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糖尿病は予防が大事!

ページID:073381 更新日:2022年10月24日更新 印刷ページ表示

日本では20歳以上の成人男性の5.1人に1人(19.7%)、女性の9.2人に1人(10.8%)が「糖尿病が強く疑われる」とされ、糖尿病は今や身近な病気です。
しかし、糖尿病は痛みなどの自覚症状が少ないため、糖尿病の疑いを指摘されても治療を受けない人が多くいます。血糖値が高いままでは、血管がもろく詰まりやすくなり、網膜症・腎症・神経障害・脳卒中・心筋梗塞などの様々な合併症を引き起こします。

合併症の一つである糖尿病網膜症は、進行すると失明することがあります。また、糖尿病性腎症は、人工透析の原因疾患の第1位で、日本では毎年1万人以上の方が人工透析を始めるに至っています。
糖尿病で困らないためには、糖尿病を知って、発症予防と重症化予防に取り組むことが重要です。

糖尿病とは

インスリンが十分に働かないために、血液中を流れる糖が増えてしまう病気です。
採血のイラスト血糖値をコントロールするインスリンというホルモンの分泌量や働きが低下し、血糖値が高い状態が慢性的に続く状態です。
糖尿病は発症要因から1型と2型に分けられます。1型は遺伝などでインスリンを合成できないことが原因で、2型は飲み過ぎや食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣が原因で発症します。自覚症状が少ない病気なので、気付かないうちに悪化することもあります。まずは健診を受けることが大切です。

糖尿病の発症予防のポイント

体重は定期的に測る
定期的に体重を測り、BMI25以上の人は筋力を落とさないようにして減量する。
BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)

食事をしている人のイラスト

食事は適切な量で栄養バランス良く

  • 過食や脂肪・砂糖のとり過ぎに気を付ける。
  • 主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事を心がける。
  • ゆっくりよく噛んで、3食きちんと食べる。
  • 最初に野菜を食べる。

運動は継続して行う

  • 細切れでもいいので、日常生活の中で少しでも体を動かす。
  • 食後高血糖を防ぐためには、食事の30分から60分後に体を動かすのが効果的。

糖尿病の重症化予防のポイント

早期に治療を開始し、血糖値をコントロールして合併症を防ぐことが重要受診のイラスト

  • 昨年の検査で良い結果であったとしても、1年に1回は必ず血液検査を受ける。
  • 検査結果が、HbA1c6.5%以上、空腹時血糖126mg/dl、随時血糖200mg/dl以上のいずれかの場合は、必ずかかりつけ医や健診を受けた病院を受診する。
  • 糖尿病になったら早期に治療を開始する。
  • 「血糖値が下がったから」「症状がないから」と自己判断で治療を中断することなく、医師の指導のもと治療を継続する。

市の事業を利用しましょう

市では、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防のために、特定健診・特定保健指導や健康教室などの事業を行っています。

特定健診・特定保健指導

市国民健康保険加入の40歳から74歳の方を対象に、特定健診・特定保健指導を実施しています。特定健診結果により、メタボリックシンドローム該当者は、医師・保健師・管理栄養士などから生活習慣改善のためのサポートを受けることができます。

高槻市国民健康保険特定健診・特定保健指導

生活習慣病重症化予防事業(糖尿病・糖尿病性腎症)

市特定健診を受診されて、HbA1c6.5%以上の方を対象に、病院受診勧奨や保健師・管理栄養士からの電話支援を実施しています。また、糖尿病性腎症のリスクが高い方を対象に、生活習慣改善のための保健指導を実施しています。

健康教室

運動をしているイラスト

生活習慣病予防のための食事や運動の実践方法が学べる教室です。自宅でも気軽に取り組める運動の指導や管理栄養士による食事アドバイスなどを実施します。

健康教室

外部リンク

糖尿病(e-ヘルスネット)<外部リンク>
糖尿病網膜症(e-ヘルスネット)<外部リンク>
糖尿病性腎症(e-ヘルスネット)<外部リンク>
糖尿病神経障害(e-ヘルスネット)<外部リンク>