ視聴やデスクワークなどで長時間座っていることがあれば、30分ごとに3分程は立ち上がって軽く動くよう心がけましょう。
長距離の移動や集会などで、長時間座ったままのときは、足の体操やマッサージをすると血流が良くなります。かかとの上げ下げや膝伸ばしで足の筋肉を使ったり、ふくらはぎや太ももを軽くもんだりしてみましょう。
体を動かす目標は1日40分、10分単位で動く時間を積み重ねてみましょう。買い物、掃除、散歩など生活の中に工夫して取り入れると、目標達成できますよ。