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働く世代からのフレイル予防
働く世代からはじめる!フレイル予防
フレイルとは、健康と要介護の中間に位置する状態で、体やこころのはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態のことを指します。
加齢に伴って該当割合が高くなるため、高齢者の課題だと捉えられがちですが、大阪府の調査では、40歳代・50歳代にも一定数、フレイル該当者が存在することが明らかになりました。働く世代の若い方でも、やせや筋力低下などのフレイルの芽を放置すると、将来、フレイルのリスクは高くなります。生活の見直しなどの適切な取り組みを行うことでフレイルは予防できます!高齢になる前の働く世代から、フレイル予防を始めていきましょう。
フレイル予防の4つのポイント
「運動」「食事」「口腔(口の健康)」「社会とのつながり」がフレイル予防の4つのポイントです。
運動「筋力の衰えは40歳前後から」
筋力維持・強化のため、今よりもプラス10分多く体を動かしましょう。
例えば、「エレベーターではなく階段を使う」「バスや電車では立つ」など、
ご自身の普段の生活に取り入れやすいものをおすすめします。
- 有酸素運動:おすすめはウォーキングです。プラス10分歩いた場合、約1000
歩歩くことになります。
参考:1日の歩数目標 20歳から64歳 8,000歩
65歳以上 6,000歩 - 筋 ト レ :太ももの筋肉を鍛えるためのスクワットは、10回から始めて30
回を目標。週3回、できれば毎日続けるとより効果的です。 - ストレッチ:ウォーミングアップとして怪我の予防や、クーリングダウンと
して疲労回復の手助けなどのため、運動前後での実施をおすす
めします。
食事「いつもの食事を見直して低栄養を防ぎましょう」
- 1日3食しっかり食べましょう:
食事を抜いてしまうと、1日に必要なエネルギーやたんぱく質が不足しやすくなります。 - 1日1回、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事をとりましょう:
できれば1日2回以上が理想です。主菜に多く含まれるたんぱく質が不足すると、筋肉の量が
低下し、フレイルを招きやすくなります。 - いろいろな食品を食べましょう:
それぞれの食品に含まれている栄養素は、1種類ではありません。多様な
食品を組み合わせることで、必要な栄養素をまんべんなく摂取することが
できます。料理が難しい場合は、缶詰、総菜、レトルト食品なども活用
し、無理なく取り組みましょう。
詳しくは「食べて元気にフレイル予防(厚生労働省)」<外部リンク>をご覧ください。
口の健康「健口でフレイル予防」
- 口腔機能低下のために、早口言葉でお口の体操が効果的です。
- 歯を磨き、定期的に歯科健診を受けましょう。
- 気になる症状があれば早めに受診、治療を受けましょう。
- 高槻市でも、歯科健診(歯っぴー健診)を実施しています。
ぜひ、ご利用ください。
社会とのつながり「まずは興味のあることから」
- 家族との会話、知り合いとの電話、趣味を通じた人との交流など、
社会とのつながりを心がけましょう。
- 楽しい・やりがいがあることを見つけましょう。
働く世代のフレイル予防にもおすすめ「健康教室」
健康づくり推進課では、食事と運動の両面から皆さんの健康づくりをサポートする「健康教室」
を開催しています(対象は40歳から74歳の市民)。体組成測定で筋肉量や脂肪量なども測定できます。
ぜひ、フレイル予防にもお役立てください。
詳しくは、「令和6年度 健康教室」をご覧ください。
お得な健活アプリ「アスマイル」も活用
大阪府が提供する「おおさか健活マイレージアスマイル」は、府民の健康づくりをサポートする無料のアプリです。
日々の健康活動も記録できます。ぜひご活用ください。
詳しくは、下記の大阪府の公式ホームページをご覧ください。
おおさか健活マイレージ「アスマイル」について(大阪府)<外部リンク>
関連リンク
・働く世代からのフレイル予防(大阪府)<外部リンク>